街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ホッキョクグマを飼育している日本の都市とホッキョクグマを飼育している海外の都市との姉妹都市関係

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ララ (Белая медведица Лара/Eisbärin Lara)
(2015年5月31日撮影 於 札幌・円山動物園)
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ゲルダ (Белая медведица Герда/Eisbärin Gerda)
(2014年9月13日撮影 於 ノヴォシビルスク動物園)

報道によれば、大阪市の吉村市長は大阪市とアメリカのサンフランシスコ市との姉妹都市の提携を解消する意向を表明しているそうです。この「姉妹都市 (sister city)」という用語の定義はかなりあいまいですが文化交流や親善を目的とした地方同士の関係を指すものだそうで法的に根拠のあるものではないようです。海外の都市と姉妹都市の関係を結んでいる日本の都市で、現時点においてその両都市にホッキョクグマが飼育されている施設がある都市を調べてみますと以下のようになります。括弧内はその施設の名称です。尚、中国の都市は除いておきます。また、現在問題になっている大阪市とサンフランシスコ市との関係も除いておきます。また、姉妹都市ではなく単なる「友好都市(これも定義が不明確ですが)」については除いておきます。

札幌市    ノヴォシビルスク市(ノヴォシビルスク動物園
       ミュンヘン市   (ヘラブルン動物園
帯広市    マディソン市   (ヘンリー・ヴィラス動物園
東京都    モスクワ市(モスクワ動物園)、 
       ニューヨーク市(ブロンクス動物園
       ベルリン市(ベルリン動物園ベルリン動物公園)、
横浜市    サンディエゴ市 (サンディエゴ動物園
浜松市    ロチェスター市 (セネカ動物園
豊橋市    トレド市    (トレド動物園
大阪市    サンクトペテルブルク市(レニングラード動物園) 
       サンパウロ市(サンパウロ水族館
神戸市    リガ市(リガ動物園

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シルカ (Белая медведица Шилка/Eisbärin Shilka)
(2015年5月14日撮影 於 大阪・天王寺動物園)
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ウスラーダ (Белая медведица Услада/Eisbärin Uslada)
(2014年5月3日撮影 於 サンクトペテルブルク、レニングラード動物園)

大阪市がサンクトペテルブルク市と姉妹都市の関係にあるとは調べてみて初めてわかりました。これは意外でした。ただしかし、この姉妹都市という関係そのものに多くの意味があるわけではなく、何か行事があっても一般市民はほとんど関心を持たないだろうとは思います。ましてやホッキョクグマに関してこの姉妹都市の関係が何かの影響をもたらすかといえばそれは考えにくいでしょう。何故ならホッキョクグマの個体交換などは姉妹都市の関係によって行われるのではなく血統によって行われるようになっているからです。

ただし、一つだけ例外的な事例が生じる可能性が最近なかったわけではありません。それは、仮に大阪のシルカが雄(オス)であり、そして円山動物園がノヴォシビルスク動物園からその雄(オス)の入手を希望したいと考えたとすれば、札幌市長からノヴォシビルスク市長へのルートを経て入手を容易にしたであろう可能性は十分にあったでしょう。姉妹都市としての交流事業でノヴォシビルスク動物園の故シロ園長は円山動物園を訪問したことがあったはずです。札幌市とロシアのノヴォシビルスク市との姉妹都市関係は、なかなか実りあるものになっているようです。札幌市の「札幌・ノボシビルスク姉妹都市提携25周年記念誌」というページを開いていただき、そこからさらにいくつかの pdfファイルを除いて見て下さい。

(資料)
札幌市 - 札幌・ノボシビルスク姉妹都市提携25周年記念誌
# by polarbearmaniac | 2017-11-25 00:30 | Polarbearology

フィンランド・ラヌア動物園のシスが満一歳となる

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シス Photo(C)Ranua Zoo

フィンランドのラヌア動物園で昨年2016年の11月25日にヴィーナスお母さんから誕生した雄(オス)のシス (Sisu)が満一歳となりました。ラヌア動物園は11月21日にこのシスが一歳になったとSNS上で述べていますので、あるいはその日を正式な誕生日としているのかもしれません。まああまり大した問題ではないように思います。このシスについては前回2011年に同園で誕生したランツォの時と比較するとラヌア動物園もメディアの報道も非常に冷静であり記事はかなり少ないように感じます。当事者にとっては「二番手」といった認識なのでしょうか。満一歳の誕生日にも特別のイベントは行われなかったようです。ラヌア動物園は都市型の動物園ではありませんのでファンも頻繁に訪問するという場所ではないためか写真や映像の数も他園の幼年個体と比較すると数は少ないようです。ごく先日に撮影されたシスの映像をご紹介しておきます。以下をワンクリックして下さい。
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このシスの父親であったマナッセは8月に亡くなっていますのでヴィーナスにはパートナーのいない状態です。そういうこともあってこのシスのヴィーナスお母さんとの同居期間はおそらく3年間になるのではないでしょうか。

(資料)
Yle (Sep.4 2017 - Ranuan jääkarhunpennun nimeksi Sisu – esitettiin myös Saulia, Satkua ja Suloa)

(過去関連投稿)
フィンランド・ラヌア動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 繁殖計画の成果を積み上げる欧州
フィンランド・ラヌア動物園での赤ちゃん誕生の瞬間の映像が公開
フィンランド・ラヌア動物園で誕生の赤ちゃん、生後7週間目に入り立ち上がって歩き始める
フィンランド・ラヌア動物園で誕生の赤ちゃん、生後50日が経過
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃん、生後二ヶ月が経過
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんが外界に興味を持つ ~ 入り込んだ雪を取り除くヴィーナスお母さん
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんが生後13週間が経過 ~ 親子での屋外登場を待つばかり
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんの性別は雄(オス)と判明 ~ 水曜日3月15日に屋外登場の予定となる
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんが遂にヴィーナスお母さんと共に屋外に登場
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんとヴィーナスお母さんの近況 ~ 雪の上で過ごす五時間の毎日
フィンランド・ラヌア動物園の雄(オス)の赤ちゃんの近況 ~ 命名を急がない同園
フィンランド・ラヌア動物園の雄(オス)の赤ちゃんの近況 ~ のんびりとした親子の姿
フィンランド・ラヌア動物園の雄(オス)の赤ちゃん、間もなく生後半年へ
フィンランド・ラヌア動物園の雄(オス)の赤ちゃんが生後半年を経過 ~ 成長記録発信の意義
フィンランド・ラヌア動物園が抱くホッキョクグマの誕生による集客力への期待 ~ 来園者数の記録への挑戦
フィンランド・ラヌア動物園のヴィーナス親子の関係 ~ 映像からの推量の難しさ
フィンランド・ラヌア動物園でホッキョクグマの親子にスキー場から季節外れの雪のプレゼント
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんの名前が "Sisu (シス)" に決まる
# by polarbearmaniac | 2017-11-24 00:30 | Polarbearology

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