街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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師走が目前の上野動物園、冬の到来を待つデア ~ 彼女にとって気楽な師走は今年が最後か?

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明日から師走である。
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昨日に続いて今日も上野にやってきた。 今日は日曜日だし入園者も多くなりそうである。
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園内に歴史的な重要文化財がある動物園は世界的にも稀だろう。 これは旧寛永寺の五重塔である。 建立は1631年だがその僅か8年後に火災で焼失したそうで、現在のこの塔は焼失同年の1639年に再建されたものだそうである。 つまり、島原の乱の2年後ということになる。 
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今日のデアはオレンジ色のブイにご執心のようだ。 おもちゃをもらうことはよいことだと思う。
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このデアというのは実に垢抜けしたホッキョクグマである。 ララファミリーともロシア出身のホッキョクグマたちとも欧州のロストック系のホッキョクグマたちとも全く異なる肌合いを持っているのが新鮮である。
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なにか非常に都会的で理知的な印象を強く受けるのである。 これは育った環境による後天的なものであることに間違いない。
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このデアの一番上の姉であるノエル (2003年生まれ) に私はコペンハーゲンで会ったことがあるが、ノエルは顔こそデアと非常に似ているが性格はかなり違う感じがした。 ノエルは非常に控えめなホッキョクグマという印象が強かった。
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このデアのすぐ上の姉であるジョヴァンナ(2006年生まれ) に私は会ったことがない。 私がベルリン動物園でクヌートに会った時にはジョヴァンナはもうベルリンを去った後だった。 しかしいろいろなレポートや映像を見る限り、デアはジョヴァンナとはよく似た性格ではないかと思うのである。
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ノエル、ジョヴァンナ、デアの三姉妹に、さらに2012年生まれの幼年個体がいるのだが名前が発表されていないように思うのである。 この個体もどうやら雌らしいのだが完全な確証はない。
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このデアとは同居の相性の点ではやはりキロルが合っているようにも思うのだがどうだろうか。
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このデアとイコロとの組み合わせならば性格的にはかなり異なるペアとなり、イコロが一歩下がった姿勢を維持するだろう。 繁殖だったらこういうイコロの姿勢のほうが好ましいとも言えそうではある。
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ともあれ、このデアのパートナー問題は急展開を開始することになるはずである。
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このデアが母親になったらどんなタイプの母親像を見せてくれるかは楽しみである。 私の予想ではやはり彼女のすぐ上の姉であるジョヴァンナに似たタイプの母親になるのではないかと思っている。 ただし、このデアが本当に母親になるかどうかは全くわからないことは言うまでもない。 何の保証もないのである。
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最短でこのデアは来年の今頃は産室入りしている可能性がある。 このデアにとって師走を気儘に過ごせるのは今年が最後になる可能性すらある。 彼女は来年から人生(熊生)の上で極めて重要な次のステージに入っていくことは間違いないものと思われる。 そうなれば彼女にとっては師走という月は今までとは全く別の意味を持つ月になるに違いない。
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今日は久し振りに上野動物園を全部見学して多くの動物たちと会った。 例外はジャイアント・パンダくらいである。
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Nikon D5300
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR
(Nov.30 2014 @恩賜上野動物園)
by polarbearmaniac | 2014-11-30 23:00 | しろくま紀行

ユキオを悼んで ~ "In Memoriam Yukio, our beloved polar bear"

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ユキオの死を知って私が思ったことは全て先日の 「恩賜上野動物園のユキオ逝く ~ 我々のもとから永遠に去った心優しきホッキョクグマの死を悼む」 という投稿に記した通りである。ユキオは本当に物静かで温和なホッキョクグマだった。 その姿を思い出してみるとホッキョクグマという種のある一面をよく表していたと思う。多くの人々に愛されたのも、もっともだと思う。その存在感は、かつて旭山動物園に暮らしていたコユキを思い出させるものだった。コユキは年老いても凛としていて人間の甘い感情などを寄せ付けないような気高さがあった。しかしその点ユキオには親しみやすさと優しさがあり、我々人間と心と心でつながるような感じがしたものである。
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私がまだホッキョクグマファンになる以前にはユキオの姿に何かを感じるということはなかった。 ところがホッキョクグマに魅せられて多くの彼らの姿を見ているうちに彼ら一頭一頭の個性の違いに驚くようになったのである。 そうしているうちにいつしかユキオの存在は頭の片隅に押しやられるようになってしまったのである。 しかしそうしたユキオが再び私の視野に入ってきたのはユキオの釧路出張が決定してからである。 しかしそれ以降のユキオは私にとっては何か不満を感じさせる存在となってしまった。 彼の優しさがうっとうしくなってしまったのだった。 それは私にとっての不幸だったと思う。
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ユキオは 「偉大なホッキョクグマ」 でもなければ 「偉大なホッキョクグマ」 にもなれなかった。 何故なら彼は多くの人に慕われ、そして愛されたからである。 「偉大なホッキョクグマ」 というのは人間によって仰ぎ見られ、そして畏れられるホッキョクグマをいうのである。 その典型であり唯一無二の至高の存在はメンシコフである。 しかしユキオは我々と同じ地平線に生きていて我々と同じように悩んだり悲しんだり喜んだりしたホッキョクグマだったと思う。 ユキオはホッキョクグマという猛獣の種ではあったが、しかし我々と対等であり、そして我々と心が通じ合えた。 そういうホッキョクグマというのは稀有なのである。 その点でやはりユキオも唯一無二の存在だったのだ。 それはメンシコフが唯一無二の存在であることと同じである。
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こうしてユキオが亡くなってしまった今となって思うには、彼の存在そのものに充足感があり、毎日をあくせく暮らす私のような人間にとっては本来は彼は貴重な存在であったはずである。 そして原点に立ち戻ってユキオの姿を思い出してみれば、それは遠い記憶の彼方の存在ではなく日常の世界がユキオというホッキョクグマの中に内包されていたことに気が付くのである。
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ユキオはそういった意味でも実に得難い存在だった。
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今再び、心よりユキオの冥福を祈りたい。

Nikon D5300
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR
(Nov.29 2014 @恩賜上野動物園)

(過去関連投稿)
釧路市動物園のユキオとツヨシ ~ 残された繁殖の時間の限られたペアの姿
釧路市動物園へ ~ 余生安楽モードのユキオへの苦言
釧路市動物園のユキオが上野動物園へ、男鹿水族館のミルクが釧路市動物園へ ~ その後を予想する
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上野動物園にユキオが無事帰還 ~ 報じられるデアとのペア形成はあり得るのか?
上野動物園に帰還したユキオ ~ "Heaven does not help those who don't help themselves."
ユキオに容赦なく流れた時間 ~ 失われつつある幸運・尊厳・体力・気力、増大する不満と呪詛
ユキオの夏の日 ~ "Yukio v mlhách..."
恩賜上野動物園のユキオ逝く ~ 我々のもとから永遠に去った心優しきホッキョクグマの死を悼む
by polarbearmaniac | 2014-11-29 23:45 | しろくま紀行

晩秋の上野動物園、デアの表情 ~ 同園の方針転換 (?) で浮上する3頭の有力パートナー候補を考える

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もう師走目前の上野動物園にやってきた。
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一年が経過するのは早いものである。 我々人間の一年はホッキョクグマにとって三年に匹敵する。 彼らは我々の三倍のスピードで年齢を重ねているのである。
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あれあれデアさん、今日はポリタンク遊びですか!
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今日はこの赤いポリタンクにえらくご執心である。
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このデアは飽きっぽいという性格ではないらしい。
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少なくとも自分の興味にはある程度持続性があるようだ。
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中には何か入っているらしい。

中のおやつを取り出そうと悪戦苦闘のデア

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こういったポリタンクの中に入ったおやつを取りだすのはやはりララの子供たちのほうがずっと巧い。 なにしろ母親であるララがお手本を見せて教えたからである。 それと比較するとデアはやや不器用に見える。
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ポリタンクに体重をかけて潰そうとするのはどこのホッキョクグマも同じである。
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さて、いよいよこの上野動物園で一頭になってしまったホッキョクグマのデアである。 先日のユキオ死去の報道の中で注目すべき記事があった。 それは東京新聞の11月26日付の記事である。 この記事の中で上野動物園は記者に対してこう語っている、それは 「国内の動物園が連携した繁殖計画に基づき、相手のオスを探したい」。 なにげなく読むとごく普通の当たり前の発言のように思えるが、しかし私には到底そうは読めない。
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この上野動物園というのは以前から日本の動物園の盟主的存在である。 そして基本的にはこういったホッキョクグマのようなメインの動物については自ら所有権を有して飼育してきたはずである (もちろん全部が全部の動物そうではないが、あくまでも基本的姿勢はそうである)。 だから上野動物園はこのデアをイタリアから 「購入」 したのである。 このデアが来日した時には、上野動物園はデアのパートナーとなる雄も入手する予定だったはずである。 そしてそれは勿論、その雄を「購入する」という方針だったはずである。 「購入する」 ということは所有権 (ownership) を持つということである。 そして上野動物園はララの息子のイコロに白羽の矢を立てたのである。 これはつまり、イコロの所有権を持つ札幌市(円山動物園)からイコロを東京都(上野動物園)が 「購入する」 ということだっただろう。 しかしそれは実現しなかった。 理由はいくつか考えられるし、私もそれを考察してみたこともあった。
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上野動物園はその後もデアのパートナーとなる雄の若年個体を探したに違いない。 そして対象を国外の個体 (特にロシア) に求めたであろうことも間違いないと思われる。 しかしこの試みも少なくとも現時点においては成功に至っていない。 「ホッキョクグマを購入する」、つまり「ホッキョクグマを所有する」というのは、すなわち動物商を介してであれ何であれ、国内外の counterpart との交渉になるのである。 ところがこういったホッキョクグマの購入計画が暗礁に乗り上げてしまったということなのだろう。 となれば、ここに至って上野動物園は発想の転換を迫られたものと思われる。 つまり、「所有権(ownership)」 にこだわることを止めてはどうかという発想が浮かんだに違いない。 となれば、次にどうするかが問題である。
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次なる手段は、日本国内のホッキョクグマ繁殖計画に乗っかって雄の個体を別の動物園から借り受けるという方法である。 上野動物園は何が何でもホッキョクグマの繁殖を成功させたいと願ってきたことは間違いないが、今まではそれは日本のホッキョクグマの繁殖計画とは別の、自分たちの独立した試みであると捉えていたようである。 つまり自分たちは日本の動物園の盟主的存在であるからホッキョクグマの繁殖も成功させて当然なのだという上野動物園のプライド、自負のようなものだったと言ってよいのではないだろうか。 ところがそういう姿勢を貫くことがうまくいかなくなったのである。 「国内の動物園が連携した繁殖計画に基づき、相手のオスを探したい」 というのは、要するにホッキョクグマ種別調整園である旭山動物園に話を持っていき、そしてここ数年試みられている繁殖計画による個体再配置によってデアのパートナーとなる雄の個体を上野動物園に連れてきたいということだろう。 だから今回になって初めて 「国内の動物園が連携した繁殖計画に基づき...」 という発言が出てきたのだろう。 これは上野動物園の重大な方針転換だと考えらえる。 「デアのパートナーは何が何でも自分たちが所有権を有する雄の個体でなくてもよい」 というように方針が変化したということを意味するわけである。
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では具体的にどの個体がデアのパートナー候補なのかということである。 私には3頭しか思い浮かばないし、上野動物園が国内から「調達」しようとすれば、もうこの3頭しか日本に存在していないように思う。 それはイコロ、キロル、ゴーゴ(クライ・ユーコノヴィチ)である。 まずイコロを考えたい。 上野動物園は以前にイコロに白羽の矢を立てたものの入手ができなかったにもかかわらず、なぜまたここでイコロが候補になるかということである。 前回はあくまでもイコロの 「購入」 つまり所有権の獲得にこだわったことがイコロ入手失敗の原因だったとすれば、今度は繁殖計画の一環としての「借り受け」 (簡単にBLと言い換えてもよいが本件は若干内容が異なる可能性があるのでBLという用語はあえて使用しないでおく) としてならばイコロをデアのパートナーとすることが可能なのではないかという考え方である。 この実現の可能性については円山動物園がララの子供たちと欧州個体との交換構想を現時点でどう考えているかによるだろう。 本音はララの次の出産の結果待ちにしたいということではないだろうか。 仮にララが今年か来年に雄の双子を産めば、「イコロ/キロル」 の雄の対としての交換候補としての意義はあまり無くなる。 だからララの次の出産結果を待ちたいと考えていてもおかしくないと思われる。 次にキロルだが、これは今回の大阪でのバフィンの育児が成功するかどうかがキロルの浜松残留のカギを握るだろう。 その成否によってバフィンの浜松帰還時期が決定してくるからである。
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次にゴーゴ(クライ・ユーコノヴィチ)である。 仮に今回バフィンが育児に成功して春から赤ちゃんと共に天王寺動物園の飼育展示場に登場するとすればゴーゴの居場所はないのである。 近年においては世界中の動物園ではホッキョクグマの母親と赤ちゃんの存在というのば別格なのだ。 ホッキョクグマの赤ちゃんの存在というのは世界中の動物園のどこでも 「神聖ニシテ侵スヘカラス」 といった存在である。 これによって雄(父親)は常に母子の存在している場所から別の場所(舞台裏など)に退去せねばならないということである。 世界の動物園で、ホッキョクグマの親子と父親の雄を時間を仕切って交代展示にした事例は私の知る限り全くない。 私が先日訪問したロシアのイジェフスク動物園には二つの展示場があるが、一つはドゥムカお母さんと息子のニッサンが終日展示、そしてもう一つの展示場では野生孤児の幼年個体であるバルーが終日展示である。 だからニッサンの父親であるノルドの姿を見ることはできす、そしてあの動物園で飼育されている若年個体のペアであるピリグリムとオーロラすら全く非展示といった具合である。 展示は全て幼年個体 (そしてその母親)が優先されるのだ。 ましてや天王寺動物園は複数のホッキョクグマ展示場を有していない。 だからゴーゴも完全に非展示となることは間違いない。 となれば、バフィンの育児期間中にゴーゴを他園に出張させるしか彼の姿を見ることはできなくなるだろう。 そうするとゴーゴの上野出張は十分にあり得るのである。 天王寺動物園がゴーゴを他園に出張させることが嫌ならば残る手段は二つ、ゴーゴを終日バックヤードで完全非展示にするかゴーゴを含めた親子完全同居 (世界のホッキョクグマ界の「禁じ手」) のどちらかしかない。 交代展示はありえない。 「ホッキョクグマノ赤子ハ神聖ニシテ侵スヘカラス (隠スヘカラス)」 なのである。
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さて、イコロ、キロル、ゴーゴ(クライ・ユーコノヴィチ)の三頭のうちどれが本命だろうか?
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私はやはりイコロが本命だと考える。 ゴーゴについては、1~2年の繁殖シーズンだけの限定出張とならざるを得ない。 つまり 「腰掛け出張」 なのだ。 これを上野動物園は嫌がると思われる。 さらにゴーゴは「アンデルマ/ウスラーダ系」 という強力な血統グループに属しており、これをデアを結びつけてしまっては将来の血統の多様性の維持にいささか心配になるのである。 キロルについてはこの三頭のなかで一番上野のキャラクターに合っていると思う。 仮に今年バフィンに出産がなければバフィンは予定通り浜松へ帰還することになっていたであろう。 それならばキロルの上野行きは十分あり得ただろう。 しかしバフィンに出産があったのでキロルは当分は浜松残留しかないだろう。 となると消去法で最有力候補、そしてかつて本命であったイコロが一気に再浮上すると思われる。
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デアさん、どうでしょうか、誰かご希望のパートナーはいますか?
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デアのパートナー問題はもう待ったなしである。 デアのパートナーがどの雄の個体になるのかについては 「神のみぞ知る」 ということである。 しかし我々にも唯一、確実にわかることは、来年2~3月に間違いなくこの上野動物園に雄の若年個体が移動してくるだろうということである。

Nikon D5300
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR
(Nov.29 2014 @恩賜上野動物園)

(資料)
東京新聞 (Nov.26 2014 - ホッキョクグマの「ユキオ」天国へ 国内オス最高齢の26歳 上野動物園)

(過去関連投稿)
女神デアのパートナー問題の推移や如何 ~ 候補はイコロかキロルかイョシか?
イタリアのマスコミ取材に対しイコロとデアのペア実現にかなりの自信を示していた2年前の上野動物園
若きイコロ、「その機は熟したり」 と考えるべきか?
by polarbearmaniac | 2014-11-29 23:30 | しろくま紀行

エストニア・タリン動物園でノラの一歳の誕生会が開催される ~ 参加する繁殖計画はEAZAかEARAZAか

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満一歳になったノラ Photo(C)Tallinna Loomaaed

昨年11月24日にエストニアの首都であるタリンの動物園でフリーダお母さんから誕生した雌のノラですが、23日の日曜日に同園で一歳のお誕生会が開催されました。 その様子を映像で見てみましょう。 一緒に写っているのはもちろんフリーダお母さんです。





ノラは大はしゃぎという感じです。 鮭やリンゴをもらったようです。 この下はニュース映像です。ノルトの姿も一部映っています。



副園長のファインステイン氏は、このノラは国際間の動物交換プログラムに参加するのだと語っていますが、これは結局ノラを他園に動かしてもよいということなのでしょうか、それとも参加することによってノラのパートナーをタリン動物園が得たいということなのでしょうか。 前者だとすればそれは欧州のEAZA (European Association of Zoos and Aquaria) かロシア中心のEARAZA (Eurasian Regional Association of Zoos & Aquariums) の繁殖プログラムに参加することを意味し、ノラはタリン動物園を離れるということになるはずですが、以前に園長さんはこのノラは手放さないと発言していましたので タリン動物園の方針が変化したということなのでしょうか? ちょっと気になるところですね。 しかし仮にノラを手放さないとしても将来彼女のパートナーを探さざるを得ず、繁殖プログラムに参加しないことにはそれが実現しないということになるはずで、このあたりは非常に微妙な問題です。 また別の映像を見てみましょう。



さて、この日にはノラの父親であるノルトの13歳の誕生日も祝われました。 正確にはノルトの誕生日は11月24日なのですが、このノラの誕生会と同じ日にノルトの誕生日も祝われたということですね。 その映像も見てみましょう。 このノルトは円山動物園のデナリに顔が似ているようです。 



さて、こうしてノラも一歳になったわけですが、先の副園長さんの話の内容によっては他園に移動することも考えられ、そうなるといつまでフリーダお母さんと一緒にいられるかが問題ですね。
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ノラ Photo(C)Tallinna Loomaaed

私はやはりこのノラはタリン動物園に留まるような気がしますが、しかし現在タリン動物園で計画されている新ホッキョクグマ飼育展示場が早く完成しませんとノラの移動は本当に不可避となるでしょう。、

(資料)
reporter.ee (Nov.23 2014 - Jääkaru Nora tähistas sünnipäeva!)
err (Nov.23 2014 - Tallinna loomaaia jääkaru Nora tähistas esimest sünnipäeva)
Delfi (Nov.23 2014 - Jääkaru Nora pidas loomaaias sünnipäeva)
Postimees (Nov.23 2014 - Galerii: jääkarud pidasid sünnipäeva)

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エストニア・タリン動物園の雌の赤ちゃんノラの近況 ~ 貴重な雌のノラを手放さない予定のタリン動物園
エストニア・タリン動物園の雌の赤ちゃんノラの近況と 「ホッキョクグマに新しい家を」 の募金プロジェクト
エストニア・タリン動物園の雌の赤ちゃんのノラとフリーダお母さんとの関係 ~ 珍しい授乳体勢
エストニア・タリン動物園の雌の赤ちゃんのノラの近況 ~ 貧弱な飼育環境に負けない逞しさ
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エストニア・タリン動物園のフリーダお母さんと娘のノラのハロウィン
by polarbearmaniac | 2014-11-29 06:00 | Polarbearology

チェコ・ブルノ動物園の2歳になったばかりのナヌクが年内にウクライナのムィコラーイウ動物園ヘ

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コーラお母さんと2歳になったばかりのナヌク Photo(C)Zoo Brno

毎度のことですが何だか意図がよくわからぬスラヴ圏におけるホッキョクグマ移動のニュースが報じられています。 これは相当の洞察力が必要ですね。 状況を理解するためには下の過去関連投稿の(*移動・権利関係)と書かれた投稿の全ての内容をご理解いただかなくてはなりません。 要するに超マニア向きの内容ですのでよほど関心のある方以外は本投稿を無視してい下さい。 チェコのブルノ動物園の二歳になったばかりの雄のナヌクが年内にウクライナのムィコラーイウ動物園に移動することが確実となった報道が流れてきています。
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チェコ・ブルノ動物園で一昨年2012年11月24日にコーラお母さんから誕生した双子のコメタとナヌクのうち雌のコメタはすでに今年の4月にロシアのロストフ動物園に移動していますが、ブルノ動物園に残った雄のナヌクはずっとコーラお母さんと一種に暮らしてきました。 このナヌクには以前からウクライナのムィコラーイウ動物園へ移動するのではないかという話がありウクライナではそういった報道もすでになされていたわけです。 これについては 「チェコ・ブルノ動物園の双子の雄のナヌクがウクライナ・ムィコラーイウ動物園へ移動か?」 という投稿をご参照頂きたいのですが、このナヌクが本当にウクライナに移動するということがすでに以前に内定していたとすればその実際の移動はもっと早い時期になっていなければいけなかったわけです。 ウクライナの政情不安による混乱と移送のリスクいう要素はあったものの、そういった過去のニュースが流れてから半年もしてこうしてナヌクのウクライナへの年内の移動予定の報道がブルノの地元マスコミによって今回報じられたということは、この今回のスラヴ圏におけるホッキョクグマの繁殖計画を作成しているはずのEARAZA (Евроазиатская региональная ассоциация зоопарков и аквариумов / Еuro-Аsian Regional Аssociation of Zoos and Аquariums - ユーラシア地域動物園水族館協会)、そしてそれを牛耳っているモスクワ動物園が何か別のことを考えていたということを示しているように思います。 それが何かの理由でうまくいかなかったために振出しに戻ってナヌクは最初に報道されていたように、とりあえずのところはウクライナに移動させざるを得なくなったのだろうと考えます。 その背後には何らかの金銭問題が関係していることも間違いないでしょう。
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ナヌク Photo(C)Zoo Brno

モスクワ動物園がここ半年ほどの間に考えていたことが何なのかを窺い知ることは非常に難しいですね。 昨年11月24日にエストニアのタリン動物園で誕生した雌のノラですが、仮にノラが雄だったらその個体をウクライナに移動させようと考えたものの性別が雌だったためにそれを断念したと考えるのは一つの解釈としては成立すると思います。 ところがこのノラの父親であるノルドの権利はモスクワ動物園ではなくタリン動物園にあるようで、そうなるとノラの権利はタリン動物園にあることになり、そのためにタリン動物園は雌のノラをずっと同園で飼育し続けるという意向を示しているということなのでしょう。、それならば仮にノラが雄だった場合にモスクワ動物園がその個体をウクライナに移動させようという考え方には無理もあるかもしれません。 しかしそもそも、このノラの性別が判明したのは今年の3月末ですので、それから今までもう半年以上経過していますからモスクワ動物園はこの期間中にまた別のことを考えたであろうことも推察されますので、いよいよよくわからない状況です。

どうもブルノ動物園がコメタとナヌクの双子についてEAZAではなくEARAZA、つまりモスクワ動物園に話を持って行ったのはやはり失敗だったように思います。 今年の春のコメタの移動についても地元ファンの反発は大きく、そして今回も同じような反発の意見がSNSのページに書きこまれています。 「よりにもよって何故ウクライナに?」 というところです。 ブルノ動物園はそういった地元ファンに対して低姿勢で 「ご理解願います。」 と言い続けてきたわけですが、地元ファンはこの移動のスキームの背後にモスクワ動物園の存在があることを知らないようで、ブルノ動物園が単独で移動先を確保したと思っているようです。 今となってはモスクワからの指示に従うだけとなっているブルノ動物園に後悔の念があるのかどうかもわかりません。 ともかく、少しばかり事態の成り行きを見守ってみたいと思います。

(資料)
Blesk.cz (Nov.27 2014 - Ledního medvěda Nanuka čeká stěhování z Brna na Ukrajinu)
Týden.cz (Nov.27 2014 - Ledního medvěda Nanuka čeká stěhování z Brna na Ukrajinu)

(過去関連投稿)
(*以下、コメタとナヌク関係)
チェコ・ブルノ動物園がコーラの出産に園の浮沈をかける ~ 食害の瞬間を映した貴重な映像記録の公開
チェコ・ブルノ動物園のコーラの出産準備万端 ~ 出産・成育成功の条件は?
チェコ・ブルノ動物園のコーラに出産間近の兆候! ~ モスクワ動物園担当者の助言を求め万全の体制へ
チェコ・ブルノ動物園でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生! ~ 24時間 産室内ライブ映像の配信開始
チェコ・ブルノ動物園で誕生の双子の赤ちゃん、最初で最大の関門を乗り切るか? ~ 緊張のブルノ動物園
チェコ・ブルノ動物園の産室内ライブ映像に大きな反響 ~ 同動物園の映像配信サイトへのアクセス急増
チェコ・ブルノ動物園で誕生の双子の赤ちゃん、元気に生後一週間が経過
チェコ・ブルノ動物園で誕生の双子の赤ちゃん、順調に生後17日間が経過
チェコ・ブルノ動物園で誕生の双子の赤ちゃん、順調に生後7週間目に突入
チェコ・ブルノ動物園で誕生の双子の赤ちゃん、間もなく生後2ヶ月が経過へ
チェコ・ブルノ動物園の双子の赤ちゃんが生後2ヶ月を無事に経過 ~ 1976年の人工哺育事例について
チェコ・ブルノ動物園で誕生の双子の赤ちゃん、元気に生後70日が経過
チェコ・ブルノ動物園のコーラお母さんに約4カ月振りに給餌が行われる
チェコ・ブルノ動物園で誕生した双子の赤ちゃん、生後三カ月が経過  ~ 前回5年前の映像を振り返る
チェコ・ブルノ動物園で双子の赤ちゃんの名前をインターネットで公募中
チェコ・ブルノ動物園で誕生の双子の赤ちゃん、今週末から戸外へ ~ 日本のホッキョクグマ界との深い関係
チェコ・ブルノ動物園で誕生の双子の赤ちゃんがコーラお母さんと共に待望の戸外へ! ~ 性別への憶測
チェコ・ブルノ動物園の双子の赤ちゃん危機一髪! ~ 水に溺れかかりコーラお母さんに救出される
チェコ・ブルノ動物園の双子の赤ちゃんの性別判明 ~ 雄(オス)と雌(メス)!
チェコ・ブルノ動物園の双子の赤ちゃんが地元で大人気 ~ 週末は入園者が長蛇の列となる
チェコ・ブルノ動物園の双子の赤ちゃんの名前が決定 ~ 「コメタ」 と 「ナヌク」
チェコ・ブルノ動物園の双子の赤ちゃん、コメタとナヌクの命名式が盛大に行われる
チェコ・ブルノ動物園の双子の赤ちゃんの一頭のナヌクが消化不良で一時体調を崩す
チェコ・ブルノ動物園の双子の赤ちゃんのナヌクが右前脚を負傷 ~ ブルノ動物園の抱く思惑への憶測
チェコ ・ ブルノ動物園の双子の赤ちゃんコメタとナヌクは順調に間もなく生後7か月が経過へ
チェコ ・ ブルノ動物園で誕生の双子、コメタとナヌクが順調に生後8か月が経過
チェコ・ブルノ動物園のコメタとナヌクの人気で入園者数は好調 ~ 双子は1頭の場合より常に魅力的か?
チェコ・ブルノ動物園のコメタとナヌクの性別の異なる双子の性格と行動を探る
チェコ・ブルノ動物園のコメタとナヌクの双子の淡々として着実な成長 ~ 雌雄の双子に生じた体格差
チェコ・ブルノ動物園のコメタとナヌクの双子の一歳の誕生会が開催される ~ 注目すべき来春の移動先
チェコ・ブルノ動物園のコメタがロシア・ロストフ動物園に向けて出発 ~ 双子に遂に別れの日来る

*以下、移動・権利関係)
モスクワ動物園がカザン市動物園に1頭のホッキョクグマを贈与 ~ 帰属意識と権利関係の狭間で
モスクワ動物園のシモーナお母さんの三つ子の一頭の雌がウクライナ・ムィコラーイウ動物園に移動へ
ロシア南部・ロストフ動物園とウクライナ・キエフ動物園との間の紛争 ~ 「ホッキョクグマ詐欺」事件の概要
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チェコ・ブルノ動物園のコメタがロシア・ロストフ動物園へ ~ ブルノ、モスクワ、ロストフの巧妙な三角関係
チェコ・ブルノ動物園の双子の雄のナヌクがウクライナ・ムィコラーイウ動物園へ移動か?
チェコ・ブルノ動物園のコメタのロシア・ロストフ動物園への移動が大幅に延期 ~ 複雑な背景を読み解く
チェコ・ブルノ動物園のコメタとナヌクの将来への不安 ~ 忍び寄るロシアとウクライナの紛争の暗い影
チェコ・ブルノ動物園のコメタが4月にロシア・ロストフ動物園へ ~ 表向きのニュースの裏側を探る
by polarbearmaniac | 2014-11-29 01:00 | Polarbearology

大阪・天王寺動物園がバフィンお母さんの赤ちゃんへの授乳時の音声を公開 ~ 第一関門突破の可能性強まる

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バフィンお母さん (2012年4月19日撮影 於 大阪・天王寺動物園)

大阪の天王寺動物園で11月25日にバフィンお母さんから誕生した赤ちゃんですが、同園は産室内の “humming vocalization” (俗に「ささ鳴き」)を音声で公開しました。 公式ブログのこちらのページを開いて二番目の音声を聞いてみますと、こういった鳴き声は授乳時の赤ちゃんが発する音声ですが、これをもって産室内では順調に授乳がなされていると考えて間違いないと思います。 これは昨日の音声だと思いますが、この音声をもって第一関門 (生後72時間)突破の可能性は濃厚であろうと思います。 以下、アメリカ動物園・水族館協会 (AZA) が作成した 「ホッキョクグマ飼育マニュアル (Polar Bear Care Manual)」のなかでこの “humming vocalization” について記されている部分を再度引用します。

“Cub cries can be very loud, and have a distinctive sound
(described as a hum or trill) during a nursing session.
Observations have shown that the humming vocalization is
generated during breathing out, with the tongue pressed
against the palate. The humming vocalization is a good
indicator that the cubs are being cared for appropriately.”


それから一番目の音声ですが、これは確かに一般向けには赤ちゃんが元気であることを知らせるインパクトがあるものの、実はこれよりもはるかに重要なのは上に述べたように二番目の “humming vocalization” の音声のほうです。 (実はこの “humming vocalization” の音声をオシロスコープで解析すると赤ちゃんが一頭なのか二頭なのかが比較的簡単にわかるそうです。)
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「バフィンさん、なかなかしっかりやっているようだね!」
(ゴーゴの父ユーコン 2013年9月28日撮影 於 カザン市動物園)

スタッフの方は 「何故、このように情報を公開するかというと繁殖の難しさも伝える必要があると思うからです。」 と書いていらっしゃいますが、誠にその通りです。 第一関門突破以前に赤ちゃんの誕生を公式発表した場合はその後の産室内の様子などをきめ細かく公開していく必要があり、仮に第一関門が突破できなくても飼育下のホッキョクグマの繁殖が何故難しいかを一般に知らせる良い機会となるわけです。 たとえばチェコのブルノ動物園などはこういったやり方をやっています。

私の個人的印象では最初にして最大の関門はほぼ突破できそうだと思います。

(資料)
天王寺動物園 スタッフブログ (Nov.27 2014 - ホッキョクグマの赤ちゃんの鳴き声

(過去関連投稿)
「ホッキョクグマ飼育マニュアル(Care Manual)」よりの考察(4) ~ 産室内の授乳の有無をどう判断するか
大阪・天王寺動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 22歳のバフィン、渾身の出産
by polarbearmaniac | 2014-11-28 10:30 | Polarbearology

ロシア、ノヴォシビルスク動物園でクラーシン(カイ)とゲルダの再会、同居開始の光景に割れる市民の意見

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クラーシン(カイ)とゲルダ Photo(C)НСК 49

昨年12月11日にロシア・西シベリアのノヴォシビルスク動物園で生まれた雌のシルカがゲルダお母さんから突然引き離されてしまい離れた別区画にある展示場に移されてしまったことに対して地元のファンから大きな不満の声があがって署名活動が始まったことや、今までゲルダお母さんとシルカが同居していたメインの展示場のライブ映像の配信が中止されてしまった件についてはすでにご紹介しています。 さて、このゲルダお母さんですがとうとう彼女のパートナーであるクラーシン(カイ)と久方振りに再会し、そして同居が再開されたことを地元のマスコミは伝えています。 その映像をご紹介しておきます。 最初のものはマスコミの撮った映像ですがスピードがやや速くなっています。



次の二つは一般のファンの方が撮られたものです。





こういったラーシン(カイ)とゲルダの同居再開の映像を見た市民の感想は真っ二つに割れているそうで、このペアの再会を非常に感動的にとらえた人と抗議の声を上げる人との二つのようです。 後者の意見の人は、こうしてこのペアは再び一緒になって退屈などしていないのに別居させられたシルカのほうは一頭だけで寂しそうだという印象を抱いているそうです。 感じ方はいろいろといったところでしょう。
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クラーシン(カイ)とゲルダ Photo(C)Комсомольская правда

ともかく、やはりこのクラーシン(カイ)とゲルダのペアは相性が良く、また来年に赤ちゃんが誕生する可能性は大きいのではないでしょうか? こうしてまたこの動物園ではホッキョクグマの繁殖の新しいサイクルが始まるということになります。
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Photo(C)Комсомольская правда

ライブ映像を視聴するサイトのコメント欄に動物園のスタッフに対する激しい非難が書き込まれたために映像の配信は中止されてしまったわけですが、シロ園長の発言のニュアンスから考えれば再開の見込みが全くないかと言えばそうでもないようです。 とにかく今まであまりに多くの人々がこれを見て楽しんでいたという事実が背景にあるからのようです。 しかし当分の間はこのペアの映像をライブで見られる見込みはないのかもしれません。
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別の展示場のシルカ Photo(C)Комсомольская правда

(資料)
Комсомольская правда в Новосибирске (Nov.28 2014 - В Новосибирске белую медведицу Герду, у которой забрали детеныша, воссоединили с женихом Каем)
НСК 49 (Nov.27 2014 - Маленькая Шилка живёт отдельно)

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ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園で母親と別離したシルカの奇妙な常同行動への同園の解釈
◎2014年9月11日(木曜日)訪問
・リバーパークホテルからノヴォシビルスク動物園へ ~ ホッキョクグマたちに御挨拶
・容姿端麗なゲルダお母さん、その娘への態度に見る子育て初体験の初々しさ ~ 育児スタイルを模索中
・シルカ、順調に成長を遂げるその素顔
◎2014年9月12日(金曜日)訪問
・ノヴォシビルスク動物園訪問二日目 ~ ゲルダお母さんとシルカの不安定な関係
・ゲルダの将来への道のりと課題 ~ 一頭の母親と一頭の雌の二役の演技の動機となっているもの
・シルカ、その聡明かつ醒めた知性が発散する魅力 ~ ミルク、マルル、ポロロを超える逸材か?
・クラーシン(カイ)の性格とその素顔 ~ 双子兄弟のピョートル(ロッシー)との違い
◎2014年9月13日(土曜日)訪問
ノヴォシビルスク動物園訪問三日目 ~ シルカちゃん、ゲルダさん、クラーシン君、お元気で! (現在正式投稿準備中)
by polarbearmaniac | 2014-11-28 01:30 | Polarbearology

欧州がホッキョクグマの幼年・若年個体をプールする 「集中基地」 を計画 ~ 雌はオランダ、雄はイギリスへ

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ララ(ラーレ) Photo(C)Zoo am Meer Bremerhaven

実に興味深いことが報道されています。 北ドイツのブレーマーハーフェン臨海動物園では昨年の12月16日にヴァレスカお母さんから誕生したララ(ラーレ)が大変な人気であり来園者数の大幅な増加をもたらせているわけですが、同園のハイケ・キュック園長はこのララ(ラーレ)がもう一年間、来年の11月まで同園に留まったのちにオランダのエメン (Emmen) の動物園に移動することであることを明らかにしたと同時に、2012/2013年に欧州で誕生した幼年・若年個体の扱いについて EEP (European Endangered Species Programme – 欧州希少動物繁殖計画) のうちホッキョクグマを担当する専門グループが会議を開いて提言をまとめた事実を明らかにしました。 その提言の内容としては、雌の幼年・若年個体をオランダのエメン動物園 (Dierenpark Emmen) に完成する新飼育場へ集め、そして雄の幼年・若年個体をイギリス(どこの動物園かは触れていません)の動物園に集め、それぞれ繁殖可能な年齢となるまでそこでプールして飼育するということだそうです。 雄の個体は最長の場合で7歳まで飼育する場合もあるようです。
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ララ(ラーレ) Photo(C)dpa

さて、このオランダとイギリスの幼年・若年個体の「集中基地」で繁殖可能な年齢となった個体を、おそらくペアにして「集中基地」から欧州各地の動物園に移動させるということになるのでしょう。 2012/2013年誕生の個体だけでなく、私はおそらくそれ以降に誕生した個体も2年間を母親と過ごした後にこうして「集中基地」に移動させるというやり方が継続するのではないかと予想します。 つまりこうすることによって、今までのように母親から離れる複数の幼年個体をペアにして別の動物園に移動させようとしてEAZAのコーディネーターが複数の園間の調整に忙殺されることを防いで、もっと長い期間を視野にしてホッキョクグマの再配置を行えるようにするのが目的ではないかと思います。 なかなかうまいやり方だと思いますね。 さすがにホッキョクグマ飼育に関して先進的な欧州です。

さて、そうなりますと数年前より札幌の円山動物園が構想しているララの子供たちと欧州個体との交換については、前回のようにドイツのハノーファー動物園などの欧州の動物園を「一本釣り」にして交渉することは難しくなり、話を第一回のようにアムステルダムのEAZAのコーディネーターに持って行く必要があるということを意味するように思われます。 仮にこの円山動物園の交換交渉がうまくいったとしますと(現実には極めて容易ではありませんが)、ララの子供たちのうち交換となった個体が雌(メス)ならばオランダへ、そして雄(オス)ならばイギリスへ行くということになるでしょう。 そしてそこから2~3年後に欧州内の別の動物園に移動するという経過を辿ることになると思われます。

今回の報道は実に興味深いと同時に日本にいる我々にも非常に示唆的な内容だと思います。 どうでしょうか、日本もこの幼年・若年個体の「集中基地」を新設することを考えてみては。 そのためにはもっと多くのホッキョクグマの赤ちゃんが日本に生まれてきませんといけませんね。 世界のホッキョクグマ界はどんどん動いているわけです。 それを知っておく必要があるだろうということです。

(資料)
Zoo am Meer Bremerhaven (Alle News /Nov.27 2014 - Wie geht es weiter mit Eisbärin Lale?)
WESER-KURIER (Nov.27 2014 – Lale kommt in niederländischen Zoo)
kreiszeitung.de (Nov.27 2014 - Eisbärmädchen „Lale“ bleibt noch ein Jahr in Bremerhaven)

(過去関連投稿)
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ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園のヴァレスカお母さんと赤ちゃんのララ(ラーレ)の週末
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園のヴァレスカお母さんとララ(ラーレ)の復活祭休日の様子
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園のララ(ラーレ)の水遊びを許さないヴァレスカお母さん
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園、ヴァレスカお母さんの見事な水泳教室が開始
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ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の雌の赤ちゃんララ(ラーレ)が生後半年を無事に経過
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ドイツ・ハノーファー動物園と個体交換交渉を行った札幌・円山動物園 ~ その背景を読み解く
札幌・円山動物園の新ツインズ(ノワールとブランシュ – 仮称)、そして他のララの子供たちの将来 (上)
札幌・円山動物園の新ツインズ(ノワールとブランシュ – 仮称)、そして他のララの子供たちの将来 (中)
ドイツ・ハノーファー動物園に2012年夏に札幌・円山動物園が提示した交換候補個体はアイラだった!
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ララの子供たちの将来(下) ~ ドイツ・ハノーファー動物園のシュプリンターとナヌークのハロウィン
by polarbearmaniac | 2014-11-27 22:30 | Polarbearology

ベルリン動物園で急死したナンシーの死因が検死によって判明 ~ 「胃拡張捻転 (Magendrehung)」

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ナンシー (2013年12月31日撮影 於 ベルリン動物園)

ベルリン動物園で去る11月20日の朝に飼育展示場で亡くなっていたのが発見された24歳の雌のナンシーですが、その検死結果が検死を担当したライプニッツ研究所によって判明し、昨日水曜日にベルリン動物園によって明らかにされました。 死因は「胃拡張捻転 (Magendrehung)」だったことが判明したそうです。 この病気は実は犬やモルモットに多い症状だそうで、結合組織が弱っていた場合などに引き起こされる症状だそうで、これによって腹部の血流が遮断されるという症状を引き起こすそうです。 ナンシーは夜中にこの症状となったらしく、仮に直ちに緊急手術を施せば助かったそうですが、飼育員さんは夜の段階では特にナンシーに異常があることを気付かなかったそうです。
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このホッキョクグマの「胃拡張捻転 (Magendrehung)」 は研究調査によれば北米で飼育されている512頭の熊全体の中でホッキョクグマでは一頭その例が見つかるという比較的少ない病気のようです。 ホッキョクグマの場合にこの病気となる原因はまだはっきりと解明されていないようですが、水分の取り過ぎが原因ではないかと推測されているそうです。

ナンシーには本当に可哀想なことをしました。 あのベルリン動物園の展示場での彼女の姿は忘れられません。

(資料)
Zoo Berlin (Pressemeldungen /Nov.26 2014 - Obduktionsergebnis ist da: Eisbär Nancy starb an Magendrehung)
Berliner Morgenpost (Nov.26 2014 - Eisbärin Nancy starb an einer Magendrehung)
Berliner Zeitung (Nov.27 2014 - Nur eine Notoperation hätte Eisbärin Nancy gerettet)
BerlinOnline (Nov.26 2014 - Trauer um Eisbärin Nancy)
Wildpro - the electronic encyclopaedia and library for wildlife (DISEASE SUMMARY PAGE - Acute Gastric Dilatation in Bears)

(過去関連投稿)
ベルリン動物園の24歳のナンシーが急死 ~ ベルリン動物園に君臨する三頭の女王たちの一角が崩れる
by polarbearmaniac | 2014-11-27 01:30 | Polarbearology

ドイツ・ニュルンベルク動物園で誕生の双子の赤ちゃん、一頭が死亡の模様 ~ 正式発表は早すぎたのか?

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産室内の様子 Photo(C)Tiergarten Nürnberg

昨夜投稿していますがドイツのニュルンベルク動物園で11月21日に12歳のヴェラお母さんから生まれた双子の赤ちゃんですが、本日水曜日の午後に同園が報道に明らかにしたところによりますと、この双子の赤ちゃんのうちの一頭が昨日火曜日から体を動かさず、そして声も上げていない状態であることがモニターカメラの映像と音声によって判明しているそうです。 同園としては産室内のヴェラお母さんともう一頭の赤ちゃんを守るために敢えて産室内に介入することを向こう5日間は避けたいと言う意向だそうです。 ヴェラお母さんはそれまで双子の赤ちゃんにはきちんと授乳を行っており、二頭共に非常に元気な状態だったそうで、いったいこれはどうしたことなのか非常に心配な状況になっているそうです。 ”Kein Lebenszeichen mehr” (もう生存の兆候なし) という表現から考えれば死亡はほぼ決定的だろうとは思いますが、しかし「死亡」とまでは言い切っていませんので一筋の望みがあると考える以外にないでしょう。

ヴェラお母さんというのは私も会ったことがありますが非常に神経質なお母さんで、仮に産室を開いて動かなくなっているほうの赤ちゃんを取り出そうとすれば非常に興奮してもう一頭の赤ちゃんの命も危なくなるという判断でしょう。 困ったことになりました。 きちんと授乳を受けていて生後72時間の第一関門を突破した双子の赤ちゃんですが、四日目で一頭が危機的な状況になるとは、これでは天王寺動物園で誕生した赤ちゃんなどは、まだまだとても安心などできるわけではないことを示しています。 

(*追記 - 引き続いてたった今配信されたバイエルン放送の報道では、この動かないほうの赤ちゃんの姿がモニター映像から消えてしまったことを報じています。 ヴェラお母さんんがこの死亡していたらしい赤ちゃんを食べてしまったということでしょうか。 これは「食害」ということですね。 ニュルンベルク動物園から何か新しい公式の発表がないと、また情報が錯綜しそうです。 いるのに動かないのか、それともいないのか、それともいたのにいなくなったのか、何だかはっきりしない状況です。 ニュルンベルク動物園は双子の赤ちゃん誕生のニュースを正式発表したばかりですので、現在のこの状況に実は大変に困っているのではないでしょうか。 これが正式発表前なら最初から一頭しか生まれなかったことにしておく手もないわけではないのですが、もうこの段階ではそうはいかないでしょう。)

(資料)
Nordbayern.de (Nov.26 2014 - Kein Lebenszeichen mehr: Zittern um Eisbär-Baby)
(追記資料)
Bayerischer Rundfunk (Nov.26 2014 - Wo ist Eisbär-Baby Zwei geblieben? )

(過去関連投稿)
ドイツ・ニュルンベルク動物園でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生! ~ ヴェラお母さんの健闘
by polarbearmaniac | 2014-11-26 21:45 | Polarbearology

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スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag


The Guest from the Future: Anna Akhmatova and Isaiah Berlin