街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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2017年 12月 07日 ( 2 )

ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園でハールチャーナの引き渡し式が行われる

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レニングラード動物園でのハールチャーナ 
Photo(C)Игорь Руссак/MR7.ru

ロシア北東のヤクーツク動物園からサンクトペテルブルクのレニングラード動物園に12月1日に移動してきた一歳になったばかりの雌(メス)のハールチャーナ (Хаарчаана) に関して昨日6日に州知事の二人も参加してレニングラード動物園のバックヤードにてヤクーツク動物園からレニングラード動物園への正式な引き渡し式が行われました。そのハールチャーナの様子が映像で公開されましたのでご紹介しておきましょう。最初の二つは式典の報道の映像、最後の映像はライブ映像です。







(*追記 - 日本時間の夜中にサンクトペテルブルクの複数のTV放送局がニュースを報じています。上よりも素晴らしい映像です。以下にご紹介しておきます。それぞれワンクリックしてみて下さい。三番目のニュースが一番素晴らしいように思います。)
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式典では州知事がヤクーツク動物園への謝意を述べ、サハ共和国とサンクトペテルブルク市の友好関係を謳いあげるスピーチが行われたとのことです。レニングラード動物園は将来的にこのハールチャーナのパートナーを確保してレニングラード動物園における将来の繁殖を担うペアとしたい意向です。先日の発言ですとハールチャーナのパートナーはロシア国外から連れてきたいと述べていたんですが本日の発言では野生出身の個体を彼女のパートナーにしたいと語っています。それは妥当なことでしょう。なにしろハールチャーナはウスラーダの孫ですので「アンデルマ/ウスラーダ系(カザン血統)」に属しています。ですから彼女のパートナーはこの血統以外でなければならないというわけです。しかしこの血統以外の他血統を調達するのは容易ではありません。ですから当然野生出身の個体を狙うということなのですが、これも野生孤児の出現を待つということになりますのでなかなか時間がかかるだろうとは思いますが、そうする以外はないでしょう。

(資料)
НВК Саха (Dec.7 2017 - Хаарчаана официально передана Ленинградскому зоопарку)
ИА ЯСИА (Dec.7 2017 - Внучка вернулась к бабушке: Хаарчаану официально передали Ленинградскому зоопарку)
РИА Новости (Dec.7 2017 - Медвежонка из Якутии по имени "Снежинка" передали Ленинградскому зоопарку)
MR7.ru (Dec.6 2017 - Снежинка-Хаарчааны переехала в Ленинградский зоопарк)
(*追記資料)
Телеканал Санкт-Петербург (Dec.6 2017 - В Ленинградском зоопарке поселилась медведица Снежинка)
НТВ (Dec.6 2017 - Петербургские вольеры начала обживать якутская Снежинка)
Первый канал (Dec.7 2017 - В Ленинградском зоопарке появился новый питомец — годовалая белая медведица Снежинка)

(過去関連投稿)
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ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園でハールチャーナ到着の日のウスラーダの姿
ロシア・サンクトペテルブルクのレニングラード動物園に到着したハールチャーナの姿
by polarbearmaniac | 2017-12-07 00:30 | Polarbearology

エストニア・タリン動物園のノラがウィーンのシェーンブルン動物園に無事到着

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シェーンブルン動物園でのノラ Photo(C)Tiergarten Schönbrunn

エストニア・タリン動物園の4歳の雌(メス)のノラが無事に5日の夜にウィーンのシェーンブルン動物園に到着したことが報じられています。シェーンブルン動物園によればノラは自分の入れられたスペースを好奇心を持って歩き回っているそうですが非常に落ち着いた態度でいるそうです。あと数日は屋内に留めておく方針のようです。シェーンブルン動物園でのノラの様子を見てみましょう。



すでにシェーンブルン動物園で飼育されている雄(オス)のランツォと雌(メス)のリンは新入りのノラの臭いを感じてすでに非常に興味を感じているようだと同園は語っています。EAZAのコーディネーターもなかなか粘り強くこのシェーンブルン動物園でのホッキョクグマの繁殖を考慮していたようです。現在飼育されているランツォとリンはお互いに祖父母が同じ「ロストック系」です。そこに他血統のノラを移動させてきたというわけです。つまり今後はランツォとノラのペアで繁殖を試みようということでしょう。そういったことをシェーンブルン動物園でも心得ていたらしく少なくとも近年はランツォとリンを同居させていなかったという情報もあります。

(資料)
Tiergarten Schönbrunn (Dec.6 2017 - Eisbärin Nora ist da)
vienna online (Dec.6 2017 - Neuzugang bei den Eisbären im Tiergarten Schönbrunn: Nora ist eingezogen)
oe24.at (Dec.6 2017 - 'Nora' ist der neue Schönbrunner Eisbär)
Heute.at (Dec/6 2017 - Neue Eisbärin Nora tollt im Schönbrunner Zoo herum)

(過去関連投稿)
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by polarbearmaniac | 2017-12-07 00:15 | Polarbearology

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