街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア北東部・サハ共和国、ヤクーツク動物園で誕生の赤ちゃんが屋外に登場 ~ 早々と6~7月に移動の予定

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コルィマーナお母さんと赤ちゃん 
Photo(C)Галина Мозолевская/Пресс-служба правительства Якутии
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コルィマーナお母さんと赤ちゃん
Photo(C)Siberian Times
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ロシア北東部・サハ共和国のヤクーツク動物園で11月30日(今回初めて同園は正確な誕生日を明らかにしました)に5歳のコルィマーナから誕生した赤ちゃんですが、とうとう本日金曜日に母親であるコルィマーナと共に屋外に登場しました。その映像を登場の場面から見てみましょう。















赤ちゃんの性別はまだ不明だそうですが、一週間を目途に性別チェックを行う予定とのことです。以前にもご紹介していましたが、この赤ちゃんが雄(オス)ならばハバロフスク動物園へ、そして仮に雌(メス)ならばサンクトペテルブルクのレニングラード動物園に移動することになるそうですが、なんとその移動時期は6~7月だそうです。これは動物福祉にとっても決して好ましいことではありませんね。この赤ちゃんの父親であるロモノーソフの所有権はレニングラード動物園にあるわけで、これほど早い時期に赤ちゃんを母親から引き離して移動させるということは、ヤクーツク動物園は表向きはスペースの問題だと言っているものの背後にレニングラード動物園の意向が反映しているとみて間違いないでしょう。静岡の日本平動物園でピョートル(ロッシー)とヴァニラとの間で繁殖に成功した個体は、基本的にはまずレニングラード動物園が権利を持つことになるわけで、多分今回のヤクーツク動物園のこの赤ちゃんのように夏休み前、つまり生後半年ほどで静岡から旅立つことになることは必至と思われますので、日本平動物園も我々ファンも十分な心の準備をしておく必要があるでしょう。コルィマーナお母さんとこの赤ちゃん、本当に気の毒な親子です。深く同情したいと思います。
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Photo(C)Галина Мозолевская

今回ヤクーツク動物園はコルィマーナの「妊娠日数 (Pregnancy Duration / Total Gestation times)」を245日間であったと明らかにしています。これは平均的なものだと思います。詳しくは「ホッキョクグマの出産シーズンを迎えて ~ データを基礎にした知識・情報整理」という投稿を御参照下さい。

(*追記)TVのニュース映像が入ってきましたのでご紹介しておきます。



(資料)
Якутский зоопарк Орто Дойду (Новости зоопарка/Mar.24 2017 - Колымана вывела медвежонка на первую прогулку)
YakutiaMedia (Mar.24 2017 - Медвежонок Колыманы впервые вышел из берлоги в зоопарке «Орто дойду» Якутии)
ИА ЯСИА (Mar.24 2017 - Белая медведица Колымана вывела детеныша в свет)
SAKHALIFE.RU (Mar.24 2017 - Якутский зоопарк представил миру своего Внучка!)
НВК «Саха» онлайн (Mar.24 2017 - Детеныш Колыманы вышел в свет)
РИА Свежий Ветер (Mar.24 2017 - Медвежонок Колыманы впервые вышел из берлоги в зоопарке «Орто дойду» Якутии)
Interfax Russia (Mar.24 2017 - Белая медведица Колымана вышла из берлоги в якутском зоопарке с новорожденным медвежонком)
Yakutsk.ru (Mar.24 2017 - Родившийся в зоопарке «Орто Дойду» белый медвежонок впервые вышел в открытый вольер)
Life.ru (Mar.24 2017 - Медвежонок из зоопарка в Якутии впервые увидел снег)

(過去関連投稿)
ロシア北東部・ヤクーツク動物園のコルィマーナ、出産成功が濃厚の模様 ~ 2月21日に正式発表となる予定
ロシア北東部・ヤクーツク動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 5歳のコルィマーナが見事に出産
ロシア北東部・サハ共和国、ヤクーツク動物園で誕生の赤ちゃんの産室内映像が遂に公開
ロシア北東部・サハ共和国、ヤクーツク動物園で誕生の赤ちゃんの近況 ~ 生後4ヶ月程でもう他園に移動か?
# by polarbearmaniac | 2017-03-24 15:00 | Polarbearology

ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の赤ちゃんの名前が "クインターナ (Quintana)" に決まる

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(C)ProSieben

昨年2016年の11月21日にミュンヘンのヘラブルン動物園でジョヴァンナお母さんから誕生した雌(メス)の赤ちゃんの名前について "Q" で始まる候補名からネット投票が行われていましたが、9万もの投票がありその結果が発表され、名前は "クインターナ (Quintana)" に決まりました。その発表の様子は現地時間の11時(日本時間の19時)よりネットでライブ中継されました。本投稿の一つ前に「暫定投稿」としてライブ映像のサイトをご紹介していましたのでご覧いただいた方もいいらっしゃったかもしれません。私も見ていました。その映像(45分間の録画)を御参考までに下に紹介しておきます。名前の発表の後に来園者が「クインターナ!」と呼びかけ、そして親子が登場します。そしてそれ以降もなかなか素晴らしい映像です。



(追記)以下の映像は上をまとめた映像にインタビューの入ったもの、次は親子登場以降のものです。





この "クインターナ (Quintana)" の名前の由来はラテン語の "quintus" つまり「五番目」という意味であるわけですが、要するにこのへラブルン動物園のホッキョクグマファミリーの「五番目」という意味となります。つまり母親のジョヴァンナ、父親のヨギ、そして前回2013年に誕生した双子のネラとノビに続く「五番目」のメンバーという意味だそうです。「五重奏」のことをクインテットと言いますが、それと同じ語源です。非常に欧州的な命名だと思います。私は以前に円山動物園のリラが命名される前に仮称で「オクタヴィアン」と呼んでいましたが、この「オクト」はラテン語の octo 、つまり8を意味しておりララの8番目の子供という意味だったわけです。そういったことと非常に近い今回の赤ちゃんの命名だと思います。

(*追記)ヘラブルン動物園が公式映像を発表しましたので下にご紹介します。映像的にはたいしたものではありません。



(資料)
tz.de (Mar.23 2017 - Eisbär-Madl hat jetzt einen Namen)
Abendzeitung (Mar.23 2017 - Hallo Quintana! Die Eisbär-Taufe im Tierpark Hellabrunn)
Süddeutsche Zeitung (Mar.23 2017 - Und sie heißt Quintana)
STERN (Mar.23 2017 - Münchner Eisbärjunges bekommt endlich einen Namen)
Bayerischer Rundfunk (Mar.23 2017 - Riesenrummel um die kleine "Quintana")

(過去関連投稿)
ドイツ・ミュンヘンのヘラブルン動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ ジョヴァンナが二度目の出産
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園で誕生の赤ちゃん、生後三週間が過ぎる ~ 際立つ母親の安定感
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ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園で誕生の赤ちゃん、生後二ヶ月が経過
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ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の雌(メス)の赤ちゃん、産室からの一歩を踏み出す
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園で誕生の赤ちゃん、週末より母親と共に屋外登場の予定
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の赤ちゃんの本日2月24日の屋外初登場がドイツよりライブ中継の予定
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の赤ちゃんがジョヴァンナお母親と共にお披露目となる
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園のジョヴァンナ親子の飼育展示場からライブ映像配信が開始
# by polarbearmaniac | 2017-03-23 20:00 | Polarbearology

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