街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア・ノヴォシビルスク動物園の「国際ホッキョクグマの日」 ~ ゲルダ親子を愛する「草の根のファン」

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ゲルダとロスチク Image:VN.RU

ロシア・西シベリアの大都市であるノヴォシビルスクの動物園はいつの間にか我々日本のホッキョクグマファンにとっては最も馴染みのある海外の動物園になってしまいました。大阪・天王寺動物園のシルカの故郷であるといった意味だけではなく、ノヴォシビルスク動物園の飼育展示場に設置されているライブカメラの映像によって我々日本のファンはシルカ来日が決まる以前からシルカがどのように毎日を過ごしていたかの概要をかなり把握していたわけですし、現在ライブ映像で見ることのできるシルカの弟であるロスチクの成長もある程度追い続けていくことが可能となっているということです。
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Image : ГТРК «Новосибирск»

このライブ映像の配信を技術的面で担当しているTTK西シベリア (ТТК-Западная Сибирь) 社は、ごく数日前のゲルダとロスチクの一日を7時間にわたって録画し、それを3分間の早送りの映像にして「国際ホッキョクグマの日」に際して公開しました。これによってゲルダとロスチクがどのように暮らしているかを大きく把握できることができますのでまずそれを御紹介しておきます。



この親子は非常に寒さの厳しいシベリアにおいて夜も屋外で過ごしており、そして意外なことにやはり位置をかなり変えているということがわかります。

さて、ノヴォシビルスク動物園は月曜日2月27日の「国際ホッキョクグマの日」もその前日の日曜日も特別なイベントは行わなかったようです。こういったことはシルカのいた時代もそうでした。これがノヴォシビルスク動物園のやり方であると考えてもよいでしょう。ですから当然「誕生会」も「お別れ会」も行われないということになります。こういった考え方は日本では旭山動物園が典型的です。というよりも世界的には動物たちを個体として捉えたイベントは行わないというのがトータルとしては主流でしょう。しかしそうはいってもノヴォシビルスク動物園にはホッキョクグマたちへのプレゼントとして容器のおもちゃやリンゴ、魚などを持参してきた現地のファンの方々の姿が日曜日にはあったそうです。特に容器のおもちゃについては同園はファンに提供を求めているというのはエンリッチメントの目的のためでしょう。月曜日27日の「国際ホッキョクグマの日」には入園者が非常に少なかったそうですが、同園の飼育音さんがゲルダとロスチクにそういったおもちゃを与えたようです。それを報じるTVニュースの映像をご紹介しておきます。



こうした容器などをおもちゃとしてホッキョクグマに与えるのは日本の動物園が非常に進んでいると思います。海外のファンの方は色とりどりもおもちゃで遊ぶ日本の動物園のホッキョクグマたちの姿を写真や映像で見て驚くようです。そういったポリ容器などはロシアではなかなか入手が難しいわけです。一方で日本では我々の身近に比較的多く存在しています。もう一つ昨日2月27日の地元の夜のTVニュースからノヴォシビルスク動物園のホッキョクグマに関する部分だけを抽出したものを見ていただきましょう。



上のニュース映像の中で一人の年配の女性が登場しています。年金生活者の方でしょうか。毎日のようにこの親子の姿を楽しみに見に来ているそうです。この女性というのはネット上におけるノヴォシビルスクのホッキョクグマファンの方々のグループの方ではないようで、いわゆる「草の根のファン」とでもいいますか、いわゆる声なき声のファンだと思います。この女性は多分、シルカの姿が消えてしまった時には非常に悲しんだでしょう。こうした「草の根のファン」というのは実はノヴォシビルスクには多くいらっしゃるわけで、シルカの時もそうでしたが私たちはそういった人々の気持ちを忘れてはいけないわけです。

このロスチクについて上のニュース番組の取材に対してノヴォシビルスク動物園の担当責任者は、ゲルダとクラーシン(カイ)が再会する日は遠くないと語っています。つまりやはりロスチクの旅立ちの日は迫っていると理解しておくべきなのでしょう。

さて、最近のゲルダとロスチクの親子の姿を現地のファンの方の撮った映像のいくつかで見てみましょう。









ロスチクは本当に素晴らしい成長を遂げました。ニュース映像に登場していた「草の根のファン」であるあの年配の女性がこの親子が一緒でいられる姿が見られなくなる日は確かに迫っているのかもしれません。

(資料)
Телерадиокомпания «Петербург» (Feb.27 2017 - 27 февраля — Международный день белого медведя)
VN.RU (Feb.28 2017 - Подарки в День белого медведя получили обитатели Новосибирского зоопарка)
Сиб.фм (Feb.27 2017 - ТТК сделал видеоролик про воспитание медвежонка Ростика в Новосибирском зоопарке)
НГС.НОВОСТИ (Feb.27 2017 - Белые медведи Ростик и Герда стали героями таймлапса)
Новосибирские новости (Feb.27 2017 - Что делают по ночам белые медведи в новосибирском зоопарке, показывают в трехминутном ролике) (Feb.28 2017 - Белые медведи отметили свой праздник яблоками и рыбой)
ГТРК «Новосибирск» (Feb.27 2017 - В сети появился таймлапс с новосибирскими белыми медведями Ростиком и Гердой)

(過去関連投稿)
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ロシア・ノヴォシビルスク動物園、ゲルダ親子の「国際ホッキョクグマの日」
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ロシア・ノヴォシビルスク動物園の赤ちゃんの性別予想に盛り上がる地元 ~ 雄(オス)の予想に高い支持
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ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダお母さんと赤ちゃんの近況
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by polarbearmaniac | 2017-02-28 19:00 | Polarbearology

フランス・ミュルーズ動物園の赤ちゃんが遂に一般公開 ~ 性別は雌(メス)で「ナニュク (Nanuq)」と命名

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セシお母さんとナニュク Photo(C)AFP/SEBASTIEN BOZON

昨年2016年の11月7日にフランス東部アルザス地方の都市であるミュルーズの動物園(Parc zoologique et botanique de Mulhouse) で5歳のセシ (Sesi)お母さんから誕生した赤ちゃんが昨日2月27日の「国際ホッキョクグマの日」に遂に屋外の飼育展示場に登場し一般公開となりました。その様子をTVのニュース映像などで見てみましょう。この赤ちゃんは大胆にも、もう水に入ろうとしていますが落下するとセシお母さんがすぐにカバーに行っています。しかしこの赤ちゃんはその後には下手ではあるものの泳ぎに挑戦しています。なかなか度胸があるようですね。セシお母さんは育児初体験とは思えないほど落ち着いています。水に落ちた赤ちゃんの傍らで実に冷静に対処しています。こうしたシーンを見ているとあの大阪でのバフィンお母さんが気の毒に思えてくるほどです。



このセシお母さんは母親として天性の才があるとでも言いましょうか、これは相当の大物の母親だと思います。

冷静沈着なセシお母さん、そして幾分大胆な赤ちゃん、これは非常におもしろい組み合わせです。



さて、こういったことに先立って赤ちゃんの性別チェックと健康チェックが行われました。
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Photo(C) Michel Foos/Parc zoologique et botanique de Mulhouse

その結果、体重は15kgsで性別は雌(メス)だそうです。またネットで名前の候補から選択の投票が行われていましたが、一番票の多かった「ナニュク (Nanuq)」に決まったそうです。雌(メス)の名前としては少々変な気がしますし、世界の他の動物園にもこの名前のホッキョクグマが何頭か存在していますので、私は何かあまり評価のできない名前のように感じますが。(*注 - "Nanuq/Nanuk" という名前はもちろんイヌイット語で「ホッキョクグマ」を意味するわけですが、この綴りは言語によって発音が異なり当ブログではそれに沿って表記を変えています。英語圏やドイツ語圏のホッキョクグマには「ナヌーク」としてありますししチェコについては「ナヌク」としています。仏語圏では "Nanuq" を「ナニュク」という表記としています。)
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セシお母さんとナニュク Photo(C)Thomas Itty/Ville de Mulhouse

しかしこうしたホッキョクグマの赤ちゃんの一般公開開始といったビッグイベントを日曜日の26日ではなく月曜日の27日、つまり「国際ホッキョクグマの日」に行ったというミュルーズ動物園は、スタッフの方々のホッキョクグマ繁殖の成功に対する強い誇りを感じてのことであろうと思います。次の映像はこのミュルーズ動物園の園内の光景にセシ親子の姿を組み入れた紹介映像です。素晴らしいシーンの数々です。フランスとはいってもこのミュルーズという都市はドイツとの国境に近い場所にあり、かつてはドイツ領だったこともあるわけですし、何となく風景がフランス的な感じは薄いように感じます。



(資料)
Parc zoologique et botanique de Mulhouse (Actualités/Feb.27 2017 - Bienvenue à Nanuq !)
L'Alsace.fr (Feb.27 2017 - Zoo : l’ourson est une femelle appelée Nanuq) (Feb.27 2017 - La première balade de l'oursonne polaire Nanuq en vidéo)
L'info de Mulhouse (Feb.27 2017 - Bienvenue à Nanuq !)
Le Dauphiné Libéré (Feb.27 2017 - L'ours polaire du zoo de Mulhouse baptisé !)
France Bleu (Feb.27 2017 - Le petit ours blanc du zoo de Mulhouse baptisé Nanuq par les internautes)
Franceinfo (Feb,27 2017 - L’ourson polaire du zoo de Mulhouse présenté au public) (Feb.27 2017 - Les plus belles photos et vidéos de l'ourson Nanuq au zoo de Mulhouse)
Le Parisien (Feb.27 2017 - Mulhouse : les premiers pas en extérieur de Nanuq, l'oursonne espiègle)
Journal Dernières Nouvelles d'Alsace (Feb.27 2017 - Nanuq... née au zoo) (Feb.27 2017 - Zoo : l’ourson est une femelle appelée Nanuq)

(過去関連投稿)
フランス・ミュルーズ動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 5歳のセシが二度目にして出産に成功
フランス・ミュルーズ動物園で誕生した赤ちゃんの近況 ~ 大きな喜びに包まれる同園
フランス・ミュルーズ動物園で誕生した赤ちゃんが生後三か月となる ~ ネットによる命名投票受付中
フランス・ミュルーズ動物園の赤ちゃんがセシお母さんと共に屋外に登場
by polarbearmaniac | 2017-02-28 06:00 | Polarbearology

モスクワ動物園の「国際ホッキョクグマの日」~ ヴォロコラムスク附属保護施設を一般来園者に初公開

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モスクワ動物園ヴォロコラムスク附属保護施設のシェールィとビェールィの双子兄弟 Photo(C)ТВ Центр
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モスクワ動物園ヴォロコラムスク附属保護施設の野生孤児ニカ Photo(C)ТВ Центр

つい先日の投稿でモスクワ動物園は「国際ホッキョクグマの日」の一環として2月26日に同園のヴォロコラムスク附属保護施設を希望者のツアーの形ではあれ一般に初めて公開することになった件をご紹介しています。そしてとうとう昨日の日曜日にモスクワ動物園の正門前からスタートしたツアーとして参加した人々が、このヴォロコラムスク附属保護施設に足を踏み入れて施設内の見学が行われました。その様子を報じるTVのニュース映像をご紹介します。ホッキョクグマで映っているのはまず野生孤児の一歳のニカ(本当に大きくなりました)、そしてイジェフスク動物園生まれの一歳のシェールィとビェールィの双子兄弟です。この双子兄弟は間もなくハンガリーのブダペスト動物園に向けてロシアを去る予定です。



さて、この報道によりますとモスクワ動物園は今回の「国際ホッキョクグマの日」における来園者の限定的な受け入れは試験的なものであり、これからこういったことを何回か行ってみて最終的には夏期に限って一般にも広くこの施設を公開する予定のようです。ツアーではない個人の受け入れも念頭に置いている模様です。これは興味深いことになりました。
(*追記 - もう一つ別のニュース映像が公開されましたので下にご紹介しておきます。)


さて、モスクワ動物園は以下のような映像を公開していますが、話をしているのが同園の園長であるスヴェトラーナ・アクーロヴァさんです。最近設立されたロシア動物園・水族館協会では調整評議会の議長でもあるはずですが映像でご本人は会長であると語っています。会長は長年モスクワ動物園の園長を務めてきたロシアの動物園界の超大物であるウラディーミル・スピーツィン氏であったはずです。交代したのでしょうか? ちなみに先日私はすっかり驚いてしまったのですが、このスピーツィン氏はいつのまにかロシアと日本のシルカファンの交流SNSの参加メンバーになっていたことを発見しました。これで私はもうモスクワ動物園の悪口は書けなくなってしまったようです(苦笑)。ちょっと話がそれました。この下の映像でアクーロヴァさんは飼育下のホッキョクグマの血統の遺伝的多様性の維持が使命であるという内容を語っています。そしてさらに映像では先日ヴォロコラムスクからハノーファーに移動したミラーナの移送の様子やシェールィとビェールィの双子兄弟のイジェフスクからヴォロコラムスクへの到着のシーンなども映っています。しかしメインはモスクワ動物園の本園のシモーナと彼女の双子の子供たちの様子の映像です。以前にご紹介した映像が使用されているようです。



モスクワ動物園はこうしてホッキョクグマの血統面を重視して個体を国際的に移動させるEAZAの繁殖計画のスキームの中でも重要な役割を担っていくことになるということは明らかです。日本の動物園はシルカ来日を最後として、ロシアからのホッキョクグマの導入はよほどのことがないと困難となってしまいました。事実上これからは欧露の協調関係が基礎となりつつあるホッキョクグマ繁殖に関する国際的な枠組みのなかから締め出されてしまった形となってしまったわけです。

(資料)
Вечерняя Москва (Feb.26 2017 - Зоопитомник открыл свои двери для посетителей)
NovostiRF.ru (Feb.26 2017 - Зоопитомник открыл свои двери для посетителей)
ТВ Центр (Feb.27 2017 - Зоопитомник в Волоколамске впервые открылся для посетителей)
Комсомольская правда (Feb.22 2017 - День Белого медведя в Московском зоопарке)
(*追加資料)
Телеканал 360 Подмосковье (Feb.28 2017 - Первую экскурсию провели в питомнике столичного зоопарка под Волоколамском)

(過去関連投稿)
モスクワ動物園が期待を持つ将来の新ペア ~ ヴォロコラムスク付属保護施設のホッキョクグマたち
モスクワ動物園がヴォロコラムスク付属保護施設に一般来園者の訪問を受け入れへ
モスクワ動物園が「国際ホッキョクグマの日」にヴォロコラムスク附属保護施設を希望者に限定公開へ
モスクワ動物園が、今後ロシア国内で誕生の個体はロシア国内と欧州だけで飼育の意向を表明
by polarbearmaniac | 2017-02-28 00:30 | Polarbearology

ロシア・ペルミ動物園の「国際ホッキョクグマの日」 ~ アンデルマ、ユムカ、セリクと来園者たち

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アンデルマ (Белая медведица Амдерма/Eisbärin Amderma) 
Photo(C)Properm.ru

昨日2月26日の日曜日午後1時よりロシア・ウラル地方のペルミ動物園で「国際ホッキョクグマの日」のイベントが行われました。当日のイベントではまず担当飼育員さん(エカテリーナ・メーリニコヴァさん)がペルミ動物園で飼育されているアンデルマ、ユムカ(ミルカ)、セリクの三頭の紹介を行い、次にトレーニングの様子を来園者に公開したそうです。そして特別給餌が行われたそうですが、来園者のうち希望者が担当飼育員さんに手伝ってもらってホッキョクグマたちに直接、給餌を行ったそうです。このイベントの開始部分を実況した放送がありますのでその映像をご覧ください。アナウンスが入っています。



次の映像はもっと長く、そして担当飼育員さんがホッキョクグマたちを呼ぶ声が明瞭に聞くことができます。遠くにいるセリクを「セリク、こっちに来なさい!」と叫ぶシーンもあります。



それから次は非常に素晴らしいニュース映像です。飼育員さんの女性が二人登場していますが、最初に登場しているのは副担当のナターリア・ヤルーシュナさん、二番目が正担当のエカテリーナ・メーリニコヴァさんです。



さらにもうひとつ、昨日の別の映像がありますが、これはホッキョクグマたちの姿だけに焦点を集めた映像です。



高齢となっているアンデルマも健在で元気な姿を見せています。実に素晴らしいことです。上のニュース映像ではアンデルマは40歳であると語られていますが、それは事実ではありません。アンデルマ(野生出身)の生年については説が二つあり、一つは1980年説、もう一つは1982年説です。私は後者が正しいと思っています。何故ならアンデルマが1989年秋に二頭の子供(一頭は故メンシコフ)を伴って極北のアンデルマの街に姿を見せ当時のソ連軍の倉庫などに食べ物を求めて押し入ったわけですが、こういった行為は野生ではそれまで育児経験のないホッキョクグマが多く行う行為だからです。つまりこの時にアンデルマが連れていたのは彼女が6歳(つまり1988年暮れ)で産んだ初産の子であった、つまりアンデルマの生年は1982年であると考える方が妥当だと思うわけです。
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アンデルマ (Белая медведица Амдерма/Eisbärin Amderma)
Photo(C)Properm.ru

この下のニュースサイトをクリックして開いていただき、開いた当該記事の下に25枚の素晴らしい写真によるレポートがありますので是非ご覧ください。ブラウザがIEだと写真を見ることが多分できないと思います。Chromeをご使用下さい。(ちなみに当ブログはブラウザがChromeやIEを使用した場合だけ動画が正しく表示がされます。 Firefox では動画が正しく表示されない場合が多いようです。Safari については私は使用したことがありませんのでよくわかりません。)


今更言うまでもなくアンデルマはホクト(姫路)、ゴーゴ(白浜)の母、カイ(仙台)、ロッシー(静岡)、モモ(浜松)の祖母、イワン(旭川)、シルカ(大阪)の曽祖母にあたります。他に世界的に非常に有名なホッキョクグマとの関係ではシモーナ(モスクワ)、コーラ(ブルノ)の祖母、フロッケ(アンティーブ)、フリッツ(ベルリン)の高祖母にあたります。フロッケにはホープという娘がいますのでホープはアンデルマから見れば来孫にあたるわけです。作家の竹田恒泰さんは明治天皇の玄孫ですが、来孫というのはさらに一つ親等を重ねたものだということです。アンデルマは若くしてメンシコフを産み、そしてそのメンシコフには16頭の子供たちがいます。その長女であるシモーナも多産であることから、アンデルマにはこれだけ親等の多い子孫が数多くいるということです。

一人でも多くのファンの方々にこのアンデルマという偉大な存在を知っていただきたいというのが私の切なる願いでもあります。

(資料)
Properm.ru (Feb.27 2017 - Пермяки покормили белых медведей. Фоторепортаж из пермского зоопарка)
Рифей-Пермь (Feb.27 2017 - В Пермском зоопарке белые медведи отпраздновали Масленицу)
59.ru (Feb.26 2017 - Пермяков приглашают в зоопарк на показательные тренировки белых медведей)

(過去関連投稿)
*ユムカとセリク
ロシア・ペルミ動物園におけるセリクとユムカの近況 ~ テルペイがロストフ動物園に移動か?
ロシア・ペルミ動物園でのセリクとユムカの初顔合わせは不調に終わる
ロシア・ウラル地方 ペルミ動物園でアンデルマが気の強いユムカに手を焼く ~ 大物に挑みかかる小娘
ロシア・ウラル地方、ペルミ動物園のユムカと野生孤児のセリクとの関係が良好となる
*ユムカ、セリク、アンデルマの三頭同居
ロシア・ウラル地方、ペルミ動物園でアンデルマとユムカ、そして野生孤児セリクの3頭同居は順調な滑り出し
ロシア・ウラル地方、ペルミ動物園でのアンデルマ、ユムカ、セリクの三頭同居は大きな成果を上げる
ロシア・ウラル地方、ペルミ動物園でのアンデルマ、ユムカ、セリクの三頭同居の近況 ~ 最新の映像が公開
ロシア・ウラル地方、ペルミ動物園のアンデルマ、ユムカ(ミルカ)、セリクの近況
ロシア・ウラル地方 ペルミ動物園、初冬のユムカ、セリク、アンデルマの姿 ~ 調和のとれた関係
ロシア・ウラル地方、ペルミ動物園で夏期恒例のホッキョクグマへの活魚のプレゼント始まる
ロシア・ウラル地方、ペルミ動物園の「ホッキョクグマの日」のイベントで訓練の様子が公開される
by polarbearmaniac | 2017-02-27 12:00 | Polarbearology

大阪・天王寺動物園の「国際ホッキョクグマの日」~ 米加と欧露の、この日の性格の違い



以下の映像は最初の方は音声をoffにしていただいたほうがよいでしょう。子供の声が大きいです。



「国際ホッキョクグマの日 (International Polar Bear Day)」は本来は2月27日ですが、世界の多くの動物園では1日だけ前倒しして本日の日曜日にイベントを行った動物園が多いようです。特にロシアの動物園は大多数が本日にこの日のイベントが予定されています。ロシアでは昨年、一昨年あたりまではこの「国際ホッキョクグマの日」を "Международный день белого медведя" と直訳して呼んでいたのですが、少なくとも動物園では今年から単に「ホッキョクグマの日 (”День Белого медведя”)」とだけ呼ぶようになっています。これは多分何か意味があるような気がします。ロシアでは従来から「ホッキョクグマの日(”День Белого медведя”)」というのは1月初旬に行ってきたわけで、その日には飼育下で野生出身のホッキョクグマたちの誕生祝いを行ったりなどしていたものの私が今年のニュースを見ていた限りではロシアの動物園ではその日のイベントに関するニュースはほとんどありませんでした。これは私の憶測ですが、ロシアの動物園は従来のロシ独自の「ホッキョクグマの日」と国際的に認知度が高まってきた「国際ホッキョクグマの日」を合体して2月27日を単に「ホッキョクグマの日(”День Белого медведя”)」として統一したのではないかと思います。
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この「国際ホッキョクグマの日(International Polar Bear Day)」はアメリカのNPOである Polar Bears International が2004年から提唱し、サーモスタット調整によるエネルギー節約による二酸化炭素排出削減を喚起する日です。 そして "Just lower your thermostat up on February 27th" ということで非常に具体的な行動、つまりサーモスタットの設定温度を下げてエネルギー消費を抑制することの実践を呼びかけるわけです。ただし欧州やロシアの動物園の場合は Polar Bears International の提唱するサーモスタット云々ではなく温暖化の影響によって生じるホッキョクグマの置かる厳しい環境と彼らの保護についての認識を改めて確認するという日という性格となっているわけです。アメリカ、カナダ、欧州の一部の動物園と、欧州の多く、そしてロシアの全ての動物園とは「国際ホッキョクグマの日」とはいってもやや性格が異なるわけです。アメリカやカナダでは具体的行動を求めるわけですが、欧州やロシアは認識と理解を深めていくという人間の意識の問題として捉えられているわけです。

さて、本日26日にロシアの動物園で行われた「(国際)ホッキョクグマの日」については映像が入ってきましたらご紹介したいと思っています。

(資料)
あべの経済新聞 (Feb.27 2017 - 天王寺動物園、ホッキョクグマ「イッちゃん」に雪のプレゼント)
by polarbearmaniac | 2017-02-26 21:30 | Polarbearology

フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんが生後13週間が経過 ~ 親子での屋外登場を待つばかり

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(C)Ranua Zoo

昨年2016年の11月25日にフィンランドのラヌア動物園でヴィーナスお母さんから誕生した赤ちゃんですが現時点では生後93日目(生後13週間が経過)になります。生後12週間経過した時点(2月17日)での映像がメディアを通じて二つ公開されていますので見てみましょう。

まずこの下は、ヴィーナスお母さんはエネルギーを使いたくなくてゆっくりと寝ていたいものの赤ちゃんはなにか欲求不満ででもあるように体を動かしているといった感じです。これは産室内では非常によくあるシーンだと思います。



次ですが、これはヴィーナスお母さんは最初は赤ちゃんの体を舐めてやっていますが、やがてsン室の隣の部屋に移動していきます。赤ちゃんは何かを噛んで遊んでいるといったところでしょうか。



もうそろそろこの親子も屋外に登場してくる時期になっています。フィンランド北部のラップランド地域の観光施設として脚光を浴びつつあるこのラヌア動物園ですが、その大きなきっかけとなったのは2011年11月にやはりヴィーナスから誕生した雄のランツォ(現 ウィーン、シェーンブルン動物園)だったわけでした。今回の赤ちゃんも多くの来園者を引きつける存在になることは間違いないものと思います。もう屋外への登場を待つばかりの状況です。
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2012年2月23日のランツォの屋外登場を待つ来園者 
Photo(C)Jyri Tynkkynen /Yle

(資料)
YLE (Feb.25 2017 - Suloinen jääkarhunpentu kirittää Lapin matkailua – Ranuan eläinpuisto valmistautuu supervuoteen)

(過去関連投稿)
ホッキョクグマの出産の瞬間を見事に捉えたモニターカメラの映像集
フィンランド・ラヌア動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 繁殖計画の成果を積み上げる欧州
フィンランド・ラヌア動物園での赤ちゃん誕生の瞬間の映像が公開
フィンランド・ラヌア動物園で誕生の赤ちゃん、生後7週間目に入り立ち上がって歩き始める
フィンランド・ラヌア動物園で誕生の赤ちゃん、生後50日が経過
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃん、生後二ヶ月が経過
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんが外界に興味を持つ ~ 入り込んだ雪を取り除くヴィーナスお母さん
by polarbearmaniac | 2017-02-26 06:00 | Polarbearology

エストニア・タリン動物園の赤ちゃんは雄(オス)と判明 ~ 一般公開は3月5日からの予定

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Photo(C)Tallinna Loomaaed

エストニアのタリン動物園で昨年2016年の11月26日にフリーダお母さんから誕生した赤ちゃんの性別判定にための健康チェックが先週の月曜日に行われたそうです。同園が述べるところによりますと10分間にわたって行われた健康チェックでは、赤ちゃんは大きな声を上げて非常に抵抗したそうですが、まあそれは大部分の赤ちゃんは同じでしょう。体重は12kgsで性別は雄(オス)だったそうです。予防注射が行われチップの装着もなされたそうです。

同園としては赤ちゃんの性別が判明したため名前の募集方法などについても検討しているようです。赤ちゃんの屋外登場と一般公開については今のところ3月5日の日曜日からとなる模様です。タリン動物園は「国際ホッキョクグマの日」のイベントを2月27日ではなく今年は3月5日の日曜日に行うそうで、そこでこの赤ちゃんのお披露目を行いたいということだそうです。
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確かに赤ちゃんのことを考えれば生後99日が経過することになる3月5日のほうが屋外登場には適しているでしょう。

(資料)
Tallinna Loomaaed (facebook - Feb.25 2017) (Loomaaia jääkarupäev)

(過去関連投稿)
バルト海沿岸・エストニアのタリン動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
エストニア・タリン動物園で誕生の赤ちゃんが生後10日目となる ~ ノラとノルトの誕生会が開催
エストニア・タリン動物園で誕生の赤ちゃんが生後3週間が経過 ~ 飼育マニュアルを無視した同園の謎
エストニア・タリン動物園で誕生の赤ちゃんが生後4週間が経過 ~ 映像から伝わってくる安定感
エストニア・タリン動物園の赤ちゃん、生後二ヶ月が経過 ~ 秋には新飼育展示場へ移動
エストニア・タリン動物園で誕生の赤ちゃんが生後12週間経過へ ~ 寝心地の悪そうな産室
by polarbearmaniac | 2017-02-25 17:30 | Polarbearology

ベルリン動物公園の赤ちゃん、フリッツの近況 ~ 「国際ホッキョクグマの日」に間に合わない一般公開

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フリッツ Photo(C)Tierpark Berlin

2月27日は「国際ホッキョクグマの日 (International Polar Bear Day)」ですが、その日を前にしてベルリン動物公園は昨年2016年の11月3日に誕生した雄のフリッツの最新の写真を何枚か紹介しました。以下の映像ではそれらが全て紹介されています。



すでにフリッツは生後113日が経過しているわけですから本来でしたら彼はこの「国際ホッキョクグマの日」までには屋外に登場して一般公開になっていても当然といったところなのです。しかしベルリン動物公園の飼育展示場には幼年個体にとって危険な個所があるということで現在改修工事が行われています。私も同園に何度か行きましたが、あの「お立ち台」のような岩場は確かに危険だと思いましたので改修工事には賛成です。なにしろ過去にはあの岩場から転落したことが原因で死亡したホッキョクグマもいたのです。これについては「ホッキョクグマ・アイカ と レディン家の物語 ~ 愛情の日々、そして悲劇的な終末へ」という投稿を是非ご参照下さい。しかしベルリン動物公園は飼育展示場の危険な個所の改修工事を行うならばもっと早くからその工事に着手していなければならなかったわけです。現在のところフリッツの屋外登場と一般公開は3月下旬が予定されているそうです。そういったわけで本来は同園における「国際ホッキョクグマの日」の主役であるべきフリッツは依然としてトーニャお母さんと産室のある室内のエリアに留まっているという状況なのです。同園のクニーリエム園長はHPなどで気候変動がホッキョクグマにもたらす危機を熱心に訴えていますしそれは正しいことですが、意地悪く考えればこれは「国際ホッキョクグマの日」に不在であるフリッツという状況をなんとか弁解したいという熱意といった感じもするわけです。こういったあたり、ベルリン動物公園は行っていることが後手になってしまっているように感じます。
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トーニャお母さんとフリッツ Photo(C)Tierpark Berlin

さて、上の写真は今回公開された写真のうちの一枚で、トーニャお母さんとフリッツの写真です。左側のトーニャお母さんは現在の血統情報によればモスクワ動物園のムルマの娘ということになるのですが、私は以前より、このトーニャの母親はムルマではなくシモーナであるのが真相だと考えています。改めて上の写真を見ますと、トーニャはどう見てもシモーナの娘に見えます。こういったあたり、欧州のホッキョクグマファンの方々でシモーナやムルマと長い時間かけて向き合ってきた方がほとんどいらっしゃらないというのが残念です。欧州のファンの方々にとってはロシアの動物園は遠い存在なのだということでしょう。

さて、3月下旬に予定されているフリッツの屋外登場と一般公開開始ですが、多分すごい数の来園者があるでしょう。なにしろベルリンではあのクヌート以来約10年振りのホッキョクグマの赤ちゃん登場なのです。昨日のミュンヘンのヘラブルン動物園もそうですが、とにかくドイツという国はホッキョクグマの赤ちゃん公開開始は非常に仰々しく行われるわけです。日本でも札幌や大阪は仰々しかったわけですがドイツほどではありません。それと比較するとモスクワ動物園やデンマークのオールボー動物園はこういったことをサラリと行ってしまいます。文化の違いとでも言いましょうか....。

(資料)
Tierpark Berlin (Feb.24 2017 - Ein Hauch von Arktis an der Spree)
B.Z. Berlin (Feb.24 2017 - Zum Welt-Eisbärentag neue Fotos vom süßen Fritz)
Tagesspiegel (Feb.24 2017 - Neues in der Fritz-Box)

(過去関連投稿)
ベルリン動物公園(Tierpark Berlin)でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生! ~ 第一関門は週末
ベルリン動物公園で誕生の双子の赤ちゃん、第一関門の生後72時間を見事に乗り切る ~ 授乳音確認
ベルリン動物公園で誕生の双子の赤ちゃんは生後五日を乗り切る ~ 生後10日間を最初の関門ととらえる同園
ベルリン動物公園で誕生の双子の赤ちゃん、一頭が産室内で姿を消す? ~ 生存は一頭と同園が発表
ベルリン動物公園、産室内のトーニャお母さんに若干の余裕が生まれる ~ 隣室での水分補給
ベルリン動物公園の赤ちゃんが生後20日が経過 ~ 産室内のトーニャお母さんにニンジンとリンゴの差し入れ
ベルリン動物公園で誕生の赤ちゃん、生後25日が経過し前脚で踏ん張って前に進もうとし始める
ベルリン動物公園で誕生の赤ちゃん、順調に満一ヶ月へ
ベルリン動物公園のトーニャお母さんと生後一か月を越した赤ちゃんの様子が公開
ベルリン動物公園で誕生の赤ちゃん、生後40日で立ち上がり始める ~ 同園がトーニャを「熟練の母親」と評価
ベルリン動物公園のヴァロージャ(Володя/Wolodja)の来園の経緯 ~ 霧の中に浮かぶ真相
ベルリン動物公園で誕生の赤ちゃん、生後50日が経過する
ベルリン動物公園で誕生の赤ちゃん、生後約二ヶ月が経過
ベルリン動物公園で誕生の赤ちゃんの性別は雄(オス)と判明 ~ "Es ist ein Junge!"
ベルリン動物公園の雄(オス)の赤ちゃんの故クヌートと重なり合うもの、合わないもの
ベルリン動物公園のトーニャお母さん、散らかった床を片付ける ~ 初めて肉に挑戦した赤ちゃん
ベルリン動物公園で誕生の赤ちゃんの命名投票が始まる
ベルリン動物公園で誕生の雄の赤ちゃんの名前が "フリッツ(Fritz)" に決まる
ベルリン動物公園がフリッツのために飼育展示場を一部改修の予定 ~ 父親のヴァロージャはベルリン動物園へ
by polarbearmaniac | 2017-02-25 14:00 | Polarbearology

ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の赤ちゃんがジョヴァンナお母さんと共にお披露目となる

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ジョヴァンナお母さんと赤ちゃん 
Photo(C)Markus Hannich/BILD München
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Photo(C)dpa

昨年2016年の11月21日にミュンヘンのヘラブルン動物園でジョヴァンナお母さんから誕生した雌(メス)の赤ちゃんが生後95日が経過した本日2月24日(金曜日)にジョヴァンナお母さんと共に初めて屋外に登場してお披露目となりました。本投稿の一つ前の投稿で赤ちゃん登場の模様のライブ中継について触れていますが、その映像から抜粋したものがもう発表されていますので下にご紹介しておきます。これはなかなか良い映像だと思います。しかしライブ中継の映像を抜粋したとはいっても非常に長いです。約35分間もあるのですが、そのためにかえって記録的価値が非常に高いと思います。



この下の映像もなかなか素晴らしいと思います。



次はヘラブルン動物園の公式映像です。しかし....ひょっとして下のこの公式映像で映っている親子の姿は昨日の「屋外登場予行演習」の時の映像を転用しているのではないでしょうか....? 瞬間的に見える空の色が青いのですが、本日金曜日は登場から少しして雨が降ってきたわけですが。



この下はロイター通信の映像で実に素晴らしい映像です。



次は地元メディアの映像です。



私もこの親子登場のライブ映像を見ていましたが気が付いたことは、この赤ちゃんが実に丸々として栄養状態の良いことです。一頭だけで母親の母乳をもらっているということもあるのでしょうか、前回のネラとノビの時よりも今回の赤ちゃんのほうが体が大きく感じました。それからこの赤ちゃんはもう水に興味を持っているようですが、水辺へも腰が引けていないという点が堂々としていました。それと引き換えにジョヴァンナお母さんは神経質な行動が幾分目立ったように思いました。しきりに地面を掘り返そうとしていました。もう一つ簡単な映像がありますのでご紹介しておきます。



ライブ映像を一時間見ていましたが非常に疲れはしたものの、やはりおもしろかったです。ライブ映像にアクセスしていたのは親子の登場時点では350人ほど、それ以降は常時250人前後だったようで意外に少なかったと思います。今回のライブ中継は大々的に宣伝されていたわけではないため、知らなかった方が多かったようです。
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Photo(C)Marc Müller/Tierpark Hellabrunn

「大物」といった雰囲気の漂う赤ちゃんです。同じ雌(メス)とはいってもミルクやモモやリラが初めて母親と共にお披露目となった時の記憶と比較してみれば、今回のヘラブルン動物園の赤ちゃんは一番堂々としているように見えます。これで雪の上だったら最高なのですが....。

(資料)
Bild (Feb.24 2017 - Hier tappst das Eisbär-Baby ins Freie)
Abendzeitung (Feb.24 2017 - Kleiner Eisbär macht die ersten Schritte im Freien)
ANTENNE BAYERN (Feb.24 2017 - Tierpark Hellabrunn: Süßes Eisbären-Mädchen geht auf Erkundungstour)
Süddeutsche.de (Feb.24 2017 - Ein Eisbärbaby wagt sich nach draußen)
BAYERN 3 (Feb.24 2017 - Hellabrunner Eisbärenmädchen darf erstmals raus)

(過去関連投稿)
ドイツ・ミュンヘンのヘラブルン動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ ジョヴァンナが二度目の出産
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園で誕生の赤ちゃん、生後三週間が過ぎる ~ 際立つ母親の安定感
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園で誕生の赤ちゃん、生後一ヶ月を経過して両目が開く
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園で誕生の赤ちゃんが生後40日を超える ~ 「表象」と「核心」
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の赤ちゃん、生後50日が経過 ~ 一般公開開始は2月24日と早々と告知
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園で誕生の赤ちゃん、生後二ヶ月が経過
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園で誕生の赤ちゃんの性別は雌(メス)と判明
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の赤ちゃんの活発さ ~ 管理を緩めぬジョヴァンナお母さん
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の雌(メス)の赤ちゃん、あと二週間ほどで屋外登場へ
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の雌(メス)の赤ちゃん、産室からの一歩を踏み出す
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園で誕生の赤ちゃん、週末より母親と共に屋外登場の予定
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の赤ちゃんの本日2月24日の屋外初登場がドイツよりライブ中継の予定
by polarbearmaniac | 2017-02-24 22:30 | Polarbearology

ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の赤ちゃんの本日2月24日の屋外初登場がドイツよりライブ中継の予定

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(C)Tierpark Hellabrunn

ミュンヘンのヘラブルン動物園で昨年2016年の11月21日にジョヴァンナお母さんから誕生した雌(メス)の赤ちゃんが本日2月24日(金曜日)にジョヴァンナお母さんと共に初めて屋外に登場して一般へのお披露目となります(一応、屋外へのリハーサルはすでに昨日の23日に行っているそうです)。そのお披露目の模様がドイツからライブ映像で配信されることになりました。予定通りにいきますと本日24日金曜日の現地時間の10時45分頃(日本時間の18時45分頃)からの親子の登場予定のようですが、映像の配信はそれから5分早い現地時間の10時40分(日本時間の18時40分)頃からの開始となる模様です。下の画面でご覧いただくことができます。ただし親子の体調次第によっては時間がずれたり延期となったりする可能性があるかもしれません。彼らとて生身の動物ですからね。それから、ライブ映像をご覧いただく場合には下の画面をクリックしていただいて画面を更新していただく必要があります。 ブラウザは Chrome か Firefox がスムーズだと思います。スタートしない場合や映像が停止した場合はこの本投稿のページを再度読み込んで下さい。下の画面でうまく見られない場合は、とりあえず冒頭の写真をワンクリックしてみて下さい(ちょっと重いかもしれませんが)。

(*ライブ映像配信は終了しました。以下は中継映像の全てです。)

(*後記)
丸々とした赤ちゃんですね。親子共に少し動きが鈍い感じもします。
18:40 定刻通りライブ放送開始
19:03 親子登場
19:08 肉を食べ始める
19:10 水に接近
19:15 黄色いボールに興味を示す
19:16 親子は一度室内に戻る
19:24 親子再登場
19:29 ジョヴァンナお母さんがしきりに地面を掘り始める。(神経質そうな行動です。)
19:39 親子は再び室内へ
19:47 親子がまた登場
19:50 また水に接近
19:53 雨が降り始める
19:54 ジョヴァンナお母さんがまた地面を掘り始める
19:59 親子はまた室内へ戻る
20:02 ジョヴァンナお母さんは室内から外の雨の降り具合を確認
*一時間見ていましたが画面を見るのに疲れました。雨も強くなってきたようですので私も映像から離れることにします。


実はヘラブルン動物園は3年前にもネラとノビの双子がジョヴァンナお母さんと一緒に初登場した模様がやはりライブ中継されました。その時の映像は「ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園で誕生の双子の赤ちゃんの初公開の模様がドイツからライブ中継」という投稿を参照していただければ映像をご覧いただくことが可能です。また、同じドイツのニュルンベルク動物園も2年前にシャルロッテのヴェラお母さんとの初登場の模様の映像をライブ中継しています。それについては「ドイツ・ニュルンベルク動物園の赤ちゃんのシャルロッテの戸外初登場の模様がネットでライブ中継!」、及び「ドイツ・ニュルンベルク動物園の雌の赤ちゃん、シャルロッテが遂に戸外に登場 ~ 神経質なヴェラお母さん」という投稿を御参照下さい。とにかくドイツという国はホッキョクグマの赤ちゃんへの関心は非常に高いのです。

それから、この赤ちゃんの命名のためのネット投票も始まっています。候補は以下です。全て Q- で始まる名前です。

Queenie、Quirina、Querida、Quilla、Qannik、Quintana、Quany

投票はこちらのページで可能です。3月17日まで投票可能だそうです。

(資料)
Tierpark Hellabrunn (Feb.23 2017 - Wie soll das Eisbären-Mädchen im Tierpark Hellabrunn heißen?)
SAT.1 BAYERN (Feb.23 2014 - Eisbär-Baby darf raus!)
17:30 Sat.1 Bayern (Feb.23 2017 - LIVE)
ProSiebenSat1 (Feb.23 2017 - Wie soll das Eisbären-Baby heißen?)

(過去関連投稿)
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by polarbearmaniac | 2017-02-24 06:00 | Polarbearology

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