街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア極北・ウランゲリ島で顎に空缶が挟まって外れなくなったホッキョクグマが救助される

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Photo(C)Перхам Крейг



ロシア極北の東シベリア海とチュクチ海との間にあるウランゲリ島はホッキョクグマを含めて野生動物の自然保護区(Государственный природный заповедник)に指定されており野生のホッキョクグマの生態研究にとっては研究者が過去にも多くの実績をあげている場所です。モスクワ動物園のホッキョクグマであるウランゲリはこの島で野生孤児として保護されたことでも知られています。
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さて、このウランゲリ島で28日に自然保護区の管理スタッフがホッキョクグマの親子に遭遇したそうですが、なんと子供のホッキョクグマが空缶が顎に挟まって外れなくなっていた状態だったそうです(冒頭の写真)。スタッフは早速この親子に弱い麻酔剤を打ち、そしてこの子供のホッキョクグマの顎に挟まっていた空缶を外してやったとのことです。
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Photo(C)Перхам Крейг

しばらくしてこのホッキョクグマの親子は元気にその場所を去っていったそうです。
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Photo(C)Перхам Крейг

視線保護区の管理スタッフというのはこういうことも仕事の一つであるということですね。さて、このウランゲリ島では協定に基づいてロシアとアメリカの科学者が協力してアラスカとチュクチ半島における生物の生態に関する調査・研究が進行中なのですが、ウランゲリ島においては特にホッキョクグマの生態について非常に詳しい調査がこの夏から行われているそうです。現在までのところでは、ウランゲリ島に生息しているホッキョクグマの栄養状態は非常に良好だそうです。ロシアとアメリカの生物学者の合同研究は今年から始まったばかりであり、今後もっといろいろな事実が明らかになっていくものと期待されます。

(資料)
"Остров Врангеля" (Новости/Oct.28 2016 - Спасение медвежонка на острове Врангеля)
«Телекомпания НТВ» (Oct.31 2016 - На Чукотке спасли белого медвежонка)
РИА Новости (Oct.31 2016 - На Чукотке инспекторы заповедника помогли медвежонку)
ТАСС (Oct.31 2016 - Сотрудники заповедника на острове Врангеля спасли белого медвежонка)
ГТРК Ямал (Oct.31 2016 - На острове Врангеля экологи спасли белого медвежонка от жестяной банки)
ロシアNOW (Feb.2 2012 - ホッキョクグマの砦より) (Dec.18 2012 - ウランゲリ島の旅行者用施設完成)

(過去関連投稿)
ロシアでのホッキョクグマ生息数未調査地域で研究者チームが本格的に生態・生息数調査を開始する
ドキュメンタリー作品 "Polar Bear Alcatraz"  ~ ロシア極北ウランゲリ島のホッキョクグマたち
by polarbearmaniac | 2016-10-31 16:00 | Polarbearology

デンマーク・コペンハーゲン動物園がボリスとノエルの相性を否定的に評価し同ペア間の繁殖を断念へ

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ボリス (Белый медведь Борис - 男鹿水族館・豪太の弟)
Photo(C)Jeppe Michael Jensen/B.T.

これはなかなか深く考えなければならない硬派のニュースです。タイトルはこのようにしてありますが、その実際の内容は「ペアの相性が良好でないことがホッキョクグマに常同行動 (Stereotypic Behaviour) を引き起こす要因の一つになり得るか?」というテーマであるということです。

デンマークのコペンハーゲン動物園には間もなく11歳となる雄のボリス(現地での愛称はイワン)と間もなく13歳となる雌のノエルという二頭のホッキョクグマが飼育されており当ブログでも何回かご紹介してきましたし私自身も5年前に彼らに会ったことがあります(過去関連投稿参照)。ボリスはモスクワ動物園でムルマを母親として誕生していますから男鹿水族館の豪太のすぐ下の弟に当たりますし、ノエルはイタリア・ファザーノのサファリ動物園生まれで上野動物園のデアの一番上の姉に当たります。どちらも日本のホッキョクグマには関係のある個体です。

さて、コペンハーゲン動物園では以前からこの二頭の間の繁殖成功に強い期待をかけ、ここ数年環境を整備して努力してきたわけですがここにきて思いもかけぬ状況が生じてしまっているようです。中国・広州市の「広州正佳極地海洋世界 (广州市正佳极地海洋世界 - Guangzhou Grandview Polar Ocean World)」で飼育されているハイブリッドのホッキョクグマである「皮扎/皮萨 (Pizza)」について動物権利保護活動家による新しい形でのメディアキャンペーンが行われているのですが、そこで新たに問題視されているのがホッキョクグマの「常同行動 (Stereotypic Behaviour)」であり、権利保護活動家は「皮扎/皮萨 (Pizza)」のこの行動によって彼女の精神状態が変調しているのだとして当該施設に対する批判キャンペーンをここ数日、一段と強化しているわけです。ところがコペンハーゲンのファンの方々のうちの何人かはこの「皮扎/皮萨 (Pizza)」と似たような反復行動をコペンハーゲン動物園のホッキョクグマも行っているとデンマークのTV局のSNSサイトのページに投稿したわけです。それについて意見を求められたコペンハーゲン動物園のバンク・ホルスト園長(肩書きは videnskabelig direktør ですが、これは経営部門を除く全ての飼育部門の責任者ということで一応「園長」としておきたいと思います。この方は例のキリンのマリウスの察処分についてTVニュースなどで説明を行った気骨のある方です)は複数のTV局の取材に対して、このコペンハーゲン動物園のホッキョクグマの常同行動については当然把握しており、そしてその原因と考えられるものについてもすでに対策を考えていることを明らかにしました。ここでコペンハーゲン動物園のホッキョクグマの常同行動であるとされて現地のTV局で報道されている映像をご紹介しておきます。最初の水中での映像はノエル、次の映像はボリスです。






この程度の行動ですぐさま異常であるというのは過剰な反応のような気がしますが、しかし常同行動であると言われればそれ自体を否定はできません。さてホルスト園長が語るには、このボリスとノエルのペアは幼少期から一緒に暮らしていて仲が良かったものの、繁殖可能年齢となって以降は次第に微妙な関係が生じてきたそうです。どういうことかということですがホルスト園長は細々とした二頭の同居の様子を述べており、要するに二頭の間の互いに相手に対するアプローチに「行き違い」が段々と拡大してきていたということを延々と述べているのですが、これをさらに要約すれば二頭の間の発情時期の相違によって両者が相手に対して大きなストレスを感じるような険悪な関係に陥ってしまったということのようです。繁殖行動期を過ぎても雌のノエルは雄のボリスの接近を非常に嫌い、そして威嚇するだけでなく追い回すという行動にすら出るようになったそうです。コペンハーゲン動物園はこの二頭におもちゃを与えたり、あるいは給餌の際に食べ物を隠しておいて彼らがそれを探し出して食べるといったようなエンリッチメントを行うようになってからはノエルのボリスに対する威嚇的行動は無くなったそうです。ここで同園のホッキョクグマに対するエンリッチメントの様子を映像で見てみましょう。最初の映像はボリスです。二番目の映像はノエルのような気がします。





ご参考までに訓練(トレーニング)の様子もご紹介しておきます。



さて、しかし今度はボリスとノエルは以前には全く行わなかった常同行動を行うようになり、それももう何か月間にもわたって継続するようになったそうです。実は私は5年前にこのペアに会っているのですが、その時にこのボリスもノエルも確かに常同行動は全く行っていなかったことを記憶しています。ホルスト園長はこの二頭の常同行動の原因を欲求不満に対する代償行為として位置付けており、もう以前のような友好的な関係にこの二頭が戻ることはないだろうと語っています。そしてペアの組み換えこそが最良の手段であると考えてEAZA(のコーディネーター)に対して他園のホッキョクグマ一頭をコペンハーゲン動物園に移動させるように調整を依頼したそうで、その調整によって雄のボリスに代わってノエルのパートナーとなる雄の一頭がコペンハーゲン動物園に移動してくることが内定している模様です。この結果、ボリスは他園に移動する模様です。そしてさらに言えば、今年の春の繁殖行動期においてこのペアの間に繁殖行為がなかったことがこれで明らかになったということです。

コペンハーゲン動物園のバンク・ホルスト園長(videnskabelig direktør)はなかなか果敢に現状の改革を試みる方のようです。ボリスは間もなく11歳、ノエルは13歳になるところですが、ホルスト園長は早々とこのペアに見切りをつけてペアの組み換えを決断したわけです。やはりこれはコペンハーゲン動物園としてホッキョクグマの繁殖に対する並々ならぬ意欲の表れだと考えて間違いないと思います。一般的に言えば、あるホッキョクグマが常同行動を行うからといってそのホッキョクグマか関与する繁殖の成否には関係性は非常に少ないと私は今までの経験から考えています。ただし今回の場合は、ペアの関係が悪くなってから常同行動が始まったということだそうですから、こうした場合はペアの相性と常同行動との間の関係性が大いに疑われるわけです。要するに常同行動の原因となっているものが何なのかが問題だということです。ペアの相手方に対する欲求不満や嫌悪感が原因で常同行動が行われる場合というのは実際は日本のホッキョクグマ界では例が極めて少ないように思います。そもそもペアとうまくいくかどうかとは別に、一日の多くを常同行動に費やすホッキョクグマもいれば、少ししか行わない個体もいるといったようにバラつきがあります。そして主に常同行動を引き起こしているものはホッキョクグマが日々に感じている退屈さである場合が多いと思っています。そしてその退屈さを紛らわせる一種の代償行為としての反復行動が常同行動であると考えてそう大きな間違いではないと思います。

さて、ボリスと交代でいったい欧州内のどのホッキョクグマがコペンハーゲン動物園にやってくるかに注目したいと思います。私の思い切った予想ではドイツ・ノイミュンスター動物園のカップではないかと考えています。ボリスと同じ血統に属しているわけですし、彼にはノイミュンスター動物園ではパートナーがいないわけです。

(資料)
B.T. (Oct.28 2016 - Københavns ulykkelige isbjørne skal skilles)
Ekstra Bladet (Oct.28 2016 - Ulykkelige isbjørne giver problemer i Københavns Zoo)
TV2 (Oct.28 2016 - København Zoo erkender: Den er helt gal hos isbjørnene)

(過去関連投稿)
デンマーク ・ コペンハーゲン動物園の新施設 “Den Arktiske Ring” の完成 ~ 期待される若年ペアの繁殖
デンマーク・コペンハーゲン動物園のボリスがスカンジナヴィア野生動物公園に期限付きで移動
デンマーク・スカンジナヴィア野生動物公園に出張中のボリスがコペンハーゲン動物園に帰還
デンマーク・コペンハーゲン動物園のノエルが超音波検査を受ける ~ 今年の繁殖成功は困難か?
デンマーク・コペンハーゲン動物園のボリスに2.5トンの雪のプレゼント
デンマーク・コペンハーゲン動物園で男がホッキョクグマ展示場に侵入 ~ 警告発砲を受けたボリスは無事
デンマーク・コペンハーゲン動物園、ノエルとボリス(イワン)の有望なペアの繁殖への期待と挑戦
デンマーク・コペンハーゲン動物園のボリスとノエルに予期せぬ氷のプレゼント

(*2011年7月コペンハーゲン動物園訪問記)
コペンハーゲン動物園のホッキョクグマたちに挨拶 ~ 豪太の弟に遭遇!
コペンハーゲン動物園のボリスとノエルに、魚とウサギのプレゼント
コペンハーゲン動物園での新施設建設とボリスとノエルの繁殖への期待
by polarbearmaniac | 2016-10-30 17:00 | Polarbearology

カナダ・トロント動物園のジュノー、全ての面に活発な性格で力強い成長で間もなく一歳へ

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飼育さんとジュノー Photo(C)Ryan Pfeiffer / Metroland

カナダのトロント動物園で昨年2015年の11月11日に誕生し人工哺育で育った雌(メス)のジュノー(Juno)もオレゴン動物園のノーラと同様に間もなく生後一年が経過しようとしています。ジュノーとノーラは両方とも人工哺育され性別はいずれも雌(メス)です。誕生日は五日しか違いません。この二頭の性格の違いといったものも興味のあるところなのですが、ノーラはすでにオレゴン動物園に移動してタサルとの同居によって「適応化(socialization)」の試みを開始したという段階ですので、もうこの二頭を比較するというのはあまり意味がないかもしれません。しかし行動を比較してみるとジュノーのほうが大人びているという感じもします。

トロント動物園のジュノーを担当している飼育員さんに言わせれば、ジュノーの昼間の活動は非常に多彩であり、そしてそのどの面についても活発であるということのようです。バランスがとれていて力強い成長ということなのでしょう。そういったジュノーの姿と飼育員さんの話を報じるニュース映像をご紹介しておきます。



(資料)
Guelph Mercury (Oct.27 2016 - Toronto Zoo: Baby polar bear is ‘full of personality’)

(過去関連投稿)
カナダ・トロント動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 母親の母乳が出ずに人工哺育へ
カナダ・トロント動物園の人工哺育の赤ちゃんのジュノー、危機的状況から回復の事実が明らかになる
カナダ・トロント動物園で人工哺育されている赤ちゃんのジュノーが生後6週間経過となる
カナダ・トロント動物園で人工哺育されている雌の赤ちゃんのジュノーが間もなく生後二か月へ
カナダ・トロント動物園で人工哺育されている雌の赤ちゃんのジュノーが無事に生後二ヶ月となる
カナダ・トロント動物園の雌の赤ちゃんのジュノーが生後三か月となり初めて室外へ
カナダ・トロント動物園の雌の赤ちゃんのジュノーが27日の「国際ホッキョクグマの日」より一般公開へ
カナダ・トロント動物園の雌の赤ちゃんの愛称の「ジュノー」が正式な名前として採用となる
カナダ・トロント動物園、ジュノーの「国際ホッキョクグマの日」 ~  一般公開開始となる
カナダ・トロント動物園の雌の赤ちゃんのジュノーが生後半年を無事に経過
カナダ・トロント動物園のジュノーが生後8ヶ月となる
カナダ・トロント動物園のジュノーが生後9ヶ月へ ~ 外部の事象に対する全面的な興味と関心の持続
カナダ・トロント動物園のジュノーが生後10ヶ月となる ~ 同園の描く優れたロードマップ
カナダ・トロント動物園のジュノーが生後11ヶ月へ ~ メインの展示場に初登場
by polarbearmaniac | 2016-10-29 01:00 | Polarbearology

アメリカ・オレゴン動物園でノーラとタサルの同居開始準備のため二頭の初対面が行われる

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ノーラ Photo(C)Oregon Zoo

アメリカ・オハイオ州のコロンバス動物園で昨年11月6日に誕生して人工哺育で育てられたノーラは9月に西海岸オレゴン州ポートランドのオレゴン動物園に移動したわけですが検疫期間は終了しているもののまだ一般公開にはなっていませんが、検疫期間の終了後に試みられたのはオレゴン動物園で飼育されている31歳の雌のタサルとの初対面だったというわけでした。タサルは7月に同居していたコンラッドが亡くなってからは一頭で暮らしていたわけですが、今回こうして非常に幼く、そして人工哺育で育てられたノーラと出会ってどんな感じだったでしょうか? その様子をご覧ください。最初はこの二頭の初顔合わせを報じるニュース映像、次はコロンバス動物園での人工哺育の映像が冒頭に入った公式映像です。





やはりノーラは非常に驚いてしまい、すっかり小さくなってしまったようです。ノーラは人工哺育されたコロンバス動物園では他のホッキョクグマの姿を見ておらず、要するに人間である飼育員さんしか見たことがなかったというわけですから、いきなり登場したタサルには驚いた違いありません。オレゴン動物園はこのノーラが同園に移動してきたのはノーラの「適応化(socialization)」、つまり人工哺育で育てられたノーラをタサルと同居させることによってノーラは自分がホッキョクグマという種である自覚を獲得できるようにしてやることが目的であると語っているわけですが、私はこれはノーラのオレゴン動物園への移動の意味としては二義的ではないかと思っています。あくまでコロンバス動物園において出産を期待されているアナーナとオーロラの出産成功に万全を期したいということが最も強い理由だと思います。ノーラの相手役は何もタサルが最も適しているというわけでもないからです。

オレゴン動物園はこの同居訓練を定期的に継続しており、同居がスムーズにいくようになってから一般公開を開始する予定だそうです。

(資料)
Oregon Zoo (Oct.27 2016 - Nora update: Young bear meets elderly companion Tasul)
OregonLive.com (Oct.27 2016 - Nora, Oregon Zoo's polar bear cub, meets Tasul, zoo's elder statesbear)
KVAL (Oct.27 2016 - When Nora met Tasul: Polar bear cub meets elder at Oregon Zoo for first time)
nbc4.com (Oct.27 2016 - Nora the polar bear meets new companion at Oregon Zoo)

(過去関連投稿)
アメリカ・オハイオ州コロンバス動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ オーロラが待望の出産
アメリカ・コンロバス動物園のオーロラお母さん、赤ちゃんの育児を突然止める ~ 人工哺育へ
アメリカ・オハイオ州コロンバス動物園の人工哺育の雌の赤ちゃんが生後25日となる
アメリカ・オハイオ州コロンバス動物園の人工哺育の雌の赤ちゃんが生後5週間が無事に経過
アメリカ・オハイオ州コロンバス動物園の人工哺育の雌の赤ちゃんが生後7週間が無事に経過
アメリカ・オハイオ州コロンバス動物園で人工哺育の赤ちゃんの成長と舞台裏を紹介した映像が公開
アメリカ・オハイオ州コロンバス動物園で人工哺育の雌の赤ちゃんの名前選考の投票が開始
アメリカ・オハイオ州 コロンバス動物園の雌の赤ちゃんが生後89日を無事経過
アメリカ・オハイオ州 コロンバス動物園の雌の赤ちゃんの名前が "ノーラ (Nora)" に決まる
アメリカ・コロンバス動物園、ノーラの「国際ホッキョクグマの日」 ~ 一般公開開始に慎重な同園
アメリカ・コロンバス動物園の人工哺育の赤ちゃん、ノーラの近況 ~ 「適応化」を意識した飼育プログラム
アメリカ・オハイオ州 コロンバス動物園の雌の赤ちゃんノーラが遂に一般公開となる
アメリカ・オハイオ州 コロンバス動物園の人工哺育の赤ちゃん、ノーラが生後半年となる
アメリカ・コロンバス動物園のノーラの展示時間延長に慎重な同園 ~ 父親ナヌークへの期待と配慮が理由か
アメリカ・コロンバス動物園のノーラの「出漁」
アメリカ・コロンバス動物園のノーラ、発疹の症状から回復 ~ ホッキョクグマファンには世界は狭い
アメリカ・オハイオ州 コロンバス動物園のノーラが国務省の「北極地域特別代表」の訪問を受ける
アメリカ・オハイオ州 コロンバス動物園のノーラが生後九ヶ月となる ~ "An independent bear"
アメリカ・コロンバス動物園のノーラがポートランドのオレゴン動物園へ ~ その背景を読み解く
アメリカ・コロンバス動物園、「遅咲き」の28歳の雄のナヌークに最後の栄光は輝くか?
アメリカ・コロンバス動物園のノーラの同園での展示最終日に多くの来園者がノーラとの別れを惜しむ
アメリカ・コロンバス動物園のノーラが西海岸・ポートランドのオレゴン動物園に無事到着
アメリカ・オレゴン州ポートランドのオレゴン動物園に到着して検疫期間中のノーラの近況
アメリカ・ポートランド、オレゴン動物園のノーラとコロンバス動物園の担当飼育員さんの別れ
アメリカ・オレゴン動物園のノーラの来園を歓迎しない地元ポートランド市民の意見 ~ So what ?
アメリカ・オレゴン動物園で検疫期間中のノーラの最近の様子
アメリカ・ポートランド、オレゴン動物園で検疫期間中のノーラの近況
(*タサル関連)
アメリカ・オレゴン州 ポートランド、オレゴン動物園のコンラッドとタサル ~ 別離なき永遠の双子兄妹
アメリカ・ポートランドのオレゴン動物園が麻酔を使用せずにホッキョクグマの血液サンプル採取に成功
アメリカ・オレゴン州 ポートランド、オレゴン動物園のタサルがホッキョクグマの生態研究に協力
アメリカ・オレゴン州 ポートランド、オレゴン動物園で29歳となった双子のコンラッドとタサルの「雪の日」
アメリカ・オレゴン州ポートランド、オレゴン動物園の双子兄妹のコンラッドとタサルの近況 ~ 新施設計画
アメリカ・オレゴン州ポートランド、オレゴン動物園の双子兄妹コンラッドとタサルが元気に共に30歳となる
アメリカ・オレゴン州ポートランド、オレゴン動物園の「国際ホッキョクグマの日」のコンラッドとタサルの姿
アメリカ・オレゴン州ポートランド、オレゴン動物園のコンラッドとタサルの双子が31歳となる
アメリカ・オレゴン州ポートランド、オレゴン動物園のコンラッドが亡くなる ~ 31歳での双子の別れ
by polarbearmaniac | 2016-10-28 20:00 | Polarbearology

カナダ・マニトバ州のハドソン湾沿岸地域よりホッキョクグマの映像のライブ配信が開始される

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Photo(C)Madison Stevens/Polar Bears International

毎年恒例となっているカナダ・ハドソン湾岸のチャーチル付近からのライブ映像配信が今年も Explore.org によって行われています。この時期にはホッキョクグマたちはハドソン湾の氷結を待つためにこの地域に集結してくるわけで、そういった彼らの姿を少しでも捉えようというわけです。例によって二つの映像の配信動画をご紹介しておきます。







次は Polar Bears International が上の "Tundra Buggy" の映像を抜粋したものです。なかなか素晴らしいと思います。



次の二つは Explore.org が抜粋した映像ですが、ホッキョクグマは寝ているだけという姿です。





私はこうして寝ているだけのホッキョクグマの姿をじっと見ているのも非常に好きです。そこに何かの平和というものを感じてしまいます。

(資料)
Polar Bears International (Oct.21 2016 - Polar Bear Season Is Here!)

(過去関連投稿)
カナダ・マニトバ州チャーチル付近に集結しつつあるホッキョクグマたち ~ ライブ映像配信開始となる
カナダ・ハドソン湾岸チャーチル付近のホッキョクグマのライブ映像配信が今年も実現
カナダ・マニトバ州、ハドソン湾岸に集結したホッキョクグマたち ~ 恒例のライブ映像配信開始
by polarbearmaniac | 2016-10-27 02:00 | Polarbearology

チェコ・プラハ動物園の80年の歴史のあるホッキョクグマ飼育展示場に新設計画

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Photo(C)Týden.cz

チェコのプラハ動物園には現在、29歳の雌のボラ(Bora)、そして彼女の娘である12歳のベルタ(Berta/Framina)、そしてそのベルタのパートナーである8歳の雄のトム(Tom)の三頭が飼育されています。このプラハ動物園のホッキョクグマ飼育展示場は1930年代に造られすでに80年以上が経過しているそうですが、2017年から2022年までに行われるプラハ動物園のいくつかの飼育展示場の建設計画の一環として新しいホッキョクグマ飼育展示場が約5億円ほどの予算で建設されることが決まったそうです。この下は1931年の写真ですが現在では冒頭の写真のように来園者とホッキョクグマを仕切るガラスボートが設置されています。
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1931年のプラハ動物園の飼育展示場 Photo(C)Archiv Zoo Praha

このプラハ動物園というのはなかなか傾斜がきつく、ホッキョクグマたちに会うためには坂道を上がらなければいけないわけですが、現在は丘の南側の斜面に位置しているこの飼育展示場は新しく北側に設置されるそうです。直射日光による高温を可能な限り避けようという意図からなのでしょう。このプラハ動物園の新ホッキョクグマ飼育展示場計画などを報じている地元TVのニュースをご覧いただきましょう。音声は入っていません。



このプラハ動物園というのは同じチェコのブルノ動物園とは違いロシアを中心としたEARAZAではなく欧州のEAZAのほうに顔を向けていますので、ホッキョクグマの繁殖についてもEAZAの繁殖計画に組み入れらていると考えられ、そのためにはどうしても今まで以上に広くて快適なホッキョクグマ飼育展示場が必要になることは目に見えているというわけです。
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Photo(C)Miroslav Bobek/Zoo Praha

さて、ここでまたトムの映像を見てみましょう。



なかなかユーモラスな雰囲気です。

(資料)
ceskatelevize.cz/ct24 (Oct.24 2016 - Plány pražské zoo: Nového pavilonu se dočkají exotičtí ptáci i lední medvědi)
Blesk.cz (Oct.24 2016 - Pražská zoo postaví pavilony za miliardu. Podívejte se, jak zahradu zvelebí)
Týden.cz (Oct.24 2016 - Zoo Praha chce nový pavilon pro lední medvědy a pandy velké)
Prague Daily Monitor (Oct.24 2016 - Prague zoo to build new pavilions for polar bears, pandas)

(過去関連投稿)
チェコ・プラハ動物園とロシア・クラスノヤルスク動物園のホッキョクグマのお誕生会
チェコ・プラハ動物園の愉快なホッキョクグマたちの姿 ~ 1942年に人工哺育成功の輝かしい歴史
チェコ・プラハ動物園での1942年のホッキョクグマ人工哺育記録集が出版となる ~ ドイツ軍占領下での快挙
チェコ ・ プラハ動物園の動物たちが洪水の被害から無事に避難 ~ 園内復旧にボランティアを募集
「ホッキョクグマ飼育マニュアル(Care Manual)」よりの考察(9) ~ 同居を許容しうる雌雄の頭数構成
「ホッキョクグマ飼育マニュアル(Care Manual)」よりの考察(10) ~ 出産に備えた雌の「隔離」とは? 
チェコ・プラハ動物園のホッキョクグマたちの夏 ~ ペアに母親を加えた繁殖行動期の三頭同居の成功例
by polarbearmaniac | 2016-10-27 01:00 | Polarbearology

モスクワ動物園の歴史と、ロシア人の込めた動物園への心情、ロシア的感性

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シモーナ親子 (Белая медведица Симона и медвежата)
Photo(C)Город Москва

私がホッキョクグマファンになる前ですが、海外に住んで仕事をしたり出張したりなどと忙しかった時代には動物園という場所はその国の文化とか住んでいる人々の国民性といったものが反映している場所だとは毛頭考えてはいませんでした。動物園というものの存在は本質的にuniversal なものであるといった理解をしていたわけです。しかしこうしてホッキョクグマファンとなってみて改めて欧州やロシアやアメリカの動物園に行ってみますと、やはりそれぞれの場所にはそこに住む人々の考え方や文化といったものの差異を見出すようになったということです。そういった中でやはりロシアの動物園というのはそこに住む人々(つまりロシア人)が動物に対してどういった感情を持ち、そして動物との間にどのような非言語的関係を築いているかについて見ていきますと、そこには独特な感性の存在があることに気が付き、そこにロシア人の生き様といいますか、そういったものを比較的強く感じさせる場所であることに気が付いたというわけです。そしてまたロシアは広大な面積を持つ国であり、地域によっても幾分そうしたものには違いが見られるということです。
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ロシアの首都モスクワの動物園は私も何度も訪問してホッキョクグマたちの姿を観察してきたわけですが、大都市の中心にある動物園であるためにアクセスに優れ、気軽に出かけていけるという長所があると同時にロシアの都市文化といったものも感じることができるようになったということです。モスクワ動物園は日本とも縁が深く、たとえばイワン(旭川)や豪太(男鹿)はこの動物園で生まれ、ジャンブイ(横浜)やホクト(姫路)もこの動物園の附属保護施設で一時期暮らしていたというわけです。このモスクワ動物園について「スプートニク(ロシアの声)」(旧モスクワ放送)がラジオ(日本語)で紹介した番組がありますのでご興味のある方は下で聴いてみて下さい。




このモスクワ動物園は2014年に開園150周年を祝いました。園内の標識が非常に整備されロシア語に加えて英語の標識も登場しています。次にご紹介したいのは2014年1月のニュース映像で、その年秋の150周年記念の準備が計画されていることを報じる映像です。このニュース映像で興味深いのはホッキョクグマの飼育場のバックヤードのモニター映像が飼育員さんの部屋のPCの画面で映し出されている場面です。私はこの飼育員さんの部屋に2010年だったかに案内されたことがありましたが、その時にはこのモニターカメラの映像はまだ視聴可能ではなかったと記憶しています。



次にこの2014年2月の別のTV局のニュース映像で、モスクワ動物園が開園150周年を迎えることを紹介し、そして園内の様子を映しています。やはり冬ですので来園者が少ないですね。冒頭はスターリン時代、おそらく1950年前後の映像が挿入されています。それからこの映像で話しているのは同園の飼育部長であるセルゲイ・ポポフ氏ですが、欧州とロシアとでは文化が異なり、ロシアは欧州のように動物を簡単に安楽死させないのだと語っています。モスクワ動物園には年老いた動物もいて来園者からはそれに対する不満の声も聞かれるが、しかし年老いたからといってモスクワ動物園は決してそういった動物たちを見捨てることなく、天寿を全うさせるのが我々の考え方であるとも語っています。



モスクワ動物園の多くの飼育員さんは簡単に仕事を辞めて動物園から去っていくという人は非常に少ないそうで、多くの方は30年以上も務めるということのようです。担当動物にはローテーションというものはあまりなく、一度担当すると長い年月その動物たちを世話し続ける場合が多いようで、どの方もその個体の性格や行動について深く理解する方が多いそうです。そういったことから、動物園における飼育では動物学といった旧ソ連時代から非常に重視されている科学・知識を基礎にしつつも、実践的な経験の深さといものを積み上げていくということがモスクワ動物園の特徴であると私は聞いています。つまりマニュアル主義という要素よりも飼育員さん個人の経験による裁量というのものが尊重されるという文化を持つのがモスクワ動物園の特徴であるということです。

ここで一つ非常に素晴らしいドキュメンタリー番組を御紹介しておきます。モスクワ動物園開園150周年を記念して制作された "ZOO with a human face" という映像作品ですが、ここでは帝政時代、ソ連時代のモスクワ動物園の映像を挿入しつつ、モスクワ動物園がいかにして現在の血の通った動物園に成長してきたかの歴史をまとめたものです。スターリン時代の大粛清、第二次大戦による被害、ヴォロコラムスク附属保護施設の様子なども述べられています。ナレーションは全て英語ですし、ロシア語の発言には英語訳がついていますので非常にわかり易い作品です。約1時間という長さですが、見応え十分です。音声は必ず on にして下さい。ここにはロシア人が動物園というものに込めた感情といったものがよく表れているように私には感じます。内容的に非常に informative であると同時に poetic ですらある作品であると申せましょう。ロシア的な感性を感じさせます。秀作だと思います。



イワン(旭川)や豪太(男鹿)の育った環境・文化というものを知ると、また彼らに対する親しみが別の形で湧き上がってくるということです。

(資料)
Московский зоопарк (13 и 14 сентября 2014 года Московский Зоопарк будет отмечать свой день рождения) (Как мы отпраздновали 150 лет Московского зоопарка)
Московский комсомолец (Sep.10 2014 - К 150-летию в Московском зоопарке появятся красные панды)
Государственный Интернет-Канал «Россия» (Jan.9 2014 - Московский зоопарк готовится к 150-летию)
ТВ Центр (Feb.14 2014 - Московский зоопарк отмечает 150-летний юбилей)
Russia Beyond The Headlines (Moscow Zoo: Keeping giraffes safe for 150 years)

(過去関連投稿)
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by polarbearmaniac | 2016-10-26 02:00 | 動物園一般

オランダ・エメン動物園の新園(WILDLANDS Adventure Zoo Emmen)開園後のノルチェ、ラーレ、ネラ

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新エメン動物園を訪問したヴィレム=アレクサンダー オランダ国王
Photo(C)WILDLANDS Adventure Zoo Emmen

オランダのエメン動物園といえば欧州における雌(メス)の幼年・若年個体の集中プール基地として機能しており、欧州域内の雌の幼年個体は生後約2年間を母親と過ごした後にこのエメン動物園に移動して繁殖可能となる年齢まで飼育され、そしてその後に雄の幼年・若年個体の集中プール基地であるイギリスのヨークシャー野生動物公園で飼育されている雄の個体とペアになるべく、欧州域内の動物園に再び移動するというのがこの集中プール基地システムの機能であることも今まで何回かご紹介してきました。

このエメン動物園については久し振りの投稿となってしまいましたが、今年に入ってから同園は新しい動物園となる” WILDLANDS Adventure Zoo Emmen” として今年の3月に新装再オープンとなっています。それに先立って2月にホッキョクグマの移動作業が行われました。その映像の一部を御紹介しておきます。



この新しい動物園の飼育展示場に初めて登場したノルチェ(2012年11月、オランダ「動物帝国」生まれ)とラーレ(2013年12月 ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園生まれ)の二頭の姿を報じたニュース映像を御紹介しておきます。このノルチェとラーレは非常に仲良しなのですが、二頭共にこの新しい飼育展示場に対して極めて警戒的な様子がありありとわかります。



そしてこの2月にはミュンヘンのヘラブルン動物園からネラ(2013年12月生まれ)が加わってエメン動物園には雌の若年個体が3頭となったわけです。
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ネラ Photo(C)Dagblad van het Noorden

そして3月にヴィレム=アレクサンダー ・オランダ国王(His Majesty King Willem-Alexander of the Netherlands)が臨席してこの新しい動物園である” WILDLANDS Adventure Zoo Emmen” がオープンとなったわけです。本ブログではこの新しい動物園についても「エメン動物園」として表記し、場面によっては「新エメン動物園」として旧園と区別を行うこととします。このエメン動物園のオランダ国王臨席による開園式、及び一般客へのオープンの日のニュース映像を御紹介しておきます。





さて、そういったことでノルチェ、ラーレ、ネラの三頭の雌はこの動物園の新しい飼育展示場である "Nortica" で一緒に暮らしているそうですが、後から加わったネラも非常にうまく仲間に溶け込んでいるそうです。そうしたこの三頭の映像を御紹介しておきましょう。まず最初の映像ですが、ここで主に映っているのは多分ラーレとネラではないでしょうか。



次の二つは主にノルチェとラーレのような気がします。こういった年齢の雌のホッキョクグマ同士は闘争になる可能性は非常に低く、こうして適当に水中で取っ組み合いながら遊んでいる時間が長いようです。





この下はラーレとノビのような気がします。



次の映像は三頭が登場していますが、三頭一緒に遊ぶというよりは、絶えず組み合わせを変えながら二頭が遊ぶといったような関係のようです。



仮に札幌・円山動物園の欧州個体との交換交渉が成功するとすれば、マルル、ポロロ、リラのうちの一頭は最終的に欧州域内のどの動物園に行くかは別にして、まずは間違いなくこのエメン動物園に移動することになるでしょう。私はこの三頭では、やはりリラの可能性が幾分大きいような気がしますが、何とも言えません。現在の境遇を考えればマルルがこのエメン動物園に移動した方がよいと思いますがどうでしょうか。日本にいると言っても現在の熊本のことを考えれば、私はマルルがエメン動物園に移るということになればむしろそれを喜びますが。しかし幸か不幸か、私はララファミリー(Lara & Co.)のララの子供たちが欧州に移動するということはないだろうと予想します。しかしアイラとマルルについては可能な限り環境の良い場所に移動したほうがよいと思います。

(資料)
Dagblad van het Noorden (Feb.9 2016 - IJsberen voor het eerst naar buiten in Wildlands)
Dagblad van het Noorden (Feb.18 2016 - Derde ijsbeer voor Wildlands Emmen)
ZuidOosthoeker (Feb.19 2016 - IJsberen nieuwsgierig naar nieuwe onderkomen in Wildlands)
Looopings (Mar.18 2016 - Koning van het dierenrijk: Willem-Alexander opent nieuw themapark Wildlands Emmen)
Hardenberg.nu (Mar. 22 2016 - De opening van Wildlands)
RTV Drenthe (May.2 2016 - Vis-stelende reigers meeverhuisd naar Wildlands)
Emmen.nu (May.17 2016 - Spelende ijsberen in Wildlands)
ZuidOosthoeker (Jun.30 2016 - Alles over de ijsberen van Wildlands)
Emmen.nu (Aug.8 2016 - Spelende ijsberen)

(過去関連投稿)
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ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園のネラとノビの双子が同園を出発、オランダとイギリスに到着
by polarbearmaniac | 2016-10-25 02:00 | Polarbearology

ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダとロスチクの親子、その秋の日の姿

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ゲルダとロスチク Photo(C)Новосибирский зоопарк

ロシアのノヴォシビルスク動物園で昨年12月7日に8歳のゲルダお母さんから誕生した雄のロスチク (Ростик) の成長を追うことは地元の方々が非常に熱心にこの親子の姿を撮影して映像をネット上にアップされていらっしゃるために、比較的楽な作業です。ライブカメラの映像ももちろん見ることができるのですが、そういった限定したアングルからよりも映像サイトにアップされている映像の方がこの親子の姿をよくとらえています。さて、前回からまた少し日数が経ちましたので、その期間中の映像のうちのいくつかを見てみましょう。

まず最初は10月2日の映像ですが、これは以前からご紹介しています通りノヴォシビルスク動物園特有のもので、来園者が動物園公認としてホッキョクグマのエサとして販売されているものを投げ与え手いるシーンですが、途中でそのエサのアップされた映像を見ることができます。相当に嗜好性の強い魚の切り身のようなものです。



まずこの下は9月17日のもののようです。遊び過ぎたために少し休憩といったところです。なかなかうまく表情が捉えられています。



次は10月2日の映像ですが、ゲルダお母さんは来園者の方に集中しています。そして投げ与えられたのは白いポリタンクでした。途中でロスチクのものになってしまいます。



次は21日にあった氷のケーキのプレゼントについてです。ノヴォシビルスク動物園のSNSサイトのページをそのままご紹介しておきます。


この日のプレゼントにもらった氷のケーキは解けて段々と小さくなっていくのですが、それでもまだ甘い味は残っているようです。



次は昨日22日の授乳風景です。



次は10月12日の映像ですが、ゲルダとロスチクの親子の非常にダイナミックな動きを存分に楽しむことのできる映像です。



このゲルダとロスチクの親子ですが、実に存在感の大きな親子になってきたようです。ロシア的体型の堂々としたゲルダお母さん、そして息子のロスチクも羽目を外さないにもかかわらずスケールの大きさを感じさせるようになってきました。ここ数年は日本で雌(メス)の赤ちゃんの成長する姿ばかりを見てきたわけですが、こうして雄(オス)の成長を見ていきますと、そこには何か独特の力強くて逞しいロスチクの成長する姿を感じ取ることができます。ダイナミックであると同時に男性的な優しさに溢れているのがロシアの雄のホッキョクグマなのです。ロスチクもそういった道を歩んでいるように見えます。彼の血統に属するホッキョクグマの若年個体が日本に非常に多いという問題さえなければ、このロスチクをララファミリー (Lara & Co.) の雌の若年・幼年個体のパートナーとして札幌に迎えたいところです。その気になれば円山動物園(札幌市)にとってはいとも簡単でしょう。しかしそうなりますと日本のホッキョクグマ界の血統はいよいよ同じ系統の個体ばかりになってしまうわけです。ですから私はロスチクが円山動物園の新ホッキョクグマ飼育展示場の主役として札幌にやって来ることには今後の日本のホッキョクグマ界における血統の問題を考えれば反対ですが、しかしそれでもどうしても札幌市が導入したいというのであれば彼を大歓迎しますし、シルカ同様に彼を大いに応援したいと思います。ロスチクはロシアのホッキョクグマの美点や長所を存分に備えた素晴らしい幼年個体だと思います。ロスチクに比べれば欧州やアメリカの幼年個体は線が細すぎるように思います。

ロスチクの姉のシルカは大阪に移動したために、ロシアのファンの方々は多くの写真と映像でシルカの姿を追い続けていくことが可能になっているわけです。仮にロスチクが札幌に行っても同じでしょう。しかしロスチクがロシアの他の都市、あるいは欧州に移動したとすれば、日本のファンが撮影するほど多くの写真や映像を毎日のようにそういったロシアの他都市や欧州のファンが撮影することはできないでしょう。そうなればノヴォシビルスクのファンの方々は非常に苛立ちを感じることになると思います。チェコのブルノのホッキョクグマファンの方々は、ブルノ動物園で誕生したコメタやナヌクの映像を彼らがロシアやウクライナに移動した後に見る機会が極めて少なくなったために相当に不満を感じているようで、時々怒りが爆発するということがあるわけです。ロスチクについてはそのようにならないことを望みたいものです。

(資料)
НГС.НОВОСТИ (Oct.21 2016 - Белые медведи в зоопарке едят торт с кильками)
Аргументы.ру (Oct.21 2016 - В новосибирском зоопарке белые медведи едят торт из килек)

(過去関連投稿)
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by polarbearmaniac | 2016-10-24 01:00 | Polarbearology

チェコ・ブルノ動物園の間もなく一歳になるノリアについて聞こえてこない将来の移動先の噂

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ノリア Photo(C)Zoo Brno

昨年2015年の11月24日にチェコのブルノ動物園で誕生した雌(メス)のノリア(Noria)の成長を追っています。今回のこのブルノ動物園のノリアは、なんといっても母親であるコーラの三回目にして初めての一頭の子供への育児ということで注目が集まっているわけですが、私の見たところ期待以上の充実したものになっていると思います。そういったこの母娘の最新の映像を見てみましょう。





さて、前回のコメタとナヌクの双子の時はいったいどこの動物園に移動するのかといった話は比較的早い段階で表になってきていたwけですが今回のノリアについてはそういった話が全くで出てきません。ノリアは来年の秋までは間違いなくコーラお母さんと共に過ごすことになるわけですが、まさか前回同様にロシアやウクライナの動物園に移動すると言うことはないと思います。というのも、前回のコメタとナヌクの移動は表向きはEARAZAの繁殖計画によってロシアのロストフ動物園やウクライナのムィコラーイウ動物園に移動した形になっていますが、いささか場当たり的なやり方によって移動先が決められてしまったことは以前に何度か投稿しています。前回のコメタとナヌクについては考え抜かれたホッキョクグマの配置とは言えないということが現在となっていよいよ露呈してしまっているというのが現実です。そういった現実の中でこのノリアについては、やはり西側、つまり欧州の側に移動すると考える方が合理的だろうと思っています。このあたりの予想については稿を改めて考えてみたいと思います。

(過去関連投稿)
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チェコ・ブルノ動物園のコーラお母さん、プールに転落した赤ちゃんを救出 ~ 落ち着いた対応
チェコ・ブルノ動物園の雌(メス)の赤ちゃんの名前が「ノリア(Noria)」に決まる
チェコ・ブルノ動物園、幾分どっしり構えるコーラお母さんと遊び好きで活動的な赤ちゃんのノリア
チェコ・ブルノ動物園、コーラお母さんの「水泳教室」 ~ 娘のノリアへの関与性を高める
チェコ・ブルノ動物園の赤ちゃんノリアが泳ぎ始める ~ 母親の役割を見事に発揮するコーラお母さん
チェコ・ブルノ動物園のノリアの水遊び ~ 雌(メス)のほうが雄(オス)よりも遊び好きが多いのは何故か?
チェコ・ブルノ動物園の飼育展示場に落下した帽子をノリアが引き裂いて「首飾り」にしてしまう
チェコ・ブルノ動物園のコーラ親子を的確に捉えた視点 ~ “Nature imitates Art.”
チェコ・ブルノ動物園のノリアが無事に生後半年が経過
チェコ・ブルノ動物園のノリアの近況 ~ コーラお母さんの余裕と熟練の育児
チェコ・ブルノ動物園のコーラお母さんと娘のノリアの充実した時間
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チェコ・ブルノ動物園のノリアが母親コーラから会得した行動の規範
チェコ・ブルノ動物園、コーラとノリアの母娘を見つめる同園の一貫した視線
チェコ・ブルノ動物園のノリア、そして母親であるコーラとの間に流れる緊密で濃厚な時間
チェコ・ブルノ動物園のコーラ、その磨きのかかった母親としての存在感
チェコ・ブルノ動物園のコーラとノリアの母娘の近況
by polarbearmaniac | 2016-10-23 00:30 | Polarbearology

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