人気ブログランキング | 話題のタグを見る


街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん

師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_2133953.jpg
連休初日の土曜日である。 とはいってもマルル(左9とポロロ(右)には曜日の感覚はない。 
師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_2134989.jpg
おもちゃが無くとも双子姉妹は互いに一方が一方のおもちゃである。 今日はマルル(上)が優勢のようだ。
師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_214251.jpg
時々こうして一息を入れるところが心憎い。
師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_2141336.jpg
さあ、再開である。

マルルとポロロの氷面遊び(1)

師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_2143036.jpg
ポロロ(左)とマルル(右)は多くもなく少なくもなく、お互いに対して刺激し合う程度のバランスが取れている。
師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_21442100.jpg
こういう場面でがホッキョクグマ同士の何かの対話があることは間違いないとは思うが我々人間にはそれを知るすべはない。
師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_2145695.jpg
マルルとポロロはやはり仲の良い姉妹である。 互いが相手側に興味を持っていて絶えずそこにはコミュニケーションが存在しているように感じる。 ホッキョクグマの双子と言っても、それほど相手に関心を持たない双子というのも存在しているのだ。 たとえばレニングラード動物園のサイモンとサムソンなどはそういった双子だったのだ。
師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_215843.jpg
外からの刺激にもなかなか良く反応するのである。
師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_2152145.jpg
ララお母さんもここまで娘たちが無事に育ってくれてやや肩の荷が下りたような様子に見える。

再開されたマルルとポロロの氷上遊び

師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_2572434.jpg
ララお母さんにしてみれば今回はなかなか早く子供たちへの教育が一区切り付きつつあるようにも見える。 ただし今回は果たして娘たちとの別れが来年早々にあるかどうかは微妙な問題である。 ララお母さんは自分なりに心の準備を始めたようにも見えないことはない。 ただし今年は時間限定の展示があったりと、いつもとは違う雰囲気を感じ取っていることも間違いないように思われる。 「別れの時が近づいてきた」という雰囲気を今年は来園者の様子からあまり感じ取れないことを奇妙に思っているかもしれない。
師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_215394.jpg
転落事故があったものの九死に一生を得たマルルである。
師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_215482.jpg
なにしろこのマルルは非常にバランスのとれた成長を遂げているように見える。 欠点というものがあまり見当たらないのである。
師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_216189.jpg
最近は頼もしささえ感じるこのマルルである。 さすがに「ホッキョクグマの神様」が救った命だけのことはある。
師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_216161.jpg
このポロロはまだまだ荒削りなところがある。
師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_2162665.jpg
そしてこのポロロは、性格の違いはあるものの、マルルほどは完成度が高くない。ポロロはやや不器用なところがある。 その点において男鹿水族館のミルクと比較するとかなり差をつけられているように思う。
師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_2164043.jpg
しかしこのポロロにはある意味においてはライバルでもあるマルルという存在があって、そこから得る刺激というのが実に彼女にとっては救いなのである。ホッキョクグマのキャパシティー、いや潜在的可能性という点ではマルル以上のものがあり、そしてミルクをかなり凌駕しているように感じる。 ミルクというのはその能力が全て外に出てくる。 ミルクは彼女の持っている能力の全てを発揮して見ている者を楽しませ、そして感嘆の声を上げさせるのである。 しかしこのポロロというのはその反対で、彼女の能力はあまり外に出てこないのである。 ポロロはそういった目に見えな要素においては大きな可能性を秘めているように見える。 アイラとは全く違った意味においてこのポロロは大器である。
師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_2165044.jpg
ララお母さんは「母親の権威」でこのマルルに接してきたのではない。娘の教育にはそれは不要だと思っているのだろう。 だから同じ目線でマルルに接しているのである。 同じ雌(メス)としての仲間意識のようなものを感じる。
師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_21726.jpg
多々お母さんはこのポロロに対してはマルルに対する以上に庇護者としての立場を取っているように感じる。 マルルに対する接し方との微妙な違いがあるのである。 こういった点でララお母さんはイコロとキロルを育てるよりも今回のマルルとポロロを育てるやり方のほうが巧いと感じるのだ。ララお母さんのキロルに対する接し方は、今にして思えば幾分問題があったかもしれないと思うのである。 少しばかりキロルは増長してしまった点があったように思う。 キロルは「お母さんはイコロよりも僕のほうを大事にして尊重してくれる。」 という勘違いをした時期があったように思うのである。 その点で今回のポロロに対する接し方は見事だと思う。ララお母さんはポロロを庇護するものの、決して依怙贔屓したりしようとはしていないからである。

氷面を引掻いて遊ぶマルルとポロロ

師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_2171257.jpg
そういった娘たちを暖かく見守るララお母さんでsる。
師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_217202.jpg
秋になって展示場の移動がありララお母さんの教育もやや停滞したような印象も受けたが、どういうわけだが今回は娘たちの仕上がりはかなり順調である。 ララお母さんの心の中のどこかに「娘たちとの別れ」を意識し始めたように感じないわけではない。 しかし同時にララお母さんは、来園者からいつもなら感じるそういった「残り少ない時間への哀惜の念」が今回は希薄であることも、心のどこかで感じている可能性はある。 私などは、「ララお母さん、あまり仕上げのピッチを急がなくてもいいですよ。」とさえ言ってやりたいような気持もあるのである。 なにしろ我々人間の側では欧州でも日本でもスペース確保に四苦八苦しているような状況なのである。
師走の曇天、肌を刺す寒さの中でのマルルとポロロ ~ やや肩の荷を下ろしたララお母さん_a0151913_2173056.jpg
今回からニコンのD5300を使用している。 私はこのD5000番台は大好きなのだ。 エントリー機ではあるが写りは非常にしっかりしているし、なにしろ非常に軽くて旅行にはもってこいなのである。 ただしこのD5300は露出補正に相当に気を使わねばならないようだ。 とにかく補正値の幅を大きくせねばならない。 そしてニコンのカメラには珍しく、全体的にかなりアンダー気味である。 そして画像はアクが強いのである。 だから景色などを撮るともっと清潔感が欲しくなってしまう。 その点においてはD5100が一番よかったように思っている。 D5300には少々戸惑っている。

Nikon D5300
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR
(Dec.21 2013 @札幌・円山動物園)
by polarbearmaniac | 2013-12-21 23:45 | しろくま紀行

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
飼育・繁殖記録
街角にて
未分類

最新の記事

........and so..
at 2023-03-27 06:00
モスクワ動物園のディクソン(..
at 2023-03-26 03:00
ロシア・ノヴォシビルスク動物..
at 2023-03-25 02:00
ロシア・西シベリア、ボリシェ..
at 2023-03-24 02:00
鹿児島・平川動物公園でライト..
at 2023-03-23 01:00
ロシア・ノヴォシビルスク動物..
at 2023-03-22 03:00
名古屋・東山動植物園でフブキ..
at 2023-03-21 01:00
ロシア・ノヴォシビルスク動物..
at 2023-03-20 02:00
モスクワ動物園のディクソン ..
at 2023-03-18 22:20
ロシア・サンクトペテルブルク..
at 2023-03-18 03:00

以前の記事

2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索