街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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秋雨の降り続く一日のアイラ ~ その多彩な遊び姿

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小雨の降り続く一日...アイラは次から次へと色々な物で遊んだ一日でした。
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思う存分遊んだアイラの快心の一日でした。
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さて、明日は12月初旬並みの気温にまで下がるとか...。 本当でしょうかね?

Nikon D7000
AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR II
(Sep.30 2011 @札幌・円山動物園)
by polarbearmaniac | 2011-09-30 21:30 | しろくま紀行

アウゴ、ヴィックス、グレゴールとアレウトの最近(9月)の映像

アウゴ(デンマーク・オールボー動物園)とヴィックス(オランダ・ロッテルダム動物園)、グレゴールとアレウト(ドイツ・ニュルンベルク動物園)の4頭は昨年2010年11~12月に生まれていますから円山動物園のアイラと同じ年齢です。この4頭の9月の様子が動物園の公式の映像その他で公開されていますのでご紹介しておきます。この3つの映像は情景が全く異なりますからこの映像での性格の比較などはできませんが、4頭とも現地で会った限りではそれぞれかなり性格の異なる雄の個体であるように感じました。

まずアウゴ(デンマーク・オールボー動物園)です。


次はヴィックス(オランダ・ロッテルダム動物園)です。


最後にグレゴールとアレウト(ドイツ・ニュルンベルク動物園)の双子の映像です。


生後9~10か月の彼らの様子を見ていると、そうアイラと異なるものではないように思います。だいたいこういう感じの行動なのでしょうね。

(過去関連投稿)
アウゴ、その温和な性格が醸し出す満ち足りた時間
アウゴ君は犬はお嫌い?
お母さんの庇護の下で自由を謳歌するヴィックス
グレゴールとアレウトの双子の性格の差
ヴェラお母さんの食べる物は全部欲しがるグレゴールとアレウト
by polarbearmaniac | 2011-09-30 09:00 | Polarbearology

アイラ、ある秋の日の午後の姿 ~ Mezzosoprano の表情

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アイラの顔というのはアイドル系の顔とは一線を画しています。 アイラにはある種の逞しさが感じられます。大物にふさわしく表情のどこかに余裕さえ感じるときがあります。 この子は常に可能性といったものを秘めて成長していきそうです。美しさの完成形といった形をとらないために「美の朽ち果てる姿」というものをその姿の背後に想像させません。 声域で言えばソプラノ(ピリカ)やアルト(ツヨシ)ではなくメゾソプラノでしょう。 歌手で言えばエリーザベト・シュヴァルツコップフではなくテレサ・ベルガンサでしょうね。
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本当にすくすくと育っています。 ララお母さんの目配りも見事です。
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今日の円山動物園は先週のモスクワ動物園よりはるかに暖かいですね。非常に過ごしやすい秋の日でした。

Nikon D7000
AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR II
(Sep.29 2011 @札幌・円山動物園)
by polarbearmaniac | 2011-09-29 21:00 | しろくま紀行

1か月半ぶりの円山動物園の面々 ~ 「ロシアモード」の視線で見たララ親子は?

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久方ぶりになりますね。 お元気でしょうかララさん、アイラちゃん。
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キャンディはまだ体の色に緑味がある。
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おいデナリ大将、元気ですか?
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あれれ、でもララってこんなに体と顔がスリムでしたっけ?
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アイラも1か月半前からあまり大きくなっていない気がするけれど...。
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1か月もの間、ロシアで巨大なホッキョクグマばかり見てきたせいか、視覚が完全に「ロシア・モード」になってしまっていました。 ロシアのホッキョクグマと比較するとやはり日本のホッキョクグマは体が小さく見えますね。 ララの体の大きさは以前と変わっていないのにロシア体験の後では相対的にララは小さく見えてくるということでしょう。アイラは間違いなく成長しているのに今日こうして見てみると意外に小さく見えてくるのも同じ理由でしょうね。 視覚の慣れというのは恐ろしいものです。
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Nikon D7000
AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR II
(Sep.29 2011 @札幌・円山動物園)
by polarbearmaniac | 2011-09-29 18:30 | しろくま紀行

爽やかな東京から爽やかな札幌へ ~ 海外出張族御用達のPCは?

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一月半ぶりに札幌に行くことにした。ここのところ海外遠征が続いたがアイラの顔を見たくなったのである。
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少し早めに羽田に着いてラウンジで一休みする。平日の羽田はビジネスマンの出張族が非常に多い。日本の空港のラウンジでいつも気が付くのだが日本のビジネスマンの多頻度出張客(Frequent travelers)の持参しているノートPCは圧倒的に一つのメーカーの製品に集中しているのだ。それは意外かもしれないがPanasonicのLet’s noteである。3人に2人はこの製品を持参して使用している。JALやANAの成田のファーストクラスラウンジ(羽田のJALの国内線ではDPラウンジ)を利用している海外出張の回数がさらに多いビジネスマンになればなるほどこの傾向が著しくなり4人に3人がPanasonic製のPCを持参しているといってもよいほどだ。私は以前から、これを非常に不思議に思っていた。
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...ということで私もそういったビジネスマンの海外出張族の多数派の真似をして、所有している3台のPCのうち2台のノートパソコン(NECとFUJITSU)を今年の春にPanasonic製品に買い替えて交互に旅行や外出に持ち歩くことにした。いやはや...なるほど確かにタフで手荒に扱ってもびくともしないPCであることがよくわかった。 強度と頑健さは只者ではない。 旅行中の使い勝手もよい。 ”Made in Kobe”というのも実に心強い。こんなことならもっと早くLet’s noteにしておくべきだった。さすがに日本のビジネスマンの多頻度海外出張族御用達のPCだけのことはある。自宅だけで使用するなら面白味の無いPCなので一般にはあまりお勧めできないが、移動に移動を繰り返す旅行をする場合、特に海外に持参するPCとしては最高だ。海外の空港での手荒な保安検査(特にロシア)などにも全く問題がないPCだ。私は決してPanasonicの回し者ではないが、良いものは良いと言っておくべきだろう。
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札幌駅付近は9時ごろにはもう人影も少なくなる。

(Sep.28 2011 @JRタワーホテル日航・札幌)
by polarbearmaniac | 2011-09-28 23:45 | しろくま紀行

スコットランド・ハイランド野生公園のウォーカーの近況

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ウォーカー Photo (C) BBC

イギリス北部のスコットランドのハイランド野生公園(Highland Wildlife Park)で暮らしている2歳のウォーカー(オランダ・レネン、アウヴェハンス動物園生まれ)については今まで何度もご紹介してきています。最近では2月に彼の歯科手術が行われたことを投稿しています(「スコットランドのハイランド野生公園、ウォーカーの歯科手術」)。 この歯科手術を行うために麻酔銃でウォーカーを眠らせて手術に入るシーン、手術後に麻酔から覚醒してふらふらとしている姿などが公開されていますので再度ご覧いただきましょうか。



このハイランド野生公園ではこの4月に名ホッキョクグマであったメルセデスが亡くなり現在はウォーカーが1頭で飼育されています。このウォーカーにイギリスのホッキョクグマファンから次から次へとおもちゃのプレゼントがあったそうです。もともとウォーカーはおもちゃが大好きだそうで今までも何人かのファンからポリバケツやらプラスチックのコーンなどをもらっていたそうですが、今回は「堅い帽子」、要するに工事用のヘルメットのプレゼントがあったそうです。最初このヘルメットを持った来園者があたっときにウォーカーは目を輝かせてそのヘルメットを見つめていたため、彼にそれをあげることにしたそうで案の定ウォーカーはそれで遊びだし2日間で壊してしまったとのこと。その後ヘルメットのプレゼントの補充があったようで飼育員さんも喜んでいるようです。

最近のウォーカーの様子を伝える映像を以下でご紹介しておきます。


(資料)
The Independent (Sep.27 2011 - Hats off to Walker the polar bear)
BBC (Sep.23 2011 - Gifts meet polar bear Walker's demand for hard hats)

(過去関連投稿)
オランダのウォーカー、スコットランドへ! ~ 新しい繁殖基地への期待
スコットランド・ハイランド野生公園に到着したウォーカーがメルセデスと初顔合わせ
雪と寒波に御満悦な表情のホッキョクグマ ~ スコットランドのウォーカーとメルセデス
スコットランドのハイランド野生公園、ウォーカーの歯科手術
メルセデス(1980 – 2011)、その生涯の軌跡
by polarbearmaniac | 2011-09-28 07:00 | Polarbearology

中国・長春動植物公園のサムソン、遂に一般公開へ

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一般公開されたサムソン Photo (C) 中国网

8月に韓国・ソウル動物園よりサムソン(ロシア・サンクトペテルブルク生まれ)が中国の長春動植物公園へ移動した件についてはすでに投稿しています(「ソウル動物園のサムソンが中国の長春動植物公園へ移動!」)。 このサムソンですが長春での45日間の検疫期間が終了し、とうとう26日から一般公開が開始されたそうです。検疫期間中は狭い場所に入れられていたせいか展示場に登場したサムソンは大喜びの様子で何度も何度も豪快に水に飛び込んだりしていたようです。長春動植物公園ではホッキョクグマの飼育は今回が初めてだそうですから、大半の地元の人々にとっても実物のホッキョクグマを見るのは初体験でサムソンの水にぬれて光る毛を見て驚きだったようです。

さて...ソウル動物園から長春動植物公園に移動したサムソンですが、ではソウル動物園ではいったいホッキョクグマ舎はどうなっているのでしょうか? 今年2月に「韓国・ソウル動物園がモスクワ動物園よりホッキョクグマ2頭を入手! ~ モスクワ動物園の個体選択」という投稿を行った際に、いったいどのホッキョクグマがソウルへ送られるかを考察したことがありました。雌の1頭は間違いなくモスクワ動物園でシモーナから2009年11月に生まれた個体でしょう。もう1頭の雄は2月の段階で私はカザン市動物園で2009年12月にマレイシュカから生まれたピムだろうと思っていました。しかし先日の投稿(「モスクワ動物園がカザン市動物園に1頭のホッキョクグマを贈与 ~ 帰属意識と権利関係の狭間で」)でモスクワ動物園はピムの権利をカザン市動物園に帰属させてしまったわけですからソウルに移動する(移動した?)雄の個体はピムではありえません。ではいったいどの個体なのだろうかと考え続けています。

可能性の一つとしてはモスクワ動物園のバックヤードで飼育されている雄のアイオンではないかという推測も成り立つのですが(*後記 - 本投稿にはこう書きましたがアイオンは実際はモスクワ動物園のヴォロコラムスク付属保護施設にて飼育されていることがわかりました。詳しくは、こちらの投稿をご参照下さい)、アイオンは野生の孤児としてWWFに保護されモスクワ動物園に移されたわけですから、そのアイオンが国外に出るというのは非常に考えにくいですね。 しかしモスクワ動物園からソウル動物園への2頭のホッキョクグマの寄贈が決定されたのはモスクワ市長の政治的決定ですからアイオンが移動する(移動した?)ということもありえるかもしれません。 どのレベルでの政治的決定ならばロシアの輸出貿易管理令の条件をクリアしてホッキョクグマノ野生個体をロシア国外に出せるのかということですが、プーチン首相(次期大統領職復帰確実)ならば間違いないでしょう。 しかしモスクワ市長ではどうでしょうか? かなり微妙だと思いますね。たとえばモスクワ市長へ依頼に関する日本側のcounterpartとなり得るのは東京都知事だけでしょう。それ以外の日本の自治体の首長では相手にされないでしょうね。いずれにせよソウル動物園への2頭についてはどの個体なのかは霧の中という状態です。

(追記)9月30日にサムソンの長春での別の写真が公開されましたのでご紹介しておきます。
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長春のサムソン Photo(C)东亚网

(資料)
中国网 (Sep.27 2011)
新华网 (Sep.25 2011)

(過去関連投稿)
会いたかったぜサムソン君!
韓国・ソウル動物園のサムソンの素顔 ~ 人なつこさの限りない魅力
ソウル動物園のサムソンが中国の長春動植物公園へ移動!
韓国・ソウル動物園がモスクワ動物園よりホッキョクグマ2頭を入手! ~ モスクワ動物園の個体選択
モスクワ動物園がカザン市動物園に1頭のホッキョクグマを贈与 ~ 帰属意識と権利関係の狭間で
ロシア・極北の街でホッキョクグマの赤ちゃん孤児を保護!
モスクワ動物園に送られた赤ちゃん孤児のその後の映像
by polarbearmaniac | 2011-09-28 01:00 | Polarbearology

チェコ・ブルノ動物園のコーラに11月の出産の期待

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コーラ Photo(C)Monika Hlaváčová / MF DNES

チェコのブルノ動物園といえば2007年にコーラがトムとビルの雄の双子を生んで大変話題となりブルノ動物園の入場者数が飛躍的に増加したということがありました。このトムとビルの双子がコーラお母さんに別れを告げてブルノ動物園から移動した時の様子についてはこのブログでもご紹介したことがあります(過去関連投稿参照)。 このコーラは実は昨年の11月にも2頭の赤ちゃんを出産したものの赤ちゃんは3日後に食害の犠牲となってしまいました。この件についても本ブログに投稿しています(過去関連投稿参照)。

このブルノ動物園のコーラはモスクワ動物園のシモーナの妹です。98年にサンクトペテルブルクの偉大なペアであるウスラーダとメンシコフの娘として生まれています。さて、このコーラですが春にパートナーのウムカ(モスクワ動物園のウムカとは別の個体です)と繁殖行為が確認され、ブルノ動物園としては彼女の「妊娠の可能性」に強い感触をもっているようで11月の出産の可能性を強く予想しつつ、9月からパートナーのウムカをコーラから引き離して別の場所で単独飼育にしてコーラにストレスを与えないように万全の体制を整えているようです。ブルノ動物園では産室のモニターカメラを新しいものに取り換えるようで産室内部の様子は随時ネットで公開する予定だとのこと。相当に力が入っているようで心強く思います。
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コーラとウムカ Photo(C) Radek Miča / MF DNES

このブルノ動物園、写真や映像で見る限り飼育環境はそれほど良いとは言えないようにも思いますが、関係者の強い期待と熱意が伝わってきます。コーラの11月の無事な出産を是非期待しています。そういえばもう9月の末でありホッキョクグマの出産シーズンが2カ月ほど後から始まる季節になってきました。 本当に早いものです。

以下は今年の3月頃のコーラとウムカの様子を伝える映像です。


こちらは1年ほど前の映像です。ブルノ動物園のホッキョクグマ展示場は上から見下ろすような構造のようですね。


(資料)
iDNES.cz (Aug.31 2011)
iDNES.cz (Nov.22 2010)

(過去関連投稿)
チェコ・ブルノ動物園での別れ(前) ~ トムとビルを愛した人々
チェコ・ブルノ動物園での別れ(後) ~ トムとビルを愛した人々
チェコ・ブルノ動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
チェコ・ブルノ動物園で誕生のホッキョクグマの赤ちゃん食害の犠牲に!
来シーズンの繁殖に向けて動き出したチェコ・ブルノ動物園 ~ コーラとウムカの同居開始
by polarbearmaniac | 2011-09-27 01:00 | Polarbearology

今年のロシア遠征で会ったホッキョクグマたち ~ 豊かな個性の輝き

今年のロシア・ホッキョクグマ遠征は、途中の5日間ほどの一時帰国を挟んで約1か月近いものとなりましたが終えてみてホッとしています。現地でもっと頻繁に移動を繰り返せば、もっと数の多い動物園を訪問できたことは間違いないですが、今回は一つ一つの動物園でゆっくりと日数をかけてホッキョクグマ達と向き合おうという方針でしたので、これで十分だと思っています。今回の目玉はなんといってもペルミ動物園でのアンデルマとの再会、そしてカリーニングラード動物園で世界最高齢のホッキョクグマであるスネジンカと会ったことでしょうか。
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アンデルマ (ペルミ動物園)
*ゴーゴ(大阪)・ホクト(姫路)の母、カイ(仙台)・ロッシー(静岡)の祖母、イワン(旭川)の曾祖母

アンデルマ(ペルミ動物園)については今更何を申し上げることもないでしょう。北極圏のある日の吹雪の街に忽然と姿を現した、息子のメンシコフを連れたアンデルマですが、このアンデルマこそロシアのホッキョクグマ界ではすでに伝説の領域に入ってしまった「幻の名ホッキョクグマ」であり、生きているその姿を見ることだけでもホッキョクグママニアとしての至福の時間だったと言ってよいでしょう。単なる外面的な形態を超えた、その本質的な美しさに完全に魅了されてしまうわけです。まさに別格のホッキョクグマだと言ってよいでしょう。

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スネジンカ (カリーニングラード動物園)
スネジンカ(カリーニングラード動物園)は間もなく38歳になろうかという世界最高齢のホッキョクグマですが、現在に至っても色褪せることのない美しさに完全に魅惑されてしまいました。彼女の末永い健康を心から祈ると共に、彼女との再会を強く希望しています。

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ウスラーダ (サンクトペテルブルク、レニングラード動物園)
*カイ(仙台)・ロッシー(静岡)の母、 イワン(旭川)の祖母

ウスラーダ(サンクトペテルブルク、レニングラード動物園)との再会ですが、彼女は疑いもなく世界で最も偉大な母であり、その存在感と貫禄は世界のホッキョクグマ界でも抜きん出た存在です。今回も、ただただ圧倒されっぱなしでした。

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シモーナ (モスクワ動物園)
*イワン(旭川)の母、カイ(仙台)・ロッシー(静岡)の姉

シモーナ(モスクワ動物園)との再会ですが、実は彼女は私が最も好きな雌のホッキョクグマです。世界最高のホッキョクグマの繁殖実績を誇るモスクワ動物園のエース格としてこれから何度も彼女の子育てに接することになるでしょうが、その優れた母性の発揮にますます磨きがかかることが予想され、そしてますます彼女の活躍に期待がかかります。

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ムルマ (モスクワ動物園)
*豪太(男鹿)の母

今回も会うことのできたムルマ(モスクワ動物園)ですが、その存在自体がまさに母親になるために生まれてきたといってよいでしょうか。いわゆる昔からいる古風なタイプの母親像を代表していると言えば当たっているでしょう。その巨体には圧倒されるものの、どこかに懐かしさを感じさせてくれる雌です。安定感抜群のホッキョクグマと言えば彼女のことでしょう。

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マレイシュカ (カザン市動物園)
*カイ(仙台)・ロッシー(静岡)・ヴァニア(静岡)の叔母

マレイシュカ(カザン市動物園)ですが、飼育環境の不良な場所ですでにもう3回も出産・子育てに成功している強靭さには感嘆の声を上げざるを得ません。彼女にまた出産があれば、私はためらうことなくカザンを再訪するでしょう。彼女には大きな声援を送りたいと思います。 以上が今回の遠征(前半。後半)で会った雌の個体です。

次は雄です。
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メンシコフ (サンクトペテルブルク、レニングラード動物園)
*カイ(仙台)・ロッシー(静岡)の父、 イワン(旭川)の祖父

メンシコフ(サンクトペテルブルク、レニングラード動物園)との再会ですが、彼はあのアンデルマの長男であり、そして現在14頭のホッキョクグマの父親として、そして信じられぬほどの巨体の持ち主としても世界の動物園における雄の最高峰と断言できるその存在感には圧倒的なものがあります。

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ウランゲリ (モスクワ動物園)
*イワン(旭川)の父

今回も再会したウランゲリ(モスクワ動物園)は気が優しくて力持ちという存在の典型でしょう。その巨体からは温かみを感じ、見ているだけで好感を抱いてしまうホッキョクグマといえば彼をおいて他にはありません。昨年騒がれた「銃撃事件」の影響は全く感じさせず、連日元気な姿を見せていました。

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ウムカ(ウンタイ) (モスクワ動物園)
*豪太(男鹿)の父

ウムカ(別名:ウンタイ)(モスクワ動物園)との3年ぶりの再会ですが、彼はスマートさを感じさせるホッキョクグマです。実にしなやかな動きを見せてくれ、実に運動神経に優れた個体です。垢抜けしたダンディといえば彼のことでしょう。魅せられる雄として珍しい個体でしょう。

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ユーコン (カザン市動物園)
*ゴーゴ(大阪)・ホクト(姫路)の父

ユーコン(カザン市動物園)の渋さには参ってしまいます。中年の魅力とでもいいましょうか、彼の物言わぬ忍従の態度は何か黒光りした魅力を発散しており、いったんこの魅力に撮り付かれてしまうと彼の前を離れられなくなる不思議な魔力に満ちた個体です。

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テルペイ (ペルミ動物園) 
テルペイ(ペルミ動物園)は天真爛漫な好男子という感じで、そのおどけたユーモアには思わず笑みを浮かべてしまいます。本当に憎めないいい男です。同居しているアンデルマから一歩下がって彼女を立てる態度は本当に立派です。実に親愛感を感じさせる得難い個体です。

ロシアの動物園のホッキョクグマ、本当に個性豊かで何時間見ていても飽きない素晴らしい面々です。彼らに会いに行くことは最高の楽しみを約束させてくれます。こういう個性の輝きを体験できることこそホッキョクグマと会う楽しみそのものなのです。「犬は飼い主に似る」などといいますが、まさかホッキョクグマも飼育されている国の国民性に似てくるということがあるのでしょうか? 日本で飼育されているホッキョクグマよりもロシアで飼育されているホッキョクグマのほうが個性豊かだなどということがあるのかもしれません。

(撮影 2011年8~9月)
by polarbearmaniac | 2011-09-26 09:00 | Polarbearology

モスクワから成田へ帰還 ~ モスクワの2つの空港

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このメトロポールホテルは落ち着いたホテルなのだが、いかんせんネット接続には問題が大きい。 ロビーなどの公共エリアでの接続だが、これがデータ転送のスピードが遅すぎてストレスが溜まる。今後もうこのホテルには泊まらないだろう。モスクワのホテルは、やはり国際ブランドのついた外資の入っているホテルでなければ泊まる気にならない。
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メトロポールホテルからこのドモジェドヴォ空港まで、手配した車でなんと2時間15分もかかった。 途中、道路工事をやっていて車線が限定されていたために大渋滞がおこったのである。空港に通じる1本の道路で、昼間の時間にこういった形で工事を行うというのはさすがにロシアらしい馬鹿げたやり方である。昨年はシェレメチェヴォ空港に行く道路がやはり途中の工事で大渋滞し空港まで4時間もかかるという事態が生じて問題になった。一説によれば、「ドモジェドヴォ空港派」が「シェレメチェヴォ空港派」に嫌がらせをするために仕組んだ陰謀だとの話がある。 それに対する「シェレメチェヴォ空港派」の報復が「ドモジェドヴォ空港テロ事件」だったという話すらある。これがロシアという国なのである。
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JAL便で成田まで9時間のフライトである。JALのモスクワ便は態度のデカい「社用オジサン族」とパックツアーのいささかshabbyな「リュックサック老人族」が多くてちょっと気になる。 次回のロシア旅行はアエロフロート(SU)を利用したい。 つまりシェレメチェヴォ空港のターミナルDを利用したほうが便利だと感じるからである。 どうもこのドモジェドヴォ空港というのは好きになれない。 JALがドモジェドヴォ空港を使用しているからしょうがないが。
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今回は本などを読んでいたためか機内でほとんど寝なかった。 ロシア極東の沿海州上空を離れ日本海上空に出る。
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定刻に成田到着。 長いロシア遠征だった。 途中5日間の「一時帰国」をはさんで1か月にも及ぶ旅行になった。 しかしもう頭の中では次の遠征を考えている。

(Sep.25 2011 @成田国際空港)
by polarbearmaniac | 2011-09-25 10:00 | 異国旅日記

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モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


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ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


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St Petersburg: A Cultural History


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The Guest from the Future: Anna Akhmatova and Isaiah Berlin