街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

プロフィールを見る

<   2013年 11月 ( 55 )   > この月の画像一覧

晩秋の晴天下に女神デアは何を想う? ~ 牙を剥いた「不気味な力」の前に苦境となった(?)上野動物園

a0151913_3271030.jpg
やあデア、涼しくなりましたね! これからはキミの季節ですよ。
a0151913_3273067.jpg
まるでデアの育ったイタリアの空を見るような今日の晩秋の晴天である。
a0151913_3274279.jpg
このデアは以前からそれほどおもちゃに執心するような様子は見せなかった。それはイタリア時代からそうだったようである。
a0151913_3275417.jpg
しかし与えられれば結構遊ぶのである。 ただし普通のホッキョクグマとは違って彼女はもっぱらそれに噛みつくという遊び方である。

ポリ容器の一部に執心するデア

a0151913_3281288.jpg
デアはなにか秘密の遊びでもしているような楽しさを感じているらしい。 わざわざこういった狭い場所に入り込んで何かをするというのは、そういった心理状態の現れだろう。 彼女の面白い一面を見る気がする。
a0151913_3282425.jpg
すっかりお気に入りになってしまったこのポリ容器である。
a0151913_328343.jpg
a0151913_329037.jpg
さて、このデアを見ているうちに私にはどうしても先日の「ミルクの釧路への移動、ユキオの上野への移動」という報道 の裏に潜む意味を頭の中で反芻するようになってしまった。 その背後の意味をこのデアを見ながら考え続ける私である。
a0151913_329136.jpg
諸々の情報を総合するとまず以下の(A)と(B)の可能性のうち、どちらかが間違いなく真実である。 第三の可能性は存在しないはずだ。

(A)秋田県はミルクをもう一年男鹿水族館のクルミのもとにおいて育てようと思ったが、釧路市は動物園の集客力を高めるためにミルクの所有権を盾にとってミルクを来年早々に釧路に移動させようと図った。 それを断念させようと秋田県知事は釧路市に乗り込んで市長と協議したが、県知事は釧路市の主張する所有権の前に屈して釧路市の意向通りミルクは来年早々に釧路に移動せざるを得なくなった...。  仮にこれが正しければ、つまりこの件は釧路市の意向を反映していることを意味することになる。

(B)釧路市はツヨシとユキオの間の繁殖を諦めておらず、そのためにさらにこの先もユキオを釧路に留め置きたく考えていたからミルクはまだあと一年男鹿水族館でクルミのそばに置いておけばよいと考えた。 ところが秋田県は自己の所有となるはずであるクルミの第二子を来年暮れにも誕生させたいために、その障害となるミルクを早く引き取って欲しいと釧路市に依頼するために秋田県知事が釧路市に乗り込み、釧路市はその県知事の威光に屈して来年早々ミルクを受け入れざるを得なくなった...。 仮にこれが正しければ、つまりこの件は秋田県の意向を反映していることを意味することになる。

さて、しかし実はこの(A)(B)の解釈にはいずれも状況には若干合わない点があるのである。 
a0151913_3292666.jpg
まず(A)の解釈に対する難点だが、秋田県は札幌のララが二年サイクル(つまり子供たちが母親と過ごすのは一年)で繁殖を成功させていることは当然知っているはずなので、クルミの繁殖を三年サイクル(つまり子供たちが母親と過ごすのは二年)にするという必要性は感じていないはずだという点である。

次に(B)の解釈に対する難点だが、それは釧路市(動物園)がツヨシとユキオの相性が良好でないことは当然気が付いているはずであり繁殖成功の見込みは全くないことは当然すでに認識しているに違いないという点である。
a0151913_3293879.jpg
これはあくまで私の印象だが、そもそも県知事が一日費やして「格下」の市長に会いに行くということは何かを「お願い」をしに行ったと考えるのが正しいはずである。 しかし「お願い」に行くとはいっても、それは結果として県知事の意向が最終的に通るであろう場合に限定されるだろうと思うのである。 つまり、前もって事務方が話をまとめておいて、その後に県知事が出向いて最終的な合意に達するという形にもっていくのが行政の手順なのである。 ところが(A)のケースが正しければ県知事の意向が通らないわけであるから、これは若干考えにくいのではあるまいか? さらに(B)の解釈の難点は次のように考えれば難点ではなくなるのである。 それは、釧路市はツヨシを引き続き釧路に留め置くためにはユキオが釧路にいて形だけでもツヨシのパートナーであるという形を維持しておきたいと考えた場合である。 これらを総合して考えれば、(B)のほうが(A)よりも矛盾が少なく、そして(B)が今回の件の真実であると考えてよいようにも思うが断定は非常に難しい。 ただしかし(A)の場合も(B)の場合も言えることはユキオの返還を上野動物園に申し入れる役回りを演じなければならなかったのは釧路市であるということだ。 そして上野動物園はその釧路市の申し入れに対して非常に驚いたであろうということである。 それは上野動物園には想定外だったと思われる。
a0151913_3294855.jpg
上野動物園(東京都建設局)はユキオをBLで釧路に送り出す際に、その目的を公式的には「繁殖のため」であるとだけ発表していた。 ただしここで気を付けなければならないのは、少なくとも公表されている限りにおいては、その契約期間について述べていない点である。 つまりこれは形式的にはともかく実質上は「片道切符」を意味している。 ユキオの年齢を考えれば、ユキオの釧路滞在が伸びるにつれてユキオが再び東京に戻る可能性は非常に低くなると考えたであろう。 寒冷地である釧路でユキオは余生を送ることになるだろうと内心期待していたはずだ。 仮にBL契約上で「三年間」という期限を設けたとしても契約期間終了時にはユキオは27歳になっている。 そうなれば、すでに繁殖能力の無くなった雄をさらに繁殖目的で契約期間を延長するということは困難なのである。 だからわざわざ契約期間を設けていないということだろうと思われる。 つまりこれが「片道切符」ということの意味である。 これはアメリカの動物園などが行う典型的な「片道切符」のやり方なのである。 上野動物園はこれで時間をかけてデアのパートナーを選べばよいと考えたであろう。 そして釧路市からユキオの返還の申し出などまさかあるはずはないと上野動物園は油断していたと思われる。
a0151913_3295763.jpg
ところが釧路市からユキオの返還の申し入れが上野動物園(東京都建設局)にあったときに上野動物園は驚いたはずだ。 多分釧路市は、「BL契約の目的であった繁殖は不可能なので契約を終了したい。」と言ってきたはずである。 上野動物園はユキオの釧路行は「片道切符」であることをBL契約上に敢えて入れておらず、要するに「実質上の片道切符」は上野動物園の単なる「期待」と「思惑」でしかないのであるから、契約書の文言通りに契約の目的に意味がなくなった場合の「契約終了」を申し入れてきた釧路市に対して上野動物園は抵抗できなかっただろう。 報道によればミルクの釧路市動物園への移動は来年一月下旬とされているのに、ユキオの東京への移動は「近く」としか述べられていない。 これは上野動物園にとって予想外の展開になったために対応に依然として苦慮していることを物語っているように思われる。 今日気が付いたが、上野動物園では「ユキオは釧路出張中」を伝える張り紙がきれいに剥がされていた。 「近く帰還する」 というお知らせなどは何一つ告知されていなかった。 上野動物園は本件(ユキオの帰還)については完全に沈黙しているように見える。 まあもっとも、本件については決定事項とはいえまだ報道の段階ではあるが。
a0151913_330940.jpg
今回の件では上野動物園は「被害者」だろう。 日本の北の方角の土地に従来から存在している濁りきった「得体の知れない力」 が今回は牙をむいたのである。 上野動物園はその「不気味な化け物」の存在を初めて思い知ったのではないだろうか。 上野動物園は秋田県か釧路市かのどちらか一方によって、「してやられた」のである。
a0151913_3302141.jpg
これでデアのパートナー探しは尻に火が付いたような気がする。 デアとユキオの同居などはあり得ないのである。 デアはイタリアで自分の父親とさえ同居したという、世界のホッキョクグマ界では「禁じ手」となっている稀有の経験の持ち主である。 しかしユキオとの同居はないだろう。
a0151913_3303041.jpg
上野動物園はこうなったらデアのパートナーとしてとりあえずキロルを狙うしかないだろう。 ただし大阪のバフィンの出産が無かった場合である。 キロルのほうがイコロよりも上野のキャラクターに合致していると思う。 ただし私はイコロのほうが「偉大なる父」になる可能性はキロルよりも大きいと思っている。 イコロのほうがキロルよりも世界の動物園に何頭か存在している「偉大なる父」の性格と雰囲気に近いものを感じるのである。
a0151913_3304173.jpg
デアについてはイコロともキロルともうまくやっていける柔軟性があると思う。 彼女の父親との同居の成功の体験は実に大きいのである。 ユキオは上野ではなく徳島か熊本に預けたらどうだろうか? 寒冷地の釧路に比べれば東京も大阪も徳島も熊本も夏の暑さには大差ないのである。 特に徳島はバーレーが亡くなってからさほど日が経っていないし、あそこは郊外で人の少ない静かな場所である。 ただしあそこのホッキョクグマ舎にはもう別の動物が入居しているかもしれない。 私にはその現在の状況はわからない。 とにかく、そういった全国の施設を活用させてもらったらどうだろうか? 十分とは言えないものの、せっかく各地の自治体が造った施設なのだから活用しない手はないと思うのである。
a0151913_330517.jpg
それからツヨシについてである。 いったいどこの世界の動物園で繁殖適齢期の10歳の雌と、自分の娘でもない一歳の雌の幼年個体が互いに仲良く遊ぶなどという光景の存在を許容するというのか? 欧米の動物園はホッキョクグマの繁殖に必死なのである。 ツヨシは繁殖のために移動する必要があるのだ。 待った無しであると思う。 それが「世界の常識」というものである。

自分で展示場を掃除、チェックするデア

a0151913_331747.jpg
さて、話を少し戻すが、イコロ(やキロル)がこのデアのパートナーとなる可能性は、現実的には実は非常に厳しいのである。 私の考える限り(知り得る限り)では、それに消極的なのは札幌市の側だろう。 「イコロとキロル」の双子の雄の二枚看板と、「アイラ、そしてマルルとポロロ」の雌の三枚看板...この「揃い踏み」にこそ意味があるのである。 この「揃い踏み」でなければできないことがあるのである。 それについては稿を改めたい。
a0151913_331204.jpg
さほど遠くない時期に予想される日本のホッキョクグマ界の激動を、私たちは息を殺して見守ることになるだろう。 バフィン、バリーバ、キャンディの結果が判明した後、大きな正念場を向かえることになるだろう。
a0151913_3313233.jpg
上野動物園は自分の園で飼育している動物たちのことについては熟知していることは間違いない。 しかし上野動物園が知らなかったのは北の方角にある寒い国に住む人々の凄まじいまでの執念である。 夜の闇が上野公園を覆いつつある。 そういった迫りくる夜の闇の中から、北の方角から発せられる「得体のしれない化け物」の高笑いの声がふと耳に聞こえたのは私の聞き間違いだろうか...?

Nikon D5200
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR
(Nov.30 2013 @恩賜上野動物園)

(過去関連投稿)
上野動物園のユキオ、釧路市動物園へ
釧路市動物園のユキオとツヨシ ~ 残された繁殖の時間の限られたペアの姿
釧路市動物園へ ~ 余生安楽モードのユキオへの苦言
憂愁のホッキョクグマ ・ ツヨシの憂鬱
ジャンブイの素顔 ~ 彼の出自の謎を追う
釧路市動物園のユキオが上野動物園へ、男鹿水族館のミルクが釧路市動物園へ ~ その後を予想する
by polarbearmaniac | 2013-11-30 23:55 | しろくま紀行

オランダ・ヌエネン、「動物帝国」 のピセルとノルチェの満一歳のお誕生会 ~ フリーマスお母さんの母性

a0151913_330949.jpg
ピセル(右)とノルチェ(左) Photo(C)Martijn Wilbers

昨年の11月16日にオランダ・ヌエネンの「動物帝国 (Dierenrijk)」 でフリーマスお母さんから誕生した雄のピセル (Pixel) と雌のノルチェ (Noordje) の双子についてはここのところあまり投稿していませんでした。 しかしこの双子は順調な生育で満一歳の誕生日を迎え、そして11月10日の日曜日にお誕生会も開催されていますので、その様子を見てみることにしましょう。



この10歳のフリーマスお母さんですが、彼女はカナダのサンフェリシアン原生動物園のエサクバクと双子姉妹であり共にカナダで保護された野生孤児だったわけです。 サンフェリシアン原生動物園ではエサクバクと同居しており、そこに繁殖のために1頭加わった雄がイヌクシュクだったというわけです。 イヌクシュクは2頭のうちエサクバクと繁殖行為を行って2009年11月にエサクバクから誕生したのがタイガとガヌークの双子です。 フリーマスはその後にオランダの「動物帝国」に北米欧州間の個体交換で移動となったわけですが、その時に彼女と交替でオランダからカナダに渡ったのがイレ (Yellé – ジェル) だったわけで、このイレは現在エサクバクのパートナーとなっています。 イレ(オランダではジェル)はあのフギースお母さんの産んだ三つ子の一頭というわけです。 このイレがオランダを出発する前日の「動物帝国」での姿をご紹介しておきます。 非常にスリムな体型だったようですね。



2009年11月のエサクバクの出産同様、この双子姉妹のフリーマスもオランダでこうして出産しているわけで、やはり双子姉妹は両方とも繁殖に成功する確率の高いというその一つの例でしょう。 そして同じように雌2頭(双子姉妹)に雄1頭を加えた3頭同居は繁殖の確率が高いという一例をここでも示しているように思います。 ですから、同じ双子姉妹であるララ (札幌)だけが繁殖してルル (旭川) が繁殖しないということはないだろうとも考えたくなるわけです。 このフリーマスお母さんの育児の映像はいくつもあるのですが私が見た限りでは、やはり「情愛型」かつ「対象関与型」の母親という感じが強くします。 つまりララとかシモーナに近い母親像という感じがしますが実際に観察してみないと断言は難しいでしょうけれども、まあ間違いないところでしょう。 一つだけ今年の2月、つまりピセルとノルチェが戸外に登場してから間もない時期の映像を2つご紹介しておきます。





なかなかどっしりとした安定感のある素晴らしいお母さんです。 子育て初体験には見えません。 さて、ここでピセルとノルチェの最新の映像をもう一つ見てみましょう。



本当に大きくなったものです。 ちなみにこの「動物帝国」では入場者数が昨年より11.1%増えているそうで、同園ではその全ての原因はこのホッキョクグマの双子の公開であると考えているそうです。
a0151913_3332138.jpg
ピセルとノルチェ Photo(C)Dierenrijk

(資料)
deweekkrant.nl (Nov.4 2013 - IJsbeertweeling viert verjaardag)

(過去関連投稿)
オランダ・ヌエネンの「動物帝国」でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生! ~ 成功した大陸間の個体交換
オランダ・ヌエネンの「動物帝国」で誕生したホッキョクグマの双子の赤ちゃんの名前が早々と公募で決定
オランダ・ヌエネンの「動物帝国」で誕生の双子の赤ちゃんの最新の近影が公開
オランダ・ヌエネンの「動物帝国」で誕生の双子の赤ちゃん、ピセルとノルチェの産室内の新映像
オランダ・ヌエネンの「動物帝国」で誕生の双子の赤ちゃんのピセルとノルチェ、早々と戸外に初登場!
オランダ・ヌエネンの「動物帝国」のフリーマスお母さん、初産で堂々たる母親ぶり
オランダ・ヌエネンの「動物帝国」の双子の赤ちゃんとフリーマスお母さんの映像 ~ 性別の異なる双子の行動
オランダ・ヌエネンの「動物帝国」でフリーマスお母さんへの「育児感謝祭」のイベントが開催される
オランダ・ヌエネンの「動物帝国」の双子の赤ちゃん、雄のピセルと雌のノルチェの近況
オランダ・ヌエネンの「動物帝国」の双子、ピセルとノルチェの最近の映像
オランダ・ヌエネン、「動物帝国」の双子のピセルとノルチェ、競い合う雄と雌の双子の緊張感
by polarbearmaniac | 2013-11-30 06:00 | Polarbearology

カナダ・サンフェリシアン原生動物園の産室内のエサクバク ~ ” Bonne nuit belle Aisaqvak !”



カナダ・ケペック州のサンフェリシアン原生動物園 (Zoo sauvage de Saint-Félicien) の現在10歳の雌のエサクバク (Aisaqvaq /Aisakvak) については何度も投稿していますが現在彼女は産室に入ったままで、もう「産室 (“maternity den”)」は密閉状態になっています。 「出産準備用エリア ("cubbing den”)」 に出てくる様子が全くないため密閉されたということですね。 一昨日の産室内の彼女の様子をサンフェリシアン原生動物園が公開しています。 このモニターカメラの映像はエサクバクが眠りに入る状態です。

前回は寝息だけ聞こえて動かない映像、今回は眠りに入る映像と、さすがに独特のセンスの良さを感じさせます。 エサクバクを見守るスタッフには「力み」や「焦り」というものを全く感じさせません。産室内のエサクバクの映像をこういった形で紹介し、そしてスタッフは “On attend que la nature et Aisaqvak nous donnent la réponse. Aurons-nous des oursons?” (自然と、そしてエサクバクが我々に回答を与えてくれることが期待されている。 赤ちゃんは生まれるだろうか?) などと述べた後で ”Bonne nuit belle Aisaqvak !” (おやすみなさい、美しきエサクバクよ!) とコメントの最後を結んでいます。 産室内のホッキョクグマの姿にこういった詩的なまでの注釈を入れるというのは、とても我々日本人の真似できる感性ではありません。

(資料)
Zoo sauvage de St-Félicien (Nov.29 2013)

(過去関連投稿)
カナダ・ケベック州 サンフェリシアン原生動物園のエサクバクとイレのペアへの大きな期待
カナダ・ケペック州、サンフェリシアン原生動物園のエサクバク、早々と出産準備のための別区画に移る
「ホッキョクグマ飼育マニュアル(Care Manual)」よりの考察(10) ~ 出産に備えた雌の「隔離」とは?
カナダ・ケペック州、サンフェリシアン原生動物園のエサクバクの産室内の姿が公開 ~ スタッフの余裕
by polarbearmaniac | 2013-11-29 19:00 | Polarbearology

カナダ・マニトバ州ウィニペグのアシニボイン公園動物園でハドソンとストームが初顔合わせ

a0151913_945870.jpg
Photo(C)The Assiniboine Park Zoo

2011年10月にカナダのトロント動物園で誕生し人工哺育で育てられ今年の2月からマニトバ州・ウィニペグのアシニボイン公園動物園で暮らしている2歳の雄のハドソン、そして今年9月初めにカナダのマニトバ州チャーチル人を襲ったために捕獲され、その後にウィニペグにあるアシニボイン公園動物園内のホッキョクグマ保護・厚生センター (The International Polar Bear Conservation Centre) に送られた3歳の雄のストーム、この2頭の雄の初顔合わせが一昨日の水曜日にありました。 人工哺育で育てられ今までほとんど他のホッキョクグマとは顔を合わせた経験のないハドソンと、野生下で母親に育てられ独り立ちして半年ほどしたストームという組み合わせは、その育ちからいっても「水と油」であり非常に心配される点もあったわけで、アシニボイン公園動物園としても最初は慎重に、短い時間だけの同居を試みたわけですが、その様子を同園が公式映像として発表しています。 現地では雪がかなり降っていますのでやや見にくいですが、それを見てみましょう。



ハドソンとストームは互いにやはり非常に警戒気味ですが、アシニボイン公園動物園としてはこの2頭の最初の出会いとしては上々でこれから仲良しになるだろことは間違いないと言っています。これから数週間かけてこの2頭をさらに慣らせていく予定だそうです。 (*追記 - カナダのTV局であるCTVがこの2頭の同居の試み開始について報じていますので、こちらをクリックしてニュース映像をご覧いただきたいのですが、人工哺育で育ったハドソンは野生下で育ったストームより一歳年下であるものの体重は逆にストームよりも200ポンド、つまり90キロ上回るそうです。 なるほど、これならば野生出身のストームといえども簡単にハドソンを攻撃することはできないわけですね。 うまくバランスがとれた組み合わせかもしれません。)
a0151913_945474.jpg
Photo(C)The Assiniboine Park Zoo

来年2014年には新施設である “The Journey to Churchill” が完成しますので、そのオープンのあかつきにはハドソンとストームをフルタイムで同居させようということのようです。 とりあえずストームについては検疫期間も終了していますのでハドソンを加えて単独で今週末から一般公開する予定であると同園では述べています。

(資料)
CBC News (Nov.28 2013 - Storm a-comin' as Winnipeg zoo introduces new polar bear)
Winnipeg Free Press (Nov.28 2013 - Storm, Hudson off to a good start: zoo officials)
Global News (Nov.28 2013 - Polar bears meet for the first time)
(追加資料)
CTV News (Nov.28 2013 - Public to get peek at second polar bear)

(過去関連投稿)
*ハドソン関連
カナダ・トロント動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 今シーズン最初の出産ニュース
カナダ・トロント動物園で誕生の赤ちゃん、生き残った2頭のうち1頭が死亡
カナダ・トロント動物園にて人工哺育で育てられた赤ちゃんが遂に一般公開
カナダ・トロント動物園で人工哺育されている赤ちゃんの名前が決まる
カナダ・トロント動物園で人工哺育されたハドソンの近況
カナダ・トロント動物園で人工哺育されたハドソンの満一歳のお誕生会が開催される
カナダ・トロント動物園のハドソンがマニトバ州のアシニボイン公園動物園へ移動 ~ 新天地への船出
カナダ・トロント動物園のハドソンがウィニペグのアシニボイン公園動物園に無事到着
カナダ・マニトバ州のアシニボイン公園動物園で遂にハドソンが一般に公開される
「ホッキョクグマ飼育マニュアル(Care Manual)」よりの考察(2) ~ ホッキョクグマの訓練をどう考えるか
カナダ・マニトバ州のアシニボイン公園動物園のハドソンの近況
カナダ・ウィニペグのアシニボイン公園動物園で暮らすハドソンの夏 ~ 払拭した「人工哺育」への特殊感情
カナダ・マニトバ州 ウィニペグのアシニボイン公園動物園の人工哺育で育ったハドソンが2歳になる
*ストーム関連
カナダ・マニトバ州チャーチルで人を襲った3歳のホッキョクグマがアシニボイン公園動物園で飼育へ
カナダ・チャーチルで人を襲ったホッキョクグマが無事にアシニボイン公園動物園に到着
カナダ・アシニボイン公園動物園で保護されている3歳の雄のホッキョクグマが 「ストーム」 と命名される
by polarbearmaniac | 2013-11-29 10:00 | Polarbearology

チェコ・ブルノ動物園のコメタとナヌクの双子の一歳の誕生会が開催される ~ 注目すべき来春の移動先

a0151913_214114.jpg
コーラお母さんとコメタとナヌク Photo(C)Anna Vavríková/MAFRA

チェコのブルノの動物園で昨年11月24日にコーラお母さんから誕生したコメタとナヌクの雌と雄の双子ですが、とうとう生後一年を迎えて、さる日曜日24日にブルノ動物園ではお誕生会がありました。 その映像が入ってこないか注意していましたが残念ながら今回は配信されなかったようです。 
a0151913_212588.jpg
バースデイケーキ Photo(C)Zoo Brno

その代りといってはなんですが、一か月ほど前のこの2頭とコーラお母さんの映像を一つだけ見てみることにしましょう。 本当に大きくなりました。 



この双子については昨年のコーラお母さんの産室入りからずっと追い続け、そして可能な限りここでご紹介してきたつもりです。 それは下の「過去関連投稿」の欄をご覧いただければその投稿の多さは一目瞭然かと思います。 私は実は昨年の5月にこのブルノ動物園を訪問するつもりでフライトまで押さえていましたが仕事の都合で断念せざるを得なくなり非常に残念に思っています。 しかしこうしてこの双子の成長を遠い日本からも追いかけ続けることができたのもインターネットのおかげだろうと思います。 ちなみに今更ご紹介するまでもありませんが、このコーラお母さんは女帝ウスラーダの娘であり、そしてモスクワ動物園のシモーナお母さんの妹です。 つまりこのコメタとナヌクの双子は仙台のカイと静岡のロッシーの甥と姪にあたるわけです。 旭川のイワンの従姉弟ということにもなりますね。
a0151913_223180.jpg
コメタとナヌク Photo(C)DENÍK/Drahomír Stulír

この今回のコメタとナヌクについてブルノ動物園がマスコミに明らかにしたところによりますと、この2頭は来春にブルノ動物園から離れることになるそうで、どこの動物園に行くことになるかは明らかにされていません。 ブルノ動物園としてはこういった幼年個体は母親と2年間暮らすのが通常であることは十分承知しているそうですが、、現在この親子が暮らしているメインの展示場を改良整備することの必要性を感じており、プールの面積を拡大することと、来園者がもっと下の展示場まで行って間近にホッキョクグマを見ることができるような通路を設けるといった工事を行う予定だそうで、そうなるとやはりこの双子を今回は早めに他園に移すほうがよいという事情もあるようです。 また、先日、「チェコ・ブルノ動物園のウムカ、『偉大なホッキョクグマ 』への道を歩む ~ 人工哺育された雄の大器」 という投稿でご紹介しましたが、この双子の父親であるウムカの新しいスペースが整備されたためにコーラお母さんをそちらに移してウムカと同居させて来年繁殖を狙うことが可能となっているという事情もあるようです。
a0151913_241516.jpg
コメタとナヌク Photo(C)DENÍK/Drahomír Stulír

それからもう一つですが、かなり以前に 「チェコ・ブルノ動物園の双子の赤ちゃんのナヌクが右前脚を負傷 ~ ブルノ動物園の抱く思惑への憶測」 という投稿でご紹介しているのですが、ブルノ動物園では春の段階で EARAZA (Евроазиатская региональная ассоциация зоопарков и аквариумов / Еuro-Аsian Regional Аssociation of Zoos and Аquariums - ユーラシア地域動物園水族館協会) とこの双子の移動の件で話をしており、その意味するところをその投稿に詳しく書いていますので再度ご参照いただかねばなないのですが、EAZAではなくEARAZAと交渉するということはこの双子は東欧、あるいはウクライナなどの旧ソ連諸国の動物園に移動する可能性が大きいことを意味するようにも思います。 ブルノ動物園では「欧州の園になるだろう。」と言っていますので、そうすると東欧、あるいはバルト諸国の動物園の可能性が高くなるでしょう。 予算の乏しいブルノ動物園では大がかりなホッキョクグマ飼育展示場をすぐさまに建設することが難しいため、なにかとすぐ「飼育基準」を持ち出してくるEAZA (そしてそのコーディネーター) とはあまり係りたくないということがあるようにも推察できます。 となれば、雌のコメタのパートナーはモスクワ動物園のムルマお母さんの息子で現在もまたノヴォシビルスク動物園に待機しているらしい幼年個体というのが候補にあがってくるでしょう。 この今回のコメタとナヌクの移動先には非常に注目すべきだろうと思います。
a0151913_215136.jpg
コメタとナヌク Photo(C)Anna Vavríková/MAFRA

私たちは今からこうした欧州のホッキョクグマ界の背後にある事情を注視しておかねばならないわけです。 これは札幌のララの子供たちの将来をいかにして切り開いてやるかということと間接的に関係があるわけです。 それは、イコロやキロルやアイラやマルルやポロロが実際に欧州に行くかどうかに関係する問題だからです。 本当にララの子供たちが実際に欧州に行くかどうかは別にして、欧州のホッキョクグマ界は日本のホッキョクグマ界が現在抱え、そしてこれからさらに抱えるであろう問題を先取りした形で示しているようにも思うからです。

(資料)
Brněnský deník (Nov.23 2013 - Kometa s Nanukem slaví rok. A na jaře se stěhují z Brna)
iDNES.cz (Nov.24 2013 - Brněnská medvíďata slavila první narozeniny, dostala dort z ryb)

(過去関連投稿)
チェコ・ブルノ動物園がコーラの出産に園の浮沈をかける ~ 食害の瞬間を映した貴重な映像記録の公開
チェコ・ブルノ動物園のコーラの出産準備万端 ~ 出産・成育成功の条件は?
チェコ・ブルノ動物園のコーラに出産間近の兆候! ~ モスクワ動物園担当者の助言を求め万全の体制へ
チェコ・ブルノ動物園でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生! ~ 24時間 産室内ライブ映像の配信開始
チェコ・ブルノ動物園で誕生の双子の赤ちゃん、最初で最大の関門を乗り切るか? ~ 緊張のブルノ動物園
チェコ・ブルノ動物園の産室内ライブ映像に大きな反響 ~ 同動物園の映像配信サイトへのアクセス急増
チェコ・ブルノ動物園で誕生の双子の赤ちゃん、元気に生後一週間が経過
チェコ・ブルノ動物園で誕生の双子の赤ちゃん、順調に生後17日間が経過
チェコ・ブルノ動物園で誕生の双子の赤ちゃん、順調に生後7週間目に突入
チェコ・ブルノ動物園で誕生の双子の赤ちゃん、間もなく生後2ヶ月が経過へ
チェコ・ブルノ動物園の双子の赤ちゃんが生後2ヶ月を無事に経過 ~ 1976年の人工哺育事例について
チェコ・ブルノ動物園で誕生の双子の赤ちゃん、元気に生後70日が経過
チェコ・ブルノ動物園のコーラお母さんに約4カ月振りに給餌が行われる
チェコ・ブルノ動物園で誕生した双子の赤ちゃん、生後三カ月が経過  ~ 前回5年前の映像を振り返る
チェコ・ブルノ動物園で双子の赤ちゃんの名前をインターネットで公募中
チェコ・ブルノ動物園で誕生の双子の赤ちゃん、今週末から戸外へ ~ 日本のホッキョクグマ界との深い関係
チェコ・ブルノ動物園で誕生の双子の赤ちゃんがコーラお母さんと共に待望の戸外へ! ~ 性別への憶測
チェコ・ブルノ動物園の双子の赤ちゃん危機一髪! ~ 水に溺れかかりコーラお母さんに救出される
チェコ・ブルノ動物園の双子の赤ちゃんの性別判明 ~ 雄(オス)と雌(メス)!
チェコ・ブルノ動物園の双子の赤ちゃんが地元で大人気 ~ 週末は入園者が長蛇の列となる
チェコ・ブルノ動物園の双子の赤ちゃんの名前が決定 ~ 「コメタ」 と 「ナヌク」
チェコ・ブルノ動物園の双子の赤ちゃん、コメタとナヌクの命名式が盛大に行われる
チェコ・ブルノ動物園の双子の赤ちゃんの一頭のナヌクが消化不良で一時体調を崩す
チェコ・ブルノ動物園の双子の赤ちゃんのナヌクが右前脚を負傷 ~ ブルノ動物園の抱く思惑への憶測
チェコ ・ ブルノ動物園の双子の赤ちゃんコメタとナヌクは順調に間もなく生後7か月が経過へ
チェコ ・ ブルノ動物園で誕生の双子、コメタとナヌクが順調に生後8か月が経過
チェコ・ブルノ動物園のコメタとナヌクの人気で入園者数は好調 ~ 双子は1頭の場合より常に魅力的か?
チェコ・ブルノ動物園のコメタとナヌクの性別の異なる双子の性格と行動を探る
チェコ・ブルノ動物園のコメタとナヌクの双子の淡々として着実な成長 ~ 雌雄の双子に生じた体格差
by polarbearmaniac | 2013-11-29 02:00 | Polarbearology

デンマーク・スカンジナヴィア野生動物公園に「休暇旅行中」のメーリクとミラクの近況

a0151913_13585753.jpg
Photo(C)Skandinavisk Dyrepark

デンマーク・オールボー動物園のメーリクとミラクの雌2頭が同園のホッキョクグマ飼育展示場の改修工事にため一時的にスカンジナヴィア野生動物公園 (Skandinavisk Dyrepark) に移動した件はすでに 「デンマーク・オールボー動物園のメーリクとミラクが同園の改修工事のためスカンジナヴィア野生動物公園へ」 にて投稿しています。 スカンジナヴィア野生動物公園は現在は冬期閉園中で、このメーリクとミラクがどう過ごしているかを知る方法は施設からの情報に頼るのみですが、スカンジナヴィア野生動物公園よりそういったこの2頭の様子を伝える写真と映像がすでに公開されています。 この下の映像を見ますと、やはりあまりに広い場所に来たためにとまどっているような印象を持ちます。



この2頭は12月初頭には再びオールボー動物園に戻るそうですが、これはまさにちょっとした息抜きの「休暇旅行」といった風情です。

間もなく5歳になるミラクのカナダへの売却の話はミラクが実は雌だと判明して以降はミラクのカナダ行きの話は全く進展はないようですし、13歳を間近にしたメーリクは故アウゴを産んだあとの次の繁殖のスケジュールはまだ見えてきません。 オールボー動物園には雄が飼育されていませんので、他園からの雄の出張があるかもしれません。 しかし来春に前回のようにドイツのニュルンベルク動物園からフェリックスが出張してくるかどうかは微妙だと思います。 来年フェリックスはヴェラとの間での次なる繁殖を目指すわけですから、いかに繁殖能力に優れた彼であっても今回またデンマークで仕事をできる余裕はスケジュール的に言ってない可能性が大きいでしょう。

(過去関連投稿)
デンマーク ・ オールボー動物園のミラクがカナダ・コクレーンのホッキョクグマ保護教育生活文化村へ!
カナダ・コクレーン、保護教育生活文化村へのイヌクシュクの帰還とEAZAの狙うミラクの欧州域外流出阻止
デンマーク・オールボー動物園のアウゴが約5メートル下の堀に転落、重傷を負い安楽死の処置にて死亡!
デンマーク・オールボー動物園、DNA鑑定するも度重なる性別取り違え ~ ミラクは雌(メス)だった!
デンマーク・オールボー動物園のメーリクとミラクが同園の改修工事のためスカンジナヴィア野生動物公園へ
by polarbearmaniac | 2013-11-28 14:00 | Polarbearology

白浜のアドベンチャーワールドで誕生の赤ちゃんの生後5日目の映像が公開

南紀白浜のアドベンチャーワールドで11月21日に誕生し人工哺育で育てられている雄の赤ちゃんの生後5日目の映像が公開されていますのでご紹介しておきます。 アメリカのNBCが配信したものです。 ネット環境によっては映像が開始するまで若干時間がかかる場合もあります。 冒頭はCMです。


(資料)
NBC News (Nov.26 2013 – Japan zoo debuts five-day-old polar bear)
(過去関連投稿)
白浜のアドベンチャーワールドでホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ "La fin justifie les moyens ?"
by polarbearmaniac | 2013-11-27 14:00 | Polarbearology

カナダ・マニトバ州ウィニペグのアシニボイン公園動物園の野生孤児オーロラが歯科治療手術を受ける

a0151913_10362322.jpg
Photo(C)CTV News

10月下旬にカナダ・マニトバ州のチャーチルの飛行場近くで自然保護官によって保護された生後11ヶ月と推定される一頭の雌の野生孤児個体がアシニボイン公園動物園内のホッキョクグマ保護・厚生センター (IPBCC - The International Polar Bear Conservation Centre) に入りオーロラと命名された件についてはご紹介しています(過去関連投稿参照)。 
a0151913_10364772.jpg
Photo(C)Metro Winnipeg

このオーロラですが、アシニボイン公園動物園に到着した時にすでに2本の歯が折れており、その他の口内の状態にも問題があったため、昨日の26日に4時間半もの歯科治療手術が同動物園内の病院で行われたそうです。 この治療手術は動物歯科の専門医であるコリーン・オモロー医師のもとで行われ、2本の乳歯 (baby teeth) と1本の折れかかっていて感染症のあった永久歯を取り除く処置が行われました。 この歯科手術に参加したアシニボイン公園動物園の獣医さんが語るには、飼育下のホッキョクグマではこういったように歯が折れるというのは珍しく、野生下ではアザラシ狩りなどの際に獲物が暴れてそれを押さえつける際に歯が欠損するということがあるそうです。歯が欠損したり感染症にかかった場合の苦痛は大きく、時としては死亡につながる原因になりうるそうです。 その治療手術開始の部分の様子を見てみましょう。 (冒頭にCMが入る場合があります。)



次にこの下の映像はもっと明瞭な形で撮影された治療手術の様子です。



今回の歯科治療手術は無事に終了しオーロラは麻酔からも覚醒しているそうで、一か月後に再びオモロー医師の術後検査の診察を受けることになるそうです。

(資料)
CBC News (Nov.26 2013 - Polar bear cub undergoes 4 hour surgery at Winnipeg zoo)
Winnipeg Free Press (Nov.26 2013 - New polar bear gets dental work on broken teeth)
CTV News (Nov.26 2013 - Aurora the polar bear goes to the dentist)
MetroNews Canada (Nov.26 2013 - Gallery: Winnipeg polar bear gets dental work at Assiniboine Park Zoo)
Global News (Nov.26 2013 - Polar bear cub undergoes dental surgery)

(過去関連投稿)
カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園内に建設中のホッキョクグマ保護・厚生センターについて
カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園内にホッキョクグマの保護・厚生施設が完成
カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園の新展示場施設の建設  ~  偉大なるデビーの遺したもの
カナダ・マニトバ州チャーチル付近で野生孤児が保護され、ウィニペグのアシニボイン公園動物園で飼育が決定
カナダ・マニトバ州チャーチル付近で保護された雌の野生孤児がアシニボイン公園動物園に無事到着
カナダ・マニトバ州のアシニボイン公園動物園で保護された雌の野生孤児が「オーロラ」と命名される
(*以下、ホッキョクグマの歯科治療手術関連)
モスクワ動物園・ウランゲリ(旭山動物園イワンの父)の虫歯治療 ~ 動物歯科医チームの活躍
スコットランドのハイランド野生公園、ウォーカーの歯科手術
スコットランド・ハイランド野生公園のアルクトスが歯科治療を受ける
カナダ・ケベック水族館の11歳のティグアク、歯科治療の麻酔中に亡くなる
アメリカ・ワシントン州 タコマのポイント・デファイアンス動物園のボリスが4時間半の複合治療処置を受ける

(*追加資料)
アメリカ・メリーランド州ボルチモアのメリーランド動物園で飼育されている当時12歳の雌であるアノーキが2009年2月に歯科治療手術を受けた際の映像をご紹介しておきます。


The Sun (Feb.6 2009 - Polar bear root canal is a sedate affair)
by polarbearmaniac | 2013-11-27 11:00 | Polarbearology

釧路市動物園のユキオが上野動物園へ、男鹿水族館のミルクが釧路市動物園へ ~ その後を予想する

a0151913_2111049.jpg
ミルク (2013年5月1日撮影 於 男鹿水族館)

北海道新聞の本日11月26日付けの報道によりますと、以下が報じられています。

① 男鹿水族館のミルクが来年1月下旬に釧路市動物園に移動
② 釧路市動物園のユキオが近く上野動物園に移動


全国の飼育施設による繁殖計画の一環とのことです。 ですから、「ホッキョクグマ繁殖検討委員会」の調整による移動ではないということになります。

①についてはすでに秋田県の側からの報道で伝えられていましたので目新しいことではありません。 ②については①を行うならば必然的にそうなるであろうということ以上ではありません。 ただし、そもそもユキオが上野動物園から釧路市動物園に移動したのは外形的には釧路市と東京都との交渉という形をとっていたものの、実際は「ホッキョクグマ繁殖検討委員会」の調整であったわけです。 私が釧路でツヨシとユキオの同居を見たのは昨年の6月2日のことでした。 その時のレポートは「釧路市動物園のユキオとツヨシ ~ 残された繁殖の時間の限られたペアの姿」という投稿に記しています。 また、それから約半年後の次の訪問となった昨年11月17日の訪問のレポートは、「釧路市動物園へ ~ 余生安楽モードのユキオへの苦言」、及び「憂愁のホッキョクグマ ・ ツヨシの憂鬱」に記していますが、この時の訪問で見たツヨシには深い同情を禁じ得ませんでした。 ですからツヨシとユキオのペアの終了は予想できたことでした。 ユキオの現在の年齢から言ってもそれは十分に予想できた話です。

(*追記 - 上野動物園はユキオを釧路に移動させる際に公式的にこういっています。 「国内で飼育されているホッキョクグマは限られており、1組でも多くの繁殖可能なペアを形成することが望まれます。 そこで、当園と釧路市動物園との間で、ブリーディングローン契約を行い、当園のオス「ユキオ」を釧路市動物園に移動させ、釧路市動物園で飼育しているメス「ツヨシ」(8歳)との間で繁殖を目指す こととなりました。」 つまり、ユキオの釧路への移動は「繁殖目的」以外の何物でもなかったわけです。)

さて、問題は釧路でのツヨシとミルクですが、この2頭を同居させるのかどうかです。 それには、果たしてツヨシの次のパートナーが誰になるのかが関わってきます。 可能性として考えられるのは、ツヨシの他園への移動でしょう。 ここで「ホッキョクグマ繁殖検討委員会」の出番となるわけです。 来年2月頃に予想される日本のホッキョクグマの移動には、次の要素が大きく影響してきます。 それは、キャンディ(札幌)、バフィン(大阪)、バリーバ(横浜)に今年の年末にかけて出産があるかどうかということです。 出産がないとすれば、この3頭はもともと飼育されていた園に戻ることがまず想定されます。 すると、この3頭の現在のパートナーである雄のデナリ、ゴーゴ、ジャンブイの次のパートナーが問題となります。 デナリにはララがいますから除外して、ゴーゴとジャンブイが問題です。 そうなると、ツヨシはこの2頭のどちらかのパートナーとして道外に移動することがまず想定できるのではないでしょうか? 血統的には「アンデルマ・ウスラーダ系」のゴーゴよりも野生出身のジャンブイと組む方が「ララファミリー」のツヨシにとっては有利ですし日本のホッキョクグマ界にとっても遥かに有利です。 しかし仮にバフィンもバリーバも共に出産・育児に成功した場合は、ツヨシの移動はないでしょう。 しかし私にはバフィンとバリーバが2頭とも出産・育児に成功するとは考えにくいですね。 せめてうまくいっても片方だけでしょう。 となれば、出産・育児に成功しなかった園のほうにツヨシは移動すると考えます。 要するに横浜(ズーラシア)か大阪(天王寺動物園) へということです。 そしてミルクは釧路で一頭であの場所を占領して砂だらけになって遊び、その後にプールに飛び込んで排水溝を詰まらせるということですが、ミルクにとっては悪い話ではないでしょう。 ツヨシの所有権は釧路市にありますから、ツヨシが大阪や横浜で繁殖に成功して雄の赤ちゃんが誕生すれば、その最初の赤ちゃんの所有権は通常の場合ですとやはり釧路市が持つことになります。 その雄の幼年個体をミルクの将来のパートナーにするということが釧路市にとっては可能になるわけです。

しかし、問題は釧路市がツヨシを他園、しかも関東や関西に出すという「開明的」なことを考えるかどうかです。 過去の経緯から考えると、どうも私にはそうは思えません。 となると、ツヨシとミルクは年齢差のある「良き友達」となる...最終的にはそういう結果になる可能性は比較的大きいでしょう。 ミルクにとってツヨシは、クルミお母さん以上に自分と一緒に遊んでくれる「良きお姉さん」になるかもしれません。

(*追記 - 私は豪太の父であるモスクワ動物園のウムカ (ウンタイ) とズーラシアのジャンブイは実は野生孤児の双子兄弟なのではないかと密かに考えています。 この「疑惑」については「ジャンブイの素顔 ~ 彼の出自の謎を追う」をご参照いただきたいのですが、これが仮に「隠された真実」であるならば、豪太の娘であるミルクと、ジャンブイとツヨシが仮に繁殖に成功して雄が生まれ、そしてそれをミルクのパートナーにしようということになれば従甥姪のペアとなることを意味します。 しかしそれは後日にロシア側に調査でも依頼すればいい話であり、ツヨシとジャンブイの間での繁殖を狙うということならば、それそのこと自体は決して悪い話ではないと思っています。)

(*追記2 - 私個人としてはツヨシのパートナーはイワンが一番適していると考えています。 イワンも「アンデルマ・ウスラーダ系」ですが、移動は道内だけで済むという実際面と、気候的に旭川のほうが横浜や大阪よりもツヨシにとっては負担が少ないと考えるからです。 ただしイワンはモスクワの偉大な母であるシモーナお母さんの長男であり、第一子だったためか育児初体験だったシモーナお母さんにかなり溺愛されて育ったらしく、肝心のところでの「押し」が弱いという欠点はあります。)

(*追記3 - 仮にツヨシを旭川に移動させると、今度は旭川のサツキとピリカをどうするかという問題が生じますね。 簡単に考えればサツキをかつて住み慣れた帯広に戻してアイラを帯広から釧路に移動させてミルクと同居させるということになるでしょうか。 「大物アイラ」と「遊びの天才ミルク」の同居の組み合わせは実に刺激的で集客力からいったら国内最高の人気になるかもしれません。 おっと、しかしアイラを帯広から釧路に移動させるのは繁殖とは無関係の移動ですから、こうした移動は基本的にはやってはいけないわけです。 それにアイラは札幌市の所有ですし、札幌は釧路に個体を預けるという発想はないでしょう。 釧路は北海道とはいえ、札幌・旭川・帯広の3園とは一線を画した動物園であると私は理解しています。)

(*追記4 - ユキオの移動は「近く」と報じられていますが、私はやはり年末までバフィンの出産の有無を待ってからのほうがよいと思っています。 バフィンに出産がなければバフィンは浜松帰還でしょう。 そうなったらユキオを釧路から一気にホッキョクグマ不在となった熊本や徳島に移すのはどうでしょうか。 そしてバフィンの戻ってくる浜松のキロルを上野に来てもらってデアのパートナーとするということです。 私が上野動物園だったらそう発想したいところです。 ただし札幌市はキロルの上野行きには同意しないでしょう。 つまり、キロルの所有権を東京都に移すことに同意しないということです。 考えていけばいろいろなアイディアは出てくるのですが、輸送コストという問題と個体移動のリスクという問題は必ずつきまといますね。 日本のホッキョクグマ界全体を考えると、どうも非常に損な役回りを演じなければならないごく少数の個体があることを否定することは難しいと考えます。 ユキオはどうもそういった役回りになってしまっているような気がして気の毒ではありますね。 ともかく彼には北海道にはもう居場所がないという非情な現実が生じてしまっているわけです。 ペルミ動物園のテルペイがセリクとユムカの入園によってはじき出されてしまったことと似ています。 ペルミ動物園は高齢のアンデルマを守り、そして幼年個体ペアを守るという年齢の両端の世代を守ったために中間の若年・壮年個体のテルペイが貧乏くじを引いてしまったわけです。)

(資料)
北海道新聞 (Nov.26 2013 - ホッキョクグマ・クルミの子ミルク 来年1月釧路に ユキオは上野へ)

(過去関連投稿)
上野動物園のユキオ、釧路市動物園へ
釧路市動物園のユキオとツヨシ ~ 残された繁殖の時間の限られたペアの姿
釧路市動物園へ ~ 余生安楽モードのユキオへの苦言
憂愁のホッキョクグマ ・ ツヨシの憂鬱
ジャンブイの素顔 ~ 彼の出自の謎を追う
by polarbearmaniac | 2013-11-26 21:00 | Polarbearology

ロシア・ウラル地方、ペルミ動物園のユムカと野生孤児のセリクとの関係が良好となる

a0151913_16473646.jpg
ユムカ(左)とセリク(右) Photo(C)Пермский зоопарк

8月下旬にロシア極北のベルイ島で負傷していたところを保護された野生孤児の雄のセリク、そしてカザン市動物園から10月初頭にペルミ動物園に移動してきた雌のユムカ(ミルカ・ユーコノヴナ)、この2頭の一歳を目前にした幼年個体は将来の繁殖が期待されているものの、10月中旬の段階ではなかなか友好的に同居できない状態であることは今までの投稿でご紹介してきました。 その後はたしてこの2頭の様子がどうなっているのかは、悲しいかなロシアの地方都市の小さな動物園の状況を伝える報道が乏しいこともあり、その情報は容易に伝わってこなかったわけでした。 私自身はこの2頭にロシアで会っていますので、とりわけ彼らの現在の様子が気になるわけです。
a0151913_16482364.jpg
ところがこのたび、ペルミ動物園がそのHPで市民に対してホッキョクグマのおもちゃとなるような容器や缶、その他のプラスチックやゴム製品などホッキョクグマのおもちゃとなるものを動物園に提供してほしいと呼び掛けたのを機会に、いくつかのマスコミがセリクとユムカ(ミルカ・ユーコノヴナ)の様子を報じています。 それによりますと、今まで全く打ち解けなかったこの2頭はすっかりお互いに対して慣れ、そして仲良くおもちゃで遊ぶようになっているとのことです。 やはり主導権はユムカ(ミルカ・ユーコノヴナ)が握っているようで、セリクにおもちゃの扱い方を示して一緒に遊んでいるそうで、そういったことでおもちゃはすぐに破壊されてしまうとのことです。 ペルミ動物園ではこの2頭が退屈しないように次から次へと別のおもちゃを与えようとしており、そのために市民に協力を求めているということだそうです。
a0151913_1650626.jpg
セリク Photo(C)Пермский зоопарк

これでなんとかこの2頭はうまくいくのではないでしょうか。 また、仲良くなってくれなければ、そのとばっちりがアンデルマのほうに行ってしまいますので、その意味でもこの2頭の幼年個体の関係改善は必要なわけです。 また来年ペルミに行ってホッキョクグマたちの様子をのぞいてきたいと思っています。

(資料)
Пермский зоопарк (Nov.20 2013 - Медвежата ждут игрушек)
ИТАР-ТАСС (Nov.21 2013 - Пермские белые медвежата ждут новые игрушки)
Комсомольская правда (Nov.21 2013 - Пермяки могут подарить игрушки белым медведям пермского зоопарка)
«Информационная группа 59» (Nov.21 2013 - Пермский зоопарк собирает игрушки для белых медвежат)
Т7-Информ (Nov.21 2013 - Белые медвежата ждут новых игрушек)
Новости Перми (Nov.21 2013 - Пермским белым мишкам нужны новые игрушки)
Красный Север (Nov.22 2013 - Медвежата подружились и ждут игрушек)

(過去関連投稿)
ロシア・ペルミ動物園におけるセリクとユムカの近況 ~ テルペイがロストフ動物園に移動か?
ロシア・ペルミ動物園でのセリクとユムカの初顔合わせは不調に終わる
ロシア・ウラル地方 ペルミ動物園でアンデルマが気の強いユムカに手を焼く ~ 大物に挑みかかる小娘

*ユムカ関連
ロシア連邦 ・タタールスタン共和国、カザン市動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
ロシア連邦 ・タタールスタン共和国、カザン市動物園で誕生の赤ちゃんの命名について同動物園が告知
ロシア連邦 ・タタールスタン共和国、カザン市動物園の赤ちゃん命名のイベントは悪天候で延期となる
ロシア連邦 ・タタールスタン共和国、カザン市動物園の赤ちゃんの命名は最終的にネット投票へ
ロシア連邦 ・タタールスタン共和国、カザン市動物園の雌の赤ちゃんの名前が 「ユムカ 」 に決定!
ロシア連邦・タタールスタン共和国、カザン市動物園のユムカは順調に生後7か月が経過
ロシア・カザン市動物園のユムカのペルミ動物園への移動の日が迫る  ~ お別れ会が開催の予定
ロシア・カザン市動物園のユムカが来週ペルミ動物園へ移動 ~ 日曜日のお別れ会開催の告知
ロシア・タタールスタン共和国、カザン市動物園のユムカがペルミ動物園に無事到着
*2013年カザン市動物園訪問記
シャリアピンパレスからカザン市動物園へ ~ 別れの時が迫ったマレイシュカとユムカの母娘の姿
偉大なる男ユーコン、中年男の持ついぶし銀の魅力
マレイシュカお母さんの性格と母性
ユムカの性格と素顔 ~ カザンに初雪の降った日...そして別れ
*セリク関連
ロシア極北、カラ海のベルイ島で前脚をケガをして動けなくなっていたホッキョクグマの赤ちゃんが保護される
ロシア極北、カラ海のベルイ島で保護された赤ちゃんはセリクと命名され、ペルミ動物園での飼育が決定
ロシア極北のベルイ島で保護されたセリクがペルミ動物園に到着 ~ 10月にカザンからユムカも来園予定
ロシア極北のベルイ島で密漁者の銃撃により負傷し保護されたセリク、ペルミ動物園で報道陣に公開される
ロシア極北で負傷、ペルミ動物園で保護されたセリクについて ~ ロシアでの野生孤児の個体保護の問題点
*2013年ペルミ動物園訪問記
小雨のペルミ動物園へ ~ 偉大なるアンデルマとの再会、そして野生孤児のセリクとの出会い
ペルミ動物園で保護されている野生孤児セリクの素顔 ~ まだ順応できない環境の激変
アンデルマ、その至高のホッキョクグマの色褪せることなき永遠の伝説
ペルミ動物園訪問2日目 ~ ペルミに初雪の舞った日のホッキョクグマたち
アンデルマさん、お元気で! ~  「日本に暮らす我が息子たち、孫たち、曾孫のホッキョクグマへ...」
by polarbearmaniac | 2013-11-26 17:30 | Polarbearology

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
エッセイ、コラム
街角にて
未分類

最新の記事

ロシア・シベリア中部、クラス..
at 2017-10-18 00:30
ベルリン動物公園がトーニャの..
at 2017-10-17 20:00
オーストラリア・ゴールドコー..
at 2017-10-17 00:30
モスクワ動物園 ヴォロコラム..
at 2017-10-16 18:00
オランダ・エメン動物園で成功..
at 2017-10-15 18:00
ロシア極東・ハバロフスク動物..
at 2017-10-14 22:00
ロシア・ロストフ動物園のコメ..
at 2017-10-13 20:00
モスクワ動物園 ヴォロコラム..
at 2017-10-12 18:57
アメリカ・ソルトレイクシティ..
at 2017-10-11 14:00
オランダ・レネン、アウヴェハ..
at 2017-10-11 01:30

以前の記事

2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ライフログ


人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Lenin's Tomb: The Last Days of the Soviet Empire


Resurrection: The Struggle for a New Russia


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag