街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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2017年 05月 13日 ( 1 )

ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャの近況 ~ ロスネフチ社からの次の援助

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グーリャ (Белая медведица Гуля) 
Photo(C)Большереченский зоопарк

ロシア・西シベリアのオムスク近郊にあるボリシェリェーチェ動物園 (Большереченский зоопарк) に暮らす現在推定27歳の雌(メス)のホッキョクグマであるグーリャ (Гуля) については先日も述べましたが、「幻のホッキョクグマ」といってよい存在です。この動物園はアクセスの非常に悪い場所にあるというだけでなく、一般の来園者がネットにアップするという映像も極めて数が少ないわけで、ホッキョクグマファンといえども彼女の存在に興味を持っている者もほとんどいないといった状況です。加えてこの動物園自体も情報の発信量が非常に少ないわけで、いったい彼女が元気で暮らしているのかも正確にはわからないというわけです。しかし、そういったホッキョクグマこそこのブログでは定期的に話題にしてやりたいと思っています。そう思っていましたところ、ボリシェリェーチェ動物園は先日、その少ない情報発信にもかかわらずSNSのページに珍しく最近のグーリャの写真が2枚アップされましたのでご紹介しておくこととします。
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グーリャ (Белая медведица Гуля) 
Photo(C)Большереченский зоопарк

ロシア国内ですらグーリャの存在を知る人は非常に少ないにもかかわらず、以前にもご紹介ひていたようにロシア最大の石油会社であるロスネフチ社はこの動物園にひっそりと暮らしているグーリャに対して資金援助を行っているのはさすがだと言えましょう。この動物園に暮らす動物たちにこうしたスポンサーが存在しているのはグーリャだけだそうです。一昨年にまずロスネフチ社の資金援助によって飼育展示場の整備が行われたことは以前にもご紹介していますが、それに続いて同社が計画している次の援助によって同園はペアのホッキョクグマを導入して繁殖も試みたいという計画も出てきているようです。一時期このボリシェリェーチェ動物園はグーリャの後にホッキョクグマを飼育していくことについては諦めというか、非常に悲観的な見通しを持っていたわけですが、ロスネフチ社のような外部のスポンサーによる支援を得て、こういった悲観的な展望から脱していく姿勢を見せてきたのには勇気付けられます。そして、同園からもっと頻繁にグーリャの動向の情報が発信されることも望みたいものです。
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(資料)
Om1.ru (Apr.27 2017 - В Большереченском зоопарке есть спонсор только у белого медведя)
Большереченский зоопарк (Белая медведица)

(過去関連投稿)
ロシア・西シベリアのオムスク近郊、ボリシェリェーチェ動物園に暮らすグーリャ ~ 人間への不信と無関心
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ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャの「ホッキョクグマの日」 ~ 悲劇の幼年期の記憶
ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャの近況 ~ 話題の光が当たらずとも良好な飼育環境
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ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャにロスネフチ社より飼育場整備の資金援助
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ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャ(Гуля)、乏しい情報から知るその動向
ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャ、情報欠如の「幻のホッキョクグマ」としての存在
by polarbearmaniac | 2017-05-13 21:00 | Polarbearology

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