街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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Polar Bear of the Year (2009)

ここプラハも間もなく新年を迎えようとしています。TIME誌にあやかって、2009年を代表するホッキョクグマを選考してみました。

やはり、円山動物園のララでしょうね。しろくまファンならば、どなたも賛成していただけるでしょう。ツインズに対する見事な育て方と教育、そして自分も子供たちに加わって豪快に遊ぶ余裕さえ見せて、しろくま界のビッグママの地位を不動のものにしています。日本の動物園で果たして今後、ララに匹敵するビッグママが再び現れるかといえば、かなり疑問だと思われます。

さて、2010年は誰がThe Polar Bear of the Year になるでしょうか? これは即ち、日本の動物園のホッキョクグマの今後を占うものとなりそうです。2010年は雄の番かな? イワン、デナリ、ジャンブイ、ホクトあたりにも期待したいです。
by polarbearmaniac | 2009-12-31 23:55 | Polarbearology

雨の古都プラハにて今年本当のしろくま納め

昨日(29日)夜、パリ経由で雪のプラハ空港に降り立ちましたが、翌日の今日には雨になってしまいました。

今日の午前中は思い切って最初にプラハ動物園に行ってきました。これが本当の今年のしろくま納めになります。

プラハ動物園のしろくま君は3頭で、飼育場は隣接した二カ所でした。若い方のペアがいる方と年老いた方の一頭が飼育されている計ニヶ所でした。ホッキョクグマ舎は展示側が全面ガラスになってはいるものの、プールは大きくて立派で、驚きました。御老体の方は、顔の感じが旭山のコユキさんに良く似ていました。まだまだ元気なお婆さん(orおじいちゃん?)でした。若いベアのベルタとトムは適度に距離を保っていて、繁殖にはむしろこんな感じのほうがうまくいくような気もします。

写真はD3s + シグマ70~300mm(F/4.0~5.6/OS)で約150枚ほど撮りました。この新発売のシグマのレンズは(少なくともD3sに使用する場合には)シャープかつ硬質な画質に特徴があるように思われ、ガラスやアクリルを通して撮影する場面で威力を発揮できそうですので、今回のプラハ動物園のホッキョクグマ舎での撮影には結果的には向いたレンズでした。

詳しくは、帰国後にあらためまして報告することと致したいと思います。
(2009年12月30日古都ブラハにて)


※(後記) この時の写真を後日何枚かアップいたしたいと思います。数週間後になるかとは思いますが...。
by polarbearmaniac | 2009-12-31 08:20 | しろくま紀行

2009年の訪問動物園etc.(まとめ)

◎国内 : 札幌円山動物園、旭山動物園、おびひろ動物園、釧路市動物園、ズーラシア、八景島シーパラダイス、野毛山動物園、日本平動物園、京都市動物園、天王寺動物園、王子動物園、姫路市動物園、アドベンチャーワールド、とくしま動物園、レオマアニマルパーク、熊本市動植物園、カドリードミニオン

◎海外 : 上海動物園、ワルシャワ動物園(Miejski Ogród Zoologiczny w Warszawie)、ベルリン動物園(Zoologischer Garten Berlin), ベルリン動物公園(Tierpark Berlin), シカゴ・ブルックフィールド動物園(Brookfield Zoo)、シカゴ・リンカーンパーク動物園(Lincoln Park Zoo)、モスクワ動物園(Московский зоопарк)、プラハ動物園(Zoo Praha - 大晦日に行けるかな?)
by polarbearmaniac | 2009-12-28 20:20 | しろくま紀行

いざプラハへ!

いよいよ明日日本を離れます。ここのところはずっと、年末年始は海外です。今回はプラハに滞在しますがプラハ動物園に行くことになるかどうか....? 寒さもきびしいようです。プラハ動物園というのは年末年始も休んでいないようですね。 異国に滞在しているときは、日本と違って意外に動物園に行こうという気がそれほどおきないのですが、まあ時間があればといったところでしょうか。でも機会だから今回、トムとベルタにあっておきましょうかね。でも考えてみれば、動物園に行くのだったらまたレンズが必要ですね。行ったことのない動物園に行くときはいつもこれで頭を悩ませます。いやはや....。

プラハというのはそれほど大きな街ではありませんから、カメラ片手にブラブラという感じです。 「プラハ カフカの街」という本がありますが、この本の写真は素晴らしいです。チェコの写真家のヤン・ルカスが戦前、戦後とライカで撮った写真がたくさん掲載されていますが、このモノクロ画像には痺れます。今回の旅行のテーマの一つは、この写真の被写体を現在のプラハの街を歩いて探すことです。帰国しましたら私の撮った写真でもご紹介するかもしれません。

世界中のホッキョクグマが幸せでありますように!
by polarbearmaniac | 2009-12-28 19:30 | Daily memorabilia

釧路・GAO・天王寺の3園協力体制の確立を!

釧路動物園に出張しているデナリが秋には円山動物園に帰りますが、確実に言えることは、GAOの豪太の嫁としてクルミがGAOに行こうがツヨシがGAOに行こうが、来年釧路でのデナリとクルミとの間の繁殖がうまくいかなければ、釧路に残ったほうの雌はそれ以降約5年間強にわたって繁殖のチャンスが無くなるという事実です。釧路に残った雌は雄のこぐまが繁殖可能になるまで「塩漬け」の状態に置かれるわけです。これはまったく納得のいかない話です。繁殖可能な雌2頭という強いカードを持ちながら、結果的には釧路は貧乏くじを引いたような形になりますね。

私は思うのですが、ここで天王寺動物園も「男鹿/釧路連合」に加わって3園協力体制を構築してはどうでしょうか? 仮にクルミが男鹿に移動した場合は天王寺のゴーゴが釧路に移動して、釧路で年齢の比較的近いツヨシとの繁殖を試みてはどうでしょうか? これですと、GAOと釧路の2園で同時に繁殖を試みることが可能です。

ゴーゴが移動したあとの天王寺には、今度日本にやってくるこぐまを送るということです。これだと天王寺はまた繁殖の機会が5年ほどあとになってしまいますが、しかし東欧からやってくるホッキョクグマ自体がこぐまですから、数年は可愛らしい様子を十分に大阪のホッキョクグマファンに見せてくれるようと思います。

天王寺動物園が現時点で、どれだけゴーゴのパートナー探しに動いているのかはわかりません。いろいろと海外をあたっているような情報もかつてはあったように記憶しています。いざとなれば、日本平動物園がロシアのサンクトペテルブルクの動物園との間で結んでいる「ホッキョクグマ飼育協力協定」のようなものを、どこかのロシアの動物園をパートナーにして関係を結ぶやり方があるかもしれませんが、おいそれとはいかないようにも思います。現在はまだ、昨年来の性別騒動を引きずった形になっていますが、ここでやはりbreakthroughが必要であるという意味で、天王寺の何らかの決断を期待したいです。


*(後記)「性別騒動」がもちあがった2008年暮れからの一連の状況については下の北海道の民放の番組をご参照下さい。

by polarbearmaniac | 2009-12-25 01:00 | Polarbearology

奇々怪々とした話 (後) 

まず、この記事を読んで感じるのは、GAOの願望と客観的事実(客観的状況)がごっちゃになっているのではないだろうかということです。それから2つ目には、この記事に述べられ展開されている状況が本当に時系列的なものであったのか否かということです。

以下、不可思議な点を具体的に述べます。

① GAOは昨年10月に東欧の動物園でこぐまが生まれそうだという情報をつかんで動物商と(予約)契約を結んでいたそうですが、東欧の動物園で実際にこぐまが生まれたのは今年の3月ですよね。 すると、「生まれそうだ」から「生まれた」まで約半年ですか! いい加減な話ですね。 そんなばかな話ないでしょう! この記事が事実ならば、GAOは相当、欧州の当事者になめられていますね。

② 今年5月に東欧の動物園のこぐまが雄だとわかったあと、釧路動物園と話し合って「相互貸与方式がいいのでは」と意見が一致したとのことですが、これが事実だとすると今回の話は5~6月にはすでに水面下で動いていたことになりますよね。そうだとすると11月のJAZAの会議でホッキョクグマの繁殖が議題になり、この件で釧路動物園が名指しされ善処を求められたことによって急遽釧路動物園がGAOへのクルミ(or ツヨシ)の貸し出しが決まったという事実と大いに矛盾します。釧路動物園がGAOへ雌の個体を貸し出す方針をGAOに連絡したとき、GAOが「突然のことで驚いた」というコメントをしたことが報道されていました。これはやはり釧路動物園の決定がいかに急なものであったことを裏付けているように思われます。先にリンクした記事は多分、秋田県(GAO)側だけの取材での記事でしょう。 釧路に裏付取材をしていないのは明らかのように思います。


仮に万が一、記事の通り秋田県の言うこと(「以前からの水面下の動き」の存在)が正しかったとしたら、さる事情からゴーゴの嫁取りには幾分楽観的な気分でいたらしい天王寺動物園は、してやられたことになります。 一方、仮に記事が正しくなかったとしたら(つまり「以前からの水面下の動き」の存在はなかったとしたら)なぜ秋田県(GAO)は、あたかも以前から釧路と水面下で話をしていたかのように言うのでしょうか? 秋田県の本音はここにあります。すなわち、「釧路で、残った雌が繁殖を待つ間は、男鹿に釧路のメスを置き続けてもらえるはず」という狙い(算段)です。釧路の園長さんが、「男鹿で繁殖がだめなら天王寺動物園さんにお願いすることがあるかもしれない。」と言ったものだから、秋田県(GAO)は必死になって釧路の雌の長い期間のGAOでの引きとめを狙ったことになるでしょう。 いすれにしても大阪の多くのゴーゴファンは釈然としないでしょう。

いったい何が真実なのでしょうか? もうこれは、我々しろくまファンの想像の域からは離れた、かなり政治的な臭いのする話になっていた可能性があります。

まことに奇々怪々とした話です。
by polarbearmaniac | 2009-12-24 20:45 | Polarbearology

奇々怪々とした話 (前)

まず、読売新聞(秋田版)の本日(2009年12月24日)付の記事にホッキョクグマの所有権関連のことが掲載されていますのでご覧下さい。リンク切れになることがありますから、以下にコピーもしておきます。

~ホッキョクグマ 釧路と相互貸与~

> 県は、東欧の動物園から生後9か月のオスのホッキョクグマを購入する。ただし、子グマの行き先は、オスの「豪太」(6歳)がいる男鹿市の男鹿水族館「GAO」ではなく、北海道の釧路市動物園。豪太の花嫁として釧路から貸し出されるメスをなるべく長く男鹿に留めるために、子グマは釧路へ「将来の花婿候補」として貸し出される。「秋田県の子グマ」を地元で見られるのは、「釧路で成長し、繁殖の役目を無事果たした後」になるかもしれないという。

>県から委託を受けているGAOはもともと、繁殖期を迎える豪太のパートナーとしてメスを入手するため、2005年度から県予算で毎年1630万円の購入費を計上してきた。昨年10月、東欧の動物園で子グマが生まれそうだという情報をつかみ、動物商と入手契約を締結。さらにその翌月には、メスと判明し話題を呼んだ釧路市動物園の「ツヨシ」を貸し出してもらうよう、釧路市に申し入れた。

>今年5月、東欧の子グマがオスと分かり、入手契約はいったん解除。その後の釧路市との話し合いの中で、「相互貸与方式がいいのでは」と意見が一致し、動物商に入手契約を留保の形にしてもらったという。

>釧路市は今月1日、3頭いるホッキョクグマのうち、メスの「クルミ」(12歳)かツヨシ(6歳)のいずれかを、早ければ来秋に男鹿に貸し出すと発表した。それを受け、動物商がオスの子グマ獲得に動いており、現在、当該国政府からの輸出許可を待っているという。

>釧路市からのメスの貸与期間は決まっておらず、相性が悪いと判断されれば、繁殖を待たずに別の動物園に移されるかもしれない。しかし、県が購入する子グマは4~5年後に繁殖適齢期を迎えるため、「釧路で繁殖を待つ間は、男鹿にメスを置き続けてもらえるはず」と県は算段する。

>ホッキョクグマは、どの動物園、水族館でも展示の目玉。GAOは、「豪太ファミリー」をできるだけ長く男鹿で展示したい考えだ。しかし、子グマの所有権は「移動してきた親の側が持つ」のが飼育の慣例で、GAOが所有できるのは第2子以降になるとみられる。あとは、釧路で繁殖を終えたオスと、その第1子が男鹿に来るのを期待するしかない。

>県が購入する子グマは、体への負担を軽減するため東欧から直接釧路に送られる見込み。ただ、豪太の花嫁が来るよりも早く手続きが済めば、釧路の飼育スペースに空きがないため、一時的に男鹿に来ることになるという。

>GAOでは、ツヨシかクルミが来るのを見越して館内を改装する構想を練っている。ホッキョクグマを所管する県観光課は、「子グマが1歳を迎える3月から6月頃の購入を目指しており、できれば男鹿でも見られるようにしたい」と話す。
(2009年12月24日 読売新聞)


私はもともとマスコミをほとんど信用しない人間です。ある複数の出来事があって以来、日常的にはマスコミのことを「マス〇ミ」と呼ぶほどに嫌悪しています。ですので、非常にdeepに取材してあるかのように見えるこの記事についても、本来は信用すべきでないと考えています。しかし...この上の記事には入念に取材して書かれたような具体性も感じます。そして仮にこれが事実とすれば奇々怪々な話のように思われますが.....。

(続く)
by polarbearmaniac | 2009-12-24 20:30 | Polarbearology

今年のしろくま納め ~ 大阪・天王寺動物園(12月23日)

しろくま狂の今年のしろくま納めは大阪の天王寺動物園のゴーゴ。23日午前のJL111で大阪伊丹へ。なんば経由で動物園到着。寒い。おまけに動物園にはあまり人が来ていないので一層寒さを感じる。小雨が少々ちらつく中で、午後はずっとゴーゴにはりつく。

ゴーゴは夏に来ても冬に来ても、あまり様子が変わらないのには驚く。「通年対応型しろくま」とでも言ったほうがいいだろう。過去に来たときと同様、左右の往復歩行の時間が長かったが、3~4回ほど水で遊んでくれた。木の太い枝を持ち上げたり、ブイや黄色いガス管をかかえて泳いだり、見ている者をなかなか楽しませてくれる。

今さら言ってもなんだが、ゴーゴはあの歳の雄にしては意外に体が小さいようにも感じる。 少なくとも巨体という感じではない。 ゴーゴの顔を「悪役顔」などと言う人もいるけれど、私に言わせると、意外に優しい顔立ちだと思う。


16時半の収容時間まで見ていたが、ゴーゴは非常にすっきりとお家に帰還した。ララみたいに時間前に扉の前に座り込むなどということがない。「人生いろいろ、しろくまいろいろ」といったところか。

大阪伊丹よりJL134で羽田に戻り、帰宅。
by polarbearmaniac | 2009-12-23 23:55 | しろくま紀行

ララ親子の撮影について

今年のホッキョクグマ紀行は札幌の円山動物園へ行った回数が非常に多かったため、かねてから行きたいと思った他の動物園に行く機会を失ってしまっただけでなく、札幌周辺で行きたい場所へもほとんど行かれず、風景の写真も撮れなかったのが残念でもありました。

以前よりのニコンユーザーの私としては、3月のツインズ公開に合わせて思い切ってD90という機種を買ってみました。DXフォーマットを使用するのはD200以来久々となります。ツインズの体がまだ小さいうちはやはりFXよりもDXが便利かなと考えたわけで、実際撮ってみるとそれは正解でした。 これにNikkorの80-400mm(F/4.5-5.6)というレンズを装着すると、カメラとは大きさの点でアンバランスが生じたものの、さすがに効果がありました。

夏が近づくとツインズの体も大きくなり、今度は70-300mm(F/4.5-5.6)で十分という感じになってきました。夏になって今度は70-200mm(F/2.8)でも十分かなと考えましたが、「夜の動物園」が開始されることもあって、思い切って愛用のD3を持ち出してみました。 このD3というカメラは重いですが非常に使い易いカメラです。撮影者の言うことをなんでも忠実に聞いて忠実に実行してくれます。FXフォーマットですので、レンズは再び80-400mmが再登場。 これは明るいレンズではありませんが「夜の動物園」ではD3の高感度での威力に助けられ非常に満足な結果が出ました。

それから現在に至るまで、円山動物園でのホッキョクグマ撮影はD3と80-400mmを使うケースが多くなりました。 だだしかし、ララ親子が3頭でプールの淵を並んで歩くシーンを真横から撮るには広角レンズが必要で、いろいろと思案のあげくレンズ自体に不満はあったものの2度ほどタムロンの28-300mm(F/3.5-6.3)を持って出かけましたが、うまい具合にその日に3頭が並んで歩くシーンがあり、それをうまく撮れたのにすっかり気を良くしてしまいました。

12月に入ってからは新しく購入したD3sを使用し始めました。このD3sは一般的にはD3の高感度特性をより高めただけのマイナーチェンジ機種などと言われていますが、私が撮ってみた感じではD3よりもホワイトバランスのオートがはるかに見事に機能しているように感じます。さらにピクチャーコントロールのスタンダードの色味がD3よりもすばらしく、実に気に入っています。

私は実は、ホッキョクグマの写真を撮影するということは他の動物を撮影する場合と比較すると、カメラとレンズの性能の差が一番あらわれにくい動物ではないかと感じています。 しかし神経質にならずに気分良く撮影しようとすれば、やはりD3/D3sを使います。シャッターを押した時の音と手答え、そして全身に感じる快感は何物にも替え難いです。

今度の年末年始はチェコのプラハで過ごします。プラハの街角や風景もビロード革命以前の社会主義の時代から随分と銀塩カメラ(父より譲り受けたF2)に収めてきたつもりですが、例年大晦日のプラハのカウントダウンでは冬の夜の街を照らすほどの多くの美しい花火があげられるそうですので、この風景を是非カメラに収めたいとわくわくしています。プラハにはD3sと24-70mm(F/2.8)、20mm(F/2.8)、50mm(F/1.4)の3本を持ち込む予定にしています。
by polarbearmaniac | 2009-12-22 21:45 | しろくまの写真撮影

円山ツインズの将来 - 交換個体候補予想 欧州編(終)

今まで何頭かの欧州のホッキョクグマ、それも円山ツインズと同年齢の交換個体候補をあげてきました。他にも同年齢、もしくは1年ほど年上の個体がいないわけではありませんが、すでに他の動物園に移動したか、もしくは移動が決まってしまっているようで、現時点では候補からは外れたと言って差し支えないでしょう。今回はそうした個体をご紹介いたしましょう。

ウィーンのシェーンブルン動物園の2007年11月生まれの雄のツインズは、私は以前は相当有力な候補だと思っていましたが、来年にドイツのハノーファーの動物園に移動が決まっている模様です。 2歳の誕生日を祝う同動物園のサイトで11月29日に発表されています。ジャストにURLへリンクができないので、記録用でそのニュースをコピーしておくこととします。
EISBÄREN−ZWILLINGE FEIERN 2. GEBURTSTAG
>Die Eisbären−Zwillinge Arktos und Nanuq bekamen von ihren Pflegern zum Geburtstag eine Eistorte gefüllt mit Fisch und Fleisch. „Als Jungtiere zählten die beiden zu den Publikumslieblingen im Zoo. Mittlerweile sind aus den weißen Fellknäulen stattliche Bären mit geschätzten 250 Kilo geworden. Nur am Kopf können wir sie noch von ihrer Mutter Olinka unterscheiden“, sagt Tiergartendirektorin Dagmar Schratter. Arktos und Nanuq übersiedeln Anfang 2010 in eine neu errichtete Anlage im Zoo Hannover. Auch im Tiergarten Schönbrunn ist im nächsten Jahr Planungsstart für eine moderne Eisbärenanlage, die 2014 eröffnet werden soll. Der neue Eisbärenbereich wird mit rund 2.000 Quadratmetern doppelt so groß sein und über einen großen Rundlauf mit einsehbarem Unterwasserbecken verfügen.

オーストリアの情報サイト(英語)にも記載が出ているようです。ところがなんとこの移動は昨年の3月に決まっていたようでドイツのハノーファー動物園では昨年にこの情報を公開していたようです。これを見落としていたしろくま狂はうかつでした。ツインズが海外に行ってもウィーンならば簡単に会えるだろうという期待があったためです。しろくま狂は同時にまた音楽狂でもあり、ウィーンには個人的に何度も行っていますので、ウィーンならばという虫の良い期待がありましたが、非常に残念です。

2007年12月にシュトゥットガルト動物園(Wilhelma Zoologisch-Botanischer Garten Stuttgart)で生まれた雄のヴィルベア(Wilbär)シュトゥットガルト動物園を去ってスウェーデンのストックホルム近郊のOrsa Grönklitt(Orsa bear Park)にエヴァ(Ewa)というオランダのロッテルダム動物園で生まれた雌とペアで暮らしているそうです。

あと、イタリア南部のファザーノのサファリパーク(Zoosafari di Fasano)で昨年生まれた個体もありますが、交換候補の対象とはならないと思われます。

多分これで全部ではないでしょうけれど欧州における円山ツインズとの交換個体候補を何回かにわたっていろいろと挙げてみました。円山動物園がいくら交換を希望したところで、相手の動物園の事情もあるでしょうから、おいそれとは交渉はまとまらないかと思います。相手の動物園にとっても交換がメリットとなる事情がなければ難しいでしょう。この「相手方にとっても交換のメリット」という点を考えれば、やはり2年毎ほどでホッキョクグマの出産が続いている個体を持つ動物園が有利だと思われます。そうなると今回の(2)のオランダの個体(4)のデンマークの個体の可能性があるように思います。

欧州がダメならばロシアで探すことになるでしょうが、ロシアにおける交換個体候補予想については、また機会を改めて記していきたいと思います。
(終)

*(後記) その後、セルビアのパリッチ(Palić)動物園にも年齢的に該当する個体が3頭いることがわかりましたが、このパリッチ(Palić)動物園はEAZA非加盟ですので今回の円山ツインズの交換個体候補にはなりえないでしょう。そのうちの1頭に対して男鹿水族館が食指をのばしていることについては、この投稿をご参照下さい。

(*後記)本投稿はあくまで同年齢の欧州の幼年個体をノミネートしたものであり、現実としてそういった個体との交換ができるかという観点からのものではありません。実際問題としては、欧州の絶滅危惧種繁殖計画European Endangered Species Programme)によって欧州内の個体が域外に出るということは原則としてないため、こういった個体の交換は現実には限りなく不可能であるわけです。
by polarbearmaniac | 2009-12-22 12:15

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