街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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アメリカ・ミルウォーキー動物園の36歳のスノウリリー (Snow Lilly) が亡くなる ~ 全米最高齢のホッキョクグマの死

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スノウリリー (Snow Lilly /Снежная Лилли)

アメリカ・ウィスコンシン州のミルウォーキー動物園 (Milwaukee County Zoo) から発表がありました。同園で飼育されていた36歳の雌(メス)のホッキョクグマであるスノウリリー (Snow Lilly) が高齢による健康の衰弱により安楽死の処置で24日に亡くなったとのことです。彼女は2005年以来、このミルウォーキー動物園で暮らしてきました。亡くなるまでは全米で最高齢、世界では二番目に高齢のホッキョクグマだったわけでした。

メディアの報道によりますとスノウリリーは木曜日の23日に獣医さんによる検査が行われて心臓病と高齢による疾患が未発見され、その診断の結果によって安楽死の処置が決断されたようです。スノウリリーは近年、高齢のためにスタッフが絶えず彼女の行動と健康状態についての注意を払ってきており、ビタミンAやサプリメントも与えていたそうです。最近までエンリッチメントにも十分配慮して心身の健康状態は維持されていたようですが、さすがに高齢には勝てなかったようです。彼女の好物はリンゴやピーナッツバター、糖蜜などだったそうです。ここで3年半ほど前のグラウンドホッグデー(Groundhog Day) でのスノウリリーの姿を御紹介しておきます。


このスノウリリー (1984年12月5日生まれ)と同じ年齢だったのはベルリン動物園のカチューシャ (1984年11月16日生まれ)、仙台・八木山動物公園のナナ (1984年12月15日生まれ)でした。ナナは最近亡くなってしまいましたので、世界ではカチューシャが依然として最高齢のホッキョクグマとなるわけです。

アメリカ・ミルウォーキー動物園の36歳のスノウリリー (Snow Lilly) が亡くなる ~ 全米最高齢のホッキョクグマの死_a0151913_01415381.jpg
スノウリリー (Snow Lilly)
心より謹んでスノウリリーの死に哀悼の意を表します。

(資料)
Milwaukee County Zoo (Sep.25 2021 - In loving memory)

(過去関連投稿)

# by polarbearmaniac | 2021-09-26 01:00 | Polarbearology

アメリカ・デトロイト動物園で人工哺育されているレアク (Laerke) がグリズリーの孤児ジェビー (Jebbie) と友達となる

アメリカ・デトロイト動物園で人工哺育されているレアク (Laerke) がグリズリーの孤児ジェビー (Jebbie) と友達となる_a0151913_17173240.jpg
レアク(Laerke) とジェビー (Jebbie) Photo(C) Detroit Zoo

昨年2020年の11月17日にアメリカ・ミシガン州のデトロイト動物園で誕生した双子姉妹のアストラ(Astra)とレアク (Laerke)ですが、そのうちのレアクは人工哺育で育っていることはすでに何回か投稿しています。レアクには母親のスーカー (Suka) のケアがありませんし遊び友達が必要だったのですが、なんとその彼女にアラスカで母親からはぐれてしまい「迷子」となって保護されアラスカ動物園を経てデトロイト動物園にやってきた野生孤児のグリズリー (ハイイログマ) であるジェビー (Jebbie) が友達となり、二頭一緒にデトロイト動物園の飼育展示場で遊ぶ姿が公開されました。それを報じる地元のTVニュースを御紹介しておきましょう。


デトロイト動物園は人工哺育したレアクがたった一頭で成長するといった状態を何としても避けるために、このように孤児となってグリズリーがどこかの動物園にいればそれを連れて来るという方針だったそうで、それがちょうどアラスカ動物園で保護されたグリズリーの孤児であるジェビーだった.....そういうことだったそうです。それは孤児となってしまったジェビーにとっても同様の意味があるということになります。デトロイト動物園の公式映像はこちらを御覧下さい。

(資料)
Detroit Zoo (Sep.24 2021 - Laerka and Jebbie)

(過去関連投稿)

# by polarbearmaniac | 2021-09-26 00:30 | Polarbearology

ロシア・サハ共和国、ヤクーツク動物園のアルマス(Алмаз)がハバロフスク(プリアムールスキー)動物園に向け出発 ~ 政治的決定か?

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アルマス (Алмаз)  Photo(C)Андрея Сорокина

ロシア北東部・サハ共和国の複数のメディアがヤクーツク動物園 (Якутский зоопарк "Орто-Дойду") のサフォーノフ園長の発言を報じている記事によりますと、ヤクーツク動物園で一昨年2019年の12月15日にコルィマーナ (Колымана) から誕生した雄(オス)のアルマス (Алмаз) が9月24日に陸路、ハバロフスク動物園(プリアムールスキー動物園 - Зоосад Приамурский имени В.П. Сысоева)に向けて出発したとのことです。このアルマスのハバロフスクへの移動についてはすでに「ロシア・サハ共和国、ヤクーツク動物園のアルマス (Алмаз) が9月下旬にハバロフスク動物園へ移動か?」という投稿で多少懐疑的なニュアンスで御紹介していました。
ロシア・サハ共和国、ヤクーツク動物園のアルマス(Алмаз)がハバロフスク(プリアムールスキー)動物園に向け出発 ~ 政治的決定か?_a0151913_20293251.png
このアルマスは陸路で約2400kmの距離を31時間以上もかけてハバロフスク動物園に移動することになります。なんとか無事に到着してほしいと思います。 彼のヤクーツク動物園出発を報じるヤクーツクのTV局のニュースを御紹介しておきます。該当部分から再生されます。搬出の様子などは写っていません。


私はこのアルマスのハバロフスク動物園への移動の話はすんなりとはいかないだろうと予想していました。ですので今回のニュースはやや意外な感じがしています。まずハバロフスク動物園(プリアムールスキー動物園)では5月に6歳のハバル (Хабар)が急死しています。その件で沿海州の検察当局がハバルの死に関して調査を行い、その結果としてハバロフスク動物園は管理体制の不備が指摘されて「動物園」としての資格認定の更新が宙に浮いたままとなっていたはずです。ホッキョクグマ飼育展示場の環境整備が行われたのかどうかも定かではありません。
ロシア・サハ共和国、ヤクーツク動物園のアルマス(Алмаз)がハバロフスク(プリアムールスキー)動物園に向け出発 ~ 政治的決定か?_a0151913_00172026.jpg
アルマス (Алмаз)  Photo(C)Андрея Сорокина

これはどうも政治的決定の臭いがします。これには説明が必要ですね。まず、昨年2020年の7月に極東で非常に人気の高かったハバロフスク地方のセルゲイ・フルガル (Сергей Фургал) 知事が、15年前に企業家を殺害したという容疑で逮捕されました。フルガル知事はプーチン大統領の支持基盤である政権与党の「統一ロシア(Единая Россия)」ではなく野党である「ロシア自由民主党 (Политическая партия ЛДПР)」に所属しています。ロシアの極東地方は反プーチンの機運が高く、フルガル知事の逮捕に抗議するデモがハバロフスクを中心として大規模に発生し反政権デモにまで拡大していきました。プーチン大統領はそういったプーチン大統領に反発する極東の住民を懐柔するために、逮捕されたフルガル知事の代行として与党の「統一ロシア」からではなくフルガル知事が属していた野党の「ロシア自由民主党」に属する40歳になったかならないかの若さのミハイル・デグチャリョフ (Михаил Дегтярёв) 氏を知事代行として任命しました。しかしハバロフスクを中心とした極東の住民はこれにも反発しているというのが現在の状況です。デグチャリョフ知事代行は政権与党の「統一ロシア」には所属していないものの、最近プーチン大統領はこのデグチャリョフ知事代行を大いに評価しているようです。
ロシア・サハ共和国、ヤクーツク動物園のアルマス(Алмаз)がハバロフスク(プリアムールスキー)動物園に向け出発 ~ 政治的決定か?_a0151913_23513887.jpg
ミハイル・デグチャリョフ氏 Photo(C)пресс-служба правительства Хабаровского края

デグチャリョフ知事代行はハバロフスクを中心とした極東エリアの住民にアピールする政策を行って支持を得ようと懸命です。前回の「ロシア・サハ共和国、ヤクーツク動物園のアルマス (Алмаз) が9月下旬にハバロフスク動物園へ移動か?」という投稿で御紹介しましたように、ホッキョクグマ不在となってしまったハバロフスク動物園(プリアムールスキー動物園)にホッキョクグマを再導入しようとしてサハ共和国との交渉に力を注いだようです。そしてその結果としてヤクーツク動物園のアルマスの導入決定にまでこぎつけたというわけです。そしてなんと9月24日はデグチャリョフ氏が知事代行から正式な知事として就任する日であったということです。アルマスのヤクーツク動物園からの出発はこれに呼応した日になったということは想像に難くありません。

ロシアの動物園関係者ではモスクワ動物園のアクーロヴァ園長がプーチン支持の政権与党の「統一ロシア」のモスクワ地区における重要なメンバーです。モスクワ動物園が極北の地で孤児になったホッキョクグマの幼年個体をモスクワに移送するためにロシア空軍の協力を得ることができるのは、おそらくそのためでしょう。

(資料)

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# by polarbearmaniac | 2021-09-25 00:15 | Polarbearology

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