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街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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異彩を放つ永遠の名ペア、神戸・王子動物園のアイスとみゆきの午後

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みゆきさん、いかがお過ごしでしょうか?
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このみゆきは完結した美しさを持っていると同時に、どこかに捉えどころのない神秘的な感じも漂わせている。
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彼女は日本でも指折りの美熊である。

人工雪を掘るみゆき

暇そうな表情のみゆき

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パートナーのアイスの体つきはどことなくデナリに似たところがある。
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彼はこうやって敷物状態になって休むのが特徴である。
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こうして寝ているのがそんなに楽なのだろうか?  他のホッキョクグマではあまり見かけない寝方である。
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このアイスとみゆきは、いつここに来ても常に同じような印象を与える。このペアの間にはドラマは存在しないように見える。
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アイスはみゆきに接近するが、みゆきが拒否するでもなくアイスもそれ以上に踏み込まない。
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今になってみてやっと理解できたのだが、このアイスとみゆきのペアは数あるホッキョクグマのペアの中で異彩を放っているということである。 何故かと言えば、この2頭のペアの存在それ自体がホッキョクグマの繁殖のためにあくせくして血眼になり、発情期が来ただの来ないだの、やれ交尾したとかしないとかの情報に一喜一憂している我々人間に対する強烈なアンチテーゼであるように考えうるからだ。 以下は決して皮肉の意味で言うわけではないので絶対に誤解して欲しくないのだが、このアイスとみゆきのペアは日本ではデナリとララのペアと双璧の名ペアだと思う。 繁殖するとかしないとかは彼らにとっては別の次元の瑣末な問題であり、このアイスとみゆきのペアこそは永遠不滅の存在なのである。 本当の意味でペアというものが何であるのかを、このアイスとみゆきのペアは理屈ではなくその存在そのものによって示しているのである。 さらに極言して言えば、日本の動物園のホッキョクグマには真の意味でのペアは2組しか存在していない。 それはデナリ/ララのペアとこのアイス/みゆきのペアである。 今日初めて私はこの意味がわかった。
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異彩を放つ永遠の名ペア、神戸・王子動物園のアイスとみゆきの午後_a0151913_21435136.jpg
今日は都合で1時間ほどしか動物園にいられなかった。 時々小雨が降っていたが傘をさすほどの雨ではなかった。

Nikon D5100
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
(Apr.20 2012 @神戸・王子動物園)
by polarbearmaniac | 2012-04-20 22:30 | しろくま紀行

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