街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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2017年 08月 29日 ( 1 )

ホッキョクグマを飼育しているロシアの動物園の面積と年間入園者数

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アンデルマ (Белая медведица Амдерма)
(2017年7月20日撮影 於 ペルミ動物園)
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アンデルマの孫娘のモモ (Медвежонок Момо)
(2015年3月14日撮影 於 天王寺動物園)

ロシアの動物園の面積と年間入園者数がモスクワ動物園の発行している「ユーラシア地域動物園水族館協会 (EARAZA/ЕАРАЗА/ - Eurasian Regional Association of Zoos & Aquariums/Евроазиатская региональная ассоциация зоопарков и аквариумов) 」の先日発表された年次報告書に記載されています。それらの中からホッキョクグマを飼育している動物園だけを抜き出して書いておきます。これは昨年2016年の数字です。面積の ha. はヘクタールを意味します。入園者数は千人未満を四捨五入して記載します。

・ボリシェリェーチェ動物園  9.0 ha.  13万5千人
・エカテリンブルク動物園    2.7 ha.   71万6千人
・イジェフスク動物園     17.8 ha.   57万7千人
・カザン市動物園        6.7 ha.   22万0千人
・クラスノヤルスク動物園    27.0 ha.  71万1千人
・モスクワ動物園       21.4 ha.  256万5千人
・ノヴォシビルスク動物園   62.0 ha.   89万1千人
・ペンザ動物園         9.8 ha.   22万5千人
・ペルミ動物園         1.9 ha.   26万3千人
・ロストフ動物園        91.5 ha.  23万2千人
・レニングラード動物園     7.3 ha.   76万3千人
・セヴェルスク動物園       4.0 ha.   19万0千人
・ハバロフスク動物園      8.1 ha.   12万4千人
・チェリャビンスク動物園    30.0 ha.   44万9千人
・ヤクーツク動物園        9.5 ha.    9万7千人

面積ではロストフ(ナ・ドヌ)動物園とノヴォシビルスク動物園が広さでは群を抜いており、一番狭いのはペルミ動物園です。入園者数ではモスクワ動物園が飛びぬけて多いといった感じです。モスクワ動物園は街の真ん中にありますし交通の便も非常によく、つい行きたくなってしまうといった感じがあるためか、やはり人気が高いようです。日本の動物園をいくつか上のような感じで挙げてみましょう。

・旭山動物園      15.2 ha. 143万1千人
・円山動物園       22.5 ha.  79万1千人
・上野動物園       14.3 ha.   384万3千人
・横浜ズーラシア    53.3 ha. 121万6千人 (*2015年度)
・天王寺動物園      11.0 ha.  167万3千人

この面積というのが曲者で、どの動物園も敷地面積のことを「面積」というわけですが、実際にそのすべてを「動物園」として活用されていて入園者が歩き回れるかと言えばそうではありません。特にロシアの動物園はペルミやエカテリンブルクなどを除いて、どの動物園にも敷地内には比較的大きな池がありますが日本の動物園でそういった大きな池のある動物園は稀でしょう。また、上の数字で円山動物園はその敷地全てを動物園として使っているわけではないそうで、そうなると拡張の余裕があるということになるわけですし他の動物園でも程度の差こそあれ、そういった拡張可能な部分があると思います。


シルカとゲルダお母さんの水遊び - Shilka the polar bear cub plays in the water, and shortly joined by Gerda, at Novosibirsk Zoo, Russia, on Sep.13 2014.


一般へのお披露目の日のモモ - Momo the polar bear cub on the day of the first public appearance at Tennoji Zoo, Osaka, Japan, on Mar.10 2015.


一般へのお披露目の日のマルルとポロロ - The newborn polar bear twin cubs with their mother, Lara, at Sapporo Maruyama Zoo, Japan、on the day of their first public appearance, on Mar.22 2013 .

上に挙げたホッキョクグマを飼育しているロシアの動物園と日本のいくつかの動物園の全てを見わたして環境面などを考慮に入れつつ動物園として総合的にみると、やはりノヴォシビルスク動物園が最高かなという感じが私にはします。ホッキョクグマだけとってもカイ(クラーシン)とゲルダというペアは強力です。モスクワと上野は人が多すぎますね(特に後者)。ホッキョクグマだけをとれば....やはりペルミでしょう。アンデルマの存在は他の全ての動物園を圧倒しているわけです。メンシコフが生存していればレニングラード動物園はペルミ動物園に十分以上に対抗できましたが現在はウスラーダだけですし、一方でペルミ動物園はセリクとユムカ(ミルカ)という個性的な若いペアもいますので、やはりペルミでしょう。

(資料)
ИНФОРМАЦИОННЫЙ СБОРНИК
ЕВРОАЗИАТСКОЙ РЕГИОНАЛЬНОЙ АССОЦИАЦИИ ЗООПАРКОВ И АКВАРИУМОВ / INFORMATIONAL ISSUE OF EURASIAN REGIONAL ASSOCIATION OF ZOOS AND AQUARIUMS -ISSUE № 35 VOLUME 1 2016)
by polarbearmaniac | 2017-08-29 01:30 | 動物園一般

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