街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア・チェリャビンスク動物園のアルツィン  ~ 飼育下では世界最大の体重か?

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Photo(C)Челябинский зоопарк

現在飼育下で最も体重の重いホッキョクグマはどの個体なのかと調べていますが、なかなか情報の収集に苦労しています。というのも、動物園におけるホッキョクグマの体重測定というのは幼年個体には行われても、成長した後で測定されるというケースは非常に少ないからです。しかし昨年から世界のホッキョクグマの情報を少しずつ集めてみた限りでは、やはりロシア・ウラル地方の中都市であるチェリャビンスクの動物園で飼育されている10歳になった野生出身の雄のアルツィン(Алтын)が最も体重の重いホッキョクグマであると考えて間違いはないように思います。動物園により発表されている情報によれば彼の体重は700キロ超ということです。アルツィンについては昨年5月26日に「ロシア・チェリャビンスク動物園の体重700キロの心優しきホッキョクグマ」という投稿でご紹介したことがあります。下はこのアルツィンとチェリャビンスク動物園でのホッキョクグマのイベントの映像です。



このアルツィンと彼のパートナーである雌のアイリシャ(Айриша)はこのチェリャビンスク動物園では大変な人気者で、そろそろ夏のプール開きのイベントの時期になっています。一昨日の29日にそれが予定されていたそうですが、天候不良とかで6月4日に延期になったそうです。ホッキョクグマのこうしたイベントについても地元の報道に頻繁に登場することを見ると、娯楽が少なく刺激の少ないロシアの地方都市におけるホッキョクグマのイベントの話題性の大きさだと理解することができます。今年もこのペアは楽しい姿を来園者に見せてくれるでしょう。このブログでもその様子をご紹介していきたいと思っています。

(資料)
Новый Регион (May 27 2011)
Ura.ru (May 27 2011)
Урал-пресс-информ (May 31 2011)

(過去関連投稿)
ロシア・地方都市の動物園で人々に愛されるホッキョクグマ
ロシア・チェリャビンスク動物園の体重700キロの心優しきホッキョクグマ
有力企業のホッキョクグマ飼育への支援申し出に喜ぶロシア・チェリャビンスク動物園ロシア・チェリャビンスク動物園のホッキョクグマのイベント
ロシア・チェリャビンスク動物園のホッキョクグマのおもちゃはなんと黄色いスケートボード!
by polarbearmaniac | 2011-05-31 19:00 | Polarbearology

中国・大連市の極地海洋館で人工哺育の双子の赤ちゃんが一般公開 ~ 要注意の日本語版報道

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Photo (C)新華社新華網

中国・大連市、老虎灘海洋公園の極地海洋館でホッキョクグマの双子の赤ちゃんが誕生して人工哺育で育てられているニュースについてはすでに2回、このブログでご紹介してきましたが、とうとう昨日5月29日に一般公開されました。前回もご紹介した通りお客さんには双子が招待されています。

今回は珍しく新華社の日本語版の報道でも公表されていますが、名前は雄が「楽楽」、雌が「静静」と報じられており、さらにちょっと驚いたのは母親が早産で死亡したと報じられていることです。これはかなりおかしいですね。まず、この双子が生まれたのは1月7日のはずです。この出産日から考えれば早産などであるはずがありません。それから次に母親が「早産」で死ぬという状況は飼育下のホッキョクグマでは実に不自然です。ホッキョクグマの出産に帝王切開などというものは想定されるはずもなく、よってそのリスクもありません。新華社ともあろうものが、これは誤報ではないでしょうか。それとも日本語訳の間違いでしょうか。私が新華社以外のいくつかの中国の報道を当たってみた限りでは、母親の育児放棄については幾分具体的に触れられていても母親が早産で死亡したなどという記載は見出せません。そこで問題のこの新華社の報道記事の原文にあたってみました。こう書いてあります。

>在经历了早产、母亲遗弃...

これは早産(仮にホッキョクグマに「早産」なるものが存在すると認めたとして)のために(育児〕放棄したという意味でしょう? 母親が死んだなどという意味ではないですよ。「遗弃」というのは「放棄」ということですよ。要するに、海外の通信社の報道を知るには日本語訳で報じられるものなどあまり信用できないということを認識したほうがよいということです。やはり自分で原語にあたって読まねばならないのです。この双子の赤ちゃんの名前については原文では「乐乐」と「静静」となっています。まあ名前のほうはこれでよいでしょう。

(*追記)中国での記事を見ていますと、円山動物園のララは中国語では「拉拉」と表記していました。

(資料)
新華社通信ネットジャパン (May.30 2011)
新华社 (May 29 2011)
大连晚报 (May.30 2011)
华商晨报 (May 30 2011)
(過去関連投稿)
中国・大連、老虎灘海洋公園の極地海洋館でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生!
中国・大連のホッキョクグマの赤ちゃん順調な生育で一般公開へ
by polarbearmaniac | 2011-05-30 17:00 | Polarbearology

「今日はタイヤはお母さんのものだよ!」

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今日は午前中から延々約4時間の長い親子睡眠。
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やっと起きてきた!
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早速お気に入りのタイヤに入り込む。
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ララお母さんはそれが気に入らない。
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口でくわえて...
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プールに落としてしまう。
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今日はこのタイヤはララお母さんのおもちゃ!
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なんとかタイヤを取り戻したくて焦る赤ちゃん。
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焦る娘を尻目に余裕のララお母さん。
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ララお母さんは楽しそう。
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あ~あ....

今日の札幌は瞬間的に霧雨が降ったものの、ほとんど雨のない一日でした。ララ親子と共に充実の三日間でした。

Nikon D7000
Ai AF VR Zoom-Nikkor 80-400mm f/4.5-5.6D ED

(May 29 2011 @札幌・円山動物園)

(*追記)以下は5月10日の北海道新聞の映像です。

by polarbearmaniac | 2011-05-29 21:30 | しろくま紀行

ララ親子の青いポリタンク攻防戦

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こういう教育もいいが....
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今日はポリタンクを使っての教育。
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赤ちゃんにこうして見せつけておいて...
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一度渡すことにする。
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その後に下から引っ張る。
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「ほら、取れるものなら取ってみなさい!」
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いつでも母親は偉大なる教師なのである。

今日は午後から小雨が降ってきました。蝦夷梅雨の前触れでしょうか。

Nikon D7000
Ai AF VR Zoom-Nikkor 80-400mm f/4.5-5.6D ED

(May 28 2011 @札幌・円山動物園)
by polarbearmaniac | 2011-05-28 21:00 | しろくま紀行

横浜・ズーラシアのチロが急死

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Photo(C)よこはま動物園・ズーラシア/産経新聞社

旅先でホッキョクグマの訃報について投稿するのはこれで何度目になるでしょうか。横浜・ズーラシアで飼育されていた雌のチロが、昨日5月27日に急死したとの発表がズーラシアよりありました。毎日新聞5月28日付けの神奈川版によりますと、屋外展示場でうつぶせに倒れているのを飼育員さんが発見したとのこと。産経新聞の報道によれば、雄のジャンブイが、前足で心配そうにチロの体を揺すっていたそうです。死因が何かはわかりませんが、20歳という年齢は動物園で飼育されているホッキョクグマとしては早死といえるでしょう。私が最後にチロに会ったのは昨年11月27日でしたが、ズーラシアとしてもホッキョクグマの繁殖に非常に意欲的に取り組んでおり昨年の春には繁殖行為も確認されていたのもかかわらず、なぜ11月下旬というような時期に屋外にいたのか理解に苦しんだのを覚えています(参照「1年振りの横浜ズーラシア」)。

毎日新聞の報道によればチロは熊本のカドリー・ドミニオンから98年6月に来園したそうですが、結局ジャンブイとの間での繁殖は成果が得られないまま亡くなってしまいました。今年になって世界では本当にホッキョクグマの死亡のニュースが多いです。私が旅行中はとりわけ訃報が多いと感じがします。

謹んでチロの冥福を祈ります。

(札幌にて記す)

(資料)
よこはま動物園・ズーラシア (2011年5月28日 おしらせ)
毎日新聞(2011年5月28日付 神奈川版)
産経新聞 (May 28 2011)
横浜ズーラシアオフィシャルブログ (2010年4月3日)
(過去関連投稿)
横浜・ズーラシアのチロが妊娠するか?
1年振りの横浜ズーラシア
by polarbearmaniac | 2011-05-28 19:30 | Polarbearology

やっぱりダイヤが大好き!

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こういうタイヤとのシーン、いったいいつまで見られるでしょうか。 成長は早いですからね。

Nikon D7000
Ai AF VR Zoom-Nikkor 80-400mm f/4.5-5.6D ED

(May 27 2011 @札幌・円山動物園)
by polarbearmaniac | 2011-05-27 23:00 | しろくま紀行

晴天の札幌へ ~ 「史上最強」の赤ちゃんとの時間

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イコキロの時に匹敵するほどの頻度になってしまっている札幌行き。
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今日はマスコミが2社ほど来ている。
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今日はお昼寝も水遊びも堀下遊びもタイヤ遊びも適度な割合だった。夕方近くになった時、カメラのファインダーを覗いていた私の背後から聞き覚えのあるようにも感じる声の主の会話が聞こえてきた。何かの取材への応対のようだった。切れ切れに聞こえてきた2つの言葉は、「史上最強の赤ちゃん...」、「ララを超える...」と聞こえた。その声の主がどなたであるかは知らないが、私はその2つの言葉に完全に同感だ。
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今回のこの赤ちゃん、「超」の上に「超」のつく大物赤ちゃんだろう。私が昨年からロシアや欧州で見てきた10頭の赤ちゃんたちは、この今回のララの赤ちゃんの前では影が薄くなる。
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この赤ちゃんがララの娘ではなくララのライバルになる日は遠くない。
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今回も札幌パークホテルにした。
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随分と陽が長くなったものだ。今日は暑いくらいの一日だった。

Nikon D7000
Ai AF VR Zoom-Nikkor 80-400mm f/4.5-5.6D ED
(1、2、12、13枚目はAF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR)

(May 27 2011 @札幌・円山動物園)
by polarbearmaniac | 2011-05-27 20:00 | しろくま紀行

アラスカの油田地帯で保護された赤ちゃん、アンカレッジの動物園で報道陣に公開

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Photo(C) AP/Dan Joling

今月6日に「アラスカの油田でホッキョクグマの赤ちゃんが保護!」というタイトルで、アラスカの油田地帯で孤児となっていた推定生後4カ月の雌のホッキョクグマの赤ちゃんは保護されたニュースをご紹介しています。この赤ちゃん、25日に初めてマスコミその他に公開されました。この赤ちゃん、保護されたときは体重が約8キロしかなかったもののアンカレッジの動物園で手厚い保護を受けで現在は約14キロまで体重が増加したそうです。アメリカの魚類野生生物局(U.S. Fish and Wildlife Service)の担当者は赤ちゃんがこれから生存していくためには、やはりこのまま動物園で飼育することによって、「北極の大使」「ホッキョクグマの大使」として活躍してもらったほうがよいと考えているようです。

この赤ちゃんが保護された翌日、その現場から30マイルほど離れた場所でこの赤ちゃんの母親に間違いないと思われる発信タグを付けたホッキョクグマを発見したそうで、その時はこの赤ちゃんを母親のところに戻そうかと真剣に協議されたそうですが、果たして母親が再び赤ちゃんを受け入れるかどうかの確信がなかったために赤ちゃんをそのお母さんに戻すことをあきらめたそうです。以下は今回のこの赤ちゃん公開についてのニュース映像です。なかなか可愛い赤ちゃんです。お母さんと離れてしまって大変に可哀想ですが、少なくとも動物園にいる限りは安全だということは言えるでしょう。



この赤ちゃんはアメリカ各地の動物園から引き取りの希望があるそうですが、まだまだしばらくはアンカレッジ動物園で生活するそうです。

(資料)
KTVA CBS 11 News Alaska (May 25 2011)
AP (May 25 2011)
The Washington Post (May 25 2011)
(過去関連投稿)
アラスカの油田でホッキョクグマの赤ちゃんが保護!
by polarbearmaniac | 2011-05-27 09:00 | Polarbearology

It's a Girl !  ~ ララの「超大物」赤ちゃんの性別判明

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(2011年5月15日撮影 札幌・円山動物園)
Nikon D7000
Ai AF VR Zoom-Nikkor 80-400mm f/4.5-5.6D ED

札幌・円山動物園から5月26日付けで正式発表がありました。ララの赤ちゃんの性別が雌(メス)と判明したそうです。特に驚くほどのニュースではありません。円山動物園で一般公開日初日、及び2日目あたりに来園者の方々が話していたのを小耳にはさんで聞いていましたが、どなたも赤ちゃんの性別は雌(メス)だという意見でしたし私も雌(メス)だと思いました。その後も雄(オス)だという声は私の聞いた限りでは皆無でした。公開第2週目あたりからはもう、この赤ちゃんの性別云々というような話は来園者の口からは出なくなっていました。もう皆さん、赤ちゃんは雌(メス)であるということを前提として赤ちゃんを見ていたのでしょう。私も赤ちゃんが雌(メス)であることを一時も疑ったことはありませんでした。今回の赤ちゃんの性別に関する限りは全員正解で賭けの対象にもならなかったというのが現実です。

まずこの赤ちゃんのですが、その雌(メス)らしい外見もさることながら行動様式が最初から2009年暮れにモスクワ動物園でムルマお母さんから生まれた雌(メス)の一人っ子ちゃんとそっくりでした。一方、オランダ・ロッテルダム動物園の一人っ子ちゃんのヴィックスとはやや行動が異なっています。別にヴィックスが雄らしいというニュースが流れてきていたからではありませんが、雄の一人っ子ちゃんと雌の一人っ子ちゃんは、その外見はさて置いても、やはり行動様式が異なっています。雄(オス)の一人っ子ちゃんはどんなに元気に、そして行動範囲がいかに広かろうと、母親というものの存在は「絶対権威」なのです。母親の支配の外に踏み出すのはもっとずっと後になってからです。 双子の場合であっても同様でしょう。イコロとキロルが札幌を旅立つあたりの時期ですら、彼らはララという「絶対権威」には反抗できなかったのです。一方、雌(メス)の一人っ子ちゃんも母親に従属する点では雄の一人っ子ちゃんと同じですが自我の発達が早いようです。数日前にも書きましたがタイヤをめぐるララお母さんとの「攻防」がその一例です。先日「Lara est capricieuse ? ~ ララお母さんの虫の居所」という投稿でリンクいたしました動画を撮られた方が、さらにこの「攻防」の続編の動画をアップしていらっしゃいますが、これを見ますと今回の赤ちゃんは必死になって自分の領域であるタイヤをララお母さんから守ろうとしています。雄の赤ちゃんはこんなことができるわけはありません。 「大物の雌(メス)の赤ちゃん」は存在しても、「大物の雄(オス)の赤ちゃん」は存在し得ないということなのでしょう。

しかしなによりもよかったのは、ララが「雄(オス)連続出産のスパイラル」に落ち込んでいなかったということです。母親の年齢が上がってくると雄(オス)の赤ちゃんばかり生む傾向が存在しているのが昨今の世界のホッキョクグマ界ですので、雄の双子(イコロとキロル)の後の出産である今回は非常に微妙な時期だったのですが見事に雌(メス)の赤ちゃんを産んでくれました。これで雌(メス)が3頭、雄(オス)が2頭となりますね。なんともいえない素晴らしい「バランス感覚」です。しかも過去のホッキョクグマ出産のデータの傾向通りに雌(メス)を生んでくれました。ララは本当の意味でも「世界の超大物お母さんクラブ」に仲間入りしたと思います。

(*追記)下は北海道新聞ニュースと北海道放送の映像です。




ホッキョクグマ赤ちゃん性別判明 投稿者 samthavasa

(資料)
札幌・円山動物園HP 〔2011年5月26日付け〕「ホッキョクグマの赤ちゃんの性別がメスと判明しました
(過去関連投稿)
ララの次の出産個体の性別を過去のデータで予想する!
ララの次の出産個体の性別 (しろくま狂の個人的予想)
ララが降誕祭に生んだ赤ちゃんの性別を予想する!
ララの赤ちゃんの性別は?
by polarbearmaniac | 2011-05-27 01:00 | Polarbearology

オランダ・ロッテルダム動物園のヴィックスの性別への地元ファンの関心 ~ 要求された奇妙な写真

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ヴィックスとオリンカお母さん(2011年5月3日撮影 於 オランダ・ロッテルダム動物園)
Nikon D7000
AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR II

オランダ・ロッテルダム動物園でオリンカが昨年12月6日に生んだ一人っ子ちゃんのヴィックスですが、まだ正式な性別が判明していません。動物園側のヴィックスの身体検査もまだ行われていないようです。現地のファンの方々はこのヴィックスの性別に非常に関心があるらしく動物園当局の悠長な態度にしびれを切らしたようで、あまり趣味の良くない要求を動物園当局にしたそうです。それはなんと、「ヴィックスの放尿している写真を公表してほしい。」という要求です。奇妙なリクエストですね。そんなに見たいなら自分で動物園に行ってヴィックスがおしっこをするのを見るまでホッキョクグマ舎で粘れば済む話のはずです。こういうのがオランダという国なのです。おもしろいと取るか、ばかばかしいと取るかは勝手ですが、まあそれだけ性別に関心が高いということでしょうかね。
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さて、そのリクエストに対して動物園当局はヴィックスの放尿している上の写真を公開しました。なんだかいよいよばかげた話のように思いますね。さて、その写真が公開されましたが、それから判明したところによりますと、ヴィックスはおそらく雄だろうということになりました。

その理由として(下の動画でも飼育員さんが説明していますが)、雌の放尿は後方にされるはずだがヴィックスのおしっこは真っすぐ下にされているということです。オランダのTV局の報道したニュース番組をご覧いただきましょうか。その番組の中でも、このヴィックスの「問題の写真」が登場します。



動物園当局は後日ヴィックスの身体検査を行って正式に性別を明らかにするそうです。

(資料)
RTV Rijnmond (May 25 2011) “IJsbeer Vicks is waarschijnlijk een jongen”
Diergaarde Blijdorp in Rotterdam (News May 25 2011)
(過去関連投稿)
2010年暮れ誕生、世界のホッキョクグマの赤ちゃんの戸外登場初日の映像(総まとめ)
ロッテルダム動物園へ!
親子3頭の同居? ~ 常識に挑戦したロッテルダム動物園の方法
泰然自若のオリンカお母さん、その貫禄の子育て
お母さんの庇護の下で自由を謳歌するヴィックス
by polarbearmaniac | 2011-05-26 19:00 | Polarbearology

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