街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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2017年 04月 14日 ( 3 )

ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園のヨギが亡くなる

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ヨギ (Eisbär Yoghi) Photo(C)Tierpark Hellabrunn

ミュンヘンのヘラブルン動物園から突然の発表です。同園に飼育されている17歳の雄のヨギが昨日木曜日の夕方に死亡したとのことです。



ヨギは先週末に出血を伴う傷が発見されたために同園の獣医さんが緊急止血処置がとられて成功したそうですが、その差に採取された血液の検査を行ったところ腎臓の疾患を示す数値が検出されたために、それ以降は獣医さんを中心とした特別チームによってヨギは治療措置がとられていたそうです。ところが昨日木曜日の午後になってヨギの容態が急速に悪化し、夕方に亡くなったとのことです。獣医さんたちはこの間、懸命に治療にあたったそうですが、その甲斐がなかったということになります。その夜にヨギの死因を特定するために検死が行われたそうですが、やはり腎臓に疾患があったとのことです。最終的な死因の特定には2~3週間後のこととなるそうです。
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ヨギ Photo(C)Tierpark Hellabrunn/Marc Müller

本当にこれは痛恨事です。ヨギは彼のパートナーであるジョヴァンナとの間に、ネラとノビの双子(2013年12月生まれ)、クインターナ(2016年11月生まれ)という三頭の子供たちをもうけています。現在ジョヴァンナはクインターナの育児中です。

心より謹んでヨギの死に哀悼の意を表します。

(資料)
Tierpark Hellabrunn (Apr.14 2017 - Trauer in Hellabrunn)
Bayerischer Rundfunk (Apr.14 2017 - Eisbär Yoghi ist tot)
Abendzeitung (Apr.14 2017 - Nierenversagen: Quintanas Eisbärpapa ist gestorben)
FOCUS Online (Apr.14 2017 - Stark blutende Wunde: "Yoghi" ist tot)

(過去関連投稿)
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園のヨギがシュトゥットガルトのヴィルヘルマ動物園へ繁殖目的で移動
ドイツ・シュトゥットガルト、ヴィルヘルマ動物園のヨギがミュンヘンのヘラブルン動物園に帰還へ
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園にヨギが無事帰還する ~ 依然として一家同居を狙う方針の同園
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園のヨギの体調が急に悪化 ~ 早々と予定された「一家同居」は中止
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園のヨギの体調が快方に向かう
by polarbearmaniac | 2017-04-14 21:00 | Polarbearology

ドイツ・ノイミュンスター動物園のカップがカールスルーエ動物園に到着 ~ 同園で期待される繁殖

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カールスルーエ動物園に到着したカップ(Kap) 
Photo(C)Zoologischer Stadtgarten Karlsruhe

ドイツのカールスルーエ動物園のラリッサとフィトゥスがノイミュンスター動物園に移動したのと交代に、ノイミュンスター動物園の16歳の雄(オス)のカップ(Kap)がカールスルーエ動物園にi一昨日の夜に到着したニュースも流れてきています。彼は言うまでもなく男鹿水族館の豪太の異父同母の兄にあたります。このカップの移動が決まった経緯は「ドイツのカールスルーエ動物園とノイミュンスター動物園の個体再配置 ~ 繁殖できぬ個体に迫った「退出」」という投稿を御参照下さい。
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カップ  Photo(C)Zoologischer Stadtgarten Karlsruhe

このカップはカールスルーエ動物園で16歳の雌(メス)のニカ(Nika) との間で繁殖を担っていくことになります。今回のカールスルーエ動物園とノイミュンスター動物園との間の個体交換は二園の間で話されて実現したそうで、EAZAのコーディネーターからの承認を得て個体移動が可能となったということだそうです。以前にも述べましたが、EAZAのコーディネーターというのはドイツの動物園に対してはやや冷淡な姿勢が見えるようですのでドイツの動物園は積極的に自分たちで動き、血統面などを考慮したEAZAのコーディネーターの承認を得るといったやり方で個体移動を実現したということのようです。

カールスルーエ動物園で屋外に出たカップの様子をご紹介しておきます。ガラスを挟んで向かい側にいるのがニカですね。



(資料)
ka-news.de (Apr.13 2017 - Herzlich willkommen, Kap: Eisbär)
Badische Neueste Nachrichten (Apr.13 2017 - 16 Jahre alte Eisbär Kap ist jetzt im Karlsruher Zoo angekommen )
Baden TV News Online (Apr.13 2017 - Alter Bekannter: Eisbär Kap nach Jahren wieder im Karlsruher Zoo)

(過去関連投稿)
ドイツ・ノイミュンスター動物園のマイカ逝く ~ その数奇なる生涯の終焉
ドイツ・ノイミュンスター動物園、悲願へのハードルの高さ ~ カップのパートナー探し難航
モスクワ動物園のムルマ(3) ~ 初産、そして訪れた危機
ドイツ・ノイミュンスター動物園のカップが同園展示場の地表改良工事のため一時的にハノーファー動物園へ
ドイツ・ハノーファー動物園のカップ (豪太の兄)が施設改修工事の終了したノイミュンスター動物園に帰還
ドイツ・ノイミュンスター動物園のカップ、パートナー獲得の見込みはあるか? ~ 苦戦するムルマの子供たち
ドイツのカールスルーエ動物園とノイミュンスター動物園の個体再配置 ~ 繁殖できぬ個体に迫った「退出」
by polarbearmaniac | 2017-04-14 01:00 | Polarbearology

ドイツ・カールスルーエ動物園のフィトゥスとラリッサが同園を出発してノイミュンスター動物園に到着

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カールスルーエ動物園を出発してノイミュンスター動物園に向かうラリッサ(Larissa) Photo(C)Zoologischer Stadtgarten Karlsruhe
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ノイミュンスター動物園に到着したフィトゥス
Photo(C)Sabine Nitschke/Kieler Nachrichten

ドイツのカールスルーエ動物園から16歳の雄(オス)のフィトゥス (Vitus)と26歳の雌(メス)のラリッサ (Larissa) 以前から予定されていた再配置プランに基づいて一昨日カールスルーエ動物園を出発して北ドイツにあるノイミュンスター動物園に向けて出発し、二頭共に無事にノイミュンスター動物園に到着したというニュースが流れてきました。この二頭は事前の訓練の成果があって自発的に移動用ケージに入ったために麻酔を使用せずに移動が可能だったそうです。本当に何よりでした。この二頭の移動が決まった経緯は「ドイツのカールスルーエ動物園とノイミュンスター動物園の個体再配置 ~ 繁殖できぬ個体に迫った「退出」」という投稿を御参照下さい。

フィトゥスは昨日の朝、早速ノイミュンスター動物園の屋外のエリアに出してもらったそうで、その様子が映像で公開されていますので見てみましょう。



何か見慣れない場所に来たと言う感じで非常に慎重に行動しているフィトゥスです。このフィトゥスはしばらくの間は、一緒にカールスルーエ動物園にやってきたラリッサとは別飼育になるそうです。この下はノイミュンスター動物園に到着したラリッサの元気な映像です。



(資料)
Kieler Nachrichten (Apr.13 2017 - Eisbär Vitus in Neumünster angekommen)

(過去関連投稿)
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ドイツのカールスルーエ動物園とノイミュンスター動物園の個体再配置 ~ 繁殖できぬ個体に迫った「退出」
ホッキョクグマの移動準備訓練の意義 ~ 麻酔使用の危険性の回避と移動時のストレス軽減の効用
ドイツ・カールスルーエ動物園でのホッキョクグマの移動訓練 ~ 繁殖技術の一部としての欧州での位置付け
by polarbearmaniac | 2017-04-14 00:30 | Polarbearology

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