街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

プロフィールを見る

2017年 05月 12日 ( 1 )

ロシア・ヤクーツク動物園の雌(メス)赤ちゃんの名前が "ハールチャーナ (Хаарчаана)" に決まる

a0151913_1994320.jpg
ハールチャーナ (Белый медвежонок Хаарчаана)
Photo(C)Галина Мозолевская/ЯСИА

ロシア北東部・サハ共和国のヤクーツク動物園で昨年2016年の11月30日にコルィマーナから誕生した雌(メス)の赤ちゃんですが本日、公募されていたこの赤ちゃんの名前を決定する委員会の会議がヤクーツクにて開催されました。すでに市民から699通もの電子メールによる応募があり、そういったものの中からこの赤ちゃんの名前が "ハールチャーナ (Хаарчаана)" と決まったそうです。この名前はヤクート語(サハ語)で「雪片」を意味するそうです。英語では "Snowflake"(スノウフレイク)、ドイツ語では "Flocke"(フロッケ)、ロシア語では "Снежинка"(スネジンカ)、と同じ意味のヤクート語(サハ語)をキリル文字にて表記した名前となるわけです。ロシア極北の街ヤクーツクで生まれた赤ちゃんとして実に素晴らしい名前だと思います。
a0151913_1924362.jpg
コルィマーナお母さんとハールチャーナ(Хаарчаана)
Photo(C)Галина Мозолевская/ЯСИА

さて.....このヤクーツク動物園で生まれたハールチャーナですが、世界のホッキョクグマファンはほとんど関心を持っていないようでネット上で話題になることがほとんどありません。こういった「無名」の親子にはせめて誰かが会いに行ってちゃんとレポートしてやらねばならないと思うわけで、そうなると私がやるべきだろうと自分勝手に思い込んでいます。ハールチャーナが母親であるコルィマーナと一緒にいる間にこそ会いに行ってやるべきで、彼女がサンクトペテルブルクに移動してから会いに行くというのでは会う価値が半減するように思うからです。数年前にユムカ(ミルカ - 現ペルミ動物園)が母親のマレイシュカとカザン市動物園で暮らしていたときも世界からはまったく注目されない親子だったことを不憫に思って私はわざわざカザンまでその親子に会いにいったことがありました。そしてこの親子に会った日はなんとユムカが母親のマレイシュカと過ごす最後の日だったというわけでした。地元の来園者以外でマレイシュカとユムカ(ミルカ)の母娘が同居している姿に接し、そして写真や映像で撮ることができたのは多分、私だけだったはずです。
a0151913_19581052.jpg
このヤクーツク動物園 ("Орто Дойду") はヤクーツク市内から約50キロの距離の場所にあるようですが、市内からのバスなどの公共交通機関はないようです。となればヤクーツク市内からレンタカーで行くしかありませんね。ロシアでレンタカーを利用するのは非常に注意が必要です。ロシア人は運転が荒いドライバーが多く、レンタカーには整備不良状態となっている車両がよくあるそうです。
a0151913_21134429.jpg
それから、ロシア国内からヤクーツクへの直行便は主にハバロフスク、ノヴォシビルスク、モスクワなどから飛んでいるわけですがモスクワから行くのでは飛行時間がかかり過ぎますから、ハバロフスクかノヴォシビルスクから飛ぶほうが楽ですね。ノヴォシビルスクに立ち寄るのは良いのですがロスチクはゲルダと別飼育になっていますから、どうしてもロスチクに会っておかねばならないとまでは思わないわけですが果たしてどうしたものでしょうか。やはり会っておくべきでしょうか? さて、ノヴォシビルスクに行かないとなればハバロフスクからヤクーツクに飛ぶということになるでしょうか。ハバロフスク動物園でシモーナの息子であるハバルに再会してからヤクーツクに行くという手はありますね。いろいろと計画を立案しています。やはりコルィマーナとハールチャーナの母娘には会いに行ってやらねばならないと思っています。どうしましょうか.....? こういったことを考えるのを "Armchair travelling" というわけです。ロシアは国土が広大です。主な有名な動物園はウラル山脈から西(つまり欧州側)にあるのですが最近注目を浴びているノヴォシビルスク、クラスノヤルスク、ヤクーツク、ハバロフスクなどの都市の動物園はウラル山脈から東(つまりアジア側)に位置しています。ホッキョクグマたちに会うのも移動に時間がかかって大変なのです。

(資料)
Якутский зоопарк "Орто Дойду" (Новости/May.12 2017 - Медвежонка Колыманы назвали Хаарчаана)
ИА ЯСИА (May.12 2017 - Медвежонка Колыманы и Ломоносова назвали Хаарчааной)
YakutiaMedia (May.12 2017 - Белого медвежонка назвали Хаарчааной в Якутии)
Интерфакс (May.12 2017 - Белому медвежонку из якутского зоопарка выбрали кличку из 500 предложенных имен)

(過去関連投稿)
ロシア北東部・ヤクーツク動物園のコルィマーナ、出産成功が濃厚の模様 ~ 2月21日に正式発表となる予定
ロシア北東部・ヤクーツク動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 5歳のコルィマーナが見事に出産
ロシア北東部・サハ共和国、ヤクーツク動物園で誕生の赤ちゃんの産室内映像が遂に公開
ロシア北東部・サハ共和国、ヤクーツク動物園で誕生の赤ちゃんの近況 ~ 生後4ヶ月程でもう他園に移動か?
ロシア北東部・サハ共和国、ヤクーツク動物園で誕生の赤ちゃんが屋外に登場 ~ 早々と6~7月に移動の予定
ロシア北東部・サハ共和国、ヤクーツク動物園で誕生の赤ちゃんが地元で大人気 ~ 来園者が大幅に増加
ロシア北東部・サハ共和国、ヤクーツク動物園のコルィマーナ親子の追加報道映像 ~ 性別への憶測
ロシア・サハ共和国、ヤクーツク動物園の赤ちゃんは雌(メス)と判明 ~ サンクトペテルブルクへの移動時期
「ホッキョクグマ飼育マニュアル(Care Manual)」よりの考察(11) ~ 母子をいつ引き離すか
ロシア・サハ共和国、ヤクーツク動物園の赤ちゃんの早期移動に反対するヤクーツクの地元の人々
ロシア・サハ共和国、ヤクーツク動物園がホッキョクグマ繫殖に一年サイクルを採用 ~ 理解不能な方針の背景
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園がヤクーツク動物園の赤ちゃんの来園予定を告知
ロシア・サハ共和国、ヤクーツク動物園の赤ちゃんのサンクトペテルブルクへの移動は年末に延期となる
by polarbearmaniac | 2017-05-12 18:00 | Polarbearology

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
エッセイ、コラム
街角にて
未分類

最新の記事

ロシア・ノヴォシビルスク動物..
at 2017-08-21 01:30
ロシア・西シベリア、セヴェル..
at 2017-08-20 15:00
*新規投稿お知らせ
at 2017-08-19 23:45
ロシア・ヴォルガ川流域のペン..
at 2017-08-19 02:00
ロシア・西シベリア、ボリシェ..
at 2017-08-18 02:00
ロシアのクラスノヤルスク環境..
at 2017-08-17 01:30
チェコ・プラハ動物園のホッキ..
at 2017-08-16 01:30
ロシア・サンクトペテルブルク..
at 2017-08-15 01:30
ロシア・ウラル地方、エカテリ..
at 2017-08-14 01:30
大阪・天王寺動物園のシルカ ..
at 2017-08-13 01:30

以前の記事

2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ライフログ


人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag


The Guest from the Future: Anna Akhmatova and Isaiah Berlin