街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア連邦・ウドムルト共和国、イジェフスク動物園の赤ちゃんの性別は雄と判明 ~ 名前公募が開始

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Photo(C)Удмуртская правда

ロシア連邦・ウドムルト共和国のイジェフスク動物園で昨年12月12日にドゥムカお母さんから生まれた一頭の赤ちゃんですが、イジェフスク動物園はこの赤ちゃんの名前の公募を行うことを発表しました。同園ではこの赤ちゃんの性別チェックを行ったそうですが結果は予想通り雄だったようで同園の今回の名前の公募も報道記事も一斉に男性形でこの赤ちゃんを記述しています。

この赤ちゃんの名前の応募方法ですが同園内に応募箱がおかれるそうです。 6月12日が応募期限だそうですが、名前には条件があってキリル文字の ”Н” すなわちアルファベットの ”N” で始まる名前であることが条件となっています。 父親のノルド “Норд” の名前にちなんだ名前にしたいということのようです。

それにしてもこのイジェフスク動物園というのは本当に情報の少ない動物園です。

(資料)
Ижевский зоопарк (Apr.29 2014 - Назовите меня)
Комсомольская правда (Apr. 29 2014 - В Ижевском зоопарке объявили конкурс на имя для белого медвежонка)
Udm-Info (Apr.29 2014 - Ижевчане могут выбрать имя белому медвежонку)
Я люблю Ижевск (Apr.29 2014 - Конкурс на имя белому медвежонку объявили в зоопарке Ижевска)
Удмуртская правда (Apr.18 2014 - В зоопарке Удмуртии родился белый медвежонок)

(過去関連投稿)
ロシア連邦 ・ ウドムルト共和国 イジェフスク動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
ロシア連邦 ・ ウドムルト共和国 イジェフスク動物園で誕生の赤ちゃんの産室内映像が初めて公開
ロシア連邦 ・ ウドムルト共和国 イジェフスク動物園で誕生の赤ちゃんは順調に成育中
ロシア連邦ウドムルト共和国、イジェフスク動物園の赤ちゃんの近況 ~ ロシア国内の個体の権利関係
ロシア連邦ウドムルト共和国、イジェフスク動物園の赤ちゃん、遂に戸外に登場し公開される
ロシア連邦ウドムルト共和国、イジェフスク動物園の赤ちゃんの追加映像
by polarbearmaniac | 2014-04-30 00:30 | Polarbearology

旭山動物園の休園の短縮・廃止要望論について ~ 同園の個性と来園者の期待との狭間で

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ルルとピリカ (2012年10月27日撮影)

北海道新聞の4月28日付け電子版記事に「経済効果か、新展示への充電か 北海道・旭山動物園が休園の短縮・廃止要望論に苦慮」 という興味深い内容が報じられています。 内容を要約します。

・旭山動物園は動物の見せ方に常に新しい工夫を加えるため、春と秋に2週間~20日ほどの休園期間を設けてきたが、坂東園長は「休園期間中の取り組みが旭山の個性を生み出してきた」 とその意義を語っている。

・観光関連の旭川経済界は 「休園中はツアー客が大幅に減少する」 と長期休園の見直しを求めている。 これに応じて同園は今年から秋の長期休園を7日間に縮めることを打ち出したが旭川商工会議所はさらなる短縮を求めている。 坂東園長は「これ以上の短縮は困難」との考えである。


これに関してまず注意しなければいけないのは、たとえばいくつかの動物園にある「毎週月曜日休園」「年末年始休園」といったやり方とこの旭山動物園の休園期間とは異なる性格であるということです。 前者は職員の休養日や園内の点検整備という性格ですが旭山動物園では休園期間をそういった位置づけとして設けているわけではないということです。
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ピリカ (2011年10月22日撮影)

今回のこの報道の件ですが、実は私はそもそも旭山動物園の狙い(あるいは個性)とツアーでやってくる観光客の来園者の求めているものに以前からかなりのミスマッチがあったにもかかわらず、観光業界はそれに気が付かずに「ペンギンが空をとぶ旭山動物園」といったキャッチフレーズで周囲の観光地(たとえば美瑛や富良野)と組み合わせてツアーにしてきたのではないかということです。 旭山動物園の特徴を「行動展示」にあると理解し、その「行動展示」を従来型であるといわれる「〇〇展示」と対立・対比させ、「行動展示」は「〇〇展示」よりも優れた展示方法であるという認識でマスコミその他は旭山動物園を持ち上げてきたように私には感じられます。
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ルル (2012年10月28日撮影)

私はホッキョクグマのことを調べる過程で海外の動物園に関するいくつかの本や記事を読みましたが、「行動展示 vs 〇〇展示」といった対立・対比の図式の存在を明確に基礎にした記述がなされているものは英語、ドイツ語で書かれたものは少なくとも私の記憶している限りではなかったように思います。 いやそもそも、日本で旭山動物園に言及する際に必ずと言ってよいほど指摘される「行動展示」 が単なる単語としては別としても用語概念として欧米で存在しているのかについても私には疑問に思えます。 ですから「行動展示」に対立・対比される「〇〇展示」という用語概念の存在も不確かなことであるように思います。 ですから、ましてや「行動展示 vs 〇〇展示」の対立・対比の図式についてはおそらく日本における「動物園学」が作り出した特殊な座標軸上に存在している対立図式ではないかと考えています。
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サツキ (2011年10月22日撮影)

私が旭山動物園で素晴らしいと思うことは、あそこには手作りの味わいといったものがある点です。 動物たちの紹介は手書きでなされ、そしてその動物たちの性格なども記載されている点で、なにか非常にあたたか味を感じるということです。 いつかも書きましたが、イワンの誕生日の訂正もちゃんと「訂正」としてなされていたことには非常に感心しました。 旭山動物園の取り組みについてもちゃんと肉筆で書かれ人間味が感じられます。

私は旭山動物園というのは本当は個人でゆっくりと見て回るのがその魅力を一番味わえる動物園だと思っています。 「動物たちのこういうところを見てほしい」というスタッフの方々の創意工夫が具現化されるのがこういった閉園期間中であることに間違いありません。 坂東園長の言われる「休園期間中の取り組みが旭山の個性を生み出してきた」というのはまさにこのことです。 旭山動物園の良さを最も感じ取れるのはあくまでも時間に余裕のある個人の来園者でしょう。 ところが観光業界は旭山動物園のこうした良さを知ってか知らずか、空を飛ぶペンギンや豪快にダイブするホッキョクグマといったspectacular なものが旭山動物園の魅力であるとアピールし、そして周辺の観光地と組み合わせてツアーにして売り出しているわけです。 観光業界は旭山動物園の個性は「空飛ぶペンギン」的なものであると考えているわけで、そうした考え方から言えば閉園期間が長すぎるという認識になってしまうわけです。 旭山動物園の側も 「旭山の個性が観光客を引き付けているのだから、その個性を発展・展開させていくためには従来通りの休園期間が必要である」 と考えているかもしれませんが、実は観光業界、そして観光客は意外にそういった同園の努力を見ていないのではないでしょうか。 同園は観光業界に対してもっと「旭山の個性」への本当の理解を求めるべきでしょう。 現状では観光業界はその「旭山の個性」を理解していないがために、旭山動物園が何故閉園期間の短縮に難色を示しているかがわからないというのが真実ではないでしょうか。 同園としては少なくとも、同園の魅力を維持発展させていくためにはそのアイディアを具現化させる時間は不可欠であり、それ無くしては将来引き続いて多くの人々引き付け続けることはできないのだと旭川の商工会議所に対して粘り強く主張すべきです。 今のままでずるずると妥協していけば、例えばホッキョクグマに関しては繁殖行動期であっても「もぐもぐタイム」は中止せずに続けてほしいという要求さえ出てきかねません。
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イワン (2012年10月27日撮影)

旭山動物園は従来の閉園期間を維持すべきだと私は考えます。 仮にある程度妥協して年二回の閉園期間(二週間+二週間)を短縮するのであれば、一年一回の閉園にしてそれを三週間にするのはどうでしょうか? 観光業界とのそういう妥協案でその他に考えうるのはまず、閉園期間を2月の旭川の氷祭りの期間を含む時期にぶっつけて、「観光客はそっちに行ってほしい」 としたらどうでしょうか。 しかしこの時期にはスタッフの方々が屋外で作業を行うのは雪で障害がありそうですね。 では閉園期間を11月中旬から12月上旬にするのはどうでしょうか? これですとツアーの観光シーズンからは少し外れていると思います。 とにかく、閉園期間の時期を変えることによって対応し、閉園日数は維持すべきだろうと考えます。

(資料)
北海道新聞 (Apr.28 2014 - 経済効果か、新展示への充電か 北海道・旭山動物園が休園の短縮・廃止要望論に苦慮
by polarbearmaniac | 2014-04-29 18:30 | 動物園一般

スコットランドのハイランド野生公園へデンマーク・オールボー動物園のミラクが移動か?

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アルクトスとウォーカー Photo(C)BBC

イギリス北部スコットランドのキンクレイグ (Kincraig) にあるハイランド野生公園 (Highland Wildlife Park) に暮らすオランダ・レネンのアウヴェハンス動物園生まれの5歳の雄のウォーカーとウィーンのシェーンブルン動物園生まれの6歳の雄のアルクトスについては過去に何度も投稿してきました。 この若年個体の雄の2頭はパートナーが割り当てられることもなく独身生活をそれなりに楽しんでいる様子は「スコットランドのハイランド野生公園、ウォーカーとアルクトスの近況 ~ 雌の伴侶欠乏世代の個体たち」、「スコットランドのハイランド野生公園、ウォーカーとアルクトスのお誕生会 ~ 若年世代の雌不足に悩む欧州」、そして「スコットランドのハイランド野生公園に実現した『個体の幸福』、実現しない『繁殖の可能性』」という投稿をご参照下さい。
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アルクトスとウォーカー Photo(C)BBC

このハイランド野生公園の飼育責任者のダグラス・リチャードソン氏はウォーカーとアルクトスのパートナー探しに以前から熱心で、自らいろいろな候補を考えネット上でその候補個体をほのめかしていたわけですが、いささか欧州のホッキョクグマ界の最新の情報に疎かったようで、EAZAのコーディネーターはそういった候補個体をウォーカーとアルクトスのパートナーとすべくアレンジするということはなかったわけでした。 そういった時期の後にリチャードソン氏はこの2頭の雄の若年個体のパートナー問題について発言しなくなっていたわけですが、遂にそういった沈黙を破ってリチャードソン氏はアムステルダムのEAZAの「ホッキョクグマ特別委員会 (The Polar Bear Special Committee)」(つまり実質上はコーディネーターのことでしょう)からこの2頭のパートナーとなるべく5歳の雌が選定されたのだと地元紙に明らかにしました。 この5歳の雌は飼育下で生まれ今まで繁殖の舞台に立ったことはないとも語っていますので、おそらくこれはデンマーク・オールボー動物園のミラクを指すものに違いないと思われます。
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ミラク Photo(C)Aalborg Zoo

ミラクについては実は彼女は最近まで雄だとされていたものの、いざカナダへの売却の話が出た時に改めて性別判定を行ったところ雌であることが判明した個体です。 この件については「デンマーク・オールボー動物園、DNA鑑定するも度重なる性別取り違え ~ ミラクは雌(メス)だった!」をご参照下さい。 そしてその後にこのミラクには移動の話が聞こえてこない件については「デンマーク・オールボー動物園でのヴィクトリア、メーリク、ミラクの雌3頭の奇妙な同居生活 ~ 展望なき繁殖」をご参照下さい。 ただしかし、これもひょっとしてリチャードソン氏の単なる願望による発言である可能性も捨てきれません。 なぜなら、その雌の個体を来年というまだ先に迎え入れたいと語っているからです。 まずこの時期が非常に不可思議です。 つまりリチャードソン氏は希望で語っているだけのような気もしますが、その一方で40万ポンド(約6800万円)かけて新しい飼育場を設けるのだという具体的な話をしている点と、この雌の個体と(最初に)繁殖を試みるのはアルクトスであると語っている点において、やはり何らかの信憑性を帯びた話であるようにも感じられます。 ミラクはロストック系、そしてウォーカーもロストック系ですのでミラクが来園すればウォーカーではなくアルクトスとの間での繁殖に注力されることは明らかである点においてリチャードソン氏の話はEAZAのコーディネーターの意向が反映していると考えられるからです。 ただし雌の若年個体を求めているのはドイツのハノーファー動物園も同じであり、若年個体移動のスキームの組み立て次第によっては別の組み合わせが打ち出される可能性はまだまだ十分にあるように思われます。 ここで一つ、アルクトスとウォーカーの映像を見てみましょう。 この年齢となった雄2頭はこのような遊び方をしているわけです。



ともかく事態の推移を見守りたいと思います。 考えてもみればこのミラクやアルクトスやウォーカーはデアやイコロとキロルと同じ世代です。 仮にデアが欧州に留まっていれば欧州内のいろいろな個体移動のスキームのなかでパートナーを得た可能性は大きいでしょう。 ところが日本ではまだツヨシ、ピリカといったもっと上の世代が残っているわけです。 非常に難しい状況だと言えましょう。

(資料)
The Scotsman (Apr.28 2014 - Scotland’s polar bears to show pandas how it’s done)

(過去関連投稿)
南紀白浜アドベンチャーワールドのオホトのお母さんメルセデス(写真)は健在!
ホッキョクグマの健康管理 ~ スコットランドのメルセデス(南紀白浜AWSのミライの祖母)の体重測定
オランダのウォーカー、スコットランドへ! ~ 新しい繁殖基地への期待
スコットランド・ハイランド野生公園に到着したウォーカーがメルセデスと初顔合わせ
雪と寒波に御満悦な表情のホッキョクグマ ~ スコットランドのウォーカーとメルセデス
スコットランドのメルセデス、重い骨関節炎で病床に臥せる ~ 危惧される「安楽死」決定への可能性
スコットランドのメルセデス、とうとう安楽死が執行される!
メルセデス(1980 – 2011)、その生涯の軌跡
ドイツ・ハノーファー動物園のウィーン生まれの双子に別離の時来る ~ アルクトスがスコットランドへ
ドイツ・ハノーファー動物園のアルクトス、スコットランドに無事到着しウォーカーと初顔合わせ
スコットランドのハイランド野生公園、ウォーカーとアルクトスの親密な関係 ~ 雄2頭の同居成功
スコットランドのハイランド野生公園、ウォーカーとアルクトスの近況 ~ 雌の伴侶欠乏世代の個体たち
スコットランド・ハイランド野生公園のアルクトスが歯科治療を受ける
スコットランドのハイランド野生公園、ウォーカーとアルクトスのお誕生会 ~ 若年世代の雌不足に悩む欧州
スコットランドのハイランド野生公園におけるホッキョクグマ飼育場 ~ 「量」を軽視せぬ簡素な設計思想
スコットランドのハイランド野生公園に実現した「個体の幸福」、実現しない「繁殖の可能性」
デンマーク・オールボー動物園、DNA鑑定するも度重なる性別取り違え ~ ミラクは雌(メス)だった!
デンマーク・オールボー動物園でのヴィクトリア、メーリク、ミラクの雌3頭の奇妙な同居生活 ~ 展望なき繁殖
by polarbearmaniac | 2014-04-28 15:00 | Polarbearology

女神デアのパートナー問題の推移や如何 ~ 候補はイコロかキロルかイョシか?

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上野動物園に来るたびに、このデアのパートナー問題を考えるようになってしまった。
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なにしろ上野動物園はユキオとこのデアとのペア形成を試みざるを得ないところまで追い込まれてしまったというのが事実なのだろう。 意外なほど苦戦しているのである。
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イコロとキロルという線については暗礁に乗り上げているのだろうと想像するしかない。 ただしこういう話がある。 それは、上野動物園はデアを入手する以前にイコロを入手しようとした形跡があるようなのだ。 だからデアのパートナーとしてのイコロ(or キロル)を入手したいという話とは幾分筋書きが異なっているというのが事実らしい。 そして、その段階ですでにイコロの入手に失敗しているということのようである。 それは2011年の暮れか2012年の初頭のことだったらしい。 そしてこのデアが来日したのは2012年の3月である。
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ファザーノのサファリ動物園を相手にこのデア獲得の交渉がいつから開始されたのかは知らないが、しかしそれがイコロの入手失敗の後なのか前なのかは微妙な問題である。 しかし、上野動物園はデアの入手については絶対の自信があったようだ。 それは「東京」というネームバリューによるところも大きいが切り札も豊富に持っていたということのようだ。 欧州サイドの話もいくらか私は聞いているが、それについては触れないでおく。
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ただし言えることは、上野動物園は最初からイコロとデアを一気にペアにしようとしていたことは間違いないという事実である。 ここでデア来日のニュース映像を振り返ってみたい。



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このデアが来日してからもう2年になる。 しかし、イコロもキロルも彼女のパートナーとなっていないというのは厳然たる事実である。 円山動物園(札幌市)がそれを断ったという以外に説明のしようがない。 断った理由というのは「上野動物園にユキオが無事帰還 ~ 報じられるデアとのペア形成はあり得るのか?」という投稿で書いた円山動物園(札幌市)のロジック以外に説明は難しいだろう。
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そうなるとこのデアのパートナーの入手はロシアルートしかなくなるのではないかと考えている。 つまりモスクワ動物園に泣きを入れるということである。 ところがデアの年齢にうまく合致する雄の個体の調達は簡単ではない。 しかも「アンデルマ/ウスラーダ系」以外となれば困難を極めるだろう。「ああだこうだと能書きを言ってばかりで、お前には具体的な案があるのか?」 と言われそうだし、ホッキョクグママニアの端くれとしては具体的な名前を挙げなければ話にならないのであえてここで書くが、ロストフ動物園で飼育されている13歳の雄のイョシを候補にしてはどうだろうか? このイョシについては「ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のイョシ、ロストフ動物園に引き取られる」、「サンクトペテルブルクに別れを告げるイョシ ~ サーカス出身のホッキョクグマの境遇」、「ロシア・サンクトペテルブルクのイョシ、新天地ロストフへ出発」、「ロシア南部 ロストフ・ナ・ドヌーのロストフ動物園のイョシ ~ 安住の地での近況」、「ロシア南部・ロストフ動物園のイョシ、安住の地で元気に暮らす ~ ロストフ動物園の奇妙な計画」という投稿をご参照いただきたい。彼は野生出身ではあるものの、ロシアの連邦政府の自然管理局 (RPN - Федеральная служба по надзору в сфере природопользования) の管理下にはなく、所有権は依然としてロシアのサーカス団にあるはずなのである。だから彼を購入できれば、いくら彼が野生出身個体であってもロシアから出国させることは可能なはずである。今となっては野生出身個体を入手できる唯一のチャンスだろうと考える。ましてや彼が今暮らしているロストフ動物園には幼年個体が加わっているためにイョシはあぶれかねない状態にある。モスクワ動物園とロストフ動物園は懇意の関係であるから、調整はモスクワ動物園に依頼してはどうだろうか? ここでイョシがレニングラード動物園を半ば追い出された形でロストフ動物園に向かう映像をご紹介しておきたい。 是非こちらをクリックしていただいてご覧いただきたい。 別のTV局のニュース映像もこちらをクリックしていただくとご覧いただける。
(*後記 - このイョシがレニングラード動物園からロストフ動物園に出発する時のニュース映像を下に貼り付けておきます。)




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ユキオがデアのいる展示場をのぞいている。
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デアが境界の扉に近づいている。
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ところがデアはこちら側から扉をたたいてユキオを挑発して、さっさと走って逃げてしまう。 要するに「変なおじさん」であるユキオを、おちょくっているのである。

ユキオの気を引いたあとは無視して歩き回るデア

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デアはユキオの手におえるような雌ではないように思われる。
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個人的にはやはりデアにはイコロだろうと考えている。 上野のキャラクター的にはキロルのほうが合っているが、キロルが浜松から上野へ近い将来に移動することなど考えにくいのである。
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イコロならば、とりあえずは一応デアの尻の下に敷かれておき、ここぞとばかりチャンスをつかみそうな気がする。 デナリはララに馬鹿にされているが、しかしその時となればチャンスを逃さない機敏なホッキョクグマである。 そういう芸当はユキオには無理であるが、イコロならばなんとかこなせそうである。
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デアのすぐ上の姉であるミュンヘンのヘラブルン動物園のジョヴァンナは素晴らしい母親となった。 ジョヴァンナとこのデアを比較する手段はないのであるが、常識的に考えればデアも素晴らしい母親になるだろう。
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まずはユキオとのペア形成、そしてその次の段階として新しいパートナーとの出会いという段階に進むと思われるが、上野動物園のお手並みを拝見したい。 仮にユキオとデアを同居させて二頭が楽しそうに遊ぶのであれば、上野動物園はこの二頭の間の繁殖は直ちに断念すべきだろうと思う。 楽しそうにしている「癒しのユキオ」のペースにはまっては繁殖はありえないと考えるべきだろう。 やはりイコロを依然として本命と考えておくのが正しいようにも思われるが、果たしてどうであろうか? というよりも、イコロ(or キロル)しか身近に適当な雄の若年個体は見当たらないように思われる。
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Nikon D5300
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR
(Apr.27 2014 @恩賜上野動物園)
by polarbearmaniac | 2014-04-27 23:45 | しろくま紀行

上野動物園に帰還したユキオ ~ "Heaven does not help those who don't help themselves."

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ユキオさん、北海道への御出張、どうもご苦労様でした! また暑いところに戻ってきましたが、ご健康には十分留意して下さい。
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さて、このユキオというホッキョクグマは私にとっては依然としてよく理解できないホッキョクグマなのである。
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どうもうまく説明できないのだが、私が思うには彼は何か大事なものが欠けているような印象を受けるのである。 それが何であるかをうまく表現できない。
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あえて言えばそれは、何か鋭敏さとでもいったようなものではないだろうか。 それは、自分の置かれた状況への冷静な理解と、そしてどこまでそういった状況に自分が適合すればよいかといったような判断力である。 私にはそういったものがこのユキオには欠けているようにしか思えないのである。 彼とは正反対のホッキョクグマは日本にもいるし海外にもいる。 具体的に誰とは言わないが、飼育下という人間が完全に管理した環境に暮らしながらも、その範囲内で運を手繰り寄せるホッキョクグマはいるのである。
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たとえばこのユキオと同じく繁殖目的で釧路に出張したホッキョクグマがいた。 その彼は結果的には繁殖をもたらすことはできなかった。 だから結果的にはユキオと同じだったのである。 ところがその彼の釧路出張は賞賛されるものとして記憶されているのである。 その彼は自分の使命を心得ていた。 結果は出せなかったがその彼は大いに仕事をしたのである。 その彼の姿は大いに私の目の奥に焼き付いているのである。
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ユキオは全てを受け身の姿勢で生きてきたように見える。 彼は生後七カ月ほどで動物商に売られてしまったということもあってか薄幸のホッキョクグマとでもいった雰囲気をどこかに漂わせているのだが、私はそれが運命がもたらせたものではなく、彼自身が自らもたらせたものであるという印象を受けないではいられない。 私は彼を見ていてある種の苛立ちを感じるのである。 「オレの生き方はそれでいいのだ。」 とでもいった安易な姿勢に安住していないだろうか?
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多くの人はこのユキオを見て「癒し」を感じると言う。 なるほど、それはわかる気もするのである。 ただし私はホッキョクグマの姿を見ることに「癒し」を求める人間ではないので、そういった私のような人間はこのユキオの生き方と波長が合わないのかもしれない。
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私はこのユキオに、最後の花を咲かせてほしいと願っている。 ただしそのためには彼を外部から突き動かす何かが必要である。
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彼は隣の展示場にいるデアを非常に気にしている。 彼が鼻を鳴らす音が聞こえてくる。
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彼とデアのいる展示場の扉を開けて同居させ場合、ユキオは多分デアには比較的優しく接しようと試みる気がする。 しかしそれではダメなのである。 緊張関係こそが要求されるのだ。 このユキオは釧路でツヨシと仲が良かったと評価する人はいるに違いないとは思うが、仲が良いことと繁殖上の相性が良いこととは違うのである。 「ツヨシとユキオは相性が良くなかった」という釧路市動物園の評価に私は賛成である。 
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このユキオが最後の花を咲かせる相手としてはデアは非常に「強敵」である。 簡単に御しきれる相手とは思えない。 なにしろデアは欧州にも知られた「エリート中のエリートの才女」 といった風情なのである。 ユキオに求められるのは、「癒しのホッキョクグマ」であることを止めるというユキオの人(熊)生最後の大博打だろう。 ユキオはもっと「性格の悪い男」にならねばならないのである。 「人に好かれることを止める」ことこそが彼が大成する道なのである。

Nikon D5300
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR
(Apr.27 2014 @恩賜上野動物園)
by polarbearmaniac | 2014-04-27 23:15 | しろくま紀行

アメリカ、アラスカ動物園のアプーンとリューティクのペアの繁殖への期待 ~ 避妊薬副作用の克服へ

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アプーンとリューティク Photo(C)Anchorage Daily News

アメリカ・アラスカ州の州都であるアンカレッジにあるアラスカ動物園といえばこのブログでも過去に何回かご紹介しています。 規則違反を行った入園者に襲いかかり大けがをさせたものの、それは当然だったと地元の人に称えられさえしたビンキーについては「動物園でホッキョクグマに襲われた人々(後) ~ アラスカの『英雄』ビンキー」 を是非再度ご参照下さい。

さて、このアラスカ動物園では現在2頭のホッキョクグマが飼育されています。 15歳の雌のアプーンと13歳の雄のリューティクです。 このアプーンについては「アメリカ・アラスカ州アンカレッジのアラスカ動物園が始めた奇抜な寄付金募集方法 ~ 『動物園大統領』選挙」、及び「アメリカ ・ アラスカ動物園の『初代動物園大統領』にアプーンが当選」という2つの投稿をご参照下さい。 またリューティクについては「ウスラーダお母さんの2頭の子供たちとの別れ」。及び「ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園の女帝ウスラーダの15頭の子供たちの姿」 をご参照下さい。 現在彼はアンカレッジ動物園ではルイー (Louie) という愛称で呼ばれているそうです。 この2頭について地元のマスコミであるアンカレッジデイリーニュース (Anchorage Daily News) 紙が4月25日付の最新の記事 ("Alaska Zoo has high hopes for a polar bear cub") でかなり詳しく報じていますので、それをごく簡単に要点のみご紹介しておきます。
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アプーン Photo(C)Anchorage Daily News

この雌のアプーンはアラスカ北部のポイントレイ付近で孤児として保護されたわけですが、それはハンターがアプーンの母親を雄だと誤認して射殺してしまった後に、その足跡をたどって巣穴に行きつき、中にいた赤ちゃんを保護したという経緯があったからそうです。 当時アラスカ動物園ではホッキョクグマのペアであったヌカとビンキーが死亡した後でありホッキョクグマの飼育展示場は空いていたわけで、この孤児となってしまったアプーンを他の動物園に移動させる必要はなくアラスカ動物園で保護・飼育させることが可能な状態だったためアプーンはアラスカ動物園に引き取られたというわけだったそうです。 現在アラスカ動物園の園長となっているランピ氏は当時この動物園に到着したばかりのアプーンを世話したスタッフだったそうで、ランピ園長は自分が動物園で働いていて最もおもしろかった時期のひとつであると当時を回想して語っています。 ランピ園長はアプーンに作業服をかけてやって最初の夜を一緒に寝たそうですが、アプーンはその作業服を噛み、そしてランピ園長を叩いたり、また靴にも噛みついたりしたそうですが30分ほどして眠ってしまったそうです。 ランピ園長は、アプーンが自分を恐れなかったのは自分の体の温かみがあったからだろうと考えているそうで、絶えずアプーンに話しかけアプーンはランピ園長の丸めた暖かい両脚に挟まれて寝てしまったということだったようです。 「アプーンは魅力的でとても白いホッキョクグマだ ("She's just a beautifully stunning, very white looking polar bear.")」 とランピ園長は当時を語っています。 それから数か月してアプーンの遊び友達としてヒグマの赤ちゃんだったオレオを彼女と同居させたそうで、最初の頃は仲良くしていたものの、後になってオレオがアプーンに攻撃的な態度をとったためこの2頭を引き離すことにしたそうです。 そうしてアプーンは一頭で飼育されることになったそうです。 このアプーンの2006年のお誕生会の様子を見てみましょう。



そうこうするうちにオーストラリアのシーワールドからアラスカ動物園に来園したのが雄のリューティクだったというわけです。 このリューティクが双子であった片方の雌のリアと共にロシアのサンクトペテルブルクからオーストラリアのシーワールドに移送された件については「ウスラーダお母さんの2頭の子供たちとの別れ」をご参照頂くこととし、そしてさらに彼がシーワールドからアラスカ動物園に移動した背景については「オーストラリア・ゴールドコースト、シーワールドのホッキョクグマたち ~ 繁殖への期待、豪太との関係」をご参照下さい。
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リューティク Photo(C)Anchorage Daily News

当時オーストラリアのシーワールドはホッキョクグマの繁殖に関してはカナダの野生孤児個体である雄のネルソンとハドソンを入手したわけで、リューティクは一種の「余剰個体」となってしまったわけです。 その点はモスクワ動物園生まれの豪太も同様であり、シーワールドはリアと彼女と血統上の関係のない豪太を組ませようというアイディアを想定していたもののネルソンとハドソンの入手によって豪太も「余剰個体」となってしまったために、自ら飼育することなしにモスクワから直接豪太を日本に貸し出したというわけです。
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リアとリューティクの双子兄妹 Photo(C)TVF International

さて、シーワールドはリューティクの受け入れ先を探すのに非常に苦労したわけですが、結局はこのアラスカ動物園が受け入れ先となり、ランピ園長はこのリューティク受け入れのために必要な書類の束と格闘したわけでした。 リューティクは2006年8月にカンタス航空の便でシドニーから上海を経由して28時間かけてアンカレッジに到着したそうです。 リューティクが最初にアプーンに引き合わされたときは早速リューティクはアプーンのそばに行こうとしたわけですがアプーンは警戒的で唸り声を上げたりしていたものの4日間ほどでこの2頭は打ちとけた様子になったそうです。
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アプーン Photo(C)AP

この2頭は繁殖行為はあったそうですが、特にここ2年については繁殖について有望だと考えられているようで、特に昨年はアプーンの体が太ったことから彼女が妊娠したのではないかと考えられていたそうですが、実際は妊娠していなかったということだそうです。 アプーンは2010年の6月までデスロレリン(Deslorelin) という一種の避妊効果のある薬物を与えられていたそうです。 これはどうもアラスカ動物園ではちゃんとした産室が完備されていなかったらしいという事情とホッキョクグマの繁殖には従来から消極的であった同園の姿勢があるということのようです。 このデスロレリンの影響が抜け切れないために妊娠しないのではないかという懸念もあるそうで、ホッキョクグマの場合はデスロレリンの投与終了後5年にわたって副作用の形で妊娠しない状態が続くとトレド動物園の担当者は語っているようですが、研究によれは確かにこの避妊薬の影響は予想以上に長く継続はするもののネコ科の動物では妊娠の能力が回復することが報告されているそうで、アプーンについても悲観すべきことではないのではないでしょうか。 ここで2009年のアプーンの映像をご紹介しておきます。 エンリッチメント・デー(Enrichment day) でのアプーンです。



それから下は水中でのアプーンの様子です。



アメリカ・アラスカ州アンカレッジのアラスカ動物園が新施設計画 ~ 野生孤児保護センターの機能強化」という投稿でもご紹介していますがアラスカ動物園ではホッキョクグマ飼育の新施設の建設が計画されており、このアプーンとリューティクとの間での繁殖についても当然これからは期待されていることは間違いないでしょう。 今年もすでにこの2頭には繁殖行為があったそうですが、完備されていないと言われていたこのアラスカ動物園の産室も十分に整備してやってほしいところです。

(資料)
Anchorage Daily News (Apr.25 2014 - Alaska Zoo has high hopes for a polar bear cub)

(過去関連投稿)
動物園でホッキョクグマに襲われた人々(後) ~ アラスカの「英雄」ビンキー
アラスカ・アンカレッジの動物園でのお誕生会
アメリカ・アラスカ州アンカレッジのアラスカ動物園が始めた奇抜な寄付金募集方法 ~ 「動物園大統領」選挙
アメリカ ・ アラスカ動物園の 「初代動物園大統領」 にアプーンが当選
アメリカ・アラスカ州アンカレッジのアラスカ動物園が新施設計画 ~ 野生孤児保護センターの機能強化
オーストラリア・ゴールドコースト、シーワールドのホッキョクグマたち ~ 繁殖への期待、豪太との関係
ウスラーダお母さんの2頭の子供たちとの別れ
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園の女帝ウスラーダの15頭の子供たちの姿
by polarbearmaniac | 2014-04-26 23:45 | Polarbearology

ロシア、ノヴォシビルスク動物園の赤ちゃんの選考候補名が決まる ~ なんと"ミユキ" (美雪)も候補に

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ゲルダお母さんと赤ちゃん Photo(C)Веры Сальницкой/Сиб.фм

ロシア・西シベリアのノヴォシビルスク動物園で昨年12月11日にゲルダお母さんから誕生した雌の赤ちゃんの名前が公募は一次締め切りとなって約7000もの応募があったことはすでに前回投稿しています。 寄せられた1400もの案についてノヴォシビルスク動物園はそれらを9つに絞り込んだそうで、当初は7つに絞り込むはずだったわけですが、それを二つほど増やしたそうです。  さて、選考候補として選ばれた名前は以下です。私にはとても奇妙な候補名のように思います。

・Айлин (アイリン) - (名前の響きがよい)
・Кайра (カイラ) - (同じく名前の響きがよい)
・Лонга (ロンガ) - ホッキョクグマの生息地であるウランゲリ島付近の海峡地域
・Люкада (リュカダ) - 父親のカイ(クラーシン)と母親のゲルダの名前を合成して「愛 (любовь)」 を頭にくっつけた名前
・Миюки (ミユキ) - 日本語の「美雪」(美しい雪)
・Олимпия (オリンピア)- 古代オリンピックが行われた場所
・Синти (シンティ) - “Сибирь” (シベリア)、”Новосибирск” (ノヴォシビルスク)、” Тимирязева” (ティミリャゼヴァ) を合成した語
・Уланта(ウランタ) - “Улантова гора”ウラントヴァ山という地元の山が由来
・Шилка (シルカ)- ノヴォシビルスク動物園の園長の “Шило” (シロ)氏に由来する。
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Photo(C)Ильнар Салахиев

第一次募集で非常に多く票が寄せられたウムカ (Умка) はノヴォシビルスク動物園によって「雄の名前にふさわしい」とみなされて除外されてしまったそうです。 まあこれは私も前回の投稿で指摘した通りです。 さて、それにしてもどれも非常に凝った候補名というか、私にはとてもついていけません。 特に日本語である 「Миюки (ミユキ - 美雪)」 にはまいりました。 神戸の王子動物園のミユキと同じ名前ですね。 それにしてもこの案で応募したロシア人は日本に行ったことがあるのかもしれません。 日本人の女性の名前を候補にするなら、「ミツコ」 だったら考えられます。 ゲランの香水に「ミツコ」 というのがありますからね。 ただし綴りは "Mitsuko" ではなく "Mitsouko" となります。 そうなるとロシア語では "Мицоуко" とでもなるでしょうか。 ただしこれでは雄の名前になってしまいそうです。  そうですねえ...私が投票するのでしたらやはり、「Люкада(リュカダ)」 かなと思います。 しかしあまりよい響きのよい音ではないですね。
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Photo(C)Веры Сальницкой/Сиб.фм

この投票の結果は5月11日に発表されるそうです。 ここでごく最近のゲルダお母さんと赤ちゃんの映像を見てみましょう。 ゲルダお母さんはさかんに別の側を気にしていますが、それは雄のクラーシン(カイ)の存在の気配を感じているからでしょうか。



(資料)
Сиб.фм (Apr.25 2014 - Новосибирский зоопарк выбрал девять лучших имён для медвежонка)
Mail.Ru (Apr.25 2014 - Для белого медвежонка выбрали девять имен)
Новосибирские новости (Apr.25 2014 - Очень странные девять имен для белого медвежонка отобрали в Новосибирском зоопарке)
Сибкрай.ru (Apr.25 2014 - Для белого медвежонка выбрали девять имен)

(過去関連投稿)
ロシア、ノヴォシビルスク動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ ロッシーの双子兄弟が父親となる
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園で誕生の赤ちゃん、ゲルダお母さんと共に初めて戸外へ!
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園で戸外に登場したゲルダお母さんと赤ちゃんの追加画像
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園の赤ちゃんの戸外映像 ~ ゲルダとクラーシンの幼年時代
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園の赤ちゃんの戸外映像追加 ~ 絵になる親子
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園で誕生の赤ちゃんの性別は雌(メス)と判明
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園のゲルダお母さんと雌の赤ちゃんの週末
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園の雌の赤ちゃんの名前の公募始まる
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園の雌の赤ちゃんの近況  ~ 名前公募の一次募集が終了
by polarbearmaniac | 2014-04-25 23:45 | Polarbearology

ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダの16頭目の赤ちゃんが遂に戸外へ!

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ウスラーダお母さんと赤ちゃん Photo(C)Российская Газета

ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園で26歳となったウスラーダが昨年12月6日に産んだ彼女の16頭目の赤ちゃんが本日24日の木曜日にとうとう戸外に登場しました。 これをもって一般公開が開始となったわけです。 昨年暮れに世界の動物園で誕生したホッキョクグマの赤ちゃんたちのなかで最後の登場となったわけですが、まさに真打ちの登場だと言って過言ではないでしょう。
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Photo(C)Газета Metro

この赤ちゃんの性別はまだわかっていないそうです。 しかし、同園の飼育部長のシェルグノヴァさんは、生後4ヶ月以上経過しているのにこの赤ちゃんの体がそう大きくないことから多分雌(メス)ではないかと考えているそうです。 この赤ちゃんの性別判定がなされた後に名前を一般公募で決めるとのことです。

早速、登場のTVのニュース映像を見てみましょう。 以下の二つは同じTV局の報じたものですが、全く異なる映像が使われています。





この下の写真をワンクリックしていただいて開いたページでTVのニュース映像でウスラーダお母さんと赤ちゃんの登場シーンから見ることができます。 (時間帯によってはなかなか映像がスタートしない場合があります。)
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Photo(C)Телеграф

(*後記 - 上の映像を下に貼り付けることができました。)



次はロシア1のニュース映像です。 下の写真をワンクリックして開いたページでご覧下さい。
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(C)"Вести"

次はイタルタス通信の映像です。 下の写真をワンクリックして開いたページでご覧下さい。
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Photo(C)Ленинградский зоопарк

(*後記 - 上の映像を下に張りつけることができました。)



この赤ちゃん、今日が初めての戸外登場にもかかわらずウスラーダお母さんにくっついてもう水に入っていますね。 下もその様子です。 生後4ヶ月ですから、まあもう泳いでもおかしくはないわけです。



ウーン、あのシェルグノヴァさんがこの赤ちゃんは雌(メス)らしいと言ったからではありませんが、こうして顔つきや行動を見ているとやはり雌(メス)というのが正解かもしれません。 ウスラーダお母さんはもう10年以上も雄しか産んでいなかったわけですが、今頃になってひょっこりと雌を産んだとすれば、これはやはり偉大なホッキョクグマらしいことなのかもしれません。 とにかくウスラーダは並のホッキョウグマなどではなく、もう歴史に残るほど偉大なホッキョクグマになっていますから、こういった奇跡的なことも起きるというわけですね。
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Photo(C)РСН
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Photo(C)Ленинградский зоопарк

さて、これでサンクトペテルブルクに行くプランを作成することにしましょうか。

(*追記 - また一つ、別のTV局のニュース映像をご紹介します。) 

В петербургском зоопарке публике представили белого медвежонка

(資料)
Телеканал «Санкт-Петербург» (Apr.24 2014 - Имя белому медвежонку в Ленинградском зоопарке выберут петербуржцы)
Телеканал «Санкт-Петербург» (Apr.24 2014 - Белый медвежонок пробудет в Ленинградском зоопарке до сентября)
ИТАР-ТАСС (Apr.24 2014 - Белый медвежонок, рожденный в Ленинградском зоопарке, впервые вышел в свет)
Телеграф (Apr.24 2014 - Петербуржцы выберут имя для медвежонка, родившегося в Ленинградском зоопарке)
Петербургский дневник (Apr.24 2014 - В Ленинградском зоопарке публике показали белого медвежонка)
100 ТВ (Apr.24 2014 - В Ленинградском зоопарке петербуржцы увидели первую прогулку белого медвежонка)
MR7.ru (Apr.24 2014 - В Ленинградском зоопарке показали детеныша белого медведя)
Piter.TV (Apr.24 2014 - Белый медвежонок в зоопарке растрогал петербуржцев до слез)
Газета Metro (Apr.24 2014 - Белый медвежонок в Ленинградском зоопарке впервые вышел в свет)
Русская Служба Новостей (Apr.24 2014 - В Ленинградском зоопарке посетителям показали белого медвежонка)
ГТРК "Санкт-Петербург". (Apr.24 2014 - В Ленинградском зоопарке пока ещё безымянный белый медвежонок впервые вышел из берлоги)
Санкт-Петербург.ру (Apr,24 2014 - Петербуржцы выберут имя медвежонку)
(追加資料)
Телерадиокомпания «Петербург» (Apr.25 2014 - В петербургском зоопарке публике представили белого медвежонка)

(過去関連投稿)
女帝ウスラーダとシモーナ、コーラ、リアの三頭の娘たち ~ 偉大な母親たちの三代の系譜
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダの歩む道 ~ 再説: 繁殖可能年齢上限
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園で26歳の女帝ウスラーダが16頭目の赤ちゃんを出産!
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダの赤ちゃんの産室内映像が公開される
ロシア・サンクトペテルブルクのレニングラード動物園がウスラーダの赤ちゃんの産室内映像を一挙に公開
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園の女帝ウスラーダの15頭の子供たちの姿
by polarbearmaniac | 2014-04-24 19:00 | Polarbearology

ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園の女帝ウスラーダの15頭の子供たちの姿

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ウスラーダお母さん (2012年9月17日撮影 於 サンクトペテルブルク、レニングラード動物園)

ロシア・サンクトペテルブルクのレニングラード動物園で昨年12月6日に女帝ウスラーダが16頭目の赤ちゃんを出産したことはすでにご紹介しています。 また、その産室内の映像もすでに御紹介しています。 ロシアのほんの一部のマスコミは、このウスラーダ親子が本日24日に戸外に登場して一般公開となると報じています。 このレニングラード動物園というのはモスクワ動物園と同じで、いつから赤ちゃんを戸外に出して一般公開するかをHPやSNSのサイトにすら事前に一切公表することはなくマスコミ各社にだけその情報を流してその日に取材させるというのが過去のやり方です。 ドイツやアメリカや日本の動物園とはその点において大きく違うわけで、いったいいつから赤ちゃんを戸外に登場させ一般公開するかを事前に掴むのは容易ではありません。 ですから、本当に本日24日に一般公開が開始になるのかは確実ではありませんが、仮に本当に事実だとすれば日本時間の本日夜から深夜にかけて写真と映像が入ってくるはずですので、その時はそれらをご紹介したいと思います。

1987年11月にカザン市動物園で生まれ現在26歳となっているウスラーダですが、16頭目の赤ちゃんと共に戸外に姿を現すということはまさに飼育下のホッキョクグマにおける歴史的な出来事だといって良いと思われます。今回はこれまでのウスラーダの子供たちを全てウスラーダお母さんと同居していたその幼年時代の写真で振り返ってみることにしましょう。

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まずこの上の写真はもうご存知でしょうけれども、長女である1994年生まれのシモーナ(現モスクワ動物園)です。 彼女については幼年時代の写真がネット上にはないようですので、ごく最近の姿を私が撮影したもので上にご紹介しておくこととします。 もうこのシモーナについては何一つここで改めて申し上げる必要もないでしょう。 偉大なる母から生まれたこの長女もまた偉大なる母として世界に君臨しているわけです。 これについては是非、「理性のウスラーダと情愛のシモーナ ~ 偉大なるホッキョクグマ母娘の性格の違い」という投稿をご参照下さい。  (2013年10月4日撮影 於 モスクワ動物園)


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次は1996年生まれの雄のシリルです。 上の写真はウスラーダお母さんと一緒に写っています。 彼は1999年まではエストニアのタリン動物園にいたことはわかっていますが、その後は行方不明です。 中国国内で飼育されているようですが、それがどこかが掴めません。
Photo(C)Ленинградский зоопарк


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次が1998年生まれの双子の雄のコリンと雌のコーラ(現チェコ・ブルノ動物園)です。 コリンについても現在行方不明です。 中国国内で飼育されているようです。
Photo(C)Ленинградский зоопарк


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次は2000年生まれの双子の雌のリア(現オーストラリア・シーワールド)と雄のリューティク(現アラスカ動物園)です。 この2頭がウスラーダお母さんと別れ旅立つシーンについては「ウスラーダお母さんの2頭の子供たちとの別れ」をご参照下さい。
Photo(C)Ленинградский зоопарк


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次が2002年生まれの三つ子の兄弟であるセードフ司令官(現ロシア・スタロースコルィスク動物園)、マリーギン(現中国・哈爾濱極地館)、そしてベーリング(現中国・哈爾濱極地館)です。 彼らについては、「ロシア・シベリア中部のクラスノヤルスク動物園のセードフ司令官の10歳のお誕生会 ~ 行方不明の兄弟たち」、及び「中国・黒龍江省、哈爾濱 (ハルビン) 極地館で暮らすベーリングとマリーギン ~ ついに所在が判明する」 をご参照下さい。
Photo(C)Ленинградский зоопарк


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次は2004年生まれの仙台・八木山動物公園のラダゴル(日本名はカイ)です。 彼のロシア時代の写真は何枚もご紹介したことがありましたので過去関連投稿をご参照下さい。
Photo(C)Ленинградский зоопарк


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次もご存知、2007年生まれの日本平動物園のピョートル(日本名はロッシー)、そしてクラーシン(現ロシア・ノヴォシビルスク動物園)です。
Photo(C)Ленинградский зоопарк


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次は2009年生まれの雄の双子であるサイモン(現中国・北京動物園)とサムソン(現中国・長春動物園)です。
Photo(C)Ленинградский зоопарк


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そして次に2011年生まれの雄のロモノーソフ(現ロシア・ヤクーツク動物園)です。 (2012年9月17日撮影 於 レニングラード動物園)

これで合計15頭です。

さて、本日戸外に登場するという噂である赤ちゃんはウスラーダの16頭目の子供になるのですが、果たしてまた雄でしょうか。 どうもそのような感じがします。 というのも、報道ではすでに男性形で記述しているものがあるからです。 少なくとももうレニングラード動物園では性別判定が終了しているのではないでしょうか。 今までの15頭の性別の内訳は雄が12頭、雌が3頭です。 雌だけで言えば札幌のララは5頭ですから、それより2頭少ないわけですが、しかしこのウスラーダの娘の3頭はいずれももう繁殖に成功しているわけです。 これについては是非、「女帝ウスラーダとシモーナ、コーラ、リアの三頭の娘たち ~ 偉大な母親たちの三代の系譜」 をご参照下さい。 ララの娘の場合は、とにかくまずツヨシをなんとかせねばなりません。
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ウスラーダお母さんとロモノーソフ 
(2012年9月17日撮影 於 レニングラード動物園)

さて、飼育下のホッキョクグマの歴史に長く残るであろう偉大なる母である女帝ウスラーダですが、16頭目の赤ちゃんと本当に本日、戸外に登場するかに注目が集まります。
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レニングラード動物園内のウスラーダの子供たちの紹介板
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レニングラード動物園、ホッキョクグマ展示場
(2012年9月16日撮影)

(資料)
ИА Диалог (Apr,22 2014 - Белого медвежонка из Ленинградского зоопарка петербуржцы увидят 24 апреля)
Газета Metro (Apr.23 2014 - Белого медвежонка покажут посетителям Ленинградского зоопарка)
Газета Metro (Mar.5 2014 - Белые медведи из Ленинградского зоопарка установили мировой рекорд)

(過去関連投稿)
世界一偉大なペアへのプレゼント ~ ウスラーダとメンシコフのバレンタインデー
ウスラーダお母さんの2頭の子供たちとの別れ
仙台・八木山動物公園のカイのロシア時代の写真
サンクトペテルブルクの動物園の双子の赤ちゃん(ロッシーの弟たち)の一般公開の動画映像
母親の子供達への接し方の違いとツインズの性格/好奇心
ロシア・サンクトペテルブルクのウスラーダ ~ 母としての素顔(1)
ロシア・サンクトペテルブルクのウスラーダ ~ 母としての素顔(2)
ウスラーダお母さんの10番目の子供、カイ (八木山動物公園 / ロシア名 : ラダゴル )のロシア時代の姿
ロシア・サンクトペテルブルクのツインズ別離の時来る ~ 1頭がモスクワ動物園へ!
ロシアのマスコミ、カイ(仙台)とロッシー(静岡)の地震・津波からの無事を大きく報じる
カイ (仙台・八木山動物公園 / ロシア名:ラダゴル) とウスラーダお母さんの物語
ロシア・サンクトペテルブルクのレニングラード動物園でウスラーダが15頭目の赤ちゃんを出産!
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園で赤ちゃんの初登場の日が迫る
ウスラーダの赤ちゃんの登場を待つサンクトペテルブルクのレニングラード動物園
ロシア・サンクトペテルブルクのレニングラード動物園でウスラーダの15番目の赤ちゃんが遂に一般初公開!
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダの15番目の赤ちゃんの近況
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダの赤ちゃんの名前がロモノーソフに決まる
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園の赤ちゃんの最近の様子 ~ 新動物園建設計画が発表
ロシア極北・ヤクーツク動物園のコルィマーナのパートナーはレニングラード動物園のロモノーソフに決定か? 
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダの15番目の子供、ロモノーソフの近況
秋晴れのサンクトペテルブルクでウスラーダ一家と再会 ~ ロモノーソフ君、はじめまして!
ウスラーダの15番目の子供、ロモノーソフの素顔 ~ 一人っ子の温和な性格か?
ウスラーダお母さん、堂々たる貫禄を見せつける理知的な母性の発露
夕方から満を持して登場のウスラーダとロモノーソフの親子
ウスラーダさん、メンシコフさん、ロモノーソフ君、お元気で! ~ ホッキョクグマ体験の至福の3日間
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のロモノーソフの旅立ち間近を同動物園が告知
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のロモノーソフのヤクーツク動物園への移動が決定
息子との間近の別れを予感しているウスラーダお母さん ~ 冬の日のサンクトペテルブルクの親子の情景
ロモノーソフとウスラーダお母さんの親子最後の一日 ~ サンクトペテルブルクでの別れ
ロモノーソフ、無事にヤクーツク動物園に到着 ~ そして息子の去った日のウスラーダお母さんの姿
理性のウスラーダと情愛のシモーナ ~ 偉大なるホッキョクグマ母娘の性格の違い
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園での「国際ホッキョクグマの日」のイベント
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園の名ペア、ウスラーダとメンシコフの新たなる挑戦
ロシア ・ サンクトペテルブルク建都310年の記念ポスターに登場したメンシコフ ~ 偉大な男が祝った街
女帝ウスラーダとシモーナ、コーラ、リアの三頭の娘たち ~ 偉大な母親たちの三代の系譜
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダの歩む道 ~ 再説: 繁殖可能年齢上限
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダ、繁殖成功ならず? ~ 本命総崩れの年
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園で26歳の女帝ウスラーダが16頭目の赤ちゃんを出産!
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダの赤ちゃんの産室内映像が公開される
ロシア・サンクトペテルブルクのレニングラード動物園がウスラーダの赤ちゃんの産室内映像を一挙に公開
by polarbearmaniac | 2014-04-24 06:00 | Polarbearology

ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園のヴァレスカお母さんとララ(ラーレ)の復活祭休日の様子

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ヴァレスカお母さんとララ(ラーレ) 
Photo(C)Heiner Otto/Nordwest-Zeitung

4月20日の日曜日は基督教の復活祭だったわけですが、昨年12月16日にドイツのブレーマーハーフェン臨海動物園でヴァレスカお母さんから誕生した雌の赤ちゃんのララ(ラーレ)を見るために先週の復活祭の休日は天候にも恵まれ実に多くの人々が同園を訪れたようです。 特に水曜日には3800人もの来園者があったそうで、通常の週末よりも30%も多い入園者数で、そういった人々のほとんどはララ(ラーレ)がお目当てだったようです。 開園時間にはすでにチケット売り場には長い列ができていたそうで、開園後はホッキョクグマ展示場には保安員が常駐して来園者の整理にあたっているそうです。 これもミュンヘンのヘラブルン動物園と同じ状況ですね。同園では今年の入園者数は昨年よりも5万人多い30万人になるだろうという予想をしているようです。
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Photo(C)Radio Bremen
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Photo(C)Heiner Otto/Nordwest-Zeitung

ドイツではやはりホッキョクグマというのは人気動物で、しかも赤ちゃんが誕生すると非常に多くの人々が見にやって来るわけですが、やはり望遠レンズを装着した一眼レフカメラを持ってくる人が多いわけです。 まあこれは札幌でも同じ、いや札幌のほうが一眼レフ率はドイツ以上でしょう。 しかし、日本の他の動物園ではやはりドイツほどの一眼レフカメラは目にしません。 札幌よりも一眼レフ率が高かったのはクヌートがいた時代のベルリン動物園ぐらいでしょう。 さて、ここで先週末のララ(ラーレ)とヴァレスカお母さん、そして来園者の様子を報じるブレーメン放送のTVニュース映像を見てみましょう。 音声はonにしていただくと臨場感があります。



ヴァレスカお母さんはララ(ラーレ)が水に接近するのを厳しく制止しています。 「実力行使」も辞さない厳しい態度です。 実にしっかりした母親だと思います。 父親のロイドがなんとかヴァレスカ母娘を見ようとして立ち上がっていますが無理なようです。

(資料)
Radio Bremen Online (Apr.22 2014 - Das Eisbärbaby lässt Besucherzahlen steigen)
Nordwest-Zeitung (Apr.23 2014 - Lale ist der Megastar im Bremerhavener Zoo)

(過去関連投稿)
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園で誕生の赤ちゃん、順調に生後2週間が経過
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃんへの思惑 ~ 赤ちゃんの集客力への評価は可能か?
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃん、無事に生後一か月へ
ドイツにおける「動物園と政治」の対立 ~ ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃん公開について意見対立
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃんの生後36日目の映像が公開 ~ 成長過程の目安
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃん、順調に生後43日目へ ~ 同園がFAQ を公表
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の産室内のヴァレスカお母さんに魚と果物の差し入れ始まる
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃんが冒険心を発揮し産室外へ一歩踏み出す
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃんの性別は雌(メス)と判明 ~ 結果を率直に喜ぶ同園
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園で誕生の雌の赤ちゃん、ヴァレスカお母さんと共に産室の外へ
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園で誕生の雌の赤ちゃんの名前が「ララ (ラーレ/Lale)」 に決まる
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園で誕生の雌の赤ちゃんのララ(ラーレ)が水遊びを開始
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃんのララ(ラーレ)がヴァレスカお母さんと共に遂に戸外へ
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園のヴァレスカお母さんと赤ちゃんのララ(ラーレ)の週末
by polarbearmaniac | 2014-04-24 00:30 | Polarbearology

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