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街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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中国・烟台市の蓬莱海洋極地世界の赤ちゃん、順調に生後半年が経過 ~ ホッキョクグマ以外の血はあるか?

中国・烟台市の蓬莱海洋極地世界の赤ちゃん、順調に生後半年が経過 ~ ホッキョクグマ以外の血はあるか?_a0151913_1822212.jpg
Photo(C)中新網

中国・山東省、烟台市の蓬莱海洋極地世界で今年の1月1日に1頭のホッキョクグマの赤ちゃんが誕生し人工哺育で育てられていることはすでに3回ほどご紹介しています。 この元元という名前のついた雌の赤ちゃんについてはその後の情報があまりなかったわけですが、生後半年を経過しての非常に最近の様子がマスコミによって伝えられています。 体重は54キロになっているそうです。
中国・烟台市の蓬莱海洋極地世界の赤ちゃん、順調に生後半年が経過 ~ ホッキョクグマ以外の血はあるか?_a0151913_18273637.jpg
Photo(C)中新網

この元元という赤ちゃんの生後100日経過した映像がありますのでご紹介しておきます。



この元元という赤ちゃんですが最近中国国内で誕生し人工哺育された赤ちゃんたちと比較すると「異形感」は比較的低いホッキョクグマの赤ちゃんのように見えます。 少なくとも顔だけ見れば普通のホッキョクグマの赤ちゃんのようにも見えます。 脚の長さがやや短いようにも思いますが、それは体がむくむくと太っているのが原因かもしれません。 前回私はこの烟台の赤ちゃんに関しても疑惑を感じ始めていたことを記していますが、問題となるのは両親です。 母親の蓬蓬と父親の莱斯はロシア出身だと報じられています。 しかしこれは事実である可能性はそう高くはないように思っています。 ここで再び、これは前回とは異なる映像でこの両親の姿を見てみましょう。 手前にいて水に入っている一頭は普通のホッキョクグマのように見えますが奥にいるほうは私の目にはハイブリッドであるように感じます。 ただしかし暗くてはっきりとはわかりません(要 最新versionのFlash Player)。



この烟台の蓬莱海洋極地世界で飼育されているホッキョクグマの一頭がハイブリッドかどうかの確認はできませんが、中国のこのような営利施設にハイブリッドが存在している理由の一つに、ハイブリッドを購入するほうが価格的に安いからだということがあるでしょう。 ハイブリッドであろうが何であろうが「ホッキョクグマ」とレッテルを貼って展示すればそれはホッキョクグマなのだといういかにも中国的な発想が根底にあるものと思われます。 しかしたとえば北京動物園のような比較的予算に余裕のある老舗の公営施設だったらハイブリッドを入手することはしないでしょう。 中国の営利施設がハイブリッドを入手している先はセルビアのベオグラード動物園であることは間違いないでしょう。 しかしはたしてベオグラード動物園だけが全ての入手先かといえば、実はそうではなさそうだという情報があります。 これについては稿を改めて近日中にご紹介いたします。

(資料)
中国新闻网 (Jul.17 2012)
光明网 (Jul.18 2012)
四川在线 (Jul.17 2012)

(過去関連投稿)
中国・山東省、烟台市の蓬莱海洋極地世界でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
中国・烟台市の蓬莱海洋極地世界で誕生した赤ちゃん、安定した状態で春節を迎える
中国・烟台市の蓬莱海洋極地世界で誕生の赤ちゃんが元気に生後50日目へ ~ 「疑惑」 はあるのか?
by polarbearmaniac | 2012-07-18 19:00 | Polarbearology

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