街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

プロフィールを見る

2017年 02月 28日 ( 3 )

ロシア・ノヴォシビルスク動物園の「国際ホッキョクグマの日」 ~ ゲルダ親子を愛する「草の根のファン」

a0151913_21561573.jpg
ゲルダとロスチク Image:VN.RU

ロシア・西シベリアの大都市であるノヴォシビルスクの動物園はいつの間にか我々日本のホッキョクグマファンにとっては最も馴染みのある海外の動物園になってしまいました。大阪・天王寺動物園のシルカの故郷であるといった意味だけではなく、ノヴォシビルスク動物園の飼育展示場に設置されているライブカメラの映像によって我々日本のファンはシルカ来日が決まる以前からシルカがどのように毎日を過ごしていたかの概要をかなり把握していたわけですし、現在ライブ映像で見ることのできるシルカの弟であるロスチクの成長もある程度追い続けていくことが可能となっているということです。
a0151913_18485423.jpg
Image : ГТРК «Новосибирск»

このライブ映像の配信を技術的面で担当しているTTK西シベリア (ТТК-Западная Сибирь) 社は、ごく数日前のゲルダとロスチクの一日を7時間にわたって録画し、それを3分間の早送りの映像にして「国際ホッキョクグマの日」に際して公開しました。これによってゲルダとロスチクがどのように暮らしているかを大きく把握できることができますのでまずそれを御紹介しておきます。



この親子は非常に寒さの厳しいシベリアにおいて夜も屋外で過ごしており、そして意外なことにやはり位置をかなり変えているということがわかります。

さて、ノヴォシビルスク動物園は月曜日2月27日の「国際ホッキョクグマの日」もその前日の日曜日も特別なイベントは行わなかったようです。こういったことはシルカのいた時代もそうでした。これがノヴォシビルスク動物園のやり方であると考えてもよいでしょう。ですから当然「誕生会」も「お別れ会」も行われないということになります。こういった考え方は日本では旭山動物園が典型的です。というよりも世界的には動物たちを個体として捉えたイベントは行わないというのがトータルとしては主流でしょう。しかしそうはいってもノヴォシビルスク動物園にはホッキョクグマたちへのプレゼントとして容器のおもちゃやリンゴ、魚などを持参してきた現地のファンの方々の姿が日曜日にはあったそうです。特に容器のおもちゃについては同園はファンに提供を求めているというのはエンリッチメントの目的のためでしょう。月曜日27日の「国際ホッキョクグマの日」には入園者が非常に少なかったそうですが、同園の飼育音さんがゲルダとロスチクにそういったおもちゃを与えたようです。それを報じるTVニュースの映像をご紹介しておきます。



こうした容器などをおもちゃとしてホッキョクグマに与えるのは日本の動物園が非常に進んでいると思います。海外のファンの方は色とりどりもおもちゃで遊ぶ日本の動物園のホッキョクグマたちの姿を写真や映像で見て驚くようです。そういったポリ容器などはロシアではなかなか入手が難しいわけです。一方で日本では我々の身近に比較的多く存在しています。もう一つ昨日2月27日の地元の夜のTVニュースからノヴォシビルスク動物園のホッキョクグマに関する部分だけを抽出したものを見ていただきましょう。



上のニュース映像の中で一人の年配の女性が登場しています。年金生活者の方でしょうか。毎日のようにこの親子の姿を楽しみに見に来ているそうです。この女性というのはネット上におけるノヴォシビルスクのホッキョクグマファンの方々のグループの方ではないようで、いわゆる「草の根のファン」とでもいいますか、いわゆる声なき声のファンだと思います。この女性は多分、シルカの姿が消えてしまった時には非常に悲しんだでしょう。こうした「草の根のファン」というのは実はノヴォシビルスクには多くいらっしゃるわけで、シルカの時もそうでしたが私たちはそういった人々の気持ちを忘れてはいけないわけです。

このロスチクについて上のニュース番組の取材に対してノヴォシビルスク動物園の担当責任者は、ゲルダとクラーシン(カイ)が再会する日は遠くないと語っています。つまりやはりロスチクの旅立ちの日は迫っていると理解しておくべきなのでしょう。

さて、最近のゲルダとロスチクの親子の姿を現地のファンの方の撮った映像のいくつかで見てみましょう。









ロスチクは本当に素晴らしい成長を遂げました。ニュース映像に登場していた「草の根のファン」であるあの年配の女性がこの親子が一緒でいられる姿が見られなくなる日は確かに迫っているのかもしれません。

(資料)
Телерадиокомпания «Петербург» (Feb.27 2017 - 27 февраля — Международный день белого медведя)
VN.RU (Feb.28 2017 - Подарки в День белого медведя получили обитатели Новосибирского зоопарка)
Сиб.фм (Feb.27 2017 - ТТК сделал видеоролик про воспитание медвежонка Ростика в Новосибирском зоопарке)
НГС.НОВОСТИ (Feb.27 2017 - Белые медведи Ростик и Герда стали героями таймлапса)
Новосибирские новости (Feb.27 2017 - Что делают по ночам белые медведи в новосибирском зоопарке, показывают в трехминутном ролике) (Feb.28 2017 - Белые медведи отметили свой праздник яблоками и рыбой)
ГТРК «Новосибирск» (Feb.27 2017 - В сети появился таймлапс с новосибирскими белыми медведями Ростиком и Гердой)

(過去関連投稿)
ロシア・ノヴォシビルスク動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ やはり出産していたゲルダ!
ロシア・ノヴォシビルスク動物園の赤ちゃんの登場を待つ人々 ~ その時を親子の意思に委ねる度量
ロシア・ノヴォシビルスク動物園の赤ちゃん、一瞬姿を見せる ~ 'authenticity' への視座
ロシア・ノヴォシビルスク動物園の赤ちゃんがゲルダお母さんと本日、初めて5分間だけ戸外に登場!
ロシア・ノヴォシビルスク動物園、ゲルダ親子の「国際ホッキョクグマの日」
ロシア・ノヴォシビルスク動物園で誕生の赤ちゃんの「国際ホッキョクグマの日」の映像を追加
ロシア・ノヴォシビルスク動物園の赤ちゃんの声を札幌のリラ、大阪のモモと比較する
ロシア・ノヴォシビルスク動物園の赤ちゃんの性別予想に盛り上がる地元 ~ 雄(オス)の予想に高い支持
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダ親子の近況 ~ 親子関係を破壊しかねない来園者のエサやり行為
ロシア・ノヴォシビルスク動物園、日曜日に来園者が入場に長蛇の列 ~ 大人気のゲルダ親子
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園の赤ちゃん、生後100日を超える
ロシア・ノヴォシビルスク動物園の赤ちゃんは雌(メス)と判明 ~ 赤ちゃんはシルカの妹だった!
ロシア・ノヴォシビルスク動物園の赤ちゃんの命名への同園の迷い ~ シルカ同様の過熱を恐れる同園
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダ親子の近況 ~ ララ/アイラの多層的な親子関係と比較する
ロシア・ノヴォシビルスク動物園が赤ちゃん命名について沈黙状態 ~ 「シルカ事件」から学ばぬ同園
ロシア・ノヴォシビルスク動物園が赤ちゃんの性別を訂正発表! ~ 赤ちゃんは雄(オス)だった!
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダお母さんと赤ちゃんの近況
ロシア・ノヴォシビルスク動物園、ゲルダお母さんとオイゼビウス(Ойзебиус - 仮称)のプール開き
ロシア・ノヴォシビルスク動物園の赤ちゃん、オイゼビウス(Ойзебиус - 仮称)が泳ぎ始める
ロシア・ノヴォシビルスク動物園生まれの二頭 ~ シルカ vs オイゼビウス (Ойзебиус - 仮称)
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダをシモーナと比較する ~ 母親と息子の実力は反比例?
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のホッキョクグマ飼育展示場のライブカメラ映像配信、遂に復活!
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のオイゼビウス(Ойзебиус - 仮称)が間もなく生後半年が経過へ
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のオイゼビウス(仮称)の正式命名が後日行われる予定となる
ロシア・ノヴォシビルスク動物園の雄の赤ちゃんの名前が「ロスチク (Ростик)」に決まる
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のロスチクの成長 ~ シルカ/ゲルダとは非常に異なる親子関係
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダ親子のライブ映像配信が二年前と同様に大人気となる
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダとロスチク、その日常の姿 ~ 経験を積んだゲルダお母さん
ロシア・ノヴォシビルスク動物園、ゲルダお母さんの機嫌を損ねないように巧妙に立ち回るロスチク
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のロスチクの成長 ~ 「シルカの物語」を乗り越えられるか?
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダ親子の近況 ~ 「ゲルダ/シルカ」、「バフィン/モモ」と比較する
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダとロスチクの親子の姿 ~ 娘とよりも息子との関係が気楽か
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のロスチクの近況 ~ 予想の難しい彼の将来の移動先
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダとロスチクの親子模様 ~ 「未完の大器」ゲルダ
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダとロスチクの親子、その秋の日の姿
ロシア・ノヴォシビルスク動物園、ロスチクに手こずり始めたゲルダお母さん ~ 成長の確かな手応え
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のロスチク、 地元のファンの暖かい視線に見守られ間もなく満一歳へ
ロシア・ノヴォシビルスク動物園で満一歳となったロスチク ~ 移動先候補の複数の動物園と交渉が進行中
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダとロスチクの冬の日 ~ シルカの「あの日」とロスチクの「その日」
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダ親子の冬の日の本能 ~ ロスチクの移動先は欧州以外か?
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のホッキョクグマたちの冬の日 ~ 人工雪製造機の導入が決定
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダ親子の近況 ~ ロスチクの成長によっても基本的に不変の親子関係
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のロスチクの移動時期が迫る ~ バルナウル動物園への移動は否定
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のロスチクに生じる中国への移動の危険性 ~ 「セカンドライン」へ後退か?
by polarbearmaniac | 2017-02-28 19:00 | Polarbearology

フランス・ミュルーズ動物園の赤ちゃんが遂に一般公開 ~ 性別は雌(メス)で「ナニュク (Nanuq)」と命名

a0151913_5481521.jpg
セシお母さんとナニュク Photo(C)AFP/SEBASTIEN BOZON

昨年2016年の11月7日にフランス東部アルザス地方の都市であるミュルーズの動物園(Parc zoologique et botanique de Mulhouse) で5歳のセシ (Sesi)お母さんから誕生した赤ちゃんが昨日2月27日の「国際ホッキョクグマの日」に遂に屋外の飼育展示場に登場し一般公開となりました。その様子をTVのニュース映像などで見てみましょう。この赤ちゃんは大胆にも、もう水に入ろうとしていますが落下するとセシお母さんがすぐにカバーに行っています。しかしこの赤ちゃんはその後には下手ではあるものの泳ぎに挑戦しています。なかなか度胸があるようですね。セシお母さんは育児初体験とは思えないほど落ち着いています。水に落ちた赤ちゃんの傍らで実に冷静に対処しています。こうしたシーンを見ているとあの大阪でのバフィンお母さんが気の毒に思えてくるほどです。



このセシお母さんは母親として天性の才があるとでも言いましょうか、これは相当の大物の母親だと思います。

冷静沈着なセシお母さん、そして幾分大胆な赤ちゃん、これは非常におもしろい組み合わせです。



さて、こういったことに先立って赤ちゃんの性別チェックと健康チェックが行われました。
a0151913_512253.jpg
Photo(C) Michel Foos/Parc zoologique et botanique de Mulhouse

その結果、体重は15kgsで性別は雌(メス)だそうです。またネットで名前の候補から選択の投票が行われていましたが、一番票の多かった「ナニュク (Nanuq)」に決まったそうです。雌(メス)の名前としては少々変な気がしますし、世界の他の動物園にもこの名前のホッキョクグマが何頭か存在していますので、私は何かあまり評価のできない名前のように感じますが。(*注 - "Nanuq/Nanuk" という名前はもちろんイヌイット語で「ホッキョクグマ」を意味するわけですが、この綴りは言語によって発音が異なり当ブログではそれに沿って表記を変えています。英語圏やドイツ語圏のホッキョクグマには「ナヌーク」としてありますししチェコについては「ナヌク」としています。仏語圏では "Nanuq" を「ナニュク」という表記としています。)
a0151913_3232998.jpg
セシお母さんとナニュク Photo(C)Thomas Itty/Ville de Mulhouse

しかしこうしたホッキョクグマの赤ちゃんの一般公開開始といったビッグイベントを日曜日の26日ではなく月曜日の27日、つまり「国際ホッキョクグマの日」に行ったというミュルーズ動物園は、スタッフの方々のホッキョクグマ繁殖の成功に対する強い誇りを感じてのことであろうと思います。次の映像はこのミュルーズ動物園の園内の光景にセシ親子の姿を組み入れた紹介映像です。素晴らしいシーンの数々です。フランスとはいってもこのミュルーズという都市はドイツとの国境に近い場所にあり、かつてはドイツ領だったこともあるわけですし、何となく風景がフランス的な感じは薄いように感じます。



(資料)
Parc zoologique et botanique de Mulhouse (Actualités/Feb.27 2017 - Bienvenue à Nanuq !)
L'Alsace.fr (Feb.27 2017 - Zoo : l’ourson est une femelle appelée Nanuq) (Feb.27 2017 - La première balade de l'oursonne polaire Nanuq en vidéo)
L'info de Mulhouse (Feb.27 2017 - Bienvenue à Nanuq !)
Le Dauphiné Libéré (Feb.27 2017 - L'ours polaire du zoo de Mulhouse baptisé !)
France Bleu (Feb.27 2017 - Le petit ours blanc du zoo de Mulhouse baptisé Nanuq par les internautes)
Franceinfo (Feb,27 2017 - L’ourson polaire du zoo de Mulhouse présenté au public) (Feb.27 2017 - Les plus belles photos et vidéos de l'ourson Nanuq au zoo de Mulhouse)
Le Parisien (Feb.27 2017 - Mulhouse : les premiers pas en extérieur de Nanuq, l'oursonne espiègle)
Journal Dernières Nouvelles d'Alsace (Feb.27 2017 - Nanuq... née au zoo) (Feb.27 2017 - Zoo : l’ourson est une femelle appelée Nanuq)

(過去関連投稿)
フランス・ミュルーズ動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 5歳のセシが二度目にして出産に成功
フランス・ミュルーズ動物園で誕生した赤ちゃんの近況 ~ 大きな喜びに包まれる同園
フランス・ミュルーズ動物園で誕生した赤ちゃんが生後三か月となる ~ ネットによる命名投票受付中
フランス・ミュルーズ動物園の赤ちゃんがセシお母さんと共に屋外に登場
by polarbearmaniac | 2017-02-28 06:00 | Polarbearology

モスクワ動物園の「国際ホッキョクグマの日」~ ヴォロコラムスク附属保護施設を一般来園者に初公開

a0151913_22134196.jpg
モスクワ動物園ヴォロコラムスク附属保護施設のシェールィとビェールィの双子兄弟 Photo(C)ТВ Центр
a0151913_22284848.jpg
モスクワ動物園ヴォロコラムスク附属保護施設の野生孤児ニカ Photo(C)ТВ Центр

つい先日の投稿でモスクワ動物園は「国際ホッキョクグマの日」の一環として2月26日に同園のヴォロコラムスク附属保護施設を希望者のツアーの形ではあれ一般に初めて公開することになった件をご紹介しています。そしてとうとう昨日の日曜日にモスクワ動物園の正門前からスタートしたツアーとして参加した人々が、このヴォロコラムスク附属保護施設に足を踏み入れて施設内の見学が行われました。その様子を報じるTVのニュース映像をご紹介します。ホッキョクグマで映っているのはまず野生孤児の一歳のニカ(本当に大きくなりました)、そしてイジェフスク動物園生まれの一歳のシェールィとビェールィの双子兄弟です。この双子兄弟は間もなくハンガリーのブダペスト動物園に向けてロシアを去る予定です。



さて、この報道によりますとモスクワ動物園は今回の「国際ホッキョクグマの日」における来園者の限定的な受け入れは試験的なものであり、これからこういったことを何回か行ってみて最終的には夏期に限って一般にも広くこの施設を公開する予定のようです。ツアーではない個人の受け入れも念頭に置いている模様です。これは興味深いことになりました。
(*追記 - もう一つ別のニュース映像が公開されましたので下にご紹介しておきます。)


さて、モスクワ動物園は以下のような映像を公開していますが、話をしているのが同園の園長であるスヴェトラーナ・アクーロヴァさんです。最近設立されたロシア動物園・水族館協会では調整評議会の議長でもあるはずですが映像でご本人は会長であると語っています。会長は長年モスクワ動物園の園長を務めてきたロシアの動物園界の超大物であるウラディーミル・スピーツィン氏であったはずです。交代したのでしょうか? ちなみに先日私はすっかり驚いてしまったのですが、このスピーツィン氏はいつのまにかロシアと日本のシルカファンの交流SNSの参加メンバーになっていたことを発見しました。これで私はもうモスクワ動物園の悪口は書けなくなってしまったようです(苦笑)。ちょっと話がそれました。この下の映像でアクーロヴァさんは飼育下のホッキョクグマの血統の遺伝的多様性の維持が使命であるという内容を語っています。そしてさらに映像では先日ヴォロコラムスクからハノーファーに移動したミラーナの移送の様子やシェールィとビェールィの双子兄弟のイジェフスクからヴォロコラムスクへの到着のシーンなども映っています。しかしメインはモスクワ動物園の本園のシモーナと彼女の双子の子供たちの様子の映像です。以前にご紹介した映像が使用されているようです。



モスクワ動物園はこうしてホッキョクグマの血統面を重視して個体を国際的に移動させるEAZAの繁殖計画のスキームの中でも重要な役割を担っていくことになるということは明らかです。日本の動物園はシルカ来日を最後として、ロシアからのホッキョクグマの導入はよほどのことがないと困難となってしまいました。事実上これからは欧露の協調関係が基礎となりつつあるホッキョクグマ繁殖に関する国際的な枠組みのなかから締め出されてしまった形となってしまったわけです。

(資料)
Вечерняя Москва (Feb.26 2017 - Зоопитомник открыл свои двери для посетителей)
NovostiRF.ru (Feb.26 2017 - Зоопитомник открыл свои двери для посетителей)
ТВ Центр (Feb.27 2017 - Зоопитомник в Волоколамске впервые открылся для посетителей)
Комсомольская правда (Feb.22 2017 - День Белого медведя в Московском зоопарке)
(*追加資料)
Телеканал 360 Подмосковье (Feb.28 2017 - Первую экскурсию провели в питомнике столичного зоопарка под Волоколамском)

(過去関連投稿)
モスクワ動物園が期待を持つ将来の新ペア ~ ヴォロコラムスク付属保護施設のホッキョクグマたち
モスクワ動物園がヴォロコラムスク付属保護施設に一般来園者の訪問を受け入れへ
モスクワ動物園が「国際ホッキョクグマの日」にヴォロコラムスク附属保護施設を希望者に限定公開へ
モスクワ動物園が、今後ロシア国内で誕生の個体はロシア国内と欧州だけで飼育の意向を表明
by polarbearmaniac | 2017-02-28 00:30 | Polarbearology

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
エッセイ、コラム
街角にて
未分類

最新の記事

ハンガリー・ブダペスト動物園..
at 2017-03-25 21:00
ウクライナ・ムィコラーイウ動..
at 2017-03-25 13:00
ロシア北東部・サハ共和国、ヤ..
at 2017-03-24 15:00
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブル..
at 2017-03-23 20:00
男鹿水族館のクルミと豪太のペ..
at 2017-03-22 23:30
ハンガリー・ブダペスト動物園..
at 2017-03-21 20:00
ロシア・ノヴォシビルスク動物..
at 2017-03-21 18:00
ロシア・ノヴォシビルスク市の..
at 2017-03-20 19:00
デンマーク・オールボー動物園..
at 2017-03-19 20:30
チェコ・ブルノ動物園の「国際..
at 2017-03-19 00:30

以前の記事

2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ライフログ


人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag


The Guest from the Future: Anna Akhmatova and Isaiah Berlin