街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシアの氷上サーカス団のホッキョクグマたち、モスクワのボリショイサーカスに出演し大好評

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ラパ  Photo : Влекин

調教師のユリア・デニセンコに率いられるラパたち5頭の氷上サーカスショーを行うホッキョクグマたちの姿を追い続けています(過去関連投稿参照)。 彼らはロシア国内のそれぞれの地方のサーカス団に参加して演技を行っているわけです。 9月からラパたちは首都モスクワの有名なボリショイサーカスに登場し、"Остров грез" (夢の島)と題されたショーに出演し大好評を博しているそうです。 これは来年6月までのロングランとなる予定だそうです。 今回のモスクワでのこのショーの一部をご紹介しておきます。



ホッキョクグマだけでなく一般的に動物たちをこのようなサーカスで使うことには私はもちろん大反対であることは言うまでもありません。 しかし、少なくともラパたちが元気に演技している姿を見ると何か安心してしまいます。 彼らがサーカスを引退した後で良い環境の安住の地があればよいのですが、そういった場所が与えられるかどうかも定かではありません。 以前、サーカスを引退した後にロシアから中国5頭のホッキョクグマたちが送られたことをご紹介していますが中国で彼らが快適に暮らせるなどという保証は全くありません。 そのようなことを考えれば、ラパたちが元気で氷上ショーを行っているうちは彼らはそれなりに幸せであると考えることもできるかもしれません。 先日訪れたロシア極東ハバロフスクの動物園に暮らすゴシもサーカスの氷上ショーでスケートをやらされていたホッキョクグマでした。 ああしたスケート靴を履かされていたためでしょうか、何か歩き方がおかしいような気がしました。 現在ゴシがハバロフスク動物園という比較的環境の良い場所で余生を送っているのは幸運であると言えましょう。

ラパたちホッキョクグマの健康をくれぐれも祈っています。
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Photo(C)РИА Новости

(資料)
РИА Новости (Sep.20 2012 - "Остров грез" с белыми медведями на льду покажет цирк на Вернадского)
РИА Новости (Sep.21 2012 - Белые медведи танцуют на льду, а кенгуру дерется на манеже в пуантах)
Влекин (Mar.25 2012 - Цирк и белые медведи на коньках)

(過去関連投稿)
サーカス団(ロシア)のホッキョクグマの訓練風景
トスカ(クヌートの母)とサーカス団の悲しきホッキョクグマたち
ロシアの氷上サーカスでスケート演技をするホッキョクグマのラパ ~ その引退の日は遠し
ロシアの氷上サーカスのホッキョクグマ ~ 現役で活躍するラパ、そして引退したホッキョクグマたちの余生
ロシアの氷上サーカスのホッキョクグマのラパ、ベラルーシ公演でも大好評となる
ロシアの氷上サーカスに出演のホッキョクグマたち、元気に公演を続ける
ロシアの氷上サーカスに出演のラパたち5頭のホッキョクグマの最近の様子
by polarbearmaniac | 2012-10-31 18:00 | Polarbearology

ロシア極北で保護された孤児のウムカ、依然としてモスクワ動物園で待機か? ~ 野生孤児保護の問題点

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ウムカ  Photo(C)Пензенский зоопарк

昨日に続きロシアで野生で保護された個体の話題です。 昨年のちょうど今頃、ロシア極北のヤマロ・ネネツ自治管区で孤児となっていたホッキョクグマの生後7~8か月と思われる幼年個体が漁民によって保護され、自然保護局の了解を得て今後ペンザ動物園で飼育するためにモスクワに送られたことを投稿しています(過去関連投稿参照)。 とりあえずのところウムカと命名されたこの雄の幼年個体ですが、モスクワ動物園で一か月の検疫期間を過ごすことになり、その後ペンザ動物園に移送される予定であったものの現在に至るまでモスクワ動物園に待機中の模様です。 ペンザ動物園はこの検疫期間中にホッキョクグマ飼育展示場を新設する工事にとりかかるはずでしたが、どうもそれがうまくいっていないようです。このウムカがペンザ動物園に到着したニュースはペンザ動物園からもマスコミからもペンザの地元のファンからも一切流れてきていません。

昨日投稿したヤクーツク動物園のコルィマーナの場合はサハ共和国からヤクーツク動物園のホッキョクグマ飼育展示場を新設する予算が出たわけですが、このペンザ動物園にはそういった予算が出ていないようで多分資金面の問題が生じてウムカを引き取ることができないものと思われます。 ロシアで保護された野生の幼年個体は通常はホッキョクグマを飼育している動物園で引き続き保護されるわけですが、そういった動物園でもスペースの面で手一杯になってきているようです。 ペルミ動物園ではアンデルマとユーコンを飼育していたわけですが、さらに野生で保護された雄の個体を引き取って狭い場所で飼育していました。 それがテルペイです。 ユーコンがカザン市動物園に移動したためテルペイは広い場所に出してもらいアンデルマと同居しているのが現在の状況です。 そういったことから、野生で保護された幼年個体を今までホッキョクグマを飼育していない地方都市の動物園で飼育させることになるとすれば、急遽ホッキョクグマの飼育展示場を新設せねばなりません。 その場合に問題となるのが資金です。 ロシアの地方都市の動物園はそういった資金が不足していますので、今回のペンザ動物園のケースのようにモスクワ動物園のような施設に幾分余裕のある動物園にそういった個体を預けねばならなくなるというわけです。 こういったところがロシアらしいところで、モスクワ動物園も良い意味での独特の鷹揚さでウムカを飼育しているというところでしょう。

ペンザ動物園のあるペンザいう街は冬の寒さがかなり厳しいそうですから、ホッキョクグマの飼育にも適した気候だと思われますので、早く施設を建設しウムカを引き取ってやってほしいところです。 下に昨年保護されたウムカの映像を一つご紹介しておきます。



(資料)
Пензенский зоопарк (Новосёл из Арктики -Новосёл из Арктики!)
BezFormata.Ru (Oct.20 2011 - Пензенский Умка успешно добрался до Москвы)
"ТВ-Экспресс" Новости Пензы (Oct.25 2012 - В Пензенском зоопарке появится белый медведь)

(過去関連投稿)
ロシア極北で漁民に保護された1歳の野生孤児が中部ロシアのペンザ動物園での飼育が決定
ホッキョクグマ飼育経験のないロシア・ペンザ動物園が飼育準備を開始 ~ 「親和性」、「運」とは?
by polarbearmaniac | 2012-10-30 20:00 | Polarbearology

ロシア極北・ヤクーツク動物園のコルィマーナに地元航空会社のヤクーチヤ航空より支援の手

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ヤクーツク動物園のコルィマーナ Photo(C) ysia.ru

今年の4月にロシア極北の東シベリア海の孤島で孤児となっていたところをWWFロシアとヤクート自然保護省の調査官によって保護されヤクーツク動物園に送られたコルィマーナについてはずっとその状況を追い続けています(過去関連投稿参照)。 このたび地元ヤクーツクに本拠を置く航空会社であるヤクーチヤ航空 (Авиакомпания Якутия) が、このコルィマーナを自社のシンボルとして採用し、会社の新しいロゴマークにホッキョクグマを入れることになったことをヤクーツク動物園とマスコミが伝えています。 同時にこのヤクーチヤ航空はヤクーツク動物園と契約を締結し、コルィマーナの食糧の援助や、その他コルィマーナの飼育にとって必要な物資の調達などにも協力することになったそうです。 ヤクーツク動物園の新ホッキョクグマ展示場は現在急ピッチで行われていますが、この資金はサハ共和国の予算によって行われていますので、この地方挙げてコルィマーナをバックアップさせていこうという体制になっているのは心強いことです。 この下がヤクーチヤ航空の新しいロゴマークとなったそうです。
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報道によれば、11月にサンクトペテルブルクのレニングラード動物園からコルィマーナのパートナーになるべく雄の個体が送られてくる予定だと報じていますので以前からご紹介しています通り、これはもうロモノーソフの年末にかけてのサンクトペテルブルクからヤクーツクへの移動はほぼ決定的だと思われます。 コルィマーナは貴重な野生出身の雌であり早々とパートナーの目途がたったわけですから、どうかこれからも大事に飼育していただきたいと思います。 ロシアで野生で保護された個体は、やはりロシア国内で飼育するのが正しいと思います。下の映像は以前にもご紹介した映像ですが、コルィマーナが保護されたあとヤクーツク動物園に到着した直後の映像です。 不安そうな表情をしているのが印象的です。



(資料)
Якутский зоопарк (Опекуны в гостях у Колыманы)
Interfax (Oct.26 2012 - Полярный медвежонок-сирота стал "живым символом" якутской авиакомпании)
Байкал24 (Oct.27 2012 - )Медвежонок-сирота стал "живым символом" якутской авиакомпании
ARCTICunivers (Oct.27 2012 - Найденыш с Медвежьх островов теперь нашел и сильных покровителей)
GoodNewsAnimal (Медведице Колымане привезут друга-медведя из Санкт-Петербурга)

(過去関連投稿)
ロシア極北・サハ共和国(ヤクーチア)のコルィマ湾でホッキョクグマの赤ちゃんが保護される
ロシア極北・サハ共和国(ヤクーチア)で保護された孤児の赤ちゃんがヤクーツク動物園へ
ロシア極北・サハ共和国(ヤクーチア)で保護された孤児の赤ちゃんが無事にヤクーツク動物園に到着
ロシア極北・サハ共和国で保護された孤児の赤ちゃん、「コルィマーナ」と命名される
ロシア極北・サハ共和国のヤクーツク動物園で保護されているコルィマーナが一般公開となる
ロシア極北・ヤクーツク動物園のコルィマーナのパートナーはレニングラード動物園のロモノーソフに決定か?
ロシア極北・サハ共和国のヤクーツク動物園に到来した夏 ~ コルィマーナの近況
ロシア極北・ヤクーツク動物園のコルィマーナが11月に新飼育展示場へ移動
by polarbearmaniac | 2012-10-29 19:30 | Polarbearology

北国に迫りくる冬を待つホッキョクグマたち

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ルルとピリカのお二方、今日はどんな感じでしょうか?
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秋晴れだった昨日とうって変わって今日は重苦しいような晩秋の曇天である。
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ルルは今日はくつろいでいるように見える。
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ルルとピリカの土俵入りの御挨拶。
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さて、ルルから年末に素晴らしい朗報を聞くことができるだろうか?
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無念無想のルルである。
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ピリカにとって今度の冬はどういう季節になるだろうか?
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土俵際まで追い詰められてしまった日本のホッキョクグマ界にあってピリカは輝ける星である。
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ピリカはどのように未来を切り開いていけるだろうか?
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マイペースのサツキを見ているとなんだか安心してくるのである。
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雪の季節が待ち遠しいさっちゃんである。
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今日は夕方の便で帰ることにしたので、いつもより早く動物園をあとにする。 今日はイワンには会えなかったが、昨日彼とはゆっくりと向き合ったので今日はもういいだろう。
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昨日も今日も団体客が比較的多かった旭山動物園である。 北海道の秋の観光シーズンももう終わりにさしかかっている。
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大雪山はすでに冠雪している。 冬を待つばかりの旭川である。

Nikon D5100
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR
(Oct.28 2012 @旭川 ・ 旭山動物園)
by polarbearmaniac | 2012-10-28 20:30 | しろくま紀行

Pirka - "Die Träumerin"

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Pirka - "Die Träumerin"
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Nikon D5100
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR
(Oct.27 2012 @旭川 ・ 旭山動物園)
by polarbearmaniac | 2012-10-27 23:30 | しろくま紀行

巨体となったルルの迫力 ~ 出産可能性時期の接近における同性の雌との同居について

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やあルル、どうでしょうか今年の手応えは?
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...と質問しても答えられるはずのないルルである。
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出産準備のために給餌量がかなり増やされているようだ。
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しかし昨年に比べてもかなりの大迫力である。 頭が小さく見えるほどだ。 
昨年8月末の段階でのレニングラード動物園のウスラーダの体型と比較してみてほしい。 体の肥満度ならばウスラーダよりルルのほうがかなり大きいようにすら感じる。 ただしウスラーダのほうはまだ8月末なので後でもっと大きくなった可能性がある点と、もともとウスラーダの体はルルの体よりはるかに大きいことを考慮する必要があるだろう。 それから、昨年9月の末のモスクワ動物園のシモーナの体型と比較してみてほしい。 以前にもご紹介しているがモスクワ動物園では雌の出産準備のための給餌量増加はほんの少しなのである。 それは、通年通して雌にはかなりの量を与えているからなのである。 だからシモーナの体型は9月末になってもやや太った程度である。 こういう状態でも彼女は昨年暮れに三つ子を産み、そして育てているのである。 ただし、シモーナの本来の体もウスラーダ同様、ルルの体よりも大きいことを割り引いて考える必要があるだろう。 ルルの現在の時期での太り方(肥満率)はウスラーダやシモーナ以上だとは思うが、これはルルの体質もあるだろうから心配する必要はないだろうと考える。 
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現在ルルはピリカと同居している。 以前、「雄雌の同居は繁殖行動期に限定すべきか?」という問題をAZAの飼育マニュアルと海外の動物園の事例をご紹介したことがあった。 結論としてはその個体の性格、そして施設の構造によってケースバイケースであるという結論だった。 ところが海外の事例でも出産が期待されている雌が雄との繁殖行動後、その後の時期に同性の別の雌と同居したという例は見つけられなかった。 海外にそういう事例はないということなのだろう。 しかしルルは出産可能性期が近いにもかかわらずピリカと同居しているが、ピリカは雌であるし気の合った仲間になってしまっているのでそうしたことは問題にはならないだろう。 雌のピリカとのこの時期までの同居がルルの出産の可能性に悪影響を与えるとは考えにくいと思われる。
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毎年出産を期待されながら、朗報を聞くチャンスのなかったルルである。
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ホッキョクグマという動物の繁殖についてはまだ解明されていないことがいくつもあるのである。 まるで量子力学の世界ででもあるかのような予測不可能な「偶然性」がどこかに潜んでいるように思える。
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ただしかし我々人間にとって唯一の救いは、このルルが出産という周囲からの期待に対するプレッシャーに悩まされていることはないだろうということである。 人間の世界ならば出産を期待されても実現していない女性に対して周囲からの視線が鋭くなるというケースは、以前の封建的家族制度の下ではありえたのである。 ところがホッキョクグマはそういった人間の側からの視線など全く感じていないのである。
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「暖かく見守る」、まさにそれに尽きるだろう。
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さっちゃん、今日はキミの写真をあまり撮れなくてゴメン! 
いつも通りのマイペースなサツキであった。
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Nikon D5100
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR
(Oct.27 2012 @旭川 ・ 旭山動物園)
by polarbearmaniac | 2012-10-27 22:30 | しろくま紀行

秋晴れの旭山動物園へ ~ 忍耐のイワンに贈る声援

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今日の旭川は快晴の素晴らしい秋日和である。
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木々も色づいている。
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やあイワン、今回は実は君に会いに旭川に来たようなものだよ。
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いろいろなことを言われていると思うけど、それはキミに対する周囲の期待が大きいからだ。 どうしてもキミに頑張ってもらわないと日本のホッキョクグマ界には明日はないと思う。
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キミのお母さんやお父さんに何度もロシアで会ってきた。本当に素晴らしい御両親だと思うよ。 キミの親族たちの何頭にも会ったが、みんな立派なホッキョクグマだ。 だから私はキミの能力を疑うようなことは正直言ってしたくない。キミの立派な御両親に会ったあとで息子のキミの能力を疑うことは尚更難しい。
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ただ、人間の世界では能力があっても結果が出せなければ評価されないんだよ。 だから、キミの持っているであろう能力を結果に結びつけるにはどうしたらよいかを考えたい。
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どうだい、キミはやはりルルが苦手じゃない? 肝心な場面でもルルに一歩引き下がっているように感じる。キミにはキミの相手に対する独自の距離感があると思うけど、相手は相手でキミに対する独自の距離感がある。 この二つがうまくマッチングしていないということなのだろう。 この二つがマッチングしないと、いくらキミに能力があっても結果に結びつく可能性が遠のくことになる。
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だから、キミの持っている相手に対する距離感に合う他のパートナーがいれば理想的だ。 私の頭の中にはキミとの距離感の合うパートナーとして考えうる他の動物園の雌がおぼろげながら浮かんではいる。 ただしかしまだ10月だ。 全国で今年の繁殖の結果が出そろうのは来年の1月初旬頃だろう。その結果を見てみないとああだ、こうだとは言えないだろう。 それに、仮にパートナーを変えるといっても相手の移動を伴うことになるから実は大変なことなんだ。 だから来年の1月初旬までは静観することにする。
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とにかくキミの活躍を期待している。
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Nikon D5100
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR
(Oct.27 2012 @旭川 ・ 旭山動物園)
by polarbearmaniac | 2012-10-27 21:30 | しろくま紀行

ドイツ・ハノーファー動物園のシュプリンターとナヌークに一足早くハロウィーンのカボチャのプレゼント

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シュプリンターとナヌーク Photo(C) Hannover Zeitung

北ドイツの都市ハノーファーの動物園 (Erlebnis Zoo Hannover) が誇るホッキョクグマの展示施設であるユーコンベイに暮らす共に間もなく5歳になる雄のシュプリンターとナヌークに一足早いハロウィーンのカボチャのプレゼントがありました。 その様子をハノーファー動物園が公開した下の映像で見てみましょう。



カボチャはもともとくり抜かれており、中身には魚やピーナッツバターが入っていたそうで、こぼ2頭も中身だけがお目当てだったようです。

このナヌークですが、2007年11月にウィーンのシェーンブルン動物園でオリンカお母さんから生まれた双子の1頭です。 彼と双子の兄弟だったアルクトスは今年の4月にこのハノーファー動物園からスコットランドのハイランド野生公園に移動になった件については以前の投稿である「ドイツ・ハノーファー動物園のウィーン生まれの双子に別離の時来る ~ アルクトスがスコットランドへ」をご参照下さい。 シュプリンターは2007年12月にオランダ・レネンのアウヴェハンス動物園でフリーダムお母さんから生まれた一人っ子です。 このナヌークとシュプリンターは兄弟でもないのに大変仲が良いそうで、そういった様子などは下の映像でのよくわかります。今年の5月の映像だそうです。


(旭川にて記す)

(資料)
Hannover Zeitung (Oct.26 2012 - Eisbären lehren Gruselkürbis das Fürchten)

(過去関連投稿)
ドイツ・ハノーファー動物園に仲良しトリオ出現 ~ ユーコンベイで3頭の同居開始
ドイツ・ハノーファー動物園のアルクトスとナヌークの双子兄弟に4歳のお誕生祝い ~ 将来への不安
ドイツ・ハノーファー動物園のウィーン生まれの双子に別離の時来る ~ アルクトスがスコットランドへ
by polarbearmaniac | 2012-10-27 01:00 | Polarbearology

秋の旭川へ ~ ハロウィーンの起源

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秋の北海道遠征が続く。今日は最終便で旭川に向かうことにする。
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旭川到着。 気温は5.6℃である。 不思議なことにそれほど寒く感じない。
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今回滞在のロワジールホテル旭川のロビーにはハロウィーンの飾りつけがされている。 日本ではハロウィーンはそれほど根付いているようにも思われない。 ハロウィーンはキリスト教の行事ではなくケルト人の民俗行事に起源があるのである。 日本では勘違いして、これがキリスト教の行事だと思われているようだが、実はそうではない。
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(Oct.26 2012 @旭川)
by polarbearmaniac | 2012-10-26 23:00 | しろくま紀行

中国・北京動物園の新ホッキョクグマ館が国慶節の休日期間中に大きな人気となる

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Photo(C)大众点评

先日の投稿で、長らく不在になっており行先がはっきりしていなかった北京動物園のホッキョクグマたちが北京動物園の新ホッキョクグマ館の完成とオープンを機に北京に戻ってきたことをご紹介しています。 北京よりの報道によれば、先日の中国の国慶節の休日(9月30日 ~ 10月7日)のこの休日期間中に北京動物園全体では入園者数が一日で7万人以上もあり、迷子になった子供も100人以上いたほどの大盛況だったそうです。 この時期にあわせてオープンされた北京動物園の新ホッキョクグマ館ですが、非常に多くの人々がつめかけたため入場には長い行列ができたとのこと。 この新ホッキョクグマ館それ自体の追加入場料は無料だそうで、入園者のほとんどが訪れたものと思います。 北京動物園というのはまず入場券を買って中に入るのですが、例えばジャイアントパンダの展示場に入るにはまた追加のチケットを買わねばならないわけで、そういった追加のチケットを買わずに入れるとなれば、新ホッキョクグマ館が混雑するのは当然だと思われます。
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Photo(C) 京华时报

この北京動物園の新ホッキョクグマ展示場の様子を映した映像をいくつか見てみましょう(時間帯によっては再生表示画面が見えるまでかなり時間がかかる場合があります)。 この下の映像を見ると、奥の方に土の部分がありそうです。映っているのは年長ペアである平平と安安でしょう。



次です。この下の映像で映っているペアは多分、ロシア・サンクトペテルブルク生まれのサイモンとモスクワ生まれのムルマの娘のペアでしょうね。このペアは北京動物園では美美と乐乐と命名されています。


年内に北京へ行く具体的計画を立てているのですが、中国国内の政治的な状況によっては延期せざるを得なくなるでしょう。 もう少し様子を静観してみたいと思います。

(資料)
人民日報 (Oct.5 2012)

(過去関連投稿)
北京動物園から消えたホッキョクグマたち
モスクワ動物園の幼年個体、ペアとして中国・北京動物園へ
新たに”行方不明”となった2頭のホッキョクグマ ~ 北京動物園の怪
中国・北京動物園に遂にホッキョクグマ戻る!
中国・北京動物園の新ホッキョクグマ館がオープン
by polarbearmaniac | 2012-10-26 15:00 | Polarbearology

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人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Lenin's Tomb: The Last Days of the Soviet Empire


Resurrection: The Struggle for a New Russia


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


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