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街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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バルト海沿岸・エストニアのタリン動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!

バルト海沿岸・エストニアのタリン動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!_a0151913_1047344.jpg
フリーダお母さん Photo(C)Delfi.info
バルト海沿岸・エストニアのタリン動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!_a0151913_23315484.jpg
産室内のフリーダお母さん Image : Tallinna Loomaaed

いや、恐れ入りました。 今年は予想もしていなかった場所でホッキョクグマの赤ちゃん誕生のニュースがあるのではないかと思っていましたが、なんとバルト海沿岸のエストニアのタリン動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生です。
バルト海沿岸・エストニアのタリン動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!_a0151913_182592.jpg
Image : 日本経済新聞

タリン動物園が本日初めて明らかにしたところによりますと、出産したのは11歳になったばかりのフリーダで、タリン動物園のSNSの記事によれば誕生したのは11月24日のことだったそうです。 出産したのは2頭だったそうですが最初に生まれた赤ちゃんは死亡し、一時間後に生まれたもう一頭の赤ちゃんは生存中です。 誕生後、一か月しての発表ですが、タリン動物園はまさに祈るような気持ちでこの一頭の赤ちゃんの元気な成育を祈っているそうです。 フリーダお母さんは昨年も一頭出産したそうですが、すぐに赤ちゃんは死亡してしまったそうで、今回こうして初めて赤ちゃんが無事に何とか一か月生存しているわけで、何とか無事に育ってほしいものです。 フリーダお母さんの出産の瞬間、それからその後の様子を伝える映像が公開されていますので下にご紹介しておきます。 この産室にはチップがないのですね。 それから、なんとなく居心地が良くないようにも見えます。



タリン動物園については是非、過去関連投稿をご参照いただきたいのですが、新ホッキョクグマ飼育展示場の建設のために市民に寄付を募ったりと、それこそ必死の思いで計画を前進させており、今回のホッキョクグマの赤ちゃん誕生のニュースはタリン動物園にとってはそれこそ天恵の慶事であるといえましょう。 赤ちゃんの無事を祈りたいと思います。 それから、今回の赤ちゃんの父親であるノルトはウィーン生まれですが、彼がモスクワ動物園に暮らしていた5年ほど前の時代に私は一度彼に会ったことがありました。 ウランゲリと同居していましたが、まるで蛇ににらまれたカエルのように萎縮しており、ウランゲリは容赦なくノルトが食べている鶏肉を奪い取っていました。 ノルトは当時はもう7歳にもなっていたものの貫録という点ではウランゲリにとても立ち向かえるような雄ではなかったわけです。 しかしその彼ももう12歳になって、とうとうこうして父親になったのかと思うと感慨深いものがあります。 (ちなみにノルトは鹿児島のホクトの甥にあたります。 ノルトの祖母はあのベルリン動物公園のアイカというわけです。)

(資料)
Tallinna Loomaaed (Uudised /Dec.23 2013 - jääkaru Frida sai poja)
Tallinna Loomaaed facebook (Dec.24 2013)

(過去関連投稿)
エストニア・タリン動物園の気骨のホッキョクグマ、フランツの非業の死 ~ 待ち望まれる新施設
エストニア・タリン動物園、ホッキョクグマ舎改築は予算獲得が難問
エストニア・タリン動物園、懸案の新ホッキョクグマ展示場建設に向け募金活動を開始
エストニア・タリン動物園の「ホッキョクグマの日」のイベント ~ 新施設建設計画が動き出すタリン動物園
by polarbearmaniac | 2013-12-24 23:00 | Polarbearology

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