街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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カテゴリ:街角にて( 2 )

謹賀新年 (С Новым годом !)

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新年明けましておめでとうございます! 
本年もよろしくお願いいたします。
皆様方全てと世界中のホッキョクグマたちによって素晴らしい年でありますように!

May the year 2016 be happy and great for all of you and
polar bears around the world!

С Новым годом !
Желаю всем счастья, здоровья, успехов !

New Year 2016 in Yokohama, Japan
(with neither fireworks nor firecrackers in sight)


横浜港の新年の始まりは本当に静かです。夜空一杯を彩る花火や爆竹の音やシャンペンの乾杯とは無縁の新年の始まりです。

Nikon D5500
シグマ 17-50mm F2.8 EX DC HSM
Panasonic HC-W870M
(Jan.1 2016 @横浜・山下公園)
by polarbearmaniac | 2016-01-01 01:00 | 街角にて

「浅野内匠頭終焉之地」 を通り過ぎて..... ~  “A Midsummer Day's Dream”

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用事で炎天下の日比谷通り (港区新橋4丁目付近) を歩いていたところ、偶然に興味深いものを見つけた。 それは浅野長矩 (浅野内匠頭) の終焉の地である。 元禄12年(1701年)に、播磨赤穂藩の藩主であった浅野長矩は江戸城・松の廊下で吉良義央 (吉良上野介) に切りかかる刃傷事件を起こしている。 この事件直後に長矩は陸奥一関藩主である田村建顕の屋敷に身分お預けとなった。 その田村右京大夫建顕の屋敷があった場所がここなのだった。 
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長矩はこの刃傷事件を起こしたその日に徳川綱吉の命により、その屋敷のあったこの地で切腹したのである。 大名が切腹する場合は通常は邸内で行われるが長矩の切腹は庭先で行われている。 つまり、それだけ長矩に対する将軍・綱吉の下した処分は過酷だったということである。 長矩の辞世である 「風さそふ花よりもなほ我はまた春の名残をいかにとやせん」 は、実際は長矩の詠んだものではなく後世の別人の創作だろう。 長矩はまさか自分の処分が切腹だとは思わなかっただろう。 ましてや即日の切腹など予想もしていなかったと思われる。 だから、いざ自分の処分を知った時にこのような辞世を詠むことなど、できるはずはないのである。
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長矩の切腹もおそらく通常の「切腹 (扇子腹)」 ではなく、単に暴れる体を押さえつけられて首を切り落とされた斬首刑に近いものだったと思われる。 この刃傷事件の後日の赤穂浪士の討ち入りも実にナンセンスな事件である。馬鹿馬鹿しい目的を達成するために彼らは周到な計画を立てて徒党を組んで団結したのである。 まるでヤクザの集団である。 歴史的にも全く評価に値しない集団テロ行為である。 これは後世の価値観から当時の事件を断罪しているわけではない。 荻生徂徠は当時すでに、「吉良氏を以て仇と為し、公儀の免許もなきに騒動を企てる事、法に於いて許さざる所也。(中略) 私論を以て公論を害せば、此れ以後天下の法は立つべからず。」 と述べている。

盛夏の猛暑の東京の一角、真昼にそこで見る夢は、庭先で泣き叫んで暴れながら首を切り落とされる哀れな一人の田舎大名の姿でしかない。 一方で、一連のこのくだらない事件を大きな物語に仕立て上げた日本人の創作力は実に非凡であると言ってよいかもしれない。

Canon EOS M
EF-M18-55㎜ F3.5-5.6 IS STM
(Aug.16 2013 @東京都港区 日比谷通り沿いにて)
by polarbearmaniac | 2013-08-16 17:00 | 街角にて

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