街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

プロフィールを見る

ロシア・中部シベリアに記録的な最高気温の夏が到来 ~ フェリックスとオーロラの夏の過ごし方

a0151913_1834013.jpg
フェリックスとオーロラ 
Photo(C)Городские новости. Красноярск

ロシアの中部シベリアでは夏の暑さが到来しているそうですが、今年は記録的な気温となっているそうです。特にクラスノヤルスクを中心とした地域はここのところ暑い日が続き、今日21日の最高気温は35~37℃にもなる見通しだそうです。市民は夏の到来そのものは喜んではいるものの、しかし記録的な高温という現実に対応せねばならないわけで、街に出て公園の日陰のある場所で時を過ごしたり、あるいは本来は禁止されている噴水で水に入ったりなどを行う若者も多いようです。ロシアの住宅は暖房はしっかりしていますが冷房は基本的には完備されていませんので、暑くなれば屋外に日陰と風を求めるという場合が多いわけです。そしてアイスクリームというのはロシアの夏には欠かせないものとなっています。そういったクラスノヤルスクの街の人々の様子とクラスノヤルスク動物園に暮らすホッキョクグマ(フェリックスとオーロラ)の様子を現地のTVニュース映像で見てみましょう。このニュース映像は非常によくロシアの真夏の雰囲気を感じさせてくれるものです。



次も本日21日の地元TVニュースの映像ですが、クラスノヤルスク動物園のフェリックスとオーロラの姿が映っています。





次はクラスノヤルスク動物園の公開した映像で、ホッキョクグマたちなどが飼育員さんから冷水を体に放出してもらっている映像です。



以前からロシアの都市の夏期のホッキョクグマたちの様子を映像でご紹介してきましたし私自身も夏のロシアに行ってホッキョクグマたちに何度も会っていますが、意外なほどに彼らは暑さに苦しんでいるといった様子はありません。体の動きが鈍っているといった感じはありません。ただし彼らは夏が好きなのかといえば、やはりそのようには見えないというのも事実です。
a0151913_20153895.jpg
Image : Красноярский зоопарк


(資料)
Первый канал (Jun.21 2017 - Несколько районов Сибири оказались в зоне аномальной жары)
ГТРК Красноярск (Jun.21 2017 - 21 июня станет самым жарким днём за последние 7 лет в Красноярске)
7 канал Красноярск (Jun.21 2017 - Показываем, как красноярцы пережили аномально жаркий день)
НГС.Красноярск (Jun.21 2017 - Медведи красноярского зоопарка спасаются от жары водными процедурами)
Комсомольская правда в Красноярске (Jun.21 2017 - В «Роевом ручье» медведи спасаются от жары, купаясь в бассейне)
Городские новости. Красноярск (Jun.21 2017 - В Красноярском зоопарке медведей развлекают водой)
Столица 24 (Jun.21 2017 - Белые медведи в красноярском зоопарке, спасаясь от жары, обедают прямо в бассейне)
ИА Запад24 (Jun.21 2017 - В красноярском "Роевом ручье" мишки спасаются от жары в бассейне)

(過去関連投稿)
(*オーロラ関連)
ロシア極北・タイミール半島でホッキョクグマの2頭の赤ちゃんを保護!
ロシア・タイミール半島で保護された赤ちゃん孤児の続報
ロシア・クラスノヤルスク動物園の2頭の赤ちゃん孤児、同市に留まり同居の継続が決定!
ロシア・クラスノヤルスク動物園で暮らすタイミール半島で保護された双子の孤児の名前が決まる
ロシア・ウドムルト共和国のイジェフスク動物園 ~ 「さすらいのホッキョクグマ」ピムの安住の地となるか
モスクワ動物園がカザン市動物園に1頭のホッキョクグマを贈与 ~ 帰属意識と権利関係の狭間で
ロシア・クラスノヤルスク動物園で保護の双子の孤児に別れの時来る ~ オーロラがイジェフスク動物園へ
(*フェリックス関連)
ロシア・クラスノヤルスク動物園の2頭の伊達男たち ~ 華麗なる独身生活を謳歌?
ロシア・クラスノヤルスク動物園のプール開き
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園のプール開き
ロシア・クラスノヤルスク動物園のフェリックス、米大統領選挙でのトランプ氏勝利の予想が的中
ロシア・クラスノヤルスク動物園のフェリックス、米大統領選挙予想的中のご褒美はトランプケーキ
ロシア・クラスノヤルスク動物園のフェリックスの季節外れの誕生会 ~ 2006年5月のフェリックスの物語
(*フェリックスとオーロラ関係)
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園の野生出身の新ペアの繁殖への期待 ~ 日本は果実を狙え
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園の「プール開き」 ~ 夏に向けたフェリックスとオーロラの姿
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園の野生出身のフェリックスとオーロラのペア形成への準備
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園の「国際ホッキョクグマの日」のフェリックスとオーロラの姿
ロシア・クラスノヤルスク動物園のフェリックスとオーロラの同居開始 ~ 新血統の誕生への大きな期待
ロシア・クラスノヤルスク動物園、野生出身のフェリックスとオーロラが繁殖に向け驀進
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園のホッキョクグマたちに欧州の来園者からプレゼント
ロシア・クラスノヤルスク動物園の新飼育展示場計画発表 ~ 欧露の「囲い込み」体制に日本はどう対応するか
ロシア・クラスノヤルスク動物園のフェリックスとオーロラ、来年の繁殖シーズンへの大きな期待
ロシア・クラスノヤルスク動物園でホッキョクグマのバレンタインデーが祝われる ~ 冬期の新しいイベント
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園のプール開き ~ フェリックスとオーロラの夏の季節の始まり
# by polarbearmaniac | 2017-06-21 18:30 | Polarbearology

アメリカ・フィラデルフィア動物園の36歳のコールディロックスへの朗報 ~ "WINTER at Zoo" の試み

a0151913_235657.jpg
コールディロックス (Coldilocks the Polar Bear)
Photo(C)Philly.com

アメリカ・ペンシルベニア州のフィラデルフィア動物園で飼育されている36歳の雌(メス)のホッキョクグマであるコールディロックスは全米最高齢のホッキョクグマです。彼女が非常に大事に飼育されている様子はいくつかの記事でも明らかです。そのコールディロックスにとって今年の夏は朗報が舞い込んできたようです。フィラデルフィア動物園では6月17日から8月20日までの夏期期間中に "WINTER at Philadelphia Zoo" と銘打ってホッキョクグマなど寒冷地を生息地とする動物たちの飼育展示場などに大量の人工雪を運び入れ、そして常に雪が存在しているよいう状態を維持することによって子供たちに対して動物の生態と雪との関係について理解を深めてもらおうという試みを始めたそうです。また、そういった雪は園内の各所にも運び入れられ、来園者が暑さ凌ぎに動物園を訪れてもらうことも目的の一つとしているそうです。これに関する宣伝映像をご紹介しておきます。





手始めとしてまずコールディロックスに雪のプレゼントが始まったようで、その映像が公開されていますので見てみましょう。まだ現在は雪の量もそう多くは入れられていないようですね、



ホッキョクグマだから夏には氷や雪のプレゼントに大喜びするというのはステレオタイプ的な発想であることは間違いありません。少なくとも「大喜び」まではしないというのが経験上でもわかります。ですから夏に飼育下のホッキョクグマに氷や雪のプレゼントを行うというのは人間の側の自己満足である場合が多いわけなのですが、少なくとも飼育下のホッキョクグマたちは大喜びまではしないものの氷や雪が嫌いではないことは間違いありません。ですから、彼らにそういったものを与えるのは決して無駄ではないということだけは言えるでしょう。

このコールディロックスは飼育下で誕生したホッキョクグマですので誕生日がはっきりしているわけです。ペルミ動物園のアンデルマよりは少なくとも一歳年上(あるいは三歳年上)であることは明らかです。とにかく彼女には是非とも元気な長寿を期待したいと思います。

(資料)
Philadelphia Zoo (WINTER at Philadelphia Zoo)
Philly.com (Jun.15 2017 - New exhibit brings snow to the zoo starting Saturday)

(過去関連投稿)
アメリカ・フィラデルフィア動物園の34歳のクロンダイクが亡くなる ~ 全米最高齢のホッキョクグマの死
アメリカ・サンフランシスコ動物園のウウル(推定35歳)の健康維持に細心の配慮を行う同園
アメリカ・サンフランシスコ動物園のウウルに10トンの雪のプレゼント ~ 「全米最高齢」のホッキョクグマ
アメリカ・フィラデルフィア動物園のコールディロックスが元気に35歳となる ~ 全米最高齢のホッキョクグマ
アメリカ・フィラデルフィア動物園のコールディロックスが36歳となる ~ 全米最高齢のホッキョクグマ
# by polarbearmaniac | 2017-06-20 23:50 | Polarbearology

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
エッセイ、コラム
街角にて
未分類

最新の記事

ロシア・中部シベリアに記録的..
at 2017-06-21 18:30
アメリカ・フィラデルフィア動..
at 2017-06-20 23:50
デンマーク・オールボー動物園..
at 2017-06-19 22:00
オーストラリア・ゴールドコー..
at 2017-06-19 20:30
モスクワ動物園・ヴォロコラム..
at 2017-06-18 21:00
フランス・ミュルーズ動物園の..
at 2017-06-17 23:00
エストニア・タリン動物園の雄..
at 2017-06-16 23:55
ロシア・西シベリア、ボリシェ..
at 2017-06-15 23:55
ロシア・ウラル地方 ペルミ動..
at 2017-06-14 23:55
デンマーク・オールボー動物園..
at 2017-06-13 23:50

以前の記事

2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ライフログ


人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag


The Guest from the Future: Anna Akhmatova and Isaiah Berlin