街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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今年最後の円山動物園訪問日記 (12月19~20日)

金曜日(18日)の夜の便(NH0081)で今年最後の円山動物園訪問のために札幌(新千歳)へ向かう。金曜夜の札幌行きの便はいつも8~9割が会社勤めのビジネスマンという感じであるが、北海道企業に勤める東京勤務者が週末に帰宅するということなのだろう。こういう風景は大阪便や福岡便でも同じである。札幌のホテルは冬の時期はJRタワーホテル日航に決めている。 駅直結で寒風の吹く戸外に出ないでJRや地下鉄に乗れるしデパートやコンビニも同様で、非常に便利がよい。春~秋はやはり札幌パークホテル。中島公園にあってコンサートホールが近いのがありがたい。夜中にホテルの高層階の部屋から外を見ると雪が降っていた。いよいよ札幌の冬も本番だ。

翌日土曜日、翌々日の日曜日は共に円山動物園へ。一面の冬景色。ララ、ツインズ、サツキとみんな元気。土曜日のように雪が降っているとカメラのオートフォーカスにも影響が出てくる場面もあったが、心配したほどではなかった。雪による悪天候は当初から予想していたので、いつもの80-400mmではなく軽い70-300mmを持ってきたのは正解だった。軽いのがよいし、オートフォーカスも確実。

プールに水がなくなってしまったが、そのかわりに雪の中で転げまわったり、体を雪にこすりつけるシーンが見られたのが愉快だった。公開直後に見られた「滑り台効果」が形をかえて復活していた。最近はプールでの水遊びを見るのにはやや食傷気味だったので、水がなくなってかえって新鮮に感じた。

日曜日夜の便(NH0076)で新千歳から羽田に戻り、帰宅。 今回の札幌も動物園だけの、しろくま狂のしろくま旅行だった。
# by polarbearmaniac | 2009-12-20 23:30 | しろくま紀行

円山ツインズの将来 - 交換個体候補予想 欧州編(4)

このAalborg動物園、つい先日(11月29日)またツインズが誕生しました。今回ツインズを生んだ母親は2008年に出産したヴィクトリアではなく、同動物園で生まれた7歳になるマリク(Malik)でした。 父親は前年と同じフェリックスです。

ところがまたしても残念なことに1頭が12月1日に亡くなってしまいました。 生き残っているほうの1頭の性別も現段階では不明です。

Aalborg動物園で2008年と2009年に生まれた2頭の個体、この2頭をまとめて円山ツインズの第2の交換候補と考えておきましょう。

このAalborg動物園のホッキョクグマの飼育については同動物園のHPの中に詳しく述べられているページがありますので一読の価値があります。 これを読みますと、この動物園はなかなかしっかりとした体制でホッキョクグマの飼育に努めていることが感じられます。ヴィクトリアとマリクという2頭の雌の個体を飼育していたわけですが、繁殖のために2008年4月にドイツのニュルンベルク動物園からやってきたフェリックスとの間で2年連続して繁殖に成功したわけです。マリクはまだ9歳ですし、今後は今回のフェリックスとの間に限らず他の雄の個体との今後の繁殖も十分に有望だと思われます。父親のフェリックスもニュルンベルク動物園時代のフロッケとともに、このAalborg動物園で2度の繁殖に貢献したわけで、繁殖能力にきわめて優れた雄の個体であることがわかります。

こういった事情から考えて生きますと、今後の欧州の動物園ではフェリックスの血が入ったホッキョクグマの誕生が何頭か予想されます。それは、日本においてデナリの血の入った個体が4頭誕生していることと事情が似ています。そうなれば、日本のデナリの血の入った個体と欧州でフェリックスの血の入った個体を交換することは意味があるように思います。今後のホッキョクグマの繁殖を考えれば実に都合のよい交換組み合わせのように思えます。

他に欧州に候補はいないでしょうか? いやあ....年齢差の存在を受容すれば、まだいるようです。次回はさらに候補をあげていきましょう。

(続く)

(*後記)本投稿はあくまで同年齢の欧州の幼年個体をノミネートしたものであり、現実としてそういった個体との交換ができるかという観点からのものではありません。実際問題としては、欧州の絶滅危惧種繁殖計画European Endangered Species Programme)によって欧州内の個体が域外に出るということは原則としてないため、こういった個体の交換は現実には限りなく不可能であるわけです。
# by polarbearmaniac | 2009-12-17 02:00

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