街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ドイツ・カールスルーエ動物園でカップとニカの同居が始まる ~ 今年の繁殖成功を目指す同園

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カップ(右)とニカ(左) Photo(C)Timo Deible/dpa

今年の繁殖シーズンのための欧州における個体移動は特にドイツで目立った動きがありました。ドイツのカールスルーエ動物園とノイミュンスター動物園の間で繁殖目的による個体再配置が行われ、その結果としてノイミュンスター動物園の雄(オス)の16歳のカップ(Kap)がカールスルーエ動物園に移動して同園で飼育されているやはり16歳の雌(メス)のニカと新しいパートナーを組んで繁殖を目指すということになったわけで、そういった経緯は全てご紹介してきました。

4月12日にカールスルーエ動物園に到着したカップはニカとの顔合わせのために数日間の準備期間があったようで、これはおそらく格子越しの面会だったと思われますが、その後に飼育展示場でニカとの同居が開始されたそうです。お互いに相手に好奇心を持っている状態だそうで、最初の段階での相性は良好であると考えてよいと思います。カールスルーエ動物園は今年の繁殖シーズンでのこのペアの成功を強く願っていることがいくつかの報道でも感じ散ることができます。カールスルーエ動物園はここのところ何年もホッキョクグマの繁殖の成功が期待されていた動物園であり雄のフィトゥスに対して二頭の雌であるラリッサとニカがそれぞれパートナーとなってきたわけです。本ブログではカールスルーエ動物園についてはあまり投稿してこなかったわけですが、ドイツの動物園の中でも繁殖成功の期待は毎年非常に大きかったわけですがなかなか朗報が聞かれなかったということです。日本で言えば旭山動物園に似ていて、毎年のように繁殖成功の期待は大きい動物園ではあるものの結果が出ていないということであまり投稿してこなかったという経緯がありました。
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カップとニカ Photo(C)Zoologischer Stadtgarten Karlsruhe

デンマークのコペンハーゲン動物園もそうですが、このカールスルーエ動物園も雄(オス)の個体の来園日程が今年の繁殖シーズンを有効に生かすためにはやや遅く来園したという事情があってペアとしての同居開始を迅速に行っているわけです。私が依然として理解できないのは、横浜のズーラシアが何故昨年の繁殖シーズンにジャンブイとツヨシの同居を行わずに一年を棒に振ったのかということです。ジャンブイの年齢から考えて、そのようなことをしている余裕はなかったはずです。世界的にみても非常に奇妙な一年のブランクであったと思います。あのようなことをする動物園は世界でも稀でしょう。ホルモン値の変化云々が理由であるのならば、欧州の動物園はそのようなものは無視して同居を実現させているわけです。それでも欧州の動物園は成功の実績を積み上げているわけです。ズーラシアは何か理由があって昨年の繁殖シーズンには参戦しなかったということなのでしょうが、その理由というものは欧州では通じないものです。

(資料)
DIE WELT (Apr.25 2017 - Eisbär aus Neumünster versteht sich gut mit Gefährtin)
Lübecker Nachrichten (Apr.26 2017 - Eisbär „Kap“ glücklich mit Partnerin)
Badische Neueste Nachrichten (Mar.5 2017 - Karlsruher Eisbären: Kap der guten Hoffnung)

(過去関連投稿)
ドイツ・ノイミュンスター動物園のマイカ逝く ~ その数奇なる生涯の終焉
ドイツ・ノイミュンスター動物園、悲願へのハードルの高さ ~ カップのパートナー探し難航
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ドイツ・ハノーファー動物園のカップ (豪太の兄)が施設改修工事の終了したノイミュンスター動物園に帰還
ドイツ・ノイミュンスター動物園のカップ、パートナー獲得の見込みはあるか? ~ 苦戦するムルマの子供たち
ドイツのカールスルーエ動物園とノイミュンスター動物園の個体再配置 ~ 繁殖できぬ個体に迫った「退出」
ドイツ・カールスルーエ動物園のフィトゥスとラリッサが同園を出発してノイミュンスター動物園に到着
ドイツ・ノイミュンスター動物園のカップがカールスルーエ動物園に到着 ~ 同園で期待される繁殖
by polarbearmaniac | 2017-04-30 23:00 | Polarbearology

ロシア・ロストフ動物園のコメタの飼育展示場改造工事は6月に終了の見通し ~ ホッキョクグマを支えるもの

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コメタ (Белая медведица Комета/Eisbärin Kometa)
Photo(C)ГТРК Дон-ТР

ロシア南部のアゾフ海近郊の街であるロストフ・ナ・ドヌ (Росто́в-на-Дону́) の動物園は私も行ったことがありますが、なかなか広い動物園です。この動物園がロシアのホッキョクグマ界でどういった役割を果たしているかといえば、モスクワ動物園に非常に協力的であり、モスクワ動物園が関係した個体の移動や再配置に協力的であると同時にロシアのホッキョクグマ界の持つ、ある種の不透明さを象徴している動物園の一つであると私は見ています。この点で最も問題があるのはカザン市動物園ではありますが.....。

さて、このロストフ動物園ではロシア最大の石油会社であるロスネフチ社の資金的援助を受けてホッキョクグマの飼育展示場の改造工事を昨年から行っているのですが、この動物園で飼育されている4歳の雌(メス)のコメタの飼育展示場の改造が6月にようやく完成の運びとなっていることが地元のTVニュースで報じられています。それを見てみましょう。



ロシアの動物園は近年になって急速にホッキョクグマの飼育展示場の新設や拡張工事を行っており、そのことは同時にロシアで誕生した個体を今までのように単純売却するのではなく欧州との協力によって繁殖を重視した考え方に転換したことと併行して進行しているわけです。日本のメディアは日本の動物園の危機を報じる際に途上国からの需要の増大によって個体の価格が高騰していることを原因の一つに挙げていますが、それは全くピントが外れており見当違いです。日本の動物園は未だに個体導入は動物商を通して海外から購入することを重要な手段の一つと考えているわけですが、今までホッキョクグマの個体の供給国であったロシアはすでに配給国としての立場を脱し、そして広域的(つまり欧州とロシア)な地域における繁殖計画を担う存在に脱皮しているわけです。別の言い方をすれば「ホッキョクグマの市場価格の消滅」を意味しています。こういった一連の流れを支えているのがロシアの動物園のホッキョクグマ飼育展示場の改善・改良であり、それを結果として支えているのがロスネフチ社の資金援助というわけです。カザンやペルミやサンクトペテルブルクは新動物園の建設工事という形をとり、そしてクラスノヤルスクやロストフでは既存の施設を大改造するという形をとっているわけです。
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コメタ (Белая медведица Комета/Eisbärin Kometa)
Photo(C)ГТРК Дон-ТР

北方領土返還交渉を論じる人の中でよく、「ロシアは欧米からの制裁で経済的に困っているから、それを逆手にとって日本は有利な立場に立てる。」などという意見を聞きますが、ロシアは別に困っていませんよ。ロスネフチ社はロシアに暮らすホッキョクグマたちに対して大きな資金援助を行い続けています。目先の金勘定といったことの外でいろいろなことが行われているのがロシアなのです。

ポーランドがまだ社会主義国だった時代の1980~81年頃に反政府的な「連帯」という運動の拡大に対する政府側の対応として戒厳令が公布されたことがありました。あの時代には私もポーランドを何日間も旅行しました。主食である肉は恒常的に大変な品不足で店には長蛇の行列でしたし石鹸などの生活必需品にも事欠く時代でした。やはりその時代にポーランドを訪問したジャーナリストの立花隆氏はポーランドの印象についてなんと驚くべきことに「あの国は食の豊かな国である。」と書いたのです。物理的な意味での食の量の多さと食の文化の豊かさは別のものだということです。立花氏がそう書いた意味が理解できる人ならば、「ロシアは経済的に困っている。」などとは感じないでしょう。日本の動物園の危機の原因の一つは途上国からの需要の増大によって個体の価格が高騰していることであるなどと考える人は「ロシアは経済的に困っている。」と考える人と思考と感性が同じなのです。

ホッキョクグマはロシアにあっては宗教的・文化的な位置付けが人々の意識下において存在し、そういったものがある時に別の形をとって表面に現れてくるということです。そういったものの背景がない日本では理解しにくいことが多々あると思います。

(資料)
Дон-ТР (Apr.28 2017 - Белая медведица Комета из Ростовского зоопарка переедет в новый вольер)
1rnd.ru (Apr.26 2017 - Ремонт вольера для белой медведицы в ростовском зоопарке обойдется в 8 млн рублей)

(過去関連投稿)
(*コメタ関連)
ロシア南部・ロストフ動物園とウクライナ・キエフ動物園との間の紛争 ~ 「ホッキョクグマ詐欺」事件の概要
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(*テルペイとコメタ関連)
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ロシア南部 ロストフ動物園のテルペイとコメタの飼育展示場改良工事にロスネフチ社が資金援助
ロシア・ロストフ動物園のテルペイとコメタの近況 ~ ノヴォシビルスク在住のファンの方の映像
ロシア南部・ロストフ動物園のコメタとテルペイとの新ペア ~ 飼育展示場改造による30年振りの繁殖への期待
by polarbearmaniac | 2017-04-29 22:30 | Polarbearology

ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の一歳半のリリーがオランダ・エメン動物園へ ~ 母娘の再会はなし

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リリー (Eisbärin Lili) Photo(C)Zoo am Meer Bremerhaven

2015年12月にドイツのブレーマーハーフェン臨海動物園でヴァレスカお母さんから誕生した雌(メス)のリリー (Lili) ですが、母親のヴァレスカから攻撃的態度を受けたために別居となった件についてはすでに投稿しています。ヴァレスカが繁殖行動期に入ったことがこの別居の原因であり、その期間が過ぎれば再び母娘を同居させるつもりでいたブレーマーハーフェン臨海動物園ですが、本日になって同園から発表があり、娘のリリーがオランダのエメン動物園に移動することになったことが明らかにされました。これはEAZAのコーディネーターの提案によるものだそうです。

やはり親子を一度引き離してしまいますと、もう以前の良好だった時の関係が復活することはないだろうというのが私の考えですが、今回のリリーのエメン動物園への移動についてはエメン動物園が非常に奇妙な理由で求めていることでもあるというのが興味深い話です。欧州内における雌(メス)の幼年・若年個体の集中プール基地となっているエメン動物園には現在、オランダの「動物帝国」生まれの四歳のノルチェ、ミュンヘンのヘラブルン動物園生まれの三歳のネラ、そしてブレーマーハーフェン臨海動物園生まれでリリーの姉である三歳のラーレという三頭のホッキョクグマが飼育されているわけですが、飼育されている頭数が奇数であるために現在はネラが他の二頭とは別に一頭で暮らしているそうで、そこにもう一頭のホッキョクグマ、つまりリリーを受け入れればネラの遊び友達となることが期待できるという考え方のようです。つまりこういった雌(メス)の若年個体を複数頭飼育するには偶数頭であったほうが都合がよいという意味だということになります。なるほどとも思うわけですが、ホッキョクグマの若年個体の三頭同居を実現させているところもあるわけですから、必ずしもエメン動物園が考えることが正しいとは言えないものの、一応は説得的な理由にはなり得ているようにも思います。

リリーはすでにヴァレスカお母さんと離れされられた状態も克服しており、現在は飼育員さんが移動のための訓練を行っているそうです。つまり移動用ケージに自発的に入るような訓練ということです。こういった訓練は麻酔無しに移動を可能にするためには必要なことです。リリーにお別れをしたいファンは5月7日までに会いに来てほしいとブレーマーハーフェン臨海動物園は告知しています。同園は今年の繁殖行動期が終わるまではヴァレスカとロイドの同居は行わないとも述べており、同園におけるこのペアの次の繫殖への挑戦は来年2018年となるそうです。

何かどうもスッキリとしない親子の別れとなってしまいました。ヴァレスカという母親については私はあまり評価できないように考えています。

(資料)
kreiszeitung.de (Apr.28 2017 - "Lili" wechselt nach Holland)
WESER-KURIER (Apr.28 2017 - Eisbärin Lili zieht aus)
Nord24 (Apr.28 2017 - Eisbärin Lili zieht zu ihrer Schwester nach Holland)

(過去関連投稿)
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
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ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃんの性別への憶測 ~ 性別差と性格差による行動差
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ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の雌の赤ちゃんの名前が「リリー (Lili)」に決まる
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の雌の赤ちゃんのリリーが初めて戸外に登場、一般公開へ
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃんのリリーの水遊び ~ その「自由意思」への評価の意義
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の雌の赤ちゃん、リリー(Lili) の公式命名式が行われる
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園のリリーの近況 ~ ヴァレスカお母さんの育児能力の進歩
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園のヴァレスカとリリーの母娘にハロウィーンのプレゼント
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園のリリーが満一歳となる ~ 荒々しさすら感じさせる活動的な母娘
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園でヴァレスカお母さんとリリーに氷のプレゼント
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の一歳のリリーが母親から攻撃的態度を受け別居となる
by polarbearmaniac | 2017-04-28 22:30 | Polarbearology

フィンランド・ラヌア動物園の雄(オス)の赤ちゃんの近況 ~ 命名を急がない同園

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Photo(C)Ranua Zoo

昨年2016年の11月25日にフィンランドのラヌア動物園でヴィーナスお母さんから誕生した雄(オス)の赤ちゃんですが、その動向は一ヶ月ほど投稿していませんでした。北欧フィンランド、それもさらに北部にあるラヌア動物園ではなかなか雪が消えないようです。ヴィーナスお母さんと赤ちゃんの最近の映像を一つご紹介しておきましょう。この映像の後半などを見ていますと、やはりこの赤ちゃんは雄(オス)であることをよく示しているように思います。雌(メス)でしたら、このような行動は少ないと思います。全体的にこの映像は素晴らしいと思います。



次の映像も似たようなシーンあのですが、赤ちゃんは遊びたくてたまらない様子ですがヴィーナスお母さんはそうでもないようです。音声はoffにしていただいたほうが良いでしょう。



ラヌア動物園ではこの赤ちゃんの名前を公募で決めることをすでに発表しています。応募の締め切りはなんと8月31日だそうで、9月4日に決定した名前の発表があるそうです。応募はラヌア動物園のHPのこちらのページから可能です。札幌・円山動物園で2014年12月に誕生したリラも、ようやく名前が決まったのは翌年2015年の9月7日でした。ラヌア動物園も命名に関しては随分とのんびりしています。
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Photo(C)Ranua Zoo

(資料)
Ranua Zoo (Voi söpöys sentään! Mikä nimeksi jääkarhunpennulle?)
Helsingin Uutiset (Apr.27 2017 - Mikä nimeksi pikku jääkarhulle? Katso hupaisa video pennun temmellyksestä)
ILTALEHTI (Apr.27 2017 - Mikä nimeksi vallattomalle vesselille? Ranuan eläinpuisto etsii nimeä jääkarhunpennulle)

(過去関連投稿)
フィンランド・ラヌア動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 繁殖計画の成果を積み上げる欧州
フィンランド・ラヌア動物園での赤ちゃん誕生の瞬間の映像が公開
フィンランド・ラヌア動物園で誕生の赤ちゃん、生後7週間目に入り立ち上がって歩き始める
フィンランド・ラヌア動物園で誕生の赤ちゃん、生後50日が経過
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃん、生後二ヶ月が経過
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんが外界に興味を持つ ~ 入り込んだ雪を取り除くヴィーナスお母さん
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんが生後13週間が経過 ~ 親子での屋外登場を待つばかり
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんの性別は雄(オス)と判明 ~ 水曜日3月15日に屋外登場の予定となる
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんが遂にヴィーナスお母さんと共に屋外に登場
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんとヴィーナスお母さんの近況 ~ 雪の上で過ごす五時間の毎日
by polarbearmaniac | 2017-04-28 02:00 | Polarbearology

アメリカ・コロンバス動物園のナヌーク逝く ~ 生涯の最後に咲かせた満開の花

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ナヌーク (Nanuq the Polar bear) Photo(C)Columbus Zoo

一頭のホッキョクグマがその生涯の最後に最も美しい花を咲かせ、そしてこの世を去りました。私たちはただただ深く頭を垂れて彼の業績を称えるべきでしょう。

アメリカ・オハイオ州のコロンバス動物園より発表がありました。同園で飼育されていた雄のホッキョクグマであるナヌークが肝臓ガンのため昨日の朝に安楽死という処置で亡くなりました。享年29歳。彼は24歳だった2012年にバッファロー動物園でルナ、27歳だった2015年にコロンバス動物園でノーラ、28歳だった2016年にやはり同園で三頭の赤ちゃん、この合計5頭の子供たちの父親となったわけですが、雄のホッキョクグマの一般的な繁殖可能年齢の上限に接近したあたりの年齢となって初めて繁殖に成功し、そしてその最上限を突破したほどの高齢となってさらに偉大な仕事を成し遂げたのでした。これこそ真の偉大さと言えましょう。
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ナヌーク (Nanuq the Polar bear) Photo(C)Columbus Zoo

獣医さんによれば、ナヌークの体調の変化は2月から現れていたそうで、血液検査では肝臓の機能不全を示す数値があらわれていたそうです。それ以降ナヌークは獣医さんとスタッフによる特別チームによるケアが行われていたそうです。彼はその最後の数週間は主にバックヤードで暮らしていたそうで、閉園後になって飼育展示場に出てきていたそうです。最後に飼育展示場に現れたのは4月16日のことだったそうです。コロンバス動物園が製作したナヌークを偲ぶ映像を見てみましょう。



次に、ナヌークの死を報じる地元のTVニュース映像をご紹介しておきます。



この世に、「愛されるホッキョクグマ」というのは何頭も存在しています。しかし、「偉大なるホッキョクグマ」というのは非常に数が少ないわけです。何故なら、雄(オス)のホッキョクグマが偉大であるためには、やはり子孫を残すことが条件であるからです。ナヌークは愛されるホッキョクグマであり、そして偉大なホッキョクグマでもあったわけです。
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ナヌーク Photo(C)Columbus Zoo

心より謹んで偉大なるナヌークの死に哀悼の意を捧げます。

(資料)
Columbus Zoo and Aquarium (Apr.26 2017 - Columbus Zoo Mourns Loss of Polar Bear, Nanuq)
The Columbus Dispatch (Apr.26 2017 - Columbus zoo polar bear Nanuq dies)
ABC6OnYourSide.com (Apr.26 2017 - RIP Nanuq: Columbus Zoo polar bear euthanized due to liver cancer)
10TV (Apr.26 2017 - Columbus Zoo announces death of polar bear Nanuq)
nbc4 (Apr.26 2017 - Polar Bear Nanuq dies at the Columbus Zoo)

(過去関連投稿)
繁殖のために住み慣れた動物園を旅立ったホッキョクグマ ~ ヘンリー・ヴィラス動物園のナヌークへの期待
アメリカ・バッファロー動物園のナヌークがコロンバス動物園へ ~ 新ホッキョクグマ展示場の建設開始
アメリカ ・ オハイオ州、コロンバス動物園に登場したナヌークへの期待 ~ 25歳の雄の繁殖能力への希望
アメリカ・コロンバス動物園のノーラがポートランドのオレゴン動物園へ ~ その背景を読み解く
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by polarbearmaniac | 2017-04-27 11:00 | Polarbearology

ロシア極東・沿海州、ハバロフスク動物園の「ポリちゃん(仮称)」のパートナー探しは難航の予想

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「ポリちゃん(仮称)」 Photo(C)Губерния

ロシア極東、沿海州のハバロフスク動物園(正式には「シソーエフ記念・プリアムールスキー動物園」 - Зоосад Приамурский имени В.П. Сысоева)にモスクワ動物園で2014年11月にシモーナから誕生した双子のうち雄(オス)の個体(仮称で「ポリちゃん」)が先週末に移動してきたことはすでに投稿しています。この雄(オス)の若年個体についてはハバロフスク動物園が地元メディアに何らの情報を流さないまま突然として飼育展示場に出現したために、地元のTVニュースは報道の遅れが目立っています。そういったなかで二つのニュース映像が公開されましたのでご紹介しておきます。

まず最初の映像ですが、この「ポリちゃん」についてすでに体重が328キロもあることを紹介し、そして「高貴な系統 ("в благородной семье")」に属していると述べています。つまり彼がモスクワ動物園の偉大なる母であるシモーナの息子であることをこのように表現したということです。この「ポリちゃん」は別れた母親のことを思いだしている様子があるようで、ハバロフスク動物園の担当者はおもちゃを与えて「ポリちゃん」を元気づけたいと工夫していることも語られています。モスクワからの輸送の疲れなどもあって「ポリちゃん」は最初は食欲がなかったことも語られています。9月には全体が450平方メートルの広さにまで飼育展示場が拡大されるようです。



次の映像ですが、この「ポリちゃん」が実に健康状態の良好な個体であることに触れ、ハバロフスク動物園はモスクワ動物園が与えてきた給餌の内容をそのまま同園でも続けていくことが語られています。そして上のニュースの内容と同様に、この飼育展示場の拡張がロスネフチ社の資金援助によって行われることを報じています。それから過去にこのハバロフスク動物園で飼育されていた故イョシ(開始後50秒から1分8秒まで)と故ゴシ(開始後1分9秒から1分26秒まで)との姿も登場しています。特に故ゴシの姿は彼が飼育環境が劣悪だった巡回動物園から保護されてハバロフスク動物園に入園したときの極めて貴重な映像です。彼の痩せ細っている姿には胸が痛みます。



この「ポリちゃん」はハバロフスク動物園にとっては三頭目のホッキョクグマなのですが、同園は繁殖への強い意欲を見せており「ポリちゃん」のパートナー探しを急ぎたいそうです。ただしどうでしょうか、血統的に彼のパートナーと成り得る個体を獲得することは至難の技だと思います。「ポリちゃん」は「アンデルマ/ウスラーダ系(カザン血統)」であり、ロシアの飼育下のホッキョクグマはこの血統が多いからです。ロシアの動物園の若年個体ではノヴォシビルスク動物園のロスチクもこの血統ですしイジェフスク動物園の雌(メス)のザバーヴァやヤクーツク動物園のロモノーソフもそうです。血統的にそうではなくて野生出身なのはペルミ動物園のセリク、ペンザ動物園のベルィの二頭がいるのですが、これらはいずれも雄(オス)です。ロシアの飼育下のホッキョクグマたちも血統的に非常に偏りが生じてしまっているわけです。しかしロシアには野生孤児個体が保護される可能性がありますので日本の動物園での血統的な偏りよりはまだ楽観的な要素があるということです。とはいうものの、野生孤児個体をいつ保護できるかということは予想がつかないわけです。ハバロフスク動物園は「ポリちゃん」のパートナー探しに大苦戦するであろうことはやはり目に見えているわけです。

(資料)
Зоосад Приамурский (Apr.24 2017 - Белый медведь снова появился в Приамурском зоосаде под Хабаровском.) (Белый медведь появился в зоосаде «Приамурский» имени Всеволода Сысоева.) (А как мы мишку назовем?)
ГТРК "Дальневосточная" (Apr.26 2017 - Белый медведь в Приамурском зоосаде) (Apr.26 2017 - Белый медведь в Приамурском зоосаде)
Губерния (Apr.24 2017 - Белый медведь снова появился в Приамурском зоосаде под Хабаровском)

(過去関連投稿)
モスクワ動物園の二歳半の雄(オス)の「ポリちゃん(仮称)」が突然、ハバロフスク動物園に姿を現す

(故ゴシ関連)
ロシア・モスクワ郊外の私設動物園の悲惨な現実
ロシア極東・沿海州、ハバロフスク動物園のゴシ ~ 氷上サーカスを去り動物園を安住の地に
ロシア極東、ハバロフスク動物園のゴシ、身勝手な来園者の指を噛み切る! ~ 後を絶たぬ来園者の規則違反
ロシア極東、ハバロフスク動物園でのゴシの 「来園者襲撃」事件の続報 ~ 自業自得の規則違反者
ロシア極東・沿海州、ハバロフスク動物園のゴシに寄せる地元の人々の想い ~ お誕生会開催へ
ロシア極東・沿海州、ハバロフスク動物園 (プリアムールスキー動物園)のゴシが亡くなる
ロシア極東・沿海州、ハバロフスク動物園(プリアムールスキー動物園)が新しいホッキョクグマの導入を表明
ロシア極東・沿海州、ハバロフスク動物園の新ホッキョクグマ飼育展示場がほぼ完成
(*2012年10月 ハバロフスク動物園訪問記)
晩秋の気配濃厚なハバロフスク動物園へ ~ ゴシさん、はじめまして!
ゴシ、その悲哀を突き抜けて澄みきった眼を持つホッキョクグマの魅力
ロシア・ハバロフスク動物園のゴシへの同情と共感 ~ 人間に弄ばれた運命

(故イョシ関連)
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のイョシ、ロストフ動物園に引き取られる
サンクトペテルブルクに別れを告げるイョシ ~ サーカス出身のホッキョクグマの境遇
ロシア・サンクトペテルブルクのイョシ、新天地ロストフへ出発
ロシア南部 ロストフ・ナ・ドヌのロストフ動物園のイョシ ~ 安住の地での近況
ロシア南部・ロストフ動物園のイョシ、安住の地で元気に暮らす ~ ロストフ動物園の奇妙な計画
ロシア南部・ロストフ動物園、サーカス出身の12歳の雄、イョシの注目される今後
サーカス団のホッキョクグマ、ダーニャは何処に消えた? ~ サーカス団と巡回動物園とを結ぶ暗黒
女神デアのパートナー問題の推移や如何 ~ 候補はイコロかキロルかイョシか?
ロシア極東・沿海州、ハバロフスク動物園(プリアムールスキー動物園)が新しいホッキョクグマの導入を表明
ロシア極東・沿海州、ハバロフスク動物園の新ホッキョクグマ飼育展示場がほぼ完成
ロシア南部・ロストフ動物園のイョシ(Ёши)がロシア極東沿海州のハバロフスク動物園へ
ロシア極東沿海州のハバロフスク動物園に到着したイョシのその後の様子 ~ 地元ファンの大きな期待
ロシア極東・沿海州 ハバロフスク動物園のイョシのサーカス時代 ~ サーカス適性は雌(メス)が上か?
ロシア極東・沿海州 ハバロフスク動物園、改装された展示場のイョシの新しいプール開き
ロシア極東・沿海州 ハバロフスク動物園のイョシの近況 ~ ロシア入国ヴィザ免除の方向へ
ロシア極東・沿海州 ハバロフスク動物園のイョシ(Ёши) が亡くなる ~ 痛恨の死
*2015年9月 ロストフ・ナ・ドヌ動物園訪問記 - イョシ関連)
ロストフ動物園へ ~ サーカス出身のホッキョクグマ、イョシ(Ёши)との5年ぶりの再会
イョシ(Белый медведь Ёши) 、素顔とその性格
ロシア極東・沿海州 ハバロフスク動物園のイョシの死因調査報告書が発表 ~ 「膵外分泌不全」
by polarbearmaniac | 2017-04-27 00:30 | Polarbearology

チェコ・ブルノ動物園の一歳半のノリアの成長 ~ 優れた資質と磨かれた感性

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ノリア Photo(C)Zoo Brno

チェコのブルノ動物園で一昨年2015年の11月24日に誕生した雌(メス)のノリア(Noria)は、おそらく世界の動物園で誕生した同年齢のホッキョクグマのなかで最も素晴らしい個体であるという印象を私は持っています。ノリアを産んだコーラが母親としての最絶頂期を迎えており、実に優れた母親としての技量を発揮していることに最も大きな理由があると考えます。この下の映像を見るとノリアは一歳半という年齢以上の逞しささえも感じることができます。



このノリアの最近の様子をブルノ動物園の公開した映像で見てみましょう。この二つの映像は、おもちゃを与えられたノリアの遊ぶ姿です。この姿を見ていきますと、単に遊んでいるというよりは、自分でこういったおもちゃとしての容器との係りあいを通して未知のものへの探究を試みているといった印象を受けます。





次は、プールに入っているコーラお母さんに向かってノリアが飛び込んでいくシーンですが、うまく母親の体から落下位置をそらしているノリアの姿がうかがえます。



ノリアというホッキョクグマは資質的にもかなり賢いホッキョクグマに見えます。それは今までの投稿でご紹介してきたいくつもの映像でもよくうかがえます。コーラお母さんと言う優れた母親と一対一で向かい合ったために発達した感性といったものも感じさせます。ノリアは少なくとも今年一杯はコーラお母さんと同居するはずですので、これからさらに磨きのかかったホッキョクグマに成長していくに違いありません。

(過去関連投稿)
チェコ・ブルノ動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ コーラお母さんが待望の出産
チェコ・ブルノ動物園で誕生の赤ちゃん、最初の関門を突破 ~ 屋外で出産していたコーラお母さん
チェコ・ブルノ動物園から遂に待望の産室内ライブ映像の24時間配信が開始!
チェコ・ブルノ動物園で誕生の赤ちゃんの産室内映像ハイライト ~ コーラお母さんの手堅い育児
チェコ・ブルノ動物園の赤ちゃん、元気に間もなく生後二カ月へ ~ ライブ映像のみに託した情報発信
チェコ・ブルノ動物園で誕生の赤ちゃんの近況 ~ コーラお母さんに少量の給餌が再開
チェコ・ブルノ動物園で誕生の赤ちゃんが生後80日を無事経過
チェコ・ブルノ動物園で誕生の赤ちゃんが突然短時間、戸外に姿を現す ~ 想定外の早さに驚く同園
チェコ・ブルノ動物園で誕生の赤ちゃん、明日3月18日より一般へのお披露目が同園より告知
チェコ・ブルノ動物園の赤ちゃん一般公開開始の様子がネットでライブ生中継
チェコ・ブルノ動物園のコーラ親子の一般への公開が開始となる ~ 深夜でも動き回る親子
チェコ・ブルノ動物園のコーラお母さんの育児スタイルに変化 ~ 経験よりも頭数が重要な要素か?
チェコ・ブルノ動物園のコーラ親子の映像を解釈する ~ 育児方法の転換が不十分なコーラお母さん
チェコ・ブルノ動物園の赤ちゃんの性別は雌(メス)と判明 ~ 名前の公募始まる
チェコ・ブルノ動物園のコーラお母さん、プールに転落した赤ちゃんを救出 ~ 落ち着いた対応
チェコ・ブルノ動物園の雌(メス)の赤ちゃんの名前が「ノリア(Noria)」に決まる
チェコ・ブルノ動物園、幾分どっしり構えるコーラお母さんと遊び好きで活動的な赤ちゃんのノリア
チェコ・ブルノ動物園、コーラお母さんの「水泳教室」 ~ 娘のノリアへの関与性を高める
チェコ・ブルノ動物園の赤ちゃんノリアが泳ぎ始める ~ 母親の役割を見事に発揮するコーラお母さん
チェコ・ブルノ動物園のノリアの水遊び ~ 雌(メス)のほうが雄(オス)よりも遊び好きが多いのは何故か?
チェコ・ブルノ動物園の飼育展示場に落下した帽子をノリアが引き裂いて「首飾り」にしてしまう
チェコ・ブルノ動物園のコーラ親子を的確に捉えた視点 ~ “Nature imitates Art.”
チェコ・ブルノ動物園のノリアが無事に生後半年が経過
チェコ・ブルノ動物園のノリアの近況 ~ コーラお母さんの余裕と熟練の育児
チェコ・ブルノ動物園のコーラお母さんと娘のノリアの充実した時間
チェコ・ブルノ動物園のコーラ親子の近況 ~ 「偉大なる母」の領域に入りつつあるコーラお母さん
チェコ・ブルノ動物園のノリアが母親コーラから会得した行動の規範
チェコ・ブルノ動物園、コーラとノリアの母娘を見つめる同園の一貫した視線
チェコ・ブルノ動物園のノリア、そして母親であるコーラとの間に流れる緊密で濃厚な時間
チェコ・ブルノ動物園のコーラ、その磨きのかかった母親としての存在感
チェコ・ブルノ動物園のコーラとノリアの母娘の近況
チェコ・ブルノ動物園の間もなく一歳になるノリアについて聞こえてこない将来の移動先の噂
チェコ・ブルノ動物園、母親として最絶頂期に差し掛かったコーラお母さんと娘ノリアの楽しい時間
チェコ・ブルノ動物園のノリアの満一歳が祝われる ~ ホッキョクグマ一家の合同お誕生会となる
チェコ・ブルノ動物園のコーラとノリアの母娘、その冬の日の姿 ~ 「偉大なる母」へと変貌したコーラ
チェコ・ブルノ動物園、コーラとノリアの冬の寒波の日
チェコ・ブルノ動物園の一歳のノリアに対して、まだ母親コーラの監視の目が光る
チェコ・ブルノ動物園の「国際ホッキョクグマの日」 ~ コーラとノリアの母娘の近況
by polarbearmaniac | 2017-04-26 00:30 | Polarbearology

ベルリン動物園 (Zoo Berlin)のヴァロージャがベルリン動物公園(Tierpark Berlin)に帰還

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ヴァロージャ (Eisbär Wolodja/Белый медведь Володя)  Photo(C)Paul Zinken

ベルリン動物公園 (Tierpark Berlin)で昨年2016年の11月3日にトーニャお母さんから誕生した雄(オス)の赤ちゃんであるフリッツの一般公開ために父親である5歳のヴァロージャは二月中旬より旧西ベルリンのベルリン動物園に移動していました。肝心の赤ちゃんのフリッツは3月6日に死亡してしまい、その死因は依然として特定はされていないもののウィルスではないという見通しが立った段階で、ヴァロージャは再び旧東ベルリンのベルリン動物公園に先週の土曜日に帰還しました。
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ベルリン動物公園に戻ったヴァロージャ Photo(C)Tierpark Berlin

ヴァロージャは大変元気で再び戻ってきたベルリン動物公園の飼育展示場をさかんに嗅ぎまわって歩いているそうです。これで一応、ヴァロージャとトーニャは今年の繁殖シーズンに再び参戦することになるのでしょう。まだ4月ですのでホッキョクグマの繁殖行動期は終わっていないわけで、そうしたなかでこのペアはまた新たな希望に向けて前進するというわけです。

(資料)
Berliner Morgenpost (Apr.24 2017 - Eisbär Wolodja schnuppert wieder Tierparkluft)
rbb|24 (Apr.24 2017 - Eisbär Wolodja ist zurück im Tierpark)
Märkische Allgemeine Zeitung (Apr.24 2017 - Eisbär Wolodja zieht wieder in den Tierpark)

(過去関連投稿)
ベルリン動物公園がフリッツのために飼育展示場を一部改修の予定 ~ 父親のヴァロージャはベルリン動物園へ
ベルリン動物公園からベルリン動物園に移動したヴァロージャが飼育展示場に登場 ~ モスクワでの光景の回想
ベルリン動物公園で死亡した赤ちゃん、フリッツの死因が依然として不明 ~ ヴァロージャが同園に帰還へ
by polarbearmaniac | 2017-04-25 00:30 | Polarbearology

モスクワ動物園の二歳半の雄(オス)の「ポリちゃん(仮称)」が突然、ハバロフスク動物園に姿を現す

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ハバロフスク動物園での「ポリちゃん(仮称)」 
Photo(C)Типичный Хабаровск

実に驚きました。モスクワ動物園で2014年11月にシモーナから誕生した二歳半の雄(オス)と雌(メス)の双子のうち、雄(オス)の「ポリちゃん(仮称)」が突如として昨日の日曜日にロシア極東・沿海州のハバロフスク動物園(正式には「シソーエフ記念・プリアムールスキー動物園」 - Зоосад Приамурский имени В.П. Сысоева)に元気な姿を見せました。
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ハバロフスク動物園は土曜日夜に全く秘密裏にホッキョクグマを自園に搬入し、翌日の日曜日に来園者を驚かせてしまったようです。おそらくこれはヤクーツク動物園で昨年11月にコルィマーナから誕生した赤ちゃんが雌(メス)だったためにレニングラード動物園に移動が決まったことと同時に、ハバロフスク動物園は事前にモスクワ動物園と協議を行って雄(オス)のホッキョクグマの入手を確約していたということになるわけです。(*追記 - その後の報道によりますとロシア動物園・水族館協会が主導したことになっています。つまり事実上はモスクワ動物園ということになります。)ハバロフスク動物園にとっては故ゴシ、故イョシについで悲願の三回目のホッキョクグマの入園ということになります。日本からロシアに行かれたホッキョクグマファンの方々も、モスクワ動物園でこの「ポリちゃん(仮称)」に会われた方は何人かいらっしゃると思います。これでノヴォシビルスクのロスチクのハバロフスクへの移動はなくなったわけです。
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「ポリちゃん(仮称)」 Photo(C)Типичный Хабаровск





この「ポリちゃん(仮称)」は効果が15時間継続する麻酔薬を投与されモスクワから航空機によって輸送され(*追記 - 報道によりますとフライトは天候の影響で遅れ、ハバロフスク動物園までの輸送で10時間かかったそうです)、土曜日4月22日の夜にハバロフスク空港に到着し、そして昨日の日曜日にはすぐさまハバロフスク動物園の飼育展示場に登場して来園者から歓声を浴びたというわけです。ハバロフスク動物園は早速、魚や氷つけのイチゴなどのおやつを与え、「ポリちゃん(仮称)」はそれをきれいに平らげてしまったそうです。さらにこの「ポリちゃん(仮称)」の正式な名前を決める公募を行うようです。また同園としては早くこの「ポリちゃん(仮称)」のパートナーを確保して、どうしても繁殖を成功させたいという強い意欲を見せています。
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「ポリちゃん(仮称)」 Photo(C)Типичный Хабаровск

私は2015年にモスクワ動物園でこの「ポリちゃん(仮称)」の姿を2015年の8月、9月、10月とさんざん見てきましたので(過去関連投稿を御参照下さい)、その彼が日本に近いロシア極東のハバロフスクに来てくれたことはうれしいような気持ちにもなります。さて、そうなると双子のうち雌(メス)の「雪ちゃん(仮称)」は以前「モスクワ動物園のシモーナの2歳間近の双子の雌 (雪ちゃん - 仮称) がハンガリーのソスト動物園へ」という投稿でご紹介していました通り、いよいよハンガリーに行くということになるのでしょうか。これで、残されたノヴォシビルスク動物園のロスチクの移動先に注目が集まることになります。

念のために書いておきますがこの「ポリちゃん(仮称)」は旭川のイワン、ベルリンのヴァロージャの弟ということになります。そう考えると身近に感じられるということです。さらに言えばノヴォシビルスクのクラーシン(カイ)と静岡のピョートル(ロッシー)の甥(おい)にもなるわけです。ペルミのアンデルマの曾孫、サンクトペテルブルクのウスラーダの孫にもあたります。

(資料)


(*追記資料)
DVnovosti.ru (Apr.24 2017 - Белый медведь вновь появился в хабаровском зоосаде)
Хабаровский край сегодня (Apr.24 2017 - Белый медведь в Хабаровске ищет маму)
Губерния (Apr.24 2017 - Белый медведь снова появился в Приамурском зоосаде под Хабаровском)

(過去関連投稿)
モスクワ動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 出産はシモーナが濃厚、ムルマも出産したか?
モスクワ動物園で誕生の双子の赤ちゃんが戸外へ初登場! ~ 「大本命」シモーナの貫録
モスクワ動物園のシモーナ親子のお披露目の日の姿 ~ シモーナの貫録と安定感、そして大らかさ
モスクワ動物園の飼育主任エゴロフ氏の語るシモーナとムルマ ~ 幼年個体の単純売却は行わない方針へ
モスクワ動物園のシモーナお母さんと双子の赤ちゃんの近況 ~ 同園の自然体の姿勢
モスクワ動物園のホッキョクグマ飼育展示場から、遂に待望のライブ映像配信が開始!
モスクワ動物園のシモーナ親子、そしてウランゲリとムルマの近況について ~ 不満のライブ映像配信
モスクワ動物園・休園日の月曜日のシモーナ親子、ウランゲリ、ムルマの姿を捉えた長時間映像
モスクワ動物園の双子が間もなく一歳となる ~ 聞こえてこない移動先
ロシア・西シベリア、バルナウル動物園が狙うホッキョクグマ飼育展示への新規参入 ~ 可能なのか?
モスクワ動物園のシモーナの双子が一歳となる ~ 双子のうち雌が来年にペンザ動物園へ移動か?
モスクワ動物園のシモーナお母さんと双子の子供たちの近況 ~ 双子の移動は間近か?
モスクワ動物園、シモーナ親子の「国際ホッキョクグマの日」 ~ 雄雌の双子は近々国外の動物園へ
モスクワ動物園のシモーナ親子の近況と双子の移動先 ~ 次世代の血統面を無視すれば札幌は有り得るが...
モスクワ動物園、ホッキョクグマ繁殖に三年サイクルを導入か? ~ バルナウル動物園の個体入手希望に不承諾
モスクワ動物園でのシモーナ親子への「エンリッチメント (Обогащение) 」
(2015年8月 モスクワ動物園訪問記)
シモーナお母さん、今回も本当に御苦労様です、双子の赤ちゃん初めまして!
モスクワ動物園の双子の赤ちゃんの性別を予想する ~ 「雌(f)/雌(f)」か「雌(f)/雄(m)」か?
シモーナ、偉大なる母のその素顔 ~ より一層洗練され磨きがかかった世界最高の育児技量
モスクワ動物園二日目 ~ 連日の好天の下でのシモーナ親子の日常の姿
モスクワ動物園三日目 ~ 快晴の土曜日のモスクワ動物園に勢揃いした主役たち
ウランゲリ(旭山動物園イワンの父)、その省力化された生活が生み出す持久力のある活躍ぶり
ムルマ(男鹿水族館、豪太の母)、その最後の繁殖を狙おうとするモスクワ動物園
モスクワ動物園四日目 ~ ウランゲリとムルマの相互不干渉の同居
シモーナお母さんと双子の赤ちゃんとの関係
雪ちゃん(仮称)とポリちゃん(仮称)は果たして雌(メス)の双子か? ~ 瓜二つの外見と行動
モスクワ動物園五日目 ~ ムルマ(豪太の母)とウランゲリ(イワンの父)はやはり相性が悪い?
シモーナお母さんと雪ちゃん(仮称)とポリちゃん(仮称)の双子の様子 ~ 今日のアルバムより
(2015年9、10月 モスクワ動物園訪問記)
モスクワ動物園六日目 ~ 一か月後のシモーナ親子の変化を探る
シモーナ(Белая медведица Симона)、偉大なる母親としてのその素顔
ウランゲリ(Белый медведь Врангель)の憂鬱 ~ ムルマとの微妙な関係
ムルマ(Белая медведица Мурма)の置かれた苦境 ~ ウランゲリとの微妙な関係
モスクワ動物園七日目、今日のアルバムより ~ 子供たちの活動とテンポが合うシモーナの優秀さ
モスクワ動物園八日目、今日のアルバムより ~ 秋に見せるホッキョクグマたちの表情
モスクワ動物園九日目、今日のアルバムより ~ 寒風晴天下のホッキョクグマたち、そして驚きの解題
シモーナ(Белая медведица Симона)、その心に染み入るような美しさを放つ母性
by polarbearmaniac | 2017-04-24 01:30 | Polarbearology

ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャ、情報欠如の「幻のホッキョクグマ」としての存在

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グーリャ (Белая медведица Гуля) Photo(C)Savayr/ФотоКто

私がかつてから非常に気にかけているホッキョクグマがいます。それはロシア・西シベリアのオムスク近郊にある田園動物園であるボリシェリェーチェ動物園 (Большереченский зоопарк) に暮らす現在推定27歳の雌のホッキョクグマであるグーリャ (Гуля) です。彼女ほど情報の少ないホッキョクグマというのは世界にそう数あるものではありません。さて、そのグーリャですが2014年、2015年、2016年と連続して三年間、「国際ホッキョクグマの日」に元気な姿を見せていたニュース映像がオムスクのTV局から放送されていたわけですが、今年2017年には「国際ホッキョクグマの日」に関する何らの情報も流れず、そしてボリシェリェーチェ動物園でもイベントが開催された形跡が全くありませんでした。おそらく彼女は亡くなってしまったのだろうと考えて非常に気にしていたわけです。ロシアの地方都市の動物園ではホッキョクグマが亡くなっても発表があるなどとは一切期待できないからです。

さて、ところがひょんなことからこのグーリャが元気でいることが昨日になってわかりました。それは、トムスクに住むある動物ファンがこのボリシェリェーチェ動物園を訪問して「動物たちは満足にエサを与えられておらずケアの行き届いていない。」とSNSを用いて告発したことがオムスクで話題となったのです。特にやり玉にあがったのがオオカミで、ケガをしているのに放置されていると写真を添付して同園を批判しています。次に問題とされたのはカバであり、水が交換されていないと担当者の怠慢を非難しています。ホッキョクグマについては、ただ寝ているだけで声をかけても見向きもしないと述べています。私はこの動物ファンの告発を知って、実は非常に喜びました。要するにグーリャは生きているということを示す内容だからです。以前にも述べていますが、このグーリャは非常に人間嫌いであり、人間からの働きかけを無視する性格だそうですから、その動物ファンが声をかけても顔も向けないのは当然のことなのです。
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さて、このオムスク在住の告発者の主張に対して寄せられた意見は賛否両論であり、オムスク州の文化相はそれに反論しています。ここでその件についていちいち述べませんが、私の感じでは文化相の反論の内容は妥当であると思います。文化相はホッキョクグマについても、彼女は高齢であるのでいつもゆっくりと休んでいるのだと述べており、その内容は妥当なものだと思います。いろいろと調べているうちに3月の地元のTVニュースの映像の一部にグーリャが登場しているものを見つけました。確かに高齢となっており動き回るのがおっくうだという表情ですが、病気のようには見えませんので安心してよいと思います。その映像をご紹介しておきます。



今までこのグーリャの映像は「国際ホッキョクグマの日」のイベントを中心にいくつかご紹介してきましたが、地元のTVニュースの中で非常に短い時間断片的に登場したためにここでかつてご紹介していなかった映像がいくつかあります。そういったグーリャの姿だけを切り取ったまとめたものが下の映像です。2015年、2016年の放送分です。



ノヴォシビルスクにお住まいの方でこのグーリャに関心を持っていらっしゃう方がいるのを知りました。いろいろとお調べになっていらっしゃたようですがニュース映像はご存じないようでしたので尾の方のSNSにグーリャの映像のいくつかを紹介したということが最近ありました。ボリシェリェーチェ動物園というのはシベリア中部の都市であるオムスクの郊外にあるのですがアクセスが非常に悪い場所にありますね。
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ボリシェリェーチェ動物園 はオムスク郊外といっても市内からは約200キロの距離がありバスなどの公共輸送機関は一切なく、車で片道約2時間45分だそうです。「近郊」という概念はロシアの国土の広さを考えればこういったところなのでしょう。オムスクから車で行かれた方の道中、及び園内の映像がありますのでご紹介しておきます。8時21分に出発して10時51分に到着というのですからやはり2時間20分を要しています。



それから下はボリシェリェーチェ動物園の紹介映像です。グーリャは登場していないようです。



こういったことから、グーリャというのはまさに「幻のホッキョクグマ」であるというわけです。

(資料)
Бизнес-курс (Apr.23 2017 - Омичей шокировал истерзанный волк в Большереченском зоопарке)
Om1.ru (Apr.23 2017 - Посетителей Большереченского зоопарка поразил израненный волк)
Информационное агентство «Новый Омск» newsomsk.ru (Apr.23 2017 - Омичей напугали истощенные животные в Большереченском зоопарке) (Apr.23 2017 - В минкультуры опровергли слухи о том, что животные в Большереченском зоопарке страдают)
12 канала (Mar.10 2017 - В Большереченском зоопарке проснулись медведи)

(過去関連投稿)
ロシア・西シベリアのオムスク近郊、ボリシェリェーチェ動物園に暮らすグーリャ ~ 人間への不信と無関心
ロシア・西シベリアのボリシェリェーチェ動物園で飼育のグーリャに 「ホッキョクグマの日」 が開催予定
ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャの「ホッキョクグマの日」 ~ 悲劇の幼年期の記憶
ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャの近況 ~ 話題の光が当たらずとも良好な飼育環境
ロシア・西シベリア、オムスク近郊のボリシェリェーチェ動物園の「国際ホッキョクグマの日」のグーリャの姿
ロシア最大の石油会社 ロスネフチがロシアの動物園の全ホッキョクグマへの援助・保護活動開始を表明
ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャにロスネフチ社より飼育場整備の資金援助
ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園、グーリャ(Гуля) の「国際ホッキョクグマの日」
ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャ(Гуля)、乏しい情報から知るその動向
by polarbearmaniac | 2017-04-24 00:30 | Polarbearology

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