街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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2017年 08月 03日 ( 4 )

地方都市のチェリャビンスク動物園で体を寄せ合って暮らすアルツィンとアイリシャ ~ 心動かされるその姿

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辺境の地であるチェリャビンスクの動物園で暮らすアルツィンとアイリシャのペアの姿には心動かされるものがあった。
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彼らは国際的にみれば無名のホッキョクグマである。しかし彼らにとってはそんなことなどどうでもよい話だろう。
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雷鳴と共に凄まじい雨が降ってきた。カラスボードは水滴で曇ってくる。
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それでもこの二頭は離れない。
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しばらくしてようやく雨足が弱くなる。ホッキョクグマの飼育展示場に戻ると、彼らは豪雨などなかったかのように依然としてそこにいた。


激しい雨のあとでも一緒だったアルツィンとアイリシャ - Altyn and Ajrisha the Polar Bears, after the heavy rain shower at Chelyabinsk Zoo, Russia, on Aug.2017

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アルツィンさん、アイリシャさん、お元気で!
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Nikon D5500
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR
Panasonic HC-W870M
(Aug.2 2017@ロシア・ウラル地方、チェリャビンスク動物園)
by polarbearmaniac | 2017-08-03 03:45 | 異国旅日記

アイリシャ (Белая медведица Айриша) の素顔とその性格

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アイリシャ (Белая медведица Айриша/Eisbärin Ajrisha)

現在14歳のこの雌(メス)のアイリシャはペルミ動物園のあの偉大なアンデルマの娘である。そして彼女は白浜のゴーゴのすぐ上の姉、姫路のホクトのすぐ下の妹にあたる。
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アンデルマの母乳がある時から出なくなり、その結果としてこのアイリシャは途中から人工哺育になったという経緯がある。しかしそのことをもってこのアイリシャには繁殖に成功する可能性が低いなどとは言えないと考える。
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彼女はこのように母親であるアンデルマに良く似た体型である。
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そしてもちろんその顔付きもアンデルマに良く似ている。
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性格的には母親のアンデルマのほうが娘のアイリシャよりも温和だという印象である。


水浴するアイリシャ - Ajrisha the Polar Bear (Белая медведица Айриша), her portrait, at Chelyabinsk Zoo, Russia, on Aug.2 2017

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彼女がこのチェリャビンスク動物園で繁殖に成功することを期待されてはいるものの、チェリャビンスク動物園自体は非常に悲観的な見方をしているようである。やはり「人工哺育」というものと繁殖との関係を重視しているからだろう。
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いずれにせよ、このチェリャビンスク動物園に偉大なるアンデルマの娘ありということである。
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このアイリシャ、私が想像していたよりもはるかにオーラを感じさせるホッキョクグマだった。さすがにアンデルマの娘だけのことはある。
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Nikon D5500
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR
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(Aug.2 2017@ロシア・ウラル地方、チェリャビンスク動物園)
by polarbearmaniac | 2017-08-03 03:30 | 異国旅日記

アルツィン (Белый медведь Алтын) の素顔とその性格

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アルツィン (Белый медведь Алтын/Eisbär Altyn)

この現在16歳の野生出身の雄(オス)のアルツィンは正式な名前はアルツィン・シナーシュ(Алтын-Сейнаш)という。私はこのアルツィンに初めて会ったのだが、地元の報道などで私が想像していたのとはやや異なるホッキョクグマであった。
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まず、彼はロシアのホッキョクグマの体形とは異なり、むしろ王子動物園の故アイスに似たような体形であった。多分何かの理由で飼育員さんが以前よりも彼の体重を絞っているのだろうと推察される。
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確かに体長は非常に大きいし、デナリや故アイスを大きく上回っているのは間違いないが巨大といったほどの感じではないように思う。


夏の日差しの下でのアルツィン - Altyn the Polar Bear in the summer sun at Chelyabinsk Zoo, Russia, on Aug.2 2017

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ただし、その性格が優しいという点では全く予想した通りだった。何か子供のような心を持ったホッキョクグマだという感じである。
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彼は繁殖のために短期間だったがカザン市動物園に出張させられたことがあった。あのカザン市動物園の劣悪な環境を耐え、再びこうしてチェリャビンスク動物園に帰還できたのは本当によかった。
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彼はやはり愛されるタイプのホッキョクグマである。繁殖にはまだ成功していないものの、その可能性は十分あると私は思っている。非常に愛すべきホッキョクグマである。

Nikon D5500
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR
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(Aug.2 2017@ロシア・ウラル地方、チェリャビンスク動物園)
by polarbearmaniac | 2017-08-03 03:15 | 異国旅日記

チェリャビンスク動物園の夏の日 ~ アルツィンとアイリシャの姿

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チェリャビンスク動物園にやってきた。ホテルから歩いて15分弱である。
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意外と広い動物園のようである。
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ホテルからチェリャビンスク動物園まで(徒歩 約13分) - From Radisson Blu Hotel Chelyabinsk to Chelyabinsk Zoo on foot


動物園入り口からホッキョクグマ飼育展示場まで - From the entrance of Chelyabinsk Zoo to the Polar Bear Exhibit

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アルツィンさん、アイリシャさん、はじめまして!
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左側が16歳の雄(オス)のアルツィンで彼は野生出身である。右が14歳の雌(メス)のアイリシャで彼女はペルミ動物園でアンデルマの娘として誕生した。白浜のゴーゴのすぐ上の姉である。アイリシャはアルツィンの首、頭、耳などを舐めており、アルツィンは気持ちが良いのか壁などを舐めている。日本や欧米の動物園ではほとんど見られない光景である。


アルツィンとアイリシャのポートレート - The portrait of Altyn (Белый медведь Алтын), and Ajrisha (Белая медведица Айриша), the Polar Bears, at Chelyabinsk Zoo, Russia、on Aug,2 2017

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アイリシャがあまり舐めるのでアルツィンの首の所には筋のようなものがついている。
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やがて二頭は寝てしまった。
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この動物園には飼育展示場が二つある。
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繁殖に成功した場合などはどうしても二つの飼育展示場が必要になるため、あらかじめちゃんと用意しているのだろうと思うが、このペアは今まで繁殖に成功していない。残念なことである。
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この動物園の飼育展示場は全てコンクリートだし、夏はかなり暑いのではないだろうか。
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アイリシャはやはり暑いと感じてはいるようである。


夏の日差しの中でのアイリシャ - Ajrisha the Polar Bear in the summer sun at Chelyabinsk Zoo, Russia, on Aug.2 2017

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アルツィンも暑さは感じているだろう。
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おやつを欲しそうにしているアルツィンとアイリシャ - Altyn and Ajrisha the Polar Bears, waiting for something, at Chelyabinsk Zoo, Russia, on Aug.2 2017

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何かが投げ入れられた。
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アルツィンとアイリシャが同時にそれに向かう。
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二頭共に唸りながらやや険悪な状態になった。
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しかしすぐ元の仲に戻りのである。


アルツィン(左)の耳を舐めるアイリシャ(右) - Ajrisha the Polar Bear(L) licks Altyn's ear at Chelyabinsk Zoo, Russia, on Aug.1 2017

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(Aug.2 2017@ロシア・ウラル地方、チェリャビンスク動物園)
by polarbearmaniac | 2017-08-03 03:00 | 異国旅日記

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