街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア・カザン市動物園の赤ちゃんは順調な生育 

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Photo(C) Эмма Ситдикова

ロシアのカザン市動物園で昨年12月にホッキョクグマの赤ちゃんが誕生したニュースについてはすでに触れました。また、その後の生育も順調な様子であることも触れました。その後の様子が地元紙であるКазанские Ведомости紙の3月29日付け記事で伝わってきています。それによりますと、この雄の赤ちゃん、生まれた当時は400グラムだった体重も20キロにもなり、お母さんの食事である肉や魚にも大いに興味を示しているそうです。名前は公募されたようですが、5歳の少女が応募した名前であるピム(Пим)に決まったようですね。

a0151913_15415485.jpgそれから、園長さんの発言が記事に引用されていますが、昨年世界の動物園で生まれたホッキョクグマの赤ちゃんは10頭だと彼女は言っています。 ええと....サンフェリシアン(カナダ)2頭、トレド(米)1頭、サンクトペテルブルク(露)2頭、モスクワ(露)4頭、カザン(露)1頭、アドベンチャーワールド(日)1頭、パリッチ(セルビア)1頭...となると12頭になってしまいますが、モスクワは3頭という情報もあり、またアドベンチャーワールドやパリッチをカウントから外している可能性もありますので、細かい数え方の差異はあるものの園長さんが言う10頭という数字はおおむね正しい数字として理解してよいように思います。

Photo(C)Казанские Ведомости
by polarbearmaniac | 2010-03-31 15:30 | Polarbearology

GAO(秋田県)購入予定の東欧個体、遂にその姿見たり!

直前の投稿で触れた男鹿水族館(秋田県)が購入を決定しているものの、発育が悪くて渡航が困難な状態にあるとの報道があり心配されている謎の「東欧のホッキョクグマ」ですが、とうとうその姿を捉えたと思います。この子ですね!
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ずっと問題になっていたこの「東欧のホッキョクグマ」ですが、私はセルビアだと推測していろいろ調べたことがありました。その際、秋田県が以前接触したと言われていたのがベオグラード動物園だけだとばかり思い込んでいましたので、そこの繁殖状況ばかり探っていましたが、他のセルビアの動物園にもホッキョクグマが飼育されており過去何年かにわたって個体が誕生していた事実を不注意にも見落としていました。セルビアの動物園の実体はいま一つ掴みにくいわけですが、首都のベオグラードの他にパリッチ(Palić)動物園で飼育されているホッキョクグマにこぐまの誕生情報があることが判明しました。上の2枚の画像はパリッチ動物園で昨年2009年に撮影されたものです。海外の某サイトに昨年暮れの12月になって初めてアップされたものです(今回だけ特別、内緒でこっそりコピーしてきました)。 ベオグラード動物園のホッキョクグマの出産情報がない以上、このパリッチ動物園の写真のこぐまが問題のホッキョクグマだと結論付けてまず間違いないように思います。男鹿水族館が購入しようとしているホッキョクグマは情報によれば2009年3月の生まれだそうです。そうすると上の写真のパリッチ動物園のこぐまは、夏に撮影されたもののように思われます。

*(後記1) 当然、姫路のユキ、仙台のポーラとの血縁関係が強く予想されるわけですが、現段階では確実なことを言うのは控えておきたいと考えます。
*(後記2) 年齢的には円山ツインズと近いことになるこのパリッチ(Palić)動物園の、すでに移動済みであることが確実な「06/07個体」2頭と今回の昨年3月に誕生した「08/09個体」1頭ですが、パリッチ(Palić)動物園はEAZA非加盟ですので、円山ツインズの交換個体候補には最初からなりえなかったことは言うまでもありません。
by polarbearmaniac | 2010-03-30 19:00 | Polarbearology

GAO(秋田県)が購入予定のホッキョクグマの輸入が困難に

秋田魁新報の本日(3月30日)付の報道です。
>県は29日、男鹿市の男鹿水族館GAOが東欧の動物園から購入予定のホッキョクグマ(雄、1歳)の発育が思わしくなく、渡航が難しい状況にあることを明らかにした。2月定例県議会農林商工委員会で報告した。子グマは、GAOが県の入手委託費1630万円で購入予定。昨年末、動物商を介し東欧の動物園と購入契約を結んだ。子グマを釧路市動物園(北海道)に貸与し、代わりに雌の「クルミ」「ツヨシ」のうち1頭を、GAOが飼育する豪太(雄、6歳)の花嫁として借り受けることになっている。県によると、東欧側の輸出手続きが進んでいないため問い合わせたところ、18日、このクマの発育が悪く、他のクマから隔離され、栄養剤を与えられていることが分かった。これを受け中野節副知事が25日、釧路市を訪ね、蝦名大也市長や山口良雄動物園長に相互貸与ができない可能性があると報告。蝦名市長は子グマを借りられない場合でも「種の保存を第一に考え、雌をGAOに貸し出す意向に変わりはない」と述べたという。

この話、最初から何かおかしいと思っていました。繁殖の観点からも何度かこのブログで疑問を書いてきました。「ホッキョクグマ」の入手を甘く見ることはできないわけです。
by polarbearmaniac | 2010-03-30 15:45 | Polarbearology

(考察) イコロとキロルの力関係の変化

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(2010年2月20日 札幌・円山動物園にて)

札幌・円山動物園からおびひろ動物園に移動したあとのイコロとキロルについては、同動物園の飼育員さんのブログが、おおむねその様子を伝えているように思います。私も興味津々で拝見させてもらっていますが、この双子について飼育員さんのブログで注目せねばならない重要な点は一つだろうと思います。それは、イコロとキロルの「力関係」の変化という点です。あのブログを「力関係」をキーワードにして読むと一段と面白く読めるのではないでしょうか。

飼育員さんによれば、帯広へ移動しばらくはキロルがイコロを威嚇しまくっていてイコロが室内のエサを食べられない状態だったということです。そして以降(ごく最近まで)イコロとキロルはあまり仲が良くない雰囲気であることも伝わってきていました。 この事実についてツインズのファンとしては心配な気持ちになったのも無理はないかもしれません。しかし12月頃からのこの2頭の様子を見てきた限りにおいては、実はこれは事前に予想がついた話のように思われます。

12月に雪が積もって以来、円山動物園ではイコロがMoatに降りられない状態が帯広移動まで2ヶ月ほど続きました。この2ヶ月という長い期間で完全にキロルはイコロに対する「優位性」を自覚・確立したわけです。同時にイコロもキロルに対する「劣勢」を認めざるを得なくなりました。さらにキロルを勢いづかせたのは、母親のララがイコロの懇願には従わず、やはりMoatにしばしば降りてきたことです。キロルは、自分のイコロに対する「優位性」が母親公認のものであるとすっかり思い込んだのでした

さて、舞台は帯広に移ります。

帯広に移動したツインズですが、あそこの動物園の構造上、キロルが円山におけるMoatのように自己の優位性を示す場所がなくなってしまったわけです。イコロもプールのあるところまで降りられるわけですから、キロルが独占的に自分の領域にできる場所がなくなってしまいました。キロルは内心非常に不満で、おもしろくないわけです。なにがなんでも自分のイコロに対する今までの「優位性」を保たなければなりません。その結果がキロルのイコロに対する威嚇なわけです(3月6日の「個性ですから」をご覧下さい)。加えてキロルは、自分の「優位性」を公認してくれたと思い込んでいる母親のララがいなくなってしまったので、キロルは自分の「優位性」を認めてくれるララ以外の外部の誰かを求めているわけです。それが飼育員さんなのです。3月8日の「ぼくは直線的ですから」をご覧下さい。 キロルが「目の前しか見ていません。」と飼育員さんは書いていますが、私にはこれはキロルの性格が必ずしも直線的であることを意味しないように思われます。キロルは、自分の「優位性」を認めてもらえる相手として飼育員さんに期待しているわけです。ですから、ただひたすら「目の前」すなわち飼育員さんとエサだけを見ているわけです。

3月26日の「今日は仲良く」では、イコロとキロルが再び以前のように仲の良い姿で登場しています。しかし、この「仲の良さ」が今後も続くのか、それともキロルは何らかの形で自己の「優位性」を再確認する動きを見せるのか...実に興味深いです。やはりイコロとキロルには目が離せません。
by polarbearmaniac | 2010-03-29 13:00 | Polarbearology

“It’s a boy !”― アメリカ・トレド動物園の赤ちゃんの性別判明!

a0151913_9535055.jpgアメリカのトレド動物園でホッキョクグマの赤ちゃんが誕生したことは1月6日にこのブログで記事にしました。とうとうその赤ちゃんの性別が動物園から正式に発表され、雄とのことです。2009年にアメリカ合衆国で生まれた唯一のホッキョクグマの赤ちゃんということになります(「北米」という話になれば、カナダ・ケベック州のサン・フェリシアンの動物園でも誕生していますが)。

動物園のサイトで3ヶ月経過した産室での映像がアップされていますが実にかわいいですね!
by polarbearmaniac | 2010-03-29 09:00 | Polarbearology

コンサート終了....!

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充実した演奏会でした。もう、圧倒的というか何というか.....

クリスティアン・ティーレマン指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
(曲目)ブルックナー 交響曲第8番 ハ短調
於 横浜みなとみらいホール
by polarbearmaniac | 2010-03-28 16:58 | Daily memorabilia

今日はしろくまはお休みで午後はコンサート

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今日は地元横浜でコンサートのため、しろくまトピックはお休みです。
by polarbearmaniac | 2010-03-28 14:53 | Daily memorabilia

新型のNikkor70-200mm(f/2.8)VRII 本日デビュー!

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先日購入したナノクリの新型Nikkorの70-200mm(f/2.8)VRIIを本日デビューさせました。ここ数日、自宅のバルコニーから、みなとみらいのビルの写真を何枚も撮ってみた結果では、四隅の解像力という点で旧型を凌いでいるように思いました。画質はやはりとてもシャープです。合焦スピードは旧型も早かったですが、新型はそれ以上です。今日はボード越しではあったもののオートエリアAFモードにすると、ホッキョクグマの顔と足の裏の肉球に見事に焦点ポイントが合うのが爽快でした。VRも実に強力になりました。レンズの長さも旧型より短くなりましたので、うまくバッグに収まるようになりました。これで、旧型は何のためらいもなく即刻売却するつもりです。

このレンズで動物を撮るなら、やはりDXフォーマットで換算300mmにしてのほうがいいでしょう。今日はD90に装着しましたが、これがD3/D3sとならば当然200mmでは足りません。ニコンも早く80-400mmをリニューアルして欲しいです。

王子動物園って他の主要な動物園と比較すると、一眼レフ率が一番低いように思います。ある意味では「健全な」動物園のような気がしました。
by polarbearmaniac | 2010-03-27 21:59 | しろくまの写真撮影

アイスとみゆきって本当は仲が良いのか悪いのか...

奇妙なペアですねえ...。
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この御両方、あまりにマイペース過ぎる...
(Mar.27 2010)
by polarbearmaniac | 2010-03-27 15:31 | しろくま紀行

アイス三態

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(Mar.27 2010)
by polarbearmaniac | 2010-03-27 14:57 | しろくま紀行

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