街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシアと日本のファンとの心の交流 ~ ホッキョクグマを介して国際交流に新たな地平線を切り開く

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シルカ (Белый медвежонок Шилка/Shilka the Polar Bear)
(2014年9月12日撮影 於 ロシア・ノヴォシビルスク動物園) 

ロシア・西シベリアの大都市ノヴォシビルスクの動物園は日本のホッキョクグマファンにとっては非常に親しみを感じる動物園になったように思います。なんといってもこの動物園で2013年12月に生まれたシルカが来日したという事情は大きいのですが、このシルカがまだノヴォシビルスク動物園でゲルダお母さんと暮らしていた時期からライブカメラでのネットの映像配信が行われ、そして日本からの非常に多くのアクセスがあったという素地があったからだと思います。
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ゲルダとシルカ (Белая медведица Герда и Шилка)
(2014年9月13日撮影 於 ロシア・ノヴォシビルスク動物園)

そしてシルカの来日後はノヴォシビルスクのホッキョクグマファンの方々と関西を中心としたファンの方々との間でSNS上で写真や動画の開示によって交流が深まっています。非常に単純なことでシルカの動画(あるいは自身のブログ上の写真)のタイトルのどこかに"Shilka" 又は "Шилка" と入れるだけで十分に国際交流を果たすことができるということなのです。こうしたことの小さな積み上げこそが重要なことなのです。こういった形での海外との交流はかつてなかったことではないでしょうか。ノヴォシビルスクのホッキョクグマファンの方々は大阪のシルカだけではなくバフィンとモモにも多くの愛情を注がれ、それだけではなく日本の動物園の他のホッキョクグマたち対しても多くの興味を持つようになられたようです。そしてそういったことの他にも自国の動物園の偉大なホッキョクグマであるアンデルマ、ウスラーダ、シモーナなど多くの素晴らしいホッキョクグマたちの存在を再認識するようになったと私は考えています。そしてシルカこそがそういった偉大なロシアのホッキョクグマたちの系譜に真直ぐに繋がる、心の琴線に触れる実に深みのあるホッキョクグマだということです。
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ゲルダとシルカ (Белая медведица Герда и Шилка)
(2014年9月12日撮影 於 ロシア・ノヴォシビルスク動物園)

さて、話を少し戻しますが、幸いなことにそういった日本のファンが交流の相手としたのはロシアという国家ではなくロシア人という個人の方々だったということです。ロシアという国は実に手強い国なのです。過去の北方領土交渉の経緯など見れば明らかです。日本という国家はロシアという国家を相手に交渉しているわけですが辛酸をなめつづけているわけです。しかし個人としてのロシア人は非常に暖かく善良な人々が多いわけで、数は多くないにしても民間のレベルではロシアの人々との国際交流というのはいくつかの分野では今までも存在してきたわけですが、ホッキョクグマを介しての交流というのは初めてでしょう。どの国にも国家としての顔と国民一人一人の顔が異なるというという乖離は多かれ少なかれ存在するわけですが、ロシアほどその乖離が大きな国というのは他には存在しないでしょう。非常に大袈裟な言い方になるかもしれませんが、ホッキョクグマという種の存在は日本とロシアとの間の国際交流に新たな地平線を切り開いだのだと私は思っています。そしてそれは実に貴重な成果であると言えるのです。
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シルカ (Белый медвежонок Шилка/Shilka the Polar Bear)
(2014年9月11日撮影 於 ロシア・ノヴォシビルスク動物園)

さて、ノヴォシビルスク動物園では創立69年という記念の催し者として馬のコンテテスト(「美馬コンテスト」とでもいいましょうか)と動物写真コンテストを行いました。その様子を報じる地元TVのニュース映像をご紹介しておきます。ゲルダとロスチクも登場しています。



仮にゲルダの第一子のシルカが雄(オス)だったとしたら札幌(ノヴォシビルスクの重要な姉妹都市ですが)へという可能性がなかったわけではないと思います。そうなっていた場合、また違った展開になったでしょう。札幌のファンの方々というのはホッキョクグマに対して関西とはかなり異なる感覚の思い入れを持っていると思います。あそこにはララという、それこそ圧倒的な存在であるホッキョクグマがいるわけで、こういった場合にはノヴォシビルスクから来た雄の個体をララの子供たちからなるララファミリーのなかに取り込むという感覚で接するでしょうから、ロシアのファンの方々との交流の方向には必ずしも関心は向かなかったかもしれません。
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シルカ (Белый медвежонок Шилка/Shilka the Polar Bear)
(2014年9月12日撮影 於 ロシア・ノヴォシビルスク動物園)

日本という国家とロシアという国家の関係はこれからも容易にうまくはいかないかもしれませんが、日本とロシアとの間の人と人との交流はもっとなされるべきでしょう。

(資料)
Новосибирские новости (Aug.29 2016 - В Новосибирском зоопарке выбрали самую изящную лошадь)

(過去関連投稿)
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダとシルカの母娘が本日突然永遠の別れ ~ ゲルダお母さんの動揺
ロシア・ノヴォシビルスク動物園で別離したゲルダお母さんと娘のシルカの近況 ~ 母娘共に依然として動揺
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園のゲルダとシルカの母娘をめぐってシロ園長の発言
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園で母親と別離したシルカの奇妙な常同行動への同園の解釈
ロシア、ノヴォシビルスク動物園でクラーシン(カイ)とゲルダの再会、同居開始の光景に割れる市民の意見
ロシア、ノヴォシビルスク動物園のシルカの今春来日が決定的! ~ 日本の動物園との契約の締結が完了
ロシア、ノヴォシビルスク動物園のシルカは3月に来日の模様 ~ 地元のファンのシルカへの熱い想い
ロシア、ノヴォシビルスク動物園がシルカの出発情報に職員に固い緘口令を敷く ~ 約一か月半後に来日
ロシア、ノヴォシビルスク動物園の 「国際ホッキョクグマの日」 のゲルダ、クラーシン、そしてシルカの姿
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のシルカが大阪・天王寺動物園へ! ~ 「ロシア血統の闇」の深淵を覗く
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のシルカ (Шилка Красиновна) の偉大で華麗な血族たち
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のシルカの移動日程を知らされぬ現地ファン ~ 送り出す側の方々の心境
ロシアのコムソモリスカヤ・プラウダ紙がノヴォシビルスク動物園のシルカの移動日程、移動先を報じる
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のシルカがノヴォシビルスクを出発し空路モスクワへ ~ 日本への旅立ち
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のシルカの出発に感じた後味の悪さ ~ 大阪市発表を知らなかったロシア側
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のシルカが無事日本に到着 ~ 天王寺動物園にライブカメラ設置を要請の意向
大阪・天王寺動物園のシルカの一般公開が開始 ~ 「園付き個体(Polar Bears in residence)」の意義
ロシアのノヴォシビルスク市長が日本の原田駐露大使に大阪・天王寺動物園のシルカへの配慮を要請
大阪・天王寺動物園のシルカの近況とノヴォシビルスク動物園のシロ園長の発言を報じるロシアのTV映像
大阪・天王寺動物園のシルカ(Шилка)がマザーケア(Mothercare)社の子供衣料品で再び世界へ
シルカ(ノヴォシビルスク動物園)の2014年3,4月の成長を映像で追う ~ 親子関係変質の萌芽を探る
シルカ(ノヴォシビルスク動物園)の2014年5,6,7月の成長を映像で追う ~ 一筋縄ではいかぬ親子関係
シルカ(Шилка)、その成長の軌跡 ~ 来園者の心の中に「物語」を作り出す稀有のホッキョクグマ
Исполнения всех желаний! С днём рождения, Шилка!
by polarbearmaniac | 2016-08-31 02:00 | Polarbearology

大阪・天王寺動物園のシルカの訓練 (Training) ~ 世界の動物園の訓練の事例を映像で振り返る

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シルカ (Белый медвежонок Шилка)
(2014年9月12日撮影 於 ロシア・ノヴォシビルスク動物園)

大阪・天王寺動物園のシルカへの訓練 (Training) の様子が最近映像で公開されています。こういった訓練(トレーニング)は、どのホッキョクグマに対する事例でもなかなか興味深いものがあります。その中でまず(無麻酔)採血トレーニングをまとめて見ていきましょう。実はホッキョクグマに対する(無麻酔)採血自体は非常に最近になって行われ始めたわけで、他の動物たちよりもかなり遅れて試みられ始めたように思います。そういった最初の事例については過去関連投稿の(*無麻酔採血関連)の二件の投稿をご参照下さい。ホッキョクグマに関してはアメリカのオレゴン動物園がこれを始め、そして欧州動物園・水族館協会(EAZA)の会議でこれを報告し、そして世界的に広まったという経緯があるわけです。 シルカの(無麻酔)採血トレーニングについて振り返って見ていきましょう。





この訓練(トレーニング)というのはいろいろな目的があるわけで思いつくままに挙げれば、無麻酔採血、健康チェック、移動訓練などがメインだと思います。ホッキョクグマの訓練については「・「ホッキョクグマ飼育マニュアル(Care Manual)」よりの考察(2) ~ ホッキョクグマの訓練をどう考えるか」という投稿で基本的なことを纏めたことがありました。世界のホッキョウグマを飼育している動物園ではどのようなことをやっているかについては下の(過去関連投稿)を開いていただければ、その投稿の中で最低一つ以上は訓練(トレーニング)の様子を映像で見ていただくことができます(音声は必ずon にして下さい)。やはりアメリカの動物園が世界では一歩進んでいるようにも思います。
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シルカ (Белый медвежонок Шилка)
(2014年9月12日撮影 於 ロシア・ノヴォシビルスク動物園)

シルカについては、おそらく一番訓練に時間がかかる年齢ではないかと思うわけです。何故なら彼女はまだ2歳ですから飼育員さんの姿が現れると非常に気分が高まってしまい、訓練に対する注意力がかなり散漫になる年齢だからです。下の過去関連投稿でご紹介している映像はシルカよりももっと年齢が上のホッキョクグマがほとんどで、こういった場合は比較的訓練(トレーニング)がやり易いように映像からは感じとれるような気がします。シルカへの訓練(トレーニング)はやはり彼女がまだ幼いことから通常のケースよりも時間が必要であるように思います。なにしろ相手は生身の動物なのですから....。
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シルカ (Белый медвежонок Шилка)
(2014年9月12日撮影 於 ロシア・ノヴォシビルスク動物園)

次にシルカの体重測定への訓練過程を振り返ってみましょう。







この体重測定ですが、スコットランドのハイランド野生公園では屋外の展示場から夕方になって室内へ戻るところが短い通路になっているそうで、そこに体重計を置いてその上をホッキョクグマが歩く時に体重測定ができるという仕組みになっているそうです。これについては「ホッキョクグマの健康管理 ~ スコットランドのメルセデス(南紀白浜AWSのミライの祖母)の体重測定」をご参照下さい。

さて、ここで一つカナダのサンフェリシアン原生動物園での訓練を改めてご紹介しておきましょう(下の過去関連投稿でもご紹介していますが)。下の写真をクリックしていただくとラジオ・カナダのページが開きますので(冒頭にCMが入るかもしれませんが)その様子を是非ご覧下さい。音声はonにして下さい。
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(過去関連投稿)
・「ホッキョクグマ飼育マニュアル(Care Manual)」よりの考察(2) ~ ホッキョクグマの訓練をどう考えるか
・ホッキョクグマの移動準備訓練の意義 ~ 麻酔使用の危険性の回避と移動時のストレス軽減の効用
・カナダ・オンタリオ州コクレーン、「ホッキョクグマ居住村」のヘンリーに給餌を兼ねた訓練が行われる
・ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園でのホッキョクグマへの訓練 (Training)
・カナダ・ケベック州、サンフェリシアン原生動物園でのイレの健康チェックトレーニング
・カナダ・トロント動物園の雌の赤ちゃんのジュノーが生後半年を無事に経過
・ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園のネラとノビの双子が同園を出発、オランダとイギリスに到着
・アメリカ・ケンタッキー州、ルイヴィル動物園の野生孤児カニックの満五歳が祝われる
・アメリカ・ペンシルベニア州、ピッツバーグ動物園での雄のコーダへの訓練(トレーニング)
・カナダ・マニトバ州のアシニボイン公園動物園のハドソンの近況
・中国・黒龍江省、哈爾濱 (ハルビン) 市の哈爾濱極地館のベーリングとマリーギンの健康チェック
(*無麻酔採血関連)
・アメリカ・ポートランドのオレゴン動物園が麻酔を使用せずにホッキョクグマの血液サンプル採取に成功
・アメリカ・ミネソタ州、コモ動物園の双子兄弟のバズとニール ~ 全米二園目の無麻酔採血に成功
by polarbearmaniac | 2016-08-30 06:00 | Polarbearology

ロシア・ペンザ動物園のベルィに夏の旧舎最後の特別給餌 ~ ロシア地方都市動物園の素朴なイベント

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ベルィ (Белый медведь Белый) 
Photo(C)Пензенский зоопарк

ロシアのヴォルガ川流域にある人口約50万人の都市であるペンザの街の動物園については過去何度も投稿してきました。このペンザ動物園に暮らす推定5歳の雄のホッキョクグマであるベルィはロシア極北のヤマロネネツ自治管区で野生孤児として保護されたあとモスクワ動物園を経てペンザ動物園で飼育されるようになった個体です。そういった経緯やその後のペンザ動物園におけるベルィの暮らしについては全て過去関連投稿で述べてきた通りです。
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ロシア連邦政府の自然管理局 (RPN)はこの野生孤児個体の飼育場所としてペンザ動物園を指定したわけですが、実はペンザ動物園には荷の重い話だったわけです。確かに以前からペンザ動物園はホッキョクグマの飼育展示を希望していたわけでしたが、その飼育展示に課されていた条件が非常に厳しいことがベルィの飼育される場所として同園が自然管理局 (RPN)より指定された後になってようやくわかったわけでした。その結果としてペンザ動物園は予期していなかったほどの多額の資金が必要である新飼育展示場を建設せざるをえなかったわけで、ホッキョクグマの飼育展示は同園にとっては身の丈に合わないことだったわけです。現実は厳しかったというわけでした。これが今までの一連の経緯の底流に流れていた状況です。
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Photo(C)Пензенский зоопарк

さて、ペンザ動物園はこうしてもがき苦しんだわけですが、なんとか新飼育展示場の建設にこぎつけ、そして来月9月の下旬に新ホッキョクグマ飼育展示場がオープンすることになったわけで、今までは「仮の住まい」であった狭い場所に入れられていたベルィにとっては今年の夏はこの仮住まいでの最後の夏となるわけです。ペンザ動物園は夏のシーズンの最後として、そしてこの仮住まいの場所での最後としてベルィに特別給餌公開のイベントを昨日の日曜日に行いました。ロシアの地方都市の小さな動物園らしく実に素朴なイベントです。その様子を下の地元TV局のニュース映像で見てみましょう。



ベルィの好物である(豚)肉、鮭、サバに加えて果物や野生などが添えられた給餌だったわけですが、昨日のベルィは食らいつきは今一つという感じだったそうです。飼育員さんの話では、ここのところ続いている暑さが原因だろうということです。イベントといっても欧米や日本の一部の動物園で行われているような盛大なものではありませんし、集まる来園者が多数いるということでもないのですがが、ロシアの地方都市のホッキョクグマのイベントは何か心温まるものを感じさせます。

このペンザ動物園のベルィという一頭のホッキョクグマのニュースを追い続けている過程で私も非常に多くの勉強をさせてもらっています。ロシアにおける野生孤児個体の保護、そして飼育園への移送、新飼育展示場の建設に立ちはだかる大きな問題などと単にホッキョクグマだけに留まらないロシアの地方都市における公共事業の抱えている問題点といったものがあぶりだされているわけです。

日本でロシアについてのテーマで研究する方々はほとんどが政治。歴史、文学の三つの分野に限られているように思います。ロシア語というのは極めて習得難易度の高い言語であり、ある程度以上のロシア語能力のある方々はほとんどがこの三分野の研究に集中しているわけです。そういった方々は動物園などには見向きもしない人々ばかりなのです。ところが例外的な方が一人いらっしゃったようです。現在は作家で以前に外務省に勤務し、モスクワの日本大使館で長く働いた経験のある佐藤優さんはモスクワ勤務時代によくモスクワ動物園に行かれていたそうで、特に猛禽類の観察がお好きだったそうです。猛禽類の眼球の動きを観察することによって人間の感情の動きを読み取るという訓練ができるということだそうです。

ホッキョクグマ新飼育展示場オープン後のこのペンザ動物園も是非訪問したい動物園の一つです。

(資料)
Пенза-Пресс (Aug.28 2016 - В Пензе завершились показательные кормления зверей)
Общественно-политический портал «Пенза-Взгляд»(Aug.18 2016 - Осенью белый медведь из пензенского зоопарка справит новоселье)
Городской телеканал ТВ-ПЕНЗА (Aug.18 2016 - Продолжается строительство вольера для белого медведя)
Пенза-Пресс (Aug.18 2016 - Пензенский белый медведь поменяет место жительства)

(過去関連投稿)
ロシア極北で漁民に保護された1歳の野生孤児が中部ロシアのペンザ動物園での飼育が決定
ホッキョクグマ飼育経験のないロシア・ペンザ動物園が飼育準備を開始 ~ 「親和性」、「運」とは?
ロシア極北で保護された孤児のウムカ、依然としてモスクワ動物園で待機か? ~ 野生孤児保護の問題点
モスクワ動物園で待機中の野生孤児のウムカ、11月末までにペンザ動物園へ移動
モスクワ動物園で待機中だった野生孤児のウムカが陸路、ペンザ動物園に無事到着
ロシア・ヴォルガ川流域のペンザ動物園にモスクワから移動したウムカの近況 ~ 待たれる新施設の完成
ロシア・ヴォルガ川流域、ペンザ動物園のウムカの新しい名前を公募することが決定
ロシア・ヴォルガ川流域、ペンザ動物園のウムカの新しい名前が「ベルィ」に決まる
ロシア・ヴォルガ川流域、ペンザ動物園の苦境続く ~ ベルィ に仮仕様のプールが完成 
ロシア・ヴォルガ川流域、ペンザ動物園の2歳の野生孤児ベルィの近況
ロシア・ヴォルガ川流域、ペンザ動物園の野生孤児ベルィが間もなく3歳に ~ 完成が待たれる新展示場
ロシア・ヴォルガ河流域、ペンザ動物園のベルィがソチ冬季五輪のプロモーション映像に登場
ロシア最大の石油会社 ロスネフチがロシアの動物園の全ホッキョクグマへの援助・保護活動開始を表明
ロシア・ヴォルガ河流域、ペンザ動物園の野生孤児ベルィの新飼育展示場建設にロスネフチ社の援助決定
ロシア・ヴォルガ河流域、ペンザ動物園でのソチ冬季五輪開催イベント ~ 2026年札幌冬季五輪招致へ
ロシア・ヴォルガ河流域、ペンザ動物園のベルィの新飼育展示場建設計画が出直しの形で開始される
ロシア・ヴォルガ河流域、ペンザ動物園の 「国際ホッキョクグマの日」 のベルィの姿
ロシア・ヴォルガ河流域、ペンザ動物園のベルィの近況 ~ 遂に新展示場建設着工の見通し
モスクワ動物園のシモーナの双子が一歳となる ~ 双子のうち雌が来年にペンザ動物園へ移動か?
ロシア・ヴォルガ河流域、ペンザ動物園のベルィの新展示場建設工事が開始 ~ 雌の導入計画の謎
ロシア・ペンザ動物園のベルィの新展示場が秋に完成の予定 ~ ロシアの中小地方都市の動物園の苦闘
ロシア・ペンザ動物園の新ホキョクグマ飼育展示場が9月にオープン ~ それが意味する重要なこと
by polarbearmaniac | 2016-08-29 15:30 | Polarbearology

チェコ・ブルノ動物園のノリア、そして母親であるコーラとの間に流れる緊密で濃厚な時間

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ノリア Photo(C)Máme rádi Zoo Brno

チェコ東部、モラヴィア地方の中心都市であるブルノの動物園で昨年の11月24日に誕生した雌(メス)のノリア(Noria)は、ロシア・ノヴォシビルスク動物園で昨年12月に誕生した雄のロスチクと並んで昨年の繁殖シーズンに誕生した個体のなかでは母親との最も充実した時間を過ごしている個体であるように見えます。今回もまたこのノリアの最近の姿を追ってみましょう。

まずこの下の映像は後半が見ものです。悠然と構えているだけで母性を如何なく発揮しているコーラお母さんの姿が素晴らしいと思います。こういった点においてはノヴォシビルスク動物園のゲルダは年齢が若いためもあって、まだまだだなと感じます。



次の映像ですが冒頭でコーラお母さんはやや神経質そうに Chuffing を行ったあと寝ているノリアに接近します。少しばかりノリアを相手に遊んでやろうと思っているようですがノリアの反応は今一つといった感じです。



このコーラお母さんは今までの二回の育児の時とは違って随分体が大きく見えます。過去二回はいずれも双子だったのですが今回は一頭だけでということで負担が少ないということも原因なのかもしれません。しかしやはり給餌量が増やされていると見るのが妥当かもしれません。次の映像ですが前半はうまくノリアをあしらっているコーラお母さんですが、ノリアはやがて活動的に動き出します。しかしやがて母親がうまく溶け合ったようなゆっくりとした時間が流れていきます。



次の映像ですが、コーラお母さんというのは実に芸が細かいと思います。一見は単調に見えますが母娘の間に濃密な時間が流れており、見応え十分の映像だと私には感じます。このコーラとノリアという母娘の関係の本質的な部分を垣間見せてくれる映像であるように思います。



三回目の育児でのコーラの母親としての充実ぶり明らかであるように感じます。育児初体験の母親には全く不可能な世界が展開されているわけです。このコーラは姉であるモスクワ動物園のシモーナに段々と似てきているようにも感じます。さすははあの偉大なるウスラーダの娘であると思います。

(過去関連投稿)
チェコ・ブルノ動物園のコーラ、今年も出産なるか? ~ 産室の準備万端整えたブルノ動物園
チェコ・ブルノ動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ コーラお母さんが待望の出産
チェコ・ブルノ動物園で誕生の赤ちゃん、最初の関門を突破 ~ 屋外で出産していたコーラお母さん
チェコ・ブルノ動物園から遂に待望の産室内ライブ映像の24時間配信が開始!
チェコ・ブルノ動物園で誕生の赤ちゃんの産室内映像ハイライト ~ コーラお母さんの手堅い育児
チェコ・ブルノ動物園の赤ちゃん、元気に間もなく生後二カ月へ ~ ライブ映像のみに託した情報発信
チェコ・ブルノ動物園で誕生の赤ちゃんの近況 ~ コーラお母さんに少量の給餌が再開
チェコ・ブルノ動物園で誕生の赤ちゃんが生後80日を無事経過
チェコ・ブルノ動物園で誕生の赤ちゃんが突然短時間、戸外に姿を現す ~ 想定外の早さに驚く同園
チェコ・ブルノ動物園で誕生の赤ちゃん、明日3月18日より一般へのお披露目が同園より告知
チェコ・ブルノ動物園の赤ちゃん一般公開開始の様子がネットでライブ生中継
チェコ・ブルノ動物園のコーラ親子の一般への公開が開始となる ~ 深夜でも動き回る親子
チェコ・ブルノ動物園のコーラお母さんの育児スタイルに変化 ~ 経験よりも頭数が重要な要素か?
チェコ・ブルノ動物園のコーラ親子の映像を解釈する ~ 育児方法の転換が不十分なコーラお母さん
チェコ・ブルノ動物園の赤ちゃんの性別は雌(メス)と判明 ~ 名前の公募始まる
チェコ・ブルノ動物園のコーラお母さん、プールに転落した赤ちゃんを救出 ~ 落ち着いた対応
チェコ・ブルノ動物園の雌(メス)の赤ちゃんの名前が「ノリア(Noria)」に決まる
チェコ・ブルノ動物園、幾分どっしり構えるコーラお母さんと遊び好きで活動的な赤ちゃんのノリア
チェコ・ブルノ動物園、コーラお母さんの「水泳教室」 ~ 娘のノリアへの関与性を高める
チェコ・ブルノ動物園の赤ちゃんノリアが泳ぎ始める ~ 母親の役割を見事に発揮するコーラお母さん
チェコ・ブルノ動物園のノリアの水遊び ~ 雌(メス)のほうが雄(オス)よりも遊び好きが多いのは何故か?
チェコ・ブルノ動物園の飼育展示場に落下した帽子をノリアが引き裂いて「首飾り」にしてしまう
チェコ・ブルノ動物園のコーラ親子を的確に捉えた視点 ~ “Nature imitates Art.”
チェコ・ブルノ動物園のノリアが無事に生後半年が経過
チェコ・ブルノ動物園のノリアの近況 ~ コーラお母さんの余裕と熟練の育児
チェコ・ブルノ動物園のコーラお母さんと娘のノリアの充実した時間
チェコ・ブルノ動物園のコーラ親子の近況 ~ 「偉大なる母」の領域に入りつつあるコーラお母さん
チェコ・ブルノ動物園のノリアが母親コーラから会得した行動の規範
チェコ・ブルノ動物園、コーラとノリアの母娘を見つめる同園の一貫した視線
by polarbearmaniac | 2016-08-29 00:30 | Polarbearology

ロシア極北・チュクチ自治管区 リィルカイピ村でホッキョクグマの生後約8ヶ月の孤児が発見・保護される

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リィルカイピ村 Photo(C)Шабанов

深夜になってロシアから非常に重要なニュースが流れてきました。ロシアの最北東端に位置するチュクチ自治管区のリィルカイピ(Рыркайпий)村の付近で数日前に生後8ヶ月ほどの母親のいないホッキョクグマの赤ちゃんが村民によって発見・保護されたとのことです。母親の姿が近くには全く見当たらず密猟者によって殺されてしまった可能性が極めて大きいと村民は語っているそうです。この赤ちゃんについては現地で村民が魚などの食べ物を与えて村の納屋のような場所に保護しており、すでにロシア連邦政府の自然管理局 (RPN)に連絡がなされ、現在ではその場所ですでに事実上は管理官の保護下に置かれているそうです。自然管理局はこの孤児の赤ちゃんの今後の保護と飼育のためにロシア国内のどの動物園でそれを行うかについての選定を数日以内に行う模様です。尚、この赤ちゃんの性別についてはまだ報じられていません。
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この赤ちゃんには同情を禁じ得ません。こうして母親を失ってしまったわけですから人間によって見つけられなければ間違いなく餓死してしまうでしょう。極北の地よりの続報を待ちたいと思います。現在の段階以降、どうやって事態が推移していくだろうかといことについては是非「ロシア極北で負傷、ペルミ動物園で保護されたセリクについて ~ ロシアでの野生孤児の個体保護の問題点」という投稿をご参照下さい。

さて、こうしてまた野生のホッキョクグマの幼年個体がロシア国内の動物園に仲間入りすることになるわけですが、それがいったいどこの動物園になるかに注目したいと思います。 この赤ちゃんには本当に気の毒ですが、私にとってはまたこれで一頭、ロシアで新たに会うことができるホッキョクグマが出現したという気持ちであることも率直に言わねばなりません。そしてこういった野生孤児個体によって世界の飼育下のホッキョクグマの血統の多様性が維持されてきたというのも事実なのです。少なくとも20年近く前ならばこうした野生孤児個体が日本(あるいは欧州)に売却ということによって来るということはあったのですが、それはもう当の昔にできなくなってしまっているわけです。

(資料)
РИА Новости (Aug.27 2016 - На Чукотке нашли одинокого белого медвежонка)
МТРК «МИР» (Aug.27 2016 - На Чукотке ищут дом для одинокого белого медвежонка)
Телеканал "Звезда" (Регистрация) (Aug.27 2016 - Одинокого белого медвежонка нашли на Чукотке)
Российский Диалог (Aug.27 2016 - Удивительная находка на Чукотке: местные жители обнаружили белого медвежонка, мать которого погибла от рук браконьеров)

(過去関連投稿)
ロシア極北 チュクチ自治管区の村落、リィルカイピの人々とホッキョクグマとの関係
ロシア極北 チュクチ自治管区リィルカイピ村でのホッキョクグマ射殺事件 ~ 求められる捜査当局の本腰
by polarbearmaniac | 2016-08-28 02:30 | Polarbearology

フランス東部・ミュルーズ動物園、ホッキョクグマの繁殖に一抹の不安を感じさせる同園での三頭同居

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ヴィックスとセシ Photo(C)L’Alsace

フランス東部アルザス地方の都市であるミュルーズの動物園 (Parc zoologique et botanique de Mulhouse)に暮らすホッキョクグマたちについては以前から何回か投稿しています。野生出身で現在29歳となっている雌のティナ、オランダのロッテルダム動物園でオリンカお母さんから生まれた5歳の雄のヴィックス、そして同じオランダのアウヴェハンス動物園でフリーダムお母さんから生まれた5歳の雌のセシという三頭です。このヴィックスとセシという若いペアの繁殖に大いに期待しているのがミュルーズ動物園です。

8月も下旬となったにもかかわらずフランスでは気温の高い日が数日続いているためにミュルーズ動物園ではホッキョクグマたちに氷のケーキとスイカのプレゼントがあったそうです。これはおそらく予定外のことだったようです。その様子を報じるTV(France 3)のニュース映像をご紹介しておきます。



実は私は今年の1月の地元ミュルーズのニュースをうっかりと見落としていたのですが、このセシには昨年11月中旬、つまり彼女が5歳の誕生日の直前に双子の赤ちゃんの出産があったそうで、一頭目は屋外で出産したものの死産、二頭目は屋外から産室につながる場所で出産したものの一日経過しないうちに赤ちゃんは死亡したという結果だったそうです。実に残念でした。ミュルーズ動物園としてはこの若いペアに繁殖能力があることが明らかになった点で昨年の失敗についてはむしろ好意的にすら受け止めているようです。セシはまだ非常に若いですので将来が実に有望です。ただしかし以下の映像をご覧ください。これは昨年2015年の11月7日の映像です(撮影年月日が入っている映像は実に価値があることを如実に示しています)。この映像にはセシ、ヴィックス、ティナの三頭が11月のこの時点でまだ同居していたことを示しています。これではダメですね。もっと早い時期からセシを一頭にしておかねばならないのです。非常に問題がありますね。



さてこのミュルーズ動物園でホッキョクグマの担当責任者であるイザベル・ドラコートさん(最初のニュース映像に登場している女性です)は現在29歳になっているティナが当時のソ連で野生孤児として保護されたあとにこのミュルーズ動物園にやってきた当時からホッキョクグマを担当しているそうです。現在5歳の雄のヴィックスについてドラコートさんは、彼は非常に頭が良くて何事に対しても理解が早く、そしていつも来園者の様子を気にしているそうです。全てに関してヴィックスは反応が非常に敏感なホッキョクグマだという内容を語っています。私はヴィックスにはロッテルダム動物園で会ったことがありますが、本当に元気一杯で見ていて全く飽きないホッキョクグマでした。セシについても私はアウヴェハンス動物園で会ったことがあるのですが、その時には彼女の性格というところまではわからなかった記憶があります。セシは昨年の出産の前に一頭でいた期間は短かったとドラコートさんは語っていますが、この方は確かにホッキョクグマの飼育はベテランの方であることはヴィックスの性格を見事に語っていることでよくわかるのですが、繁殖という面について成功している他の動物園がどのようなやり方で行っているかに深い知識や情報を持っていない方ではないでしょうか。他園(それも繁殖に成功している動物園)ならばもっとずっと早い時期に雌を独居させているわけです。

ドラコートさんによればヴィックスは現在、毎日10キロの肉を食べているそうで、一方のセシとティナは肉については毎日5~7キロということだそうです。ここで2年前の映像ではありますが、ヴィックス、セシ、ティナの紹介とこの三頭に対するエンリッチメント(フランス語では “l'enrichissement” – アンリシスマン)を紹介している素晴らしい映像がありますので下にご紹介しておきます。音声はonにして下さい。実に美しくてセンスのある映像だと思います。



確かにセシとヴィックスは繁殖に関して潜在能力の非常に高い素晴らしいペアだと思いますが、このミュルーズ動物園の出産が期待されている雌(メス)の個体をその出産時期の直前まで雄(オス)を含めた三頭同居をさせておいた展示姿勢には一抹の不安を感じざるを得ません。

(資料)
Franceinfo (Aug.26 2016 - Zoo de Mulhouse: les ours polaires ont droit à des glaces)
L'Alsace (Jan.15 2016 - De l’espoir pour des oursons) (Jul.26 2016 - Isabelle et Vicks) (Jun.20 2016 - France 3 Alsace samedi au zoo de Mulhouse)

(過去関連投稿)
フランス・アルザス地方のミュルーズ動物園の新施設建設計画 ~ 2頭のホッキョクグマの移動について
チェコとフランスにおけるホッキョクグマの搬出入の映像
フランス・ボルドー近郊、パルミール動物園のジュリ逝く ~ 故郷の新施設の完成を待たずに客死
フランス東部 ミュルーズ動物園でのヴィックスとセシの近況 ~ 優先されるオランダの若年個体のペア形成
フランス東部アルザス地方のミュルーズ動物園にパルミール動物園からティナが無事帰還
フランス東部、ミュルーズ動物園の新施設「グランノール(L'espace Grand Nord)」 がオープン
フランス東部のミュルーズ動物園の 「アンリシスマン (l'enrichissement) – エンリッチメント」 の試み
フランス東部、ミュルーズ動物園のセシとヴィックスのペアの繁殖への期待 ~ 求められる謙虚な姿勢
「ホッキョクグマ飼育マニュアル(Care Manual)」よりの考察(1) ~ 雄雌の同居は繁殖行動期に限定すべき?
「ホッキョクグマ飼育マニュアル(Care Manual)」よりの考察(10) ~ 出産に備えた雌の「隔離」とは?
by polarbearmaniac | 2016-08-28 01:00 | Polarbearology

ドイツ・オスナブリュック動物園のハイブリッドのティプスとタプスに司教が神の祝福を祈る

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ティプスとタプス Photo(C)dpa

動物と宗教との関係については非常に難しいテーマになります。シンボルとしての存在ということでしたらキリスト教と魚とか、忌避すべきものの存在としてならイスラム教と豚とかいった関係が思い浮かびます。キリスト教を考えてみた場合、そもそもホッキョクグマという種は聖書には登場しない動物です。聖書(つまりこのテーマでは事実上は旧約聖書を意味しますが)に登場する動物たちについては "List of animals in the Bible" というページをご暗唱下さい。しかし一応、"Bear" ということで理解することにすれば、その存在が近年の地球環境の保全への取り組みに宗教的な観点からどう繋がっていくのかという切り口が存在するわけですが、それを研究するにはやはりかなりの時間を要するでしょう。しかし今回ご紹介する例は現代における動物の問題と宗教とを結ぶ新たな認識の存在の具体的な例を示している点で興味深い話です。

ドイツのニーダーザクセン州の都市であるオスナブリュックの動物園に暮らすハイブリッド (Polar Bear/Brown Bear Hybrid) であるティプスとタプスについては以前、「ホッキョクグマの雑種(Ursid hybrid)を考える(1) ~ ドイツ・オスナブリュック動物園のティプスとタプス」という投稿のなかで述べたことがありました。木曜日の25日にオスナブリュック近郊のカトリック系の4つの小学校から合計800名の子供たちが参加したオスナブリュック動物園での礼拝("Gottesdienst")行事において「聖書における動物たち("Tiere in der Bibel")」というテーマで話をしたオスナブリュック教区のフランツ・ヨーゼフ・ボーデ司教は、動物たち全ては神の創造物であり、そういたものを守っていかねばならないといった話に続けて種の多様性と環境の維持の重要性について語り、全ての動物たちを代表してこのハイブリッドである二頭のティプスとタプスに聖水をかけて神の祝福を祈ったということだそうです。ニュース映像をご紹介しておきます。



このボーデ司教というのはカトリック教会でも「改革派」と見なされている方のようです。そういったことがどれだけ関係しているのかはわかりませんが動物園で動物たちに祝福を祈ったいうシーンというのを私は初めて見ました。一方でプロテスタント教会ではこういった「儀式性」を伴った行事が動物園において行われるということは想像しにくいように思います。

さて、このハイブリッドであるティプスとタプスの映像をさらに一つご紹介しておきます。



(資料)
katholisch.de (Aug.25 2016 - Bischof Bode segnet Bären)
Norddeutscher Rundfunk (Aug.25 2016 - Bischof Bode segnet Hybridbären im Zoo Osnabrück)
Sat.1 Regional (Aug.25 2016 - Bischof segnet Tiere beim Aktionstag im Zoo Osnabrück)
Neue Osnabrücker Zeitung (Aug.25 2016 - Bischof Bode segnet Osnabrücker Cappuccino-Bären)
n-tv (Jun.15 2015 - Cappuccino-Bären werfen Fragen auf)

(過去関連投稿)
ホッキョクグマの雑種(Ursid hybrid)を考える(1) ~ ドイツ・オスナブリュック動物園のティプスとタプス
ホッキョクグマの雑種(Ursid hybrid)を考える(2) ~ セルビア ・ ベオグラード動物園を覆う深い謎
ホッキョクグマの雑種(Ursid hybrid)を考える(3) ~ 自然界におけるホッキョクグマのハイブリッド
大連の「異形」の赤ちゃんは 「ホッキョクグマの毛皮をまとったヒグマの赤ちゃん」 だった!
セルビア・ベオグラード動物園のホッキョクグマのハイブリッド個体(Ursid hybrid)は何故出現したのか?
セルビア・ベオグラード動物園のハイブリッドの正体 ~ “Polar Bear/Kodiak Bear Hybrid”
セルビア・ベオグラード動物園と中国・広州市の正佳極地海洋世界を結んだ「暗黒の闇」の連鎖の世界
by polarbearmaniac | 2016-08-27 01:30 | Polarbearology

中露国境地帯、沿海州ウスリー河の大ウスリー島(黒瞎子島)に全種類の熊を飼育する動物園が開設へ

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大ウスリー島のサファリ動物園予定地 Photo(C)AmurMedia

実にスケールの大きなニュースが報じられました。ロシア極東・沿海州のウスリー川とアムール川が合流する位置にあって以前からロシア(ソ連)と中国との間で領有権に紛争があった大ウスリー島(остров Большой Уссурийский/中国名:黒瞎子島)は長年にわたってロシア(そしてソ連)が実効支配を続けてきたものの2008年にロシア(プーチン大統領)は中国との間で協定を締結し、この島に関してはその西半分を中国に返還したという経緯があります。この件については北海道新聞の映像サイトのこのページを開いていただいて、そのニュース映像をご参照下さい。
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この大ウスリー島の西半分、つまりロシア領から中国領になった地域(中国の行政区画では黒龍江省・撫遠市に属することとなるはずです)に数年前に自然を生かした開発計画が告示され、その中には130ヘクタールの「サファリパーク」のいう動物園を新設しようという計画が含まれていたわけです。

そして今回、この計画が実施に移されることとなり「サファリパーク」というその動物園の建設工事が開始されたと同時に、この動物園の内容も明らかになったのですが、驚くべきことにこの動物園の主たる展示は世界中の全ての種類の熊をここで飼育するという企画なのだそうです。そしてその展示方法はいわゆる「サファリパーク」という、今までの動物園における熊の展示とは異なるものとなるようで、欧州におけるデンマークのスカンジナヴィア野生動物公園やスコットランドのハイランド野生公園と同じコンセプトのものが出来上がるということにあるようです。これは中国とロシアとの国際協力プロジェクトのようですが、こうして領土問題解決後に中露がこうした形で共同計画を進めていくというこの「サファリ動物園」などの大型プロジェクトは、なにか非常に大陸的なスケールというものを感じさせます。「サファリ動物園」を手始めとしてこの大型プロジェクトは全体としては観光施設としての性格を持つわけで、順次工事が行われていくようです。

さてそうなると、ホッキョクグマの飼育環境は従来の動物園におけるものよりも遥かに優れたものとなるはずで、極めて注目すべき施設となると思われます。この「サファリ動物園」で飼育されるホッキョクグマはおそらくロシアから移動してくる個体となるわけで、そこで繁殖を担っていくということになるでしょう。「サファリ動物園」はその工事は開始されたものの報道では完成時期については触れていないようです。

日本の動物園を取り巻く状況は少しずつ厳しさを増してきているというわけです。ロシアのホッキョクグマというのはこうして全て繁殖計画のなかに組み入れられ、そして環境の良い動物園に移動していくことになりますから、日本に新たに導入するということはますます困難になっていくというわけです。

日本でも同じことをやろうと考えれば北方領土の色丹島(Остров Шикотан)でしょうね。いずれにせよ北方領土問題は色丹島と歯舞群島の返還で解決するということになるでしょう。そうなった場合にロシア領として残る国後島(あるいは択捉島)での日露共同プロジェクトで観光資源の開発の一貫としてこのような「サファリ動物園」という構想は出てこないとも限りません。問題は交通のアクセスと集客力でしょう。

(資料)
Город Фуюань 抚远市 (Aug.26 2016 - На китайской половине Большого Уссурийского начали строить зоопарк)
AmurMedia (Aug.26 2016 - Медведей всех пород разместят в зоопарке на китайской половине Большого Уссурийского)
by polarbearmaniac | 2016-08-26 23:00 | Polarbearology

中国・青島市の極地海洋世界の萌宠 (豪太の弟)、その存在と近未来で交差する不気味な影

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萌宠 Photo(C)青岛海昌极地海洋世界

最近、当ブログの内容はカッサンドラ調となっています。飼育環境には一部問題はあったり頭数の減少はあるものの日本のホッキョクグマ界は今までなんとか命脈を保ってきたわけですが、そういった日本のホッキョクグマ界も、これから数年のうちに大波が押し寄せてくることが予想されるわけで、そういったことに警鐘を鳴らしておきたいという危機意識からの投稿が最近多くなっています。

さて、ロシアのノヴォシビルスクにお住まいの何人もの(ホッキョクグマの)ファンの方々は、果たしてたった二年半ほど前までノヴォシビルスク動物園で飼育されていた一頭のホッキョクグマについて果たしてまだ記憶があるかをお聞きしてみたいわけですが、まあそれはそれとして今回はその一頭のホッキョクグマについて私なりの観点で投稿しておきます。まず過去関連投稿のうち、「ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園で待機中の2歳の雄の幼年個体 (豪太の弟) が中国へ」という投稿を最初に御参照頂き、そしてできましたら下の過去関連投稿の全てを順を追ってご参照頂ければ幸いです。この一頭のホッキョクグマというのはモスクワ動物園で2011年11月25日にムルマお母さんから生まれた雄の個体で、彼は2013年6月にモスクワ動物園からノヴォシビルスク動物園に移動し、そして翌2014年2月に中国へ旅立っていったわけです。具体的な行先は中国・山東省の青島市の海昌極地海洋世界でした。この一頭の雄のホッキョクグマについてのその後の動向は長くわからなかったわけですが、その元気な姿が同施設のHPの中で最近になって紹介されてました。それが冒頭の写真です。体型は明らかにロシアのホッキョクグマに典型的なものです。現在の名前は萌宠("Meng Chong")というようですが、まだパートナーはいないようです。この雄のホッキョクグマは当時2歳だった2014年にロシアから中国へ12万5千ドルで売却された個体なのですが、現時点ではロシアから国外に「単純売却」された個体としてはその最後の個体ということになります。「単純売却」とは、その個体が複数の他種の個体と「抱き合わせ」にはされず Untied で売却されたという意味です。大阪のシルカの場合はパートナーの存在(つまりゴーゴ)が条件とされたわけですから厳密な意味での「単純売却」とは言えないわけです。
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萌宠 Photo(C)北京途牛国际旅行社

この雄の個体はムルマの息子ですから、つまり男鹿水族館の豪太の一番下の弟にあたるわけです。ミルクの叔父さんということになりますね。なかなか素晴らしい顔立ちをしていると思います。この個体はパートナーがいないわけで、中国のホッキョクグマ界の現状を考えればこれからもパートナーが与えらえず、単にこの施設で展示されているだけのホッキョクグマとして一生を終える可能性があるでしょう。なにしろ中国国内には広域にわたるホッキョクグマの繫殖計画というものは存在していないわけです。さらにこの個体は、将来的にこの施設を経営している企業が中国国内に所有している別の施設に移動する可能性もあると思われます。そうなった場合、いったいどこに移動したのかがわからなくなる可能性は大きいでしょう。

さて、以前に「ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園が静岡・日本平動物園に突き付けた法外な条件」という投稿で述べたのですが、仮に本当に日本平動物園が何が何でもピョートル(ロッシー)の所有権を得たいと考えてヴァニラとの間に誕生した5頭の赤ちゃんを次から次へとレニングラード動物園に「引き渡した」場合、それはすなわちレニングラード動物園はその個体を中国に高額で売却するであろうことは必至の情勢ですから、そゥいった個体を購入するためにこの青島の海昌極地海洋世界が必ず手を挙げてくることも必然なのです。そういう事態が今後数年以内に起こるでしょう。日本平動物園が最速で5頭のホッキョクグマをレニングラード動物園に「引き渡す」意図ならば、それはこういうこととなるでしょう、つまり「一年サイクル」の繫殖を試みれば可能であるということです。このためには「強制離乳」という方法があるわけです。かつて1980年代に札幌の円山動物園がそれをやったわけです。どういうことかといいますと、母親が赤ちゃんを育てようという意思の有無にかかわらず誕生の翌年の3~4月に赤ちゃんを母親から強制的に引き離し、そして母親はすぐにまたパートナーとの間での繁殖を狙わせるというやり方です。先年ヨハネスブルグ動物園で惜しまれつつ亡くなったポロは、まさにそういう形で札幌・円山動物園で春に無理やり母親から引き離されたわけです。端的に言えば一頭の雌のホッキョクグマに毎年出産をさせようというホッキョクグマの繁殖に関する究極的な方法です。日本平動物園が仮にこういう方法を採用しますと4年ほどで5頭の赤ちゃんをレニングラード動物園に引き渡すことは可能です。そうやって順調にいけば2020年頃にはピョートル(ロッシー)の所有権を日本平動物園が得ることが可能になります。しかしピョートル(ロッシー)はずっと借り物の状態のままでよいと日本平動物園が考えるならば繫殖の成果物の「強制離乳」は不要でしょう。
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萌宠 Photo(C)青島海昌極地海洋世界

条件が Untied で中国に売却されたこの青島市の海昌極地海洋世界のムルマの息子、そしてレニングラード動物園が何としても中国に Untied で売却するために得たい日本平動物園での繁殖の成果物、この二つはアジア極東地域におけるホッキョクグマの近未来における深層の部分で奇妙な形で交差することとなるでしょう。

(資料)
青岛海昌极地海洋世界 (极地新闻 - 科普性强)  

(過去関連投稿)
モスクワ動物園、禁断・非公開のムルマお母さんと秘匿された2011年誕生個体の姿 ~ 闇に沈む深い謎
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園にモスクワ動物園から雄の幼年個体が到着 ~ 謎と暗黒の闇
ロシア・西シベリア ノヴォシビルスク動物園に移動したモスクワ動物園生まれの幼年個体の姿
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園で待機中の2歳の雄の幼年個体 (豪太の弟) が中国へ
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園の幼年個体は中国・青島市の極地海洋世界が仕向地と判明
by polarbearmaniac | 2016-08-26 01:30 | Polarbearology

ロシア・クラスノヤルスク動物園へのセードフ司令官の帰還が2019年に延期となる ~ その意味するもの

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セードフ司令官 (Белый медведь Командор Седов)
Photo(C)Анна Ткаченко

ロシア国内の動物園のホッキョクグマの情報に関しては非常に小さなニュースでも実は大きな意味を持っている場合があり、そういったものを拾い上げて積み重ねていくことで初めて全体が見えてくるという事情があります。今回の投稿で述べる内容もそういった煉瓦のブロックの一つです。

ロシア・シベリア中部にあるクラスノヤルスク動物園(正確にはロエフ・ルチェイ・クラスノヤルスク動物園 - Красноярский зоопарк "Роев ручей")は現在の我々日本のホッキョクグマファンにとっては密かに目を凝らしてその動向を注視しておかねばならない動物園であることは先日の投稿でも申し上げた通りです。この動物園に暮らす雄のフェリックスと雌のオーロラ(本名ヴィクトリア)のペアは共に野生出身ですので繁殖が大いに期待されているわけですが、実はこのクラスノヤルスク動物園が所有しているもう一頭のホッキョクグマに13歳の雄のセードフ司令官というのがいるのですが、彼は現在、黒海沿岸のゲレンジークのサファリパークに貸し出されているわけです。そのセードフ司令官のクラスノヤルスク動物園時代の映像が今回地元のTVニュースの中で紹介されていましたのでご紹介しておきます。



セードフ司令官は2002年にサンクトペテルブルクであのウスラーダから誕生した三つ子の一頭なのですが、その彼は最初はスタロースコルィスク動物園でサーカス出身の雌のラパの引退後のパートナーとして、そして次にゲレンジークのサファリパークへラパと共に移動したわけですが、そこには複雑な経緯があったわけで、そういったことは過去関連投稿をご参照いただきたく思います。

このセードフ司令官はクラスノヤルスクでは非常に人気のあったホッキョクグマなのですが、その彼がいよいよ今年2016年にゲレンジークからクラスノヤルスクに帰還する予定となったことは昨年「ロシア・ゲレンジーク、サファリパークのセードフ司令官が来年2016年にクラスノヤルスク動物園に帰還が決定」という投稿でお知らせしています。 さて、ところが今になってクラスノヤルスク動物園はこのセードフ司令官の帰還は同園に建設される新ホッキョクグマ飼育展示場が完成となる2019年となる予定であると今になって彼の帰還時期の延期を発表しました。これはいったいどういうことなのかということが問題です。
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セードフ司令官 (Белый медведь Командор Седов)
Photo(C)Анна Ткаченко

2013年にセードフ司令官は3年間という期限の契約で貸し出されたわけで今年がその契約の切れる年なのですが途中でゲレンジークのサファリパークと事情によって再契約したために期限は2017年までとなったわけです。しかしこれを前倒しして今年2016年に再度3年間ということで再契約すればクラスノヤルスク動物園に2019年に完成する新飼育展示場に戻ることになるはずでタイミング的に都合が良いわけですが、では何故昨年の暮れにクラスノヤルスク動物園は契約延長の意思を示さず今年2016年にセードフ司令官は帰還するのだという発表を昨年行ったのかという大きな疑問が沸いてくるわけです。

私が推測するにこれは、クラスノヤルスク動物園の野生出身のフェリックスとオーロラとの間に今年の春に繁殖行為があり、そしてその後のオーロラの様子などから彼女の今年11~12月の出産の可能性が高いと同園では判断しているのではないかとということです。そういった状態で今年の秋にセードフ司令官(そして多分ラパも)をクラスノヤルスクに帰還させてしまえば秋以降のオーロラの出産準備に悪影響を与えることを危惧しているからだと私には思えます。だからセードフ司令官のBL契約を延長したのだろうということです。さて、私の見方が正しければオーロラは今年の11~12月に出産する可能性は高いのではないかということです。

仮に首尾よくオーロラが出産、そして育児に成功した場合(ロシアという国は繁殖の成功確率の高い国です)、そしてその赤ちゃんの性別が雄(オス)であった場合に、これはどうしても日本に連れてきたい個体となるわけです。さて、そういった私の期待と見通しが仮にうまく進行するとすれば来年はロシアとの交渉の「勝負」の年になると考えられます。なにしろ「ロシア動物園・水族館協会」は先日立ち上げが宣言されたばかりで組織としての実体整備が不十分な状態だろうと思いますし、その組織がホッキョクグマの繁殖計画についてEAZAとの連携が成立するような段階ではないわけですから、クラスノヤルスク動物園で生まれたその幼年個体を導入しようという意思のある日本の動物園が雌(メス)の幼年・若年個体を有していれば、そのパートナーとなる雄(オス)の個体の入手のために手を挙げる資格があるということです。そうなればこの赤ちゃんの入手交渉は来年の春からでも開始せねばいけないということなのです。ロシアから個体を導入しようとすれば、あと2~3年が勝負になるわけで、それを逃すと簡単ではなくなってしまうのです。

(資料)
Красноярский парк флоры и фауны «Роев ручей» (Aug.17 2016 - ПАРК БУДУЩЕГО! или КОГДА МИШКА СЕДОВ ВЕРНЕТСЯ В «РОЕВ РУЧЕЙ»?)
Аргументы и факты - Красноярск (Aug.22 2016 - Любимец красноярцев белый медведь Командор Седов вернется в «Роев ручей»)
ГТРК Красноярск (Aug.21 2016 - "Роев ручей" готовится к возвращению медведя Седова)

(過去関連投稿)
ロシア・クラスノヤルスク動物園の2頭の伊達男たち ~ 華麗なる独身生活を謳歌?
ロシア・クラスノヤルスク動物園のプール開き
ロシア・クラスノヤルスク動物園の夏の始まり ~ プールを雌2頭に占領されてしまったセードフ司令官閣下
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園のプール開き
ロシア・シベリア中部のクラスノヤルスク動物園のセードフ司令官の10歳のお誕生会 ~ 行方不明の兄弟たち
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園のセードフ司令官の希望無き恋 ~ 野生出身の雌は高嶺の花
ロシアの氷上サーカス団でスケート演技をするラパに遂に引退の日来る ~ スタロースコルィスク動物園へ
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園のセードフ司令官が今週末に同園を出発し新天地へ
ロシア・シベリア中部 クラスノヤルスク動物園のセードフ司令官が同園を出発し、五千キロの移動の旅へ
ロシア・クラスノヤルスク動物園のセードフ司令官が陸路5日間で無事にスタロースコルィスク動物園に到着
ロシア西部、スタロースコルィスク動物園でのラパとセードフ司令官の近況 ~ ラパの健康状態への危惧
ロシア西部、スタールイ・オスコル市のスタロースコルィスク動物園で、ラパとセードフ司令官の同居が始まる
ロシア・スタロースコルィスク動物園のラパとセードフ司令官が黒海沿岸のゲレンジーク・サファリパークへ
ロシア・黒海沿岸、ゲレンジークのサファリパークで暮らすセードフ司令官とサーカス出身のラパの近況
ロシア・黒海沿岸、ゲレンジークのサファリパークのホッキョクグマ展示場にライブカメラ設置
所有権を持つロシア・クラスノヤルスク動物園の同意無しに他園に移動させられた出張中のセードフ司令官
ロシア・クラスノヤルスク動物園に所有権のあるセードフ司令官の無断移動問題、ほぼ一件落着へ
ロシア・ゲレンジーク、サファリパークのセードフ司令官が来年2016年にクラスノヤルスク動物園に帰還が決定
ロシア・クラスノヤルスク動物園の新飼育展示場計画発表 ~ 欧露の「囲い込み」体制に日本はどう対応するか
by polarbearmaniac | 2016-08-25 00:15 | Polarbearology

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ライフログ


人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag


The Guest from the Future: Anna Akhmatova and Isaiah Berlin