街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

プロフィールを見る

<   2014年 02月 ( 57 )   > この月の画像一覧

瞬間に刻まれた永遠の時間の金曜日、ララ親子の姿 ~ "Verweile doch! Du bist so schön."

a0151913_163746.jpg
a0151913_164792.jpg
とうとう金曜日になってしまった。
a0151913_165734.jpg
a0151913_1799.jpg
人間だけが「その日」を知っていて、そしてそれをちっとも理解していない彼らをこうして見つめているということ自体に後ろめたさを感じてしまう。
a0151913_172148.jpg
毎回繰り返されるこうしたことに感性が慣れてしまうことだけはあってはならないと思う。 野生下に起こる親子の自然な別れとは違い、飼育下では人間が無理やりスケジュールを決めてしまうのである。 本当に申し訳ないことである。
a0151913_1131185.jpg
a0151913_175131.jpg
マルルは屈託がない。
a0151913_18056.jpg
ララお母さんのいない生活など考えたこともないだろう。
a0151913_18941.jpg
外界の世界に興味を示すマルルではあるが、その人生の一大転換点が到来しつつある。
a0151913_18195.jpg
ポロロの見る夢はあくまで母親の庇護の下での自由な夢だった。
a0151913_182961.jpg
しかしこれからは単独の生活になる。 そういう状態について何も考えていないだろう。
a0151913_184189.jpg
ポロロにとっても極めて重大な転換点が到来している。

室内を気にするララ親子

本日の授乳

a0151913_185472.jpg
a0151913_191678.jpg
マルル(右)とポロロ(左)は雌の姉妹としては非常に外見が似ている。 双子でもこれほど似るというケースはそう多くない。
a0151913_192828.jpg
マルル(右)とポロロ(左)は今までのララファミリーの個体とはやや顔つきが違うように見える。 アイラとはそれほど共通点は多くないように見えるのである。 何か「ふわり」とした感じなのである。

飼育員さんの姿に気が付いたマルルとポロロ

a0151913_193920.jpg
右がマルル、左がポロロ。
a0151913_110012.jpg
手前がマルル、奥がポロロ。
a0151913_1101632.jpg
時間が止まってほしいと思う。 しかしその瞬間瞬間にかけがえのない貴重な光景を我々の前に見せながら、このマルルとポロロ、そしてララお母さんの物語は間もなく幕が下ろされようとしている。
a0151913_1102610.jpg
Nikon D5300
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR
(Feb.28 2014 @札幌・円山動物園)

(*追記 - 本日の地元TVのニュースをご紹介しておきます。 冒頭はCMです。)



by polarbearmaniac | 2014-02-28 23:45 | しろくま紀行

モスクワ動物園の誇るペア、シモーナとウランゲリのさらなる繁殖への挑戦

a0151913_23371181.jpg
シモーナ(奥)とウランゲリ(手前) 
(2013年10月4日撮影 於 モスクワ動物園)

2月27日は「国際ホッキョクグマの日 (International Polar Bear Day)」 だったわけですが、欧米やロシアの動物園はこれにちなんだイベントを行っています。前倒しにして先週末にすでに行った動物園もあれば今週末に行う動物園もあるわけで、そういったイベントでのホッキョクグマたちの姿をご紹介したいと思っていますが、最近なにしろホッキョクグマ関連のニュースが多く、それらをご紹介するのに時間をうまくとれずに苦心していますが、なんとか順番にお伝えしたいと考えています。すでにハバロフスク動物園のゴシについてはご紹介しています。

ヴェチェルニャヤ・モスクワ (Вечерняя Москва) 紙の記者が「国際ホッキョクグマの日 (International Polar Bear Day/Международный день белых медведей)」に、モスクワ動物園のホッキョクグマを取材し、同園のホッキョクグマ担当のエゴロフ主任の案内でシモーナとウランゲリのペアについていろいろ話を聞いた記事が報じられました。 内容はホッキョクグマについて基本的なことばかりであり、とりたててここであらためてご紹介するような内容ではないのですが、いくつかの点について述べておきましょう。 このエゴロフ氏というのはホッキョクグマの担当一筋のたたき上げの飼育員さんで、生きたホッキョクグマについての生き字引のような人であり私も何回が現地でお話しさせてもらったことがありました。エゴロフ氏が私に語ってくれた内容は私がシモーナやウランゲリに関して非常に参考になるものであり、私の過去の投稿にもそれを反映させてあります。この方は、ホッキョクグマたちが今何を考えているのかについて彼らを見ているだけで全てを察する人なのですが、ホッキョクグマたちは園内を訪れた人々の声のなかでもこのエゴロフ氏の声はちゃんと聴き分けてくれると言う内容を記者の取材にも語っています。このシモーナとウランゲリはタバコの臭いが嫌いなために、モスクワ動物園のホッキョクグマ担当チームの全員は非喫煙者だそうです。 以前に「モスクワ動物園のシモーナとウランゲリ、冬の日の同居映像」という投稿でもご紹介していますが、このシモーナとウランゲリの2011年の初めの同居映像を再度ご紹介しておきます。 そこで登場しているのがエゴロフ氏です。 音声はonにして下さい。 冒頭はCMです。



雌のシモーナについてはスタッフは彼女のことを「シムカ」という愛称で呼んでおり、彼女は6回の出産に成功しているとも述べています(全部で11頭か12頭だったと思います)。このシモーナが前回出産したのは三つ子であるわけですが、その子供たちを彼女から離したときはシモーナは泣いて食事を取るのを拒否したそうです。 エゴロフ氏もこのシモーナの母親としての優れた能力を非常に評価しているそうです。
a0151913_23524877.jpg
2月26日のシモーナ(手前)とウランゲリ(奥) Photo(C)Вечерняя Москва

今シーズンもシモーナとウランゲリは繁殖に挑戦するわけですが、エゴロフ氏の自信といったものが感じられます。 ここで一昨日のシモーナとウランゲリの同居の映像をご紹介しておきます。 冬でも雪のないモスクワ動物園というのは珍しいです。 それだけ暖かい冬ということなのでしょう。



(資料)
Вечерняя Москва (Feb.27 2014 - Косолапые Врангель и Симона отпраздновали свой день по-медвежьи)

(過去関連投稿)
モスクワ動物園のシモーナ(1) ~ 偉大なる母の娘、やはり偉大なる母となる!
モスクワ動物園のシモーナ(2) ~ その初産への道のり
モスクワ動物園のシモーナ(3) ~ 豊かなる母性の輝き
モスクワ動物園のシモーナ(4) ~ 消息不明の息子は何処に? (上)
モスクワ動物園のシモーナ(5) ~ 消息不明の息子は何処に? (中)
モスクワ動物園のシモーナ(6) ~ 消息不明の息子は何処に? (下)
モスクワ動物園のシモーナとウランゲリ、冬の日の同居映像
秋の日のモスクワ動物園のシモーナとウランゲリ ~ 再び期待されるこのペアの繁殖
シモーナさん、三つ子の育児、本当に御苦労様でした! ~ 世界最高の偉大なる母の感じた脱力感
モスクワ動物園の誇る名ペア、シモーナとウランゲリの秋 ~ 来年の繁殖シーズンに向けて...
by polarbearmaniac | 2014-02-28 23:00 | Polarbearology

モスクワ動物園のウムカ (ウンタイ – 男鹿水族館・豪太の父) 闘病生活の後、すでに死亡の模様

a0151913_194024.jpg
ウムカ (ウンタイ) (2011年9月2日撮影 於 モスクワ動物園)

モスクワ動物園で飼育されていた21歳の雄のホッキョクグマであるウムカ(ウンタイ)が、すでに死亡しているらしいことが同園のホッキョクグマ担当の飼育主任であるエゴロフ氏がウランゲリとシモーナのペアを取材しに来たマスコミのインタビューに答えた内容の中で明らかにされました。 ヴェチェルニャヤ・モスクワ (Вечерняя Москва)紙の2月27日付けの記事の中でエゴロフ氏によれば、ウムカは病気のためにモスクワ動物園から離れて治療を受けていたそうですが獣医さんの治療は成功しなかったと述べています。 「死亡した」 とは直接的には言ってはいませんが、「命を救うべく行った獣医の治療の試みは徒労に帰した (“но попытки ветеринаров спасти жизнь косолапого оказались тщетными.”)」 と過去を示す表現で語っていますので、これは死亡を意味するものと解してよいと考えます。 こういう言いまわしで死亡を示唆するのはロシア語には比較的よくある表現です。 ロシア語の文章に親しんでいれば、これが死亡以外の何物でもないことは一目瞭然です。 具体的に何年何月何日に死亡したのかについては明らかにされていません。 さらにエゴロフ氏は、モスクワ動物園のホッキョクグマが3頭体制 (シモーナ、ウランゲリ、ムルマ)になったことに言及していますので、ウムカはもう存在していないことをあらためて認めた形となっています。 このウムカ(ウンタイ)は男鹿水族館の豪太の父です。

思い出してみれば私がモスクワ動物園でウムカの姿を展示場で最後にはっきりと見たのは2011年9月のことでした。 それは「ウムカ (男鹿水族館・豪太の父)、悠々の水遊び」という投稿でレポートした通りです。それ以降私はモスクワ動物園に何度も行ったものの一度も彼の姿を見ていません。「病気である」という噂は聞いてはいましたが本当にそうかの真相はわかりませんでした。このウムカと、そして彼のパートナーであるムルマとの間の最後の子供は先日西シベリアのノヴォシビルスク動物船から中国の青島に向かった2歳の雄の幼年個体です。この雄の幼年個体がモスクワ動物園で誕生したのは2011年11月のことです。この一頭の赤ちゃんはとうとうモスクワ動物園では一切公開されなかったわけで、これも非常に謎に満ちていたわけです。

これで今後ムルマお母さんのパートナーをどうするのでしょうか? ムルマお母さんはまだ23歳ですからまだまだ繁殖が可能なのですが、彼女のパートナーをどうするかです。私が担当者ならばペルミ動物園と交渉してロストフ動物園のテルペイをモスクワに移動させて思い切ってムルマお母さんのパートナーにしたいところです。 しかし他ならぬモスクワ動物園のことですからムルマのパートナーは別の場所から簡単に見つけ出してくるかもしれません。

私は釧路市動物園に移動したミルクの運動神経は、実はミルクの祖父であるこのウムカの運動神経を受け継いでいると思っています。 ウムカの体の動きは体操の選手のようにしなやかだったことが強く印象に残っているからです。

最後に、謹んでウムカの冥福を祈ります。

(資料)
Вечерняя Москва (Feb.27 2014 - Косолапые Врангель и Симона отпраздновали свой день по-медвежьи)

(過去関連投稿)
ウムカ (男鹿水族館・豪太の父)、悠々の水遊び
モスクワ動物園のムルマお母さんと息子の豪太との関係 ~ ミルクの運動神経は豪太の父のウムカ譲りか?
モスクワ動物園のムルマ(1) ~ 巨体の醸し出す貫禄 
モスクワ動物園のムルマ(2) ~ 鷹揚で懐の深い母性
モスクワ動物園のムルマ(3) ~ 初産、そして訪れた危機
モスクワ動物園のムルマ(4) ~ 危機の克服、そして豪太の誕生
モスクワ動物園のムルマ(5) ~ 豪太の日本への旅立ち
モスクワ動物園、禁断・非公開のムルマお母さんと秘匿された2011年誕生個体の姿 ~ 闇に沈む深い謎
by polarbearmaniac | 2014-02-28 19:30 | Polarbearology

静かに時の過ぎ去っていく木曜日、ララ親子の表情

a0151913_21345044.jpg
また札幌に戻ってきた。 本当は火曜日の夜に戻るはずだったが諸事情で一日遅れてしまった。
a0151913_2135483.jpg
世間で「動物」と言うと、それは人間を含まないことは暗黙の了解のようである。 「動物的勘」などという単語は人間に対してのみ用いられる。 「~的」というのだから、本当はそうではないもののような特徴を表現しているのだろう。(左より、マルル、ポロロ、ララ)
a0151913_21351431.jpg
だからこうしてホッキョクグマたちが何かの味を楽しんでいるのは即物的な行為であると人間は考える。
a0151913_21352761.jpg
一般的にホッキョクグマ行動は「理性」というもののフィルターを通過しない、一種の本能的行為だと人間は考えるのである。
a0151913_21353760.jpg
この親子が一緒に居られるのもあと3日ほどである。 人間はこの親子の別れに自分たちなりの物語を創作し、そしてそのストーリーのメガネでこのマルルとポロロの母親ララとの別れを惜しむのである。 それは「人間的感情」であり、そしてそれを抱くことは人間の特権であるかもしれない。
a0151913_21375354.jpg
しかしこのララとて、やがて娘たちとの別れがあることは知ってはいるものの、それが差し迫ったものであるのがについてどう感じているかはわからない。 しかし私の見たところ、少なくとも先週末より今日のほうが「何か」を感じているような様子が見える。 ただし、アイラとの別れの直前とはかなり違うものがあるのは間違いないようにも思う。
a0151913_2135485.jpg
彼女らにとっては淡々とした日々が流れていくだけだろう。 しかしその彼女たちの日々の生活に一つのドラマを描いてやることは必要である。 表面的な場面を超えて、もっと彼女たちの中心的な部分に潜むドラマを浮かび上がらせたいものである。

陽光を浴びてのララお母さんの授乳

a0151913_21355812.jpg
マルル(右)とポロロ(左)は順調に成育した。
a0151913_213610100.jpg
マルル(左)とポロロ(右)は仲の良い双子姉妹という評価で間違いないものと思われる。

おもちゃの蓋を落としてしまい気にするマルルとポロロ

a0151913_21362194.jpg
私に言わせると、このマルル(左)とポロロ(右)は、もっと幼かったときのほうが個性の差があったように思うのである。
a0151913_21363232.jpg
やや具体的に言えば、ポロロ(右)がマルル(左)の性格にほんの少し接近したのだと考えたい。 「ポロロのマルル化」といったことである。
a0151913_21364171.jpg
ただしこのマルルも、以前と比較するとややおとなしくなって落ち着いてきた感じがする。
a0151913_21365211.jpg
ポロロは自分の夢を追いかける性格があるが、それを維持しながら成長しているように思う。
a0151913_2137298.jpg
このマルルのほうが雌のホッキョクグマとしては主流に乗っていくように感じられる。
a0151913_21371290.jpg
一方でこのポロロは個性派であると思う。 しかし、そういった個性派の衣を脱ぎ捨てることなく、ゆっくりと「ホッキョクグマの世界の常識」にも接近してきたように思う。

珍味に執心するポロロ

a0151913_21372621.jpg
マルル(右)の遊びを見つめるポロロ(左)。
a0151913_21373741.jpg
双子の娘をうまくコントロールしてきたララお母さんである。
a0151913_21374480.jpg
それぞれの個性を否定することなく、そしてあまり大きく個性の差が拡がらないように巧みに娘たちに接してきた。
a0151913_2201336.jpg
ララお母さんは「時来たり」とは思っていないかもしれない。 しかし、いつその時が来てもいいようにしていたのかもしれない。

閉園時間が間近のララ親子

a0151913_2138156.jpg
Nikon D5300
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR
(Feb.27 2014 @札幌・円山動物園)
by polarbearmaniac | 2014-02-27 23:00 | しろくま紀行

ウクライナ、ムィコラーイウ動物園がホッキョクグマの輸入許可を取得するものの立ちはだかった難題

a0151913_0525596.jpg
モスクワ動物園生まれの三つ子のうち雌
(2012年9月20日撮影 於 モスクワ動物園)

ウクライナよりの報道によりますと、以前に「モスクワ動物園のシモーナお母さんの三つ子の一頭の雌がウクライナ・ムィコラーイウ動物園に移動へ」という投稿でご紹介していた通り、ムィコラーイウ動物園はモスクワ動物園より2歳の雌の幼年個体を導入することが決まり昨年契約を締結したわけですが、このたび同園はホッキョクグマ輸入許可書を政府から発給を受けたそうです。 事実上これで法令に関しては全てクリアと運びとなったわけですが、ところがまた問題が生じているようです。
a0151913_175171.jpg
それはなんと、ムィコラーイウ動物園はこの雌の幼年個体をモスクワからムィコラーイウに運送する費用の負担ができずにスポンサー探しをしなければならないという困った状態だそうです。 運送費用は総額で6~7万フルィーウニャ(邦貨で60~70万円)だそうですが、それにしてもこれは本当に情けない話です。 そもそもモスクワ動物園の契約条件の提示時点から受け渡し条件は明らかにされていたはずなのにウクライナ・ムィコラーイウ動物園は運送費用の予算計上なしにこのホッキョクグマ導入を計ろうとしていたということでしょうか。 実にお粗末な話ですね。 この程度の費用を捻出するためにさえスポンサー探しを行うというのでは、これから先々も本当にお寒い話です。 たとえこの雌の幼年個体がムィコラーイウ動物園で飼育されるようになったにしても、この動物園のこうした台所事情では満足な飼育ができるのかさえ心もとない話です。
a0151913_055350.jpg
シモーナお母さん (2012年9月20日撮影 於 モスクワ動物園) 

ウクライナという国は昨今の政権崩壊でもわかる通り政情は不安であり国家財政もデフォルトの深刻な危機に直面しています。 対外債務は三兆円もの額になっており外国からの援助がなければ立ちいかない状況です。 明るい見通しなど全くないなかで、さらに地方都市のムィコラーイウ市とて財政が豊かとは程遠い状態ですので動物園に対して援助を増額する余裕など全くないでしょう。 ホッキョクグマを飼育したいという理想は結構ですが現実は実に厳しいということです。 そうしたムィコラーイウ動物園に行かねばならないモスクワ動物園生まれの三つ子の一頭は本当に気の毒だと思います。 この話、なんとか潰れてくれないものでしょうか。 日本の動物園関係者がモスクワ動物園に行きホッキョクグマの入手を図ろうとしたことがありましたが、「モスクワ動物園は相手側の飼育条件の良いところにホッキョクグマを売却する方針である。」 という感想を抱いたようです。 しかしそれは全く事実ではないことがこの一件を見てもわかるわけです。 (もっとも、今回の件は売却ではありませんが。)
a0151913_0553812.jpg
シモーナお母さんと三つ子(2012年9月20日撮影 於 モスクワ動物園) 

EUとIMFはウクライナの新政権に対して金融支援を行う条件として構造改革を求めていますが、これには相当の痛みを伴うもので、EUとの関係強化、そして将来的にEUへの加盟を夢見ている親欧米派にとっては決して甘くない状況になるでしょう。 私は結果的にはウクライナは何らかの形で分裂せざるを得ないだろうと見ています。 EUは表向きは新政権を歓迎するような態度を見せていますが、内心ではとんでもないものを抱え込むことになることに大きな不安を感じているでしょう。

(資料)
Николаевские новости (Feb.25 2014 - Николаевский зоопарк получил разрешение на ввоз белой медведицы. Теперь надо найти средства)
Вечерний Николаев (Feb.25 2014 - Нашему зоопарку разрешили завезти медведицу)

(過去関連投稿)
モスクワ動物園のシモーナお母さんの三つ子の一頭の雌がウクライナ・ムィコラーイウ動物園に移動へ
(*2012年3月、9月 モスクワ動物園訪問記)
モスクワ動物園の三つ子ちゃん、はじめまして!
三つ子の世話はシモーナお母さんにとっても大仕事 ~ 3頭の性格の違いは?
小雪降るモスクワ動物園 ~ 三つ子ちゃん元気に遊ぶ
モスクワ動物園の三つ子ちゃん、その多彩な表情
みぞれ混りの雪が降り続いたモスクワ動物園 ~ 長時間のお昼寝の後の三つ子ちゃん
シモーナお母さん、その絶頂期の輝きに満ちた母親像
冷雨のモスクワ動物園、ホッキョクグマ一家の情景
モスクワ動物園の三つ子ちゃんの元気一杯の土曜日
シモーナお母さんと三つ子ちゃん,その多彩な表情 ~ 三つ子の撮影の難しさは予想以上だった!
モスクワ動物園の三つ子ちゃんとの半年振りの再会 ~ シモーナお母さん、育児に大奮闘中
シモーナお母さんと三つ子の子供たちの姿 ~ 今日 (9月20日) のアルバムより ~ 主役たちの魅力
シモーナお母さんと三つ子の子供たちの姿 ~ 今日 (9月21日) のアルバムより ~ 多彩な表情
シモーナお母さんと三つ子の子供たちの姿 ~ 今日 (9月22日) のアルバムより ~ 行動の力学
シモーナお母さんと三つ子の子供たちの姿 ~ 今日 (9月23日) のアルバムより ~ お元気で!
by polarbearmaniac | 2014-02-27 01:08 | Polarbearology

ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃんが冒険心を発揮し産室外へ一歩踏み出す

a0151913_13443722.jpg
Image(C)Zoo am Meer Bremerhaven

同園で昨年12月16日にヴァレスカお母さんから誕生した赤ちゃんですが、このたび初めて産室の外への一歩を踏み出したそうです。同園によれば、ヴァレスカお母さんに誘われてほんの少しの時間、産室の外の廊下のような場所に出たそうですが、ヴァレスカお母さんは短い時間だけで十分と考えたのか、赤ちゃんを咥えて再び産室に戻ったそうです。同園ではチャンスを見て性別チェックを行いたいようですが、まだまだ時期尚早という認識のようです。 何事につけ非常に慎重な同園です。 冒頭の写真をワンクリックしていただき、開いたページで映像を見ることができます。 ただし全体で約20分間ですので、ご興味のある方は腰を据えてみていただきたいと思います。 時間を短縮した映像はこちらでも見ることができますが、ヴァレスカお母さんが赤ちゃんを引き戻しているというシーンだけが冒頭に映っていますです。

(資料)
Zoo am Meer Bremerhaven (News Feb.25 2014 - Neues von Eisbärin Valeska und ihrem Jungtier)
Nordsee-Zeitung (Feb.25 2014 - Mutter Valeska trägt das Jungtier durch die Wurfhöhle)
Radio Bremen Online (Feb.25 2014 - Kleiner Eisbär macht erste Ausflüge)

(過去関連投稿)
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園で誕生の赤ちゃん、順調に生後2週間が経過
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃんへの思惑 ~ 赤ちゃんの集客力への評価は可能か?
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃん、無事に生後一か月へ
ドイツにおける「動物園と政治」の対立 ~ ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃん公開について意見対立
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃんの生後36日目の映像が公開 ~ 成長過程の目安
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃん、順調に生後43日目へ ~ 同園がFAQ を公表
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の産室内のヴァレスカお母さんに魚と果物の差し入れ始まる
by polarbearmaniac | 2014-02-26 14:00 | Polarbearology

ロシア、ノヴォシビルスク動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ ロッシーの双子兄弟が父親となる

a0151913_18502465.jpg
ゲルダお母さん Photo(C)Новосибирский зоопарк
a0151913_16102641.jpg
誕生直後の赤ちゃん Photo(C)Новосибирский зоопарк
a0151913_16474318.jpg
ロシア・西シベリアの中心都市、ノヴォシビルスクの動物園より本日正式に発表がありました。 同園で飼育されている6歳の雌のゲルダが昨年12月上旬に一頭の赤ちゃんを出産し、現在産室内で赤ちゃんの面倒を見ているそうです。 一方で同園はマスコミに対して73日前に出産したということを言っていますので逆算すれば12月14日の出産ということになるはずです。 父親は現地では現在は「カイ」 (仙台のカイと紛らわしいですが) と呼ばれていますが本当の名前はクラーシン、つまりサンクトペテルブルクのレニングラード動物園で2007年11月にウスラーダお母さんから誕生した双子のうちの一頭、つまり静岡のロッシーの双子の兄弟です。 ノヴォシビルスク動物園でホッキョクグマの赤ちゃんが誕生したのは1972年以来41年ぶりだそうです。
a0151913_16114771.jpg
a0151913_21584984.jpg
a0151913_2159683.jpg
産室内のゲルダお母さんと赤ちゃん 
Photo(C)Новосибирский зоопарк

実は先日、「あと一頭の雌が実は出産しているのではないかと睨んでいるのですが」 というような書き方をしましたが、それがこのノヴォシビルスク動物園のゲルダです。 同園のホッキョクグマ展示場のライブカメラには昨年11月頃から現在まで一頭(つまりクラーシン)しか映っておらず、ゲルダに出産があったことは間違いないと考えていたわけです。 実は以前に少しだけ触れたことがあるのですが、このゲルダお母さんの血統情報にはかなり疑問があるわけで、実は彼女の母親はシモーナではなくムルマであると考えるべき理由があるわけです。 同じ年にシモーナとムルマが出産し、そして彼女たちの子供のうちの少なくとも一頭が西側に出た場合(このときはラスプーチンが出たわけですが)、非常に高い確率で血統情報の混乱が生じるわけです。 これは日本に行ったイワンの場合とか、ベルリンに行ったトーニャの場合とか、必ずそこに不正確さが生じてくるのは興味深い話です。 ですからこのゲルダの場合も同じで、また例のモスクワ絡みの血統情報の怪しさが本件でも問題となるわけですが、これは書くと長くなりますし本題から外れますので今回は省略します。 ともかく、ノヴォシビルスク動物園に念願のホッキョクグマの赤ちゃんが誕生したことになります。
a0151913_17485472.jpg
ウスラーダお母さんとピョートル(ロッシー)とクラーシン(カイ)の双子兄弟 (2008年) Photo(C)Санкт-Петербургские Ведомости

さすがに「アンデルマ/ウスラーダ系」の雄のクラーシンは凄いものです。 5歳でこのペアは繁殖行為を行い、6歳の誕生日から何日も経過しない時点でゲルダは初出産、そして育児放棄なしに産室内で順調に授乳する... いとも簡単に初産に成功してしまいました。 ロシアにまた「偉大なる母」が誕生したようです。 こういう例に遭遇するとホッキョクグマの飼育下での繁殖は難しいという概念を木端微塵に打ち破ってしまっているようにすら見えるほどです。

(*後記 - 何故クラーシンがノヴォシビルスクで「カイ」と改名されたのかの理由はよくわかりません。 一方、仙台・八木山動物公園の「カイ」はロシア時代は「ラダゴル」という名前だったわけです。 ということで現在、ウスラーダお母さんの息子では「カイ」という名前のホッキョクグマは2頭いることになります。 ちょっと紛らわしいですね。 この仙台のカイ(ラダゴル)については「ウスラーダお母さんの10番目の子供、カイ (八木山動物公園 / ロシア名 : ラダゴル )のロシア時代の姿」、及び「カイ (仙台・八木山動物公園 / ロシア名:ラダゴル) とウスラーダお母さんの物語」をご参照下さい。)

(資料)
Новосибирский зоопарк (НОВОСТИ Feb.25 2014 - Долгожданное пополнение)
РИА Новости (Feb.25 2014 - Белый медведь родился в Новосибирском зоопарке впервые с 70-х г)
Интерфакс-Россия (Feb.25b2014 - У белых медведей Кая и Герды из Новосибирского зоопарка родился первенец)
Сиб.фм (Feb.25 2014 - Белый медвежонок родился в Новосибирском зоопарке впервые за 42 года)
СибКрай.ru (Feb.25 2014 - Белые медведи в новосибирском зоопарке стали родителями)

(過去関連投稿)
ピョートル(ロッシー)とクラーシンの双子兄弟の産室での映像
腕白小僧ロッシーの性格の変化?
ロッシー(日本平動物園)の双子の兄弟クラーシンの驚異的なジャンプ力!
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のクラーシンのポリ容器遊び
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のクラーシン(ロッシーの双子の兄弟)、順調な生育で地元の人気者に!
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のクラーシン (ロッシーの双子の兄弟) の近況 ~ déjà-vu の光景
ロシアのノヴォシビルスク動物園、来園者のホッキョクグマへの勝手な食べ物投げ入れに業を煮やす
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のライブカメラが高精細度(HD)映像となる ~ クラーシンの近況
by polarbearmaniac | 2014-02-25 16:00 | Polarbearology

フィンランド・ラヌア動物園のランツォがオーストリア、ウィーンのシェーンブルン動物園へ  

a0151913_14315118.jpg
ランツォ Photo(C)Kaleva.fi / Jukka Leinonen

フィンランドのラヌア動物園で2011年11月にヴィーナスお母さんから誕生した雄のランツォはすでに2歳になっています。 以前からラヌア動物園の園長さんはこのランツォの移動先選定について非常に熱心に関与の姿勢を示したいたわけで、その飼育環境について高いハードルを設定してEAZAのコーディネーターに対する働きかけを行なっていたわけです。 これについては昨年の投稿である「フィンランド・ラヌア動物園のランツォの移動先選定が難航か? ~ 綻びを生じた(?)欧州の繁殖計画」、及び「フィンランド・ラヌア動物園のランツォの移動先選定が混迷を極める ~ 繁殖成功後の次なる壁」をまずご参照下さい。

さて、とうとうこのランツォの移動先が決定しました。 それはオーストリア・ウィーンのシェーンブルン動物園だそうで、5月に同園のホッキョクグマ新飼育展示場の完成に合わせてランツォがウィーンに移動するそうです。ラヌア動物園の園長さんは、「ちょっとほろ苦い気持ちですが、ランツォとの別れは最初からわかっていたことです。」 と感慨深げに語っています。
a0151913_14384359.jpg
ランツォとヴィーナスお母さん Photo(C)Ilta-Sanomat

さて、今回のランツォの移動先ですが私は欧州の方から実は別の移動場所を聞いていました。 その場所ならば十分にありえるなと思っていたわけですがオーストリア・ウィーンのシェーンブルン動物園とは意外な感じがします。 ラヌア動物園の園長さんは、面積が十分はあるにせよあくまで既存の動物園の延長上にある施設では不十分だと考えていたであろうことはかねてからの発言でよく伝わっていました。 ですからラヌア動物園の園長さんは欧州の「基準」よりもはるかに優れた環境である自然を活用した広大な施設をランツォの移動先として希望していただろうと思います。 たとえばスコットランドのハイランド野生公園とかスカンジナヴィア野生動物公園とかオルサ・ベアパークのような環境の施設です。 しかしその希望は満たされることは難しかったようです。 ウィーンのシェーンブルン動物園の新ホッキョクグマ飼育展示施設 (“Franz Josef Land”) は確かに素晴らしいものができるそうですが、しかしそれはあくまでも従来の動物園の施設といった枠組みを出るものではありません。
a0151913_15103511.jpg
シェーンブルン動物園の新施設「フランツ・ヨーゼフ・ラント」 (C)Tiergarten Schönbrunn

昨年から何回か投稿していますが、欧州の繁殖計画(EEP)にやや綻びが生じてきていることは間違いなく、幼年個体の移動先選定にEAZAのコーディネーターが非常に苦労するようになったわけです。 特に「ロストック系」の幼年個体の移動先確保、そしてその後のパートナー候補の選択に極めて苦心しているわけです。 さらにラヌア動物園サイドの情報ではウィーンでランツォのパートナーとなるのはオランダで生まれたランツォと同じ歳の雌であるとされています。 それが正しいとすれば、それは2012年3月に現地で私も会ったことのあるレネンのアウヴェハンス動物園で2011年12月にフギースお母さんから誕生した双子の一頭である雌のリンとなるでしょう。
a0151913_1449316.jpg
リン (C)explore.org

しかしリンの父親のヴィクトルはランツォの母親のヴィーナスと兄妹の関係にありますから、これは問題です。 ウィーンのシェーンブルン動物園には当初はロッテルダム動物園生まれのヴィックスとアウヴェハンス動物園生まれのセシが移動するはずだったわけですが、このペアはすでにフランスのミュルーズ動物園に移動してしまったわけです。 EAZAのコーディネーターとしては一歳年齢が違うもののヴィックスとランツォを本来は入れ替えたかったのだろうと思いますが、そうはいかない何らかの事情があったと思われます。 ともかく、ランツォのパートナー候補がラヌア動物園サイドの情報のように本当にリンになるのかのかを含めて、幼年・若年個体の再配置にはまだ紆余曲折が予想されるような気もします。 この欧州の幼年・若年個体のペア形成もパズルのような形をとるわけで、そこにララファミリーの幼年・若年個体の存在を加味すればより一層複雑となり、これを考えていくことは実に興味深い話となるわけですが、今回はそれに深入りしないこととします。 この問題については稿を改めたいと思います。

ともかく「ロストック系」の幼年・若年個体の多さに頭を痛めている欧州の繁殖計画の一端を垣間見せてくれる今回のランツォのウィーン・シェーンブルン動物園への移動決定のニュースです。

(資料)
YLE (Feb.24 2014 - Ranuan jääkarhu muuttaa Itävaltaan)
Kaleva.fi (Feb.24 2014 - Ranzo-jääkarhu muuttaa Ranualta Itävaltaan)
Ilta-Sanomat (Feb.25 2014 - Ranuan jääkarhu Ranzo muuttaa Itävaltaan - katso video!)

(過去関連投稿)
フィンランド・ラヌア動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
フィンランド・ラヌア動物園で誕生の赤ちゃん、順調に生後1か月目へ
フィンランド・ラヌア動物園で誕生の赤ちゃん、生後4週間目の映像
フィンランド・ラヌア動物園で誕生の赤ちゃん、生後54日経過の産室内の映像が公開
フィンランド、ラヌア動物園の赤ちゃん、順調に生後70日間が経過
フィンランド、ラヌア動物園の赤ちゃんが元気に生後3か月へ
フィンランド、ラヌア動物園の赤ちゃん、遂に戸外に初登場!
フィンランド、ラヌア動物園の赤ちゃんの追加映像 ~ 何事にも慎重なヴィーナスお母さん
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃん、戸外の時間が非常に増える ~ 室内/戸外の扉開放方式を考える
フィンランド・ラヌア動物園の親子、まだまだ雪の感触を楽しむ
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんが生後6か月目へ ~ 観光プロモーション映像の公開
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんの水遊び ~ 生後7か月目へ
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃん、生後7カ月が経過 ~ ヴィーナスお母さんの遊び方
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃん、動物園の知名度向上に大きく貢献 ~ 入場料売上げが二倍となる
フィンランド・ラヌア動物園のヴィーナスお母さんと赤ちゃんにとってのオリンピック気分
フィンランド・ラヌア動物園が公開したホッキョクグマ親子の写真・動画を同国オリンピック委員会が問題視
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんが順調に生後9か月が経過 ~ 名前公募の締め切りとなる
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんの名前が公募によってランツォに決定 ~ 名前の雄雌識別について
フィンランド・ラヌア動物園のランツォ、間もなく一歳の誕生日 ~ 入園者増加に大いに貢献
フィンランド・ラヌア動物園のランツォ、元気に満一歳の誕生日を迎える
フィンランド・ラヌア動物園が腐心する1歳半のランツォの移動先選定 ~ 個体移動調整と所有権との関係
フィンランド・ラヌア動物園のランツォの入手を狙う日本の動物園 ~ 「ダメで元々」の精神か?
フィンランド・ラヌア動物園のランツォの移動先選定が難航か? ~ 綻びを生じた(?)欧州の繁殖計画
フィンランド・ラヌア動物園のランツォの移動先選定が混迷を極める ~ 繁殖成功後の次なる壁
札幌・円山動物園の新ツインズ(ノワールとブランシュ – 仮称)、そして他のララの子供たちの将来 (上)
札幌・円山動物園の新ツインズ(ノワールとブランシュ – 仮称)、そして他のララの子供たちの将来 (中)
by polarbearmaniac | 2014-02-25 15:00 | Polarbearology

ロシア・サンクトペテルブルクのレニングラード動物園がウスラーダの赤ちゃんの産室内映像を一挙に公開

a0151913_22424264.jpg
ウスラーダお母さん (2012年9月16日撮影  於 サンクトペテルブルク、レニングラード動物園)

ロシア・サンクトペテルブルクのレニングラード動物園で昨年12月6日に女帝ウスラーダが16頭目の赤ちゃんを出産したことはすでにご紹介しています。 この赤ちゃんの産室内の映像については昨日その一部をマスコミが公開した分としてご紹介しています。 レニングラード動物園はこのたび、この産室内映像を一気に6本公開しましたので下にご紹介しておきます。 時系列的に並べ直しておきます。

まず1月4日です。





続いて2月9日です。





続いて2月12日です。





(過去関連投稿)
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園の名ペア、ウスラーダとメンシコフの新たなる挑戦
ロシア ・ サンクトペテルブルク建都310年の記念ポスターに登場したメンシコフ ~ 偉大な男が祝った街
女帝ウスラーダとシモーナ、コーラ、リアの三頭の娘たち ~ 偉大な母親たちの三代の系譜
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダの歩む道 ~ 再説: 繁殖可能年齢上限
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダ、繁殖成功ならず? ~ 本命総崩れの年
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園で26歳の女帝ウスラーダが16頭目の赤ちゃんを出産!
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダの赤ちゃんの産室内映像が公開される
by polarbearmaniac | 2014-02-24 17:00 | Polarbearology

ロシア極東・沿海州、ハバロフスク動物園のゴシのお誕生会が開催される

a0151913_15271830.jpg
お誕生会でのゴシ Photo(C)РИА "Восток-Медиа"

ロシア極東沿海州のハバロフスク郊外にあるハバロフスク動物園 (正式には「シソーエフ記念・プリアムールスキー動物園」 - Зоосад Приамурский имени В.П. Сысоева)で飼育されている雄のホッキョクグマであるゴシについて今まで何度か投稿し、私自身も2012年に彼に会いに現地まで出かけて行った件については投稿しています。 このゴシの24歳のもっともっとお誕生会が開催される予定であることは先日の投稿に書きました。昨日の日曜日に行われたゴシのお誕生会の様子を伝える報道が入ってきましたのでご紹介しておきたいと思います。

a0151913_1532167.jpg
a0151913_15343911.jpg
a0151913_15385861.jpg
Photo(C)РИА "Восток-Медиа"

当日ゴシには魚と肉のバースデイケーキのプレゼントがあり、集まった子供たちからもゴシへのプレゼントがあったそうです。非常に短いのですが地元のTV局のニュース映像も御紹介しておきます。



このゴシはサーカスで4年間を過ごしたためか現在でもその時のいくつかの動作を行うそうです。 私が会ったときにはこのゴシはやや脚が悪いような印象を持ったのですが、それは多分サーカスでの演技に原因があるようにも思えます。 ともかく、このゴシは地元では親しみを持って「ゴーシャ」と呼ばれている人気者であるわけですが、もっともっと陽を当ててやりたいと思います。

(資料)
Общественное телевидение России (Feb.23 2014 - В Хабаровском зоопарке отмечают 24-летие белого медведя Гоши)
Восток Медиа (Feb.24 2014 - Белый медведь Гоша получил торт со свечками из рыбок)
(*追加資料)
Аргументы и Факты (Feb.26 2014 - День рождения морского медведя отметили в хабаровском зоосаде)

(過去関連投稿)
ロシア・モスクワ郊外の私設動物園の悲惨な現実
ロシア極東・沿海州、ハバロフスク動物園のゴシ ~ 氷上サーカスを去り動物園を安住の地に
ロシア極東、ハバロフスク動物園のゴシ、身勝手な来園者の指を噛み切る! ~ 後を絶たぬ来園者の規則違反
ロシア極東、ハバロフスク動物園でのゴシの 「来園者襲撃」事件の続報 ~ 自業自得の規則違反者
晩秋の気配濃厚なハバロフスク動物園へ ~ ゴシさん、はじめまして!
ゴシ、その悲哀を突き抜けて澄みきった眼を持つホッキョクグマの魅力
ロシア・ハバロフスク動物園のゴシへの同情と共感 ~ 人間に弄ばれた運命
ロシア極東・沿海州、ハバロフスク動物園のゴシに寄せる地元の人々の想い ~ お誕生会開催へ
by polarbearmaniac | 2014-02-24 16:00 | Polarbearology

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
エッセイ、コラム
街角にて
未分類

最新の記事

ハンガリー・ブダペスト動物園..
at 2017-03-25 21:00
ウクライナ・ムィコラーイウ動..
at 2017-03-25 13:00
ロシア北東部・サハ共和国、ヤ..
at 2017-03-24 15:00
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブル..
at 2017-03-23 20:00
男鹿水族館のクルミと豪太のペ..
at 2017-03-22 23:30
ハンガリー・ブダペスト動物園..
at 2017-03-21 20:00
ロシア・ノヴォシビルスク動物..
at 2017-03-21 18:00
ロシア・ノヴォシビルスク市の..
at 2017-03-20 19:00
デンマーク・オールボー動物園..
at 2017-03-19 20:30
チェコ・ブルノ動物園の「国際..
at 2017-03-19 00:30

以前の記事

2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ライフログ


人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag


The Guest from the Future: Anna Akhmatova and Isaiah Berlin