街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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大連の「異形」の赤ちゃんは 「ホッキョクグマの毛皮をまとったヒグマの赤ちゃん」 だった!

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いやはや...昨年11月14日に誕生し人工哺育で育てられたこの赤ちゃん、その顔つきは純粋なホッキョクグマとは言い難い。頻繁に焚かれるカメラのフラッシュが目障りではあるが、この赤ちゃんの表情の微妙な変化を下の映像で見ていただきたい。

大連・老虎灘海洋公園の赤ちゃんの表情

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この赤ちゃんが下を向くと、あたかも真上から頭部を見る角度になる。この頭蓋骨の形状はホッキョクグマではなくヒグマのものと考えてよいだろう。
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この赤ちゃんは実に奇妙なハイブリッドである。実際にこの目で見るとマスコミの報道写真よりもずっと「異形」の印象が強く感じられた。やはり自分の目で見ないと本当の姿はわからないものだ。
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おもちゃを使って遊び始めた。今まで札幌や欧州やロシアでホッキョクグマの赤ちゃんたちの姿を数多く見てきた、しかしこの大連の赤ちゃんの体の動きはそういった今まで見たホッキョクグマの赤ちゃんたちのものとは、気のせいかもしれないが、やや異なるように見える。

おもちゃで遊ぶ大連・老虎灘海洋公園の赤ちゃん

動き回る大連・老虎灘海洋公園の赤ちゃん

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この赤ちゃんの爪はホッキョクグマのものとは異質である。
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率直なところをあくまでも比喩ではあるが言わせていただくなら、この赤ちゃんは「ホッキョクグマの毛皮をまとったヒグマの赤ちゃん」と言ったほうが正確だと思われる。

この赤ちゃん、本来は双子で2頭一緒に一般公開されたはずだが今日は1頭の姿しか見えない。入口の写真ででも1頭だけだったのも不思議である。 それからこれも大変奇妙なことに、この老虎灘海洋公園の極地海洋動物館にはこの赤ちゃんの両親と言われるアベルとイダが展示されていなかった。ホッキョクグマの展示場はこの赤ちゃんのいる場所だけだったから、赤ちゃんの両親はバックヤード飼育なのだろうか? いや、どこか別の施設に貸し出されている可能性もあるかもしれない。 この施設の係員と思われる人に聞いてみたが会場整理係に毛のはえたような人で、何を聞いても「知らない」と言うだけだった。 この赤ちゃんの両親であるアベルとイダに是非会ってみたい。この両親にどの程度のヒグマの血が混じっているかを是非自分の目で見極めたいからである。この極地海洋動物館には次回また戻ってきたい。

(*本投稿は中国公安当局の中国国内からのエキサイトブログ・アクセス規制のため、帰国後投稿したものです。)

(*後記 - 本投稿のハイブリッドについては「セルビア・ベオグラード動物園のハイブリッドの正体 ~ “Polar Bear/Kodiak Bear Hybrid”」 をご参照下さい。)

Nikon D5100
Tamron 18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD
(Jul.15 2012 @中国・大連、老虎灘海洋公園・極地海洋動物館)

(過去関連投稿)
中国における「異形のホッキョクグマ」の存在
中国・大連、老虎灘海洋公園の極地海洋館でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生!
中国・大連、極地海洋館の双子ちゃん、やはり「異形のホッキョクグマ」への道を歩む ~ 遺伝子操作か?
中国・大連で人工哺育の淘淘、乐乐、静静の出生の謎を追う ~ 「異形」 は先天的なのか?
中国・大連、老虎灘海洋公園でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生! ~ また繰り返される不可解な人工哺育
中国・大連、老虎灘海洋公園のホッキョクグマの双子の赤ちゃん、元旦に初公開となる
ホッキョクグマの雑種(Ursid hybrid)を考える(2) ~ セルビア ・ ベオグラード動物園を覆う深い謎
by polarbearmaniac | 2012-07-15 22:30 | 異国旅日記

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