街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum
by polarbearmaniac
白浜のアドベンチャーワールドで誕生の赤ちゃんの一般公開開始の日の映像
南紀白浜のアドベンチャーワールドで11月21日に誕生し人工哺育で育てられている雄の赤ちゃんは11月30日より一般公開になっています。 その日の映像が同園より公開されていますのでご紹介しておきます。
実は私はこのアドベンチャーワールドで前回誕生のミライ(2009年10月13日誕生)の一般公開初日にはアドベンチャーワールドに行ってその姿を見て写真も何枚が撮影しています。 実はそれ以降、モスクワ動物園やレニングラード動物園やオランダ、デンマーク、ドイツなどの動物園には何度も足を運びましたが国内にいるミライにはなんと一度も会っていないというわけです。 会いに行かなかったというのは明確な理由がありますが、ここではそれには触れません。今回のこの赤ちゃんについては一般公開開始とはいってもすぐに会いに行こうという気はあまりせず、まあ何週間か経過した段階で会いに行ってもいいかな、とは思っています。 だたし年内ということはないと思います。
動物園などにおけるホッキョクグマの赤ちゃんの戸外登場、一般公開開始というのは生後3ヶ月から100日を超えたあたりに設定されるのですが、それは自然下において赤ちゃんがお母さんと共に巣穴から姿を現すのと時期的に同じであり、同じ意味付けがなされます。 この両方はホッキョクグマの人生(熊生)にとっての一つの重要な節目であるわけです。 ですから、それを見るのはそれなりの意味があると考えます。 ところが今回のように生後9日目程度での一般公開というのは、ホッキョクグマの人生(熊生)にとっては特別の節目ではない任意的に設定された公開開始日であるということです。 ですので、その日に無理してまで出かけようとは思わなかったというのも理由の一つです。
ホッキョクグマというのは自然下では孤高の存在であるわけですが、私は実はホッキョクグマというものの最高の姿は親子の姿であると思っています。 そしてホッキョクグマの親子の間の関係はどうなっているか、どう変化していくか、母親はいかにして子供たちに接していくかに非常に興味があるわけで、その観察は非常に骨の折れることですし、そして集中力と洞察力が要求され、非常にやりがいがあると思っています。 そういうものを見るためなら治安の良くない物騒なロシアに何度も行くことに何の抵抗もありません。人工哺育の赤ちゃんの場合は、そういった親子の関係を観察する必要が全くないので、ある意味では見るのは非常に楽であるわけです。 ホッキョクグマの観察に関しては、「楽」よりも「苦労」が大好きな私ですので、「楽」にはいささか食指が動かないといった点もあるわけです。
(過去関連投稿)
白浜のアドベンチャーワールドでホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ "La fin justifie les moyens ?"
白浜のアドベンチャーワールドで誕生の赤ちゃんの生後5日目の映像が公開
実は私はこのアドベンチャーワールドで前回誕生のミライ(2009年10月13日誕生)の一般公開初日にはアドベンチャーワールドに行ってその姿を見て写真も何枚が撮影しています。 実はそれ以降、モスクワ動物園やレニングラード動物園やオランダ、デンマーク、ドイツなどの動物園には何度も足を運びましたが国内にいるミライにはなんと一度も会っていないというわけです。 会いに行かなかったというのは明確な理由がありますが、ここではそれには触れません。今回のこの赤ちゃんについては一般公開開始とはいってもすぐに会いに行こうという気はあまりせず、まあ何週間か経過した段階で会いに行ってもいいかな、とは思っています。 だたし年内ということはないと思います。
動物園などにおけるホッキョクグマの赤ちゃんの戸外登場、一般公開開始というのは生後3ヶ月から100日を超えたあたりに設定されるのですが、それは自然下において赤ちゃんがお母さんと共に巣穴から姿を現すのと時期的に同じであり、同じ意味付けがなされます。 この両方はホッキョクグマの人生(熊生)にとっての一つの重要な節目であるわけです。 ですから、それを見るのはそれなりの意味があると考えます。 ところが今回のように生後9日目程度での一般公開というのは、ホッキョクグマの人生(熊生)にとっては特別の節目ではない任意的に設定された公開開始日であるということです。 ですので、その日に無理してまで出かけようとは思わなかったというのも理由の一つです。
ホッキョクグマというのは自然下では孤高の存在であるわけですが、私は実はホッキョクグマというものの最高の姿は親子の姿であると思っています。 そしてホッキョクグマの親子の間の関係はどうなっているか、どう変化していくか、母親はいかにして子供たちに接していくかに非常に興味があるわけで、その観察は非常に骨の折れることですし、そして集中力と洞察力が要求され、非常にやりがいがあると思っています。 そういうものを見るためなら治安の良くない物騒なロシアに何度も行くことに何の抵抗もありません。人工哺育の赤ちゃんの場合は、そういった親子の関係を観察する必要が全くないので、ある意味では見るのは非常に楽であるわけです。 ホッキョクグマの観察に関しては、「楽」よりも「苦労」が大好きな私ですので、「楽」にはいささか食指が動かないといった点もあるわけです。
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白浜のアドベンチャーワールドでホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ "La fin justifie les moyens ?"
白浜のアドベンチャーワールドで誕生の赤ちゃんの生後5日目の映像が公開
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| 2013-12-02 19:00
| Polarbearology
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