街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ペンザ動物園訪問二日目 ~ 生活のペースが確立したベルィ、待ち望まれる彼のパートナーの決定

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ベルィ君、おはようございます! 今日もよろしくお願いいたします。
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今日は昨日とは一転して気温は高くなく空は雨が降りそうな曇天である。
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このベルィは夜になっても飼育展示場で寝るホッキョクグマだそうだが、意外なほど昼間は怠そうな表情を見せることもある。


ベルィの朝の表情 - Bely the Polar Bear(Белый медведь Белый в Пензенском зоопарке) in the morning at Penza Zoom Russia, on Jul.23 2017

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飼育員さんから朝早い時間に魚などを投げ入れられてもらっているようだ。しかし一気に食べないで時間をあけながら少しずつ食べていくようである。
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そういったものを探すベルィである。


魚などを口にするベルィ - Bely the Polar Bear gets fish at Penza Zoo, Russia, on Jul23 2017

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ベルィはおもちゃのコーンを抱いて長い昼寝に入ってしまった。
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不思議なものでベルィがぐっすりと眠り始めると来園者はいなくなってしまう。
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長い昼寝の後で動き出したベルィ。
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また集まってきた来園者に対しては挨拶を忘れない。
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ベルィは義理堅いホッキョクグマである。
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そして勿論好男子である。


何かを期待しているベルィ - Bely the Polar Bear(Белый медведь Белый в Пензенском зоопарке), waiting for something to happen, at Penza Zoo, Russia, on Jul.23 2017

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問題は彼のパートナーをどうするかである。野生出身の若年個体のパートナーが見つからないなどということはありえず、要するに自然管理局とモスクワ動物園との間での協議によって決まるだろうということである。
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比較的楽観的に考えておいてよいのではないかと思われる。野生出身個体の繁殖における血統の優位性は明らかだからである。
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ベルィ君、早くパートナーが決まるといいね! キミは野生出身だから人間はキミにパートナーを与えないなどということは絶対にないよ。たから安心してもいいと思う。あ元気で!
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このベルィは現在6歳である。まだまだ先は長い。見守っていきたいホッキョクグマである。
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ペンザ動物園、なかなか気持ちの良い動物園だった。好印象を抱いて今回の二日間の訪問を終えられた。

Nikon D5500
Tamron 16-300mm F/3.5-6.3 DI II VC PZD MACRO
Panasonic HC-W870M
(Jul.23 2017 @ロシア、ペンザ動物園)

(*参考)以下の映像はペンザ動物園の入口からホッキョクグマ舎までの徒歩の過程の映像である。


ペンザ動物園入口からホッキョクグマ舎まで (From the entrance to the Polar Bear Exhibit of Penza Zoo) (Jul.23 2017)
# by polarbearmaniac | 2017-07-24 04:00 | 異国旅日記

ベルィ、謙虚さと「大陸的」なスケールの大きさを兼ね備えたロシア・ホッキョクグマ界の逸材

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ベルィ (Белый медведь Белый в Пензенском зоопарке)

さてこのベルィ、今までペンザのメディアなどが行ってきたいくつもの記事から私が想像していたことと実際に今日初めて会ってみての私の印象は大いに違っていた。
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このベルィは実に謙虚な行動をとるホッキョクグマだった。そして来園者の存在を見つけるとそういった人々に万遍なく「挨拶」を行う。しかしその姿は人間に対して低姿勢で接しようとしているベルィの真面目さとでもいったものが感じられた。
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彼は野生孤児として極北の地で漁師たちに助けられ、そして次に預けられたモスクワ動物園からは追い出されたも同然の形でペンザ動物園に送られた。しかしペンザ動物園には満足なホッキョクグマの飼育展示施設がなかったために数年間も非常に狭い檻に入れられていたのである。しかしそういったことで彼の性格がいじけてしまうということはなかったようである。
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彼は飼育環境や扱いの悪さにもじっと耐えてきた....というよりは、彼自身の性格が受忍する能力に優れていたと言うべきなのだろう。
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ところがそういったことだけではない、彼にはある種の大陸的なスケールの大きさを兼ね備えているように感じられる。この点にいてこのベルィは同じ野生孤児個体であるペルミ動物園のセリクを上回っていると思われる。


眠ってしまうベルィ - Bely the Polar Bear falls asleep, at Penza Zoo, Russia, on Jul.22 2017

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ロシアのホッキョクグマ界の雄(オス)の若手三羽烏といえば間違いなくセリク(ペルミ動物園)、ベルィ(ペンザ動物園)、バルー(イジェフスク動物園)の三頭だろう。今日ベルィに初めて会って感じたのだが、この三頭に中でベルィが最も物事に耐え忍ぶ能力があるように感じた。
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このベルィは大器である。しかも野生出身という血統的孤立度の高さにおいて優位性が非常に高い。ロシアのホッキョクグマ界はよくぞこれだけ次から次へと素晴らしい個体が出現してくるものである。
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しかしそのベルィにパートナーがいないというのであるから、要するにこれはロシアにおける自然管理局(RPN) のホッキョクグマの野生孤児個体の保護行政とロシアの動物園におけるホッキョクグマの繁殖計画が噛みあっていないということを意味している。この点については稿を改めて論じたい。
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Nikon D5500
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR
Panasonic HC-W870M
(Jul.22 2017 @ロシア・ペンザ動物園)
# by polarbearmaniac | 2017-07-23 05:00 | 異国旅日記

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