街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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2017年 09月 13日 ( 1 )

ロシア・ペルミ動物園の90周年を記念した同園の紹介映像 ~ 日本のファンに是非お勧めしたい同園への訪問

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アンデルマ (Белая медведица Амдерма/Eisbärin Amderma)
(2017年7月17日撮影 於 ペルミ動物園)

ロシアの中央を分かつウラル山脈の西のたもとにある街であるペルミの動物園については今まで非常に多くの投稿を行ってきました。非常に小さな動物園あのですが私は愛着を持っています。日本からも何人かのホッキョクグマファンがこの動物園を訪問しています。ホッキョクグマファンにとっては何と言っても偉大なホッキョクグマであるアンデルマに会うことが目的であり私もその例外ではありません。しかしもう一方で訪問の回数を重ねるたびに気が付くのはスタッフの方々の仕事に対する熱心さです。特にホッキョクグマを担当している飼育員さんの献身的な働きぶりには感心させられます。
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ルカ(ユムカ)、セリク、アンデルマ - Белые медведи Милка (Юмка), Серик, и Амдерма
(2017年7月16日撮影 於 ペルミ動物園)

そのペルミ動物園について創立90年を記念した素晴らしい紹介映像 («Загляните в Зоопарк!») が公開されました。その映像には主役である動物たちと共に熱心なスタッフの仕事ぶりまでが紹介されています。さすがにプロの映像制作者が撮っただけあって実に素晴らしい映像ですので下ご紹介しておきたいと思います。二つ目の映像はホッキョクグマに関する部分だけが再生されるように設定してありますが、是非映像の全てを見ることができる最初の映像をご覧いただきたく思います。


ホッキョクグマ担当の飼育員であるエカテリーナ・メーリニコヴァさんが登場して説明していますがアンデルマの年齢を40歳近いと述べ、ロシアでは最高齢のホッキョクグマであると述べています。ロシア最高齢というのは事実ですが、実際は32歳であることが同園の最近発表された見解で明らかになっています。仮にアンデルマが約40歳だったとすればロシア最高齢どころか世界最高齢になってしまうわけで「世界最高齢」と紹介すべきわけです。現時点での世界最高齢はアメリカ・フィラデルフィア動物園のコールディロックス(36歳)のはずです。しかし約40歳と言っておくといかに高齢であるかを強調することになり、それはそれで分かり易いとも言えます。
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ペルミ動物園ホッキョクグマ飼育展示場 (2017年7月16日撮影)


ペルミ動物園入園口よりホッキョクグマ舎へ - From the entrance to the polar bear exhibit, at Perm zoo

私は一人でも多くのホッキョクグマファン(特に関西の方)にペルミ動物園を訪問してアンデルマに会うことをお勧めしたいとは思うのですが、やはり日数と金がかかりますので何が何でもとまでは申し上げられません。ましてや日本からの旅行者の非常に少ないロシアですしペルミは観光地でもありません。しかし間違いなく言えるのは、たとえばゴーゴのファンの方(あるいはシルカのファンの方)でしたら彼らの母親(アンデルマとゲルダ)に実際に会っておくのとそうでないのとは、彼ら(ゴーゴやシルカ)を見る眼がまるで違ってくるのです。同じことは札幌のララにも言えるわけです。ララというホッキョクグマを解く鍵は彼女の母親である故クーニャにあったわけです。

(資料)
Пермский зоопарк (Sep.12 2017 - Опубликован фильм к юбилею зоопарка)

(過去関連投稿)
ロシア・ペルミ動物園の歴史を物語る貴重な写真 ~ ペルミ州知事が公開のコレクションより
ロシア・ペルミ動物園で一般公開された生後3ヶ月のゴーゴ(現・天王寺動物園)の様子
ロシア・ペルミ動物園が年齢不詳のアンデルマの生年は1984年と公式見解を発表 ~ アンデルマの実年齢は32歳
by polarbearmaniac | 2017-09-13 06:00 | Polarbearology

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