街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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最近発売の写真集「ホッキョクグマのイコロとキロル」について

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週末の札幌から自宅に戻ってみると注文した最近発売された本が届いていました。なかなか素晴らしい本(フォトブック)です。タイトルは「ホッキョクグマのイコロとキロル」(土屋書店)です。

この写真集にはイコロとキロル、そしてララの写真が何枚も掲載されている点では他の同種のホッキョクグマの写真集と何ら異なるものではないのですが、しかし何度もページをめくっているうちに気が付く点がありました。それは、今回こういった形で掲載されているこれらの写真は「イコロとキロルの写真」ではなく、「ララの息子たちの写真」だということです。 ちょっとわかりにくい言い方をしてしまいましたが、別の言い方をすると次のようなことになります。すなわち、この写真集に写っているホッキョクグマはイコロやキロルではあるものの、その写真の背後には必ずララの存在を感じさせるということです。 最大限に極論すると、この写真集の写真は実は全てララの写真なのだと言っていいのかもしれません。

それから、ホッキョクグマの写真集といえば程度の差こそあれ、どこかに「悲しさ」を感じさせるものが多いですね。「絶滅に瀕している種」として彼らを見つめる視点がどこかに見え隠れしています。ところが今回のこの写真集は不思議と明るくて、そのような「悲しさ」を感じさせません。あるのは、「未来への明るい希望」という点です。これはなかなか素晴らしいと思いました。

巻末に前旭山動物園の園長の小菅さんの文章と、円山動物園の飼育員の河西さんへのインタビューが載っています。 この河西さんへのインタビューですが、これまでアニマルファミリーの「ララ通信」などでは確か書いていなかったことをいくつか言っています。その一つは、ララは娘たち(ツヨシ、ピリカ)よりも息子たち(イコロ、キロル)のほうを可愛いと思っていたらしいという内容を言っている点です。その他、いろいろなことを言っていますが、ここでは御紹介しないでおきます。

イコロとキロル、そしてララを愛する人には是非お薦めしたい写真集です。
# by polarbearmaniac | 2010-05-17 13:00 | Polarbearology

フロッケとラスプーチンの新天地の紹介

4月25日5月11日にも御紹介しました南仏コートダジュールのアンティーブに移動となったニュルンベルク動物園のフロッケとラスプーチンですが、故郷のニュルンベルク動物園での様子、移送の模様、新天地であるアンティーブのマリンランドの紹介などがドイチェ・ヴェレ(Deutsche Welle)で放送されていますので、その映像を御紹介しておきます。


# by polarbearmaniac | 2010-05-17 12:00 | Polarbearology

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