チェコ・プラハ動物園とロシア・クラスノヤルスク動物園のホッキョクグマのお誕生会

プラハ動物園のホッキョクグマたち　Photo(C)Zoo Praha

ホッキョクグマの誕生シーズンということは、すなわちお誕生会のシーズンでもあるわけです。日本の動物園でホッキョクグマのお誕生会を行う動物園は少ないようですが、欧州やロシアでは結構多いようです。一つの動物園で複数のホッキョクグマが飼育されているケースが多いので、お誕生会といっても複数の個体の誕生会をまとめて一回でやってしまうケースがほとんどのようです。そういった中でチェコのプラハ動物園のケースをご紹介しておきましょう。

アルベルタ（８歳）、トム（４歳）、ボラ（２５歳）、という３頭のホッキョクグマが飼育されてるプラハ動物園では、先週の土曜日の午後１時からホッキョクグマのお誕生会があり両親に連れられた多くの子供たちが集まる中、ホッキョクグマにタイヤとコーンのプレゼントがあったそうです。ホッキョクグマたちはこのプレゼントにご満悦だったようです。以下でその際の映像を見ることができます。



そういったホッキョクグマの様子を見ながら飼育員さんが子供たちにホッキョクグマの生態について説明をしたそうです。プラハ動物園のHPには、同動物園で最初にホッキョクグマの繁殖に成功したのが１９４２年であり、これは人工哺育だったと書いてあります。そしてこの人工哺育が世界初のホッキョクグマの人工哺育だったと述べていますが、これが事実とすれば大変なことです。このプラハ動物園での人工哺育については先日ブルノ動物園でコーラの出産が秒読みなったことをご紹介した際にもブルノ動物園の園長さんが語っていたことでした（「チェコ・ブルノ動物園のコーラの出産が秒読み ～　画期的な産室内部の映像ライブ中継」）。

セードフ司令官（クラスノヤルスク動物園）　
Photo(C)Комсомольская правда

さて、次はロシア・シベリア中部のクラスノヤルスク動物園のホッキョクグマのお誕生会です。この動物園については今までも何回かご紹介しています。セードフ司令官、フェリックス、ヴィクトリア、オーロラの４頭が飼育されています。この動物園の人気者であるセードフ司令官の９歳のお誕生会が２６日の土曜日に行われるそうで、この日にはやはり４頭まとめてブドウやお菓子やひまわり油がおやつとして４頭に与えられるそうです。その他におもちゃとしてサッカーボール、バレーボール、ゴム長靴もプレゼントされるとか。こちらも大変におもしろそうなお誕生会になりそうです。
（パリにて記す）

（資料）
Praha Zoo (Oslavu u ledních medvědů zpestřil nový přírůstek!)
Pražský deník (Nov.21 2011 - Trojice ledních medvědů měla oslavu)
Комсомольская правда (Nov.24 2011 - В красноярском зоопарке медведя Седова угостят виноградом и напоят подсолнечным маслом)
Лаборатория новостей – Красноярск (Nov.24 2011 - Белый медведь, которого Хлопонин подарил красноярскому зоопарку, отметит день рождения)

（過去関連投稿）
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