街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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フィンランド・ラヌア動物園の雄(オス)の赤ちゃん、間もなく生後半年へ

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Photo(C)Ranua Zoo

昨年2016年の11月25日にフィンランドのラヌア動物園でヴィーナスお母さんから誕生した雄(オス)の赤ちゃんですは、間もなく生後半年を迎えようとしており、順調な成育を続けています。ごく最近の公開された映像を見てみましょう。ラップランド地方は北極圏に近く、なかなか雪が消えないようです。

最初の映像ですがヴィーナスお母さんの優しさがよく現れているように思います。



次に映像ですが、雪穴掘りやトンネル掘りというのはララの子供たちもやっていました。ララ親子の場合は母親もそれに加わっていましたがヴィーナスお母さんもおそらくそれをやっているでしょう。そうでありませんとこのように大きな穴にはなりません。



雄(オス)の赤ちゃんということで一年前のノヴォシビルスク動物園のロスチクとゲルダお母さんの姿と比較しながらこのラヌア動物園の赤ちゃんの成長を追っていくのもおもしろいかもしれませんね。

(資料)
ILTALEHTI (May.14 2017 - Äidinrakkautta Ranualla – jääkarhuemo hoivasi suloista pentuaan)

(過去関連投稿)
フィンランド・ラヌア動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 繁殖計画の成果を積み上げる欧州
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フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃん、生後二ヶ月が経過
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フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんが生後13週間が経過 ~ 親子での屋外登場を待つばかり
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フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんとヴィーナスお母さんの近況 ~ 雪の上で過ごす五時間の毎日
フィンランド・ラヌア動物園の雄(オス)の赤ちゃんの近況 ~ 命名を急がない同園
フィンランド・ラヌア動物園の雄(オス)の赤ちゃんの近況 ~ のんびりとした親子の姿
# by polarbearmaniac | 2017-05-21 01:30 | Polarbearology

ロシア・西シベリア、セヴェルスク動物園のウドのニンジンとレタスを給餌の最初に食べる風変わりな嗜好

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ウド (Белый медведь Уд) Photo(C)Северский природный парк

ロシア・西シベリアにあるセヴェルスクという都市は核関連施設がるために閉鎖都市となっており、外国人が容易には入ることのできない都市です。では一般のロシア人はといいますと、やはり許可を得なければ訪問できないようです。その都市にあるセヴェルスク自然公園 (Северский природный парк)にあるのがセヴェルスク動物園 (Северский зоопарк)です。この動物園に暮らす25歳の雄(オス)のホッキョクグマであるウドは、同じ西シベリアのボリシェリェーチェ動物園に暮らすグーリャと並んで間違いなく「幻のホッキョクグマ」といった存在です。果たして元気で暮らしているのかさえほとんど情報がないわけです。ですから、彼が登場するニュースはもれなくご紹介しておきたいと考えるわけです。
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Photo(C)Северский природный парк

セヴェルスク動物園ではすでに4月上旬にウドのプール開きを行っているそうですが今年のシベリアは天候不順で5月に入ってから雪が降ったりして動物たちは室内に収容されたりしたそうです。しかしそういった日にでもウドは全く気にかけることもなく、また急に気温が上昇しても苦しそうな様子も見せていないことが報じられています。このウドは食べ物については好き嫌いがないようで、肉は牛肉、鶏肉、馬肉など何でも好物だそうですし魚はサケ、タラ、ニシンその他、与えらえたものは平らげてしまうという食欲を見せてくれるそうです。パンもよく食べ、ミルクに浸してものとかチーズや果物が添えられて与えられるのが好物だそうです。その他、ゆで卵やキャベツ、カボチャも食べるそうですが、ホッキョクグマとしては非常に不思議なことにニンジンとレタスがとりわけ好きらしく、真っ先にそれから食べるというのですから変わった面があると思います。ここで今年3月のウドの姿が映像になっていますのでご紹介しておきます。



下の映像は2014年のもののようです。



ロシアの石油会社であるロスネフチ社の飼育下のホッキョクグマに対する援助はもちろんこのセヴェルスク動物園にもなされており、ウドの食費の全て、そして獣医さんによる定期的な健康診断にかかる費用負担は全てロスネフチ社によって行われています。それから、このウドの暮らす飼育展示場の補修・整備がこれから予定されているそうです。このようになかなか厳しい飼育環境で暮らすウドですが、さすがにロシアのホッキョクグマとでもいいますか、逞しく生きているといった印象です。しかし、「ホッキョクグマは飼育環境に対する適応能力に優れている」といった事実に甘えて飼育環境の改善を怠るのは完全に誤りであり、特にこのセヴェルスク動物園のウドについては是非とも大幅な飼育展示場の改善を行ってやってほしいものです。

(資料)
Северский природный парк (May.17 2017 - У природы нет плохой погоды!) (May.1 2017 - Белого медведя взяли под опеку! Livejournal - Белого медведя взяли под опеку!) (Apr.7 2017 - Открытие купального сезона белого медведя!)

(過去関連投稿)
ロシア・セヴェルスク動物園で空腹に悩むホッキョクグマ ~ 地方小都市動物園の窮状
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# by polarbearmaniac | 2017-05-20 20:30 | Polarbearology

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