街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ルル、その剛直さ、朴訥さという「東北人」らしい性格の妙味 ~ 現実主義者ルルと理想主義者ララ

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現在19歳のこのルルは札幌のララとは双子姉妹であることは言うまでもない。 こうやって見ているとララに似ていることは勿論であるが、ララの娘であるピリカにも似ているのである。
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最近になってこのルルは非常に札幌のララに顔つきが似てきたような印象を受ける。 数年前は必ずしもそれほどでもなかったように思うのである。
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札幌のララが北海道のホッキョクグマだとすると(実績から言えば彼女は「世界的」なホッキョクグマである)、このルルは東北のホッキョクグマというような印象を受ける。 それは別にこのルルが「東北サファリパーク」で飼育されていたこととは関係のない話である。
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それは、いわゆる「東北人」らしい芯の強さと朴訥さ、そして剛直さがこのルルに感じられるからである。 彼女が人間だったら東北弁を話すであろう。
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しかしこのルルは一面において非常に醒めていて現世的なあれこれにこだわるホッキョクグマのように感じられる。 札幌のララが理想主義者ならば、このルルは現実主義者である。
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仮にこのルルが母親になったとすれば、おそらく「理性型」の母親となるだろう。 それは彼女の双子姉妹のララの「情愛型」とは正反対の母親像を我々に提示してくれるに違いないと思われる。 ララとルルが同じシーズンに出産し、そして両方の子育てが同時に見られるとすれば極めて興味深いことになるだろう。
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さて、そういった母親像の違いの件はさておき、このルルはまさに正念場だろうと思うのだ。 こうやってイワンとの間で繁殖を狙い続け、そして彼女も来月には20歳になる。 果たして今度はどうなのだろうか? 以下の本日のルルの表情をご紹介しておきたい。 雌のホッキョクグマには秋特有の表情があるように思う。 ましてや出産が期待されている(そして実際に出産に成功する)ホッキョクグマには何か少し他とは異なる雰囲気がある。 ルル、ララ、シモーナの三頭を比較してみたい。 まずルルである。

瞑想するルル

次は一週間前のララである。

瞑想するララ

そして9月下旬のシモーナ(モスクワ動物園)である。

瞑想するシモーナ

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幸か不幸か、最近ではこのルルの将来の出産の可能性についてファンの間であまり話題になってはいないようである。 そうした状況の中で、実はルルは正念場の年齢に入ってきているのである。 
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1~2年以内に仮にルルに出産があるとすれば、それは旭山動物園の粘り勝ちということになるだろう。 そうでないとすれば、いささか難しい評価となるかもしれない。 そもそも一般論として、飼育下のホッキョクグマに出産が無くても不思議ではないという考え方は一面においては真実であり、私も基本的にはそう考えているが、しかしイワンとルルのペアで少し引っ張りすぎたという評価も事後的には出てくるだろうという気はする。
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非常に風が冷たく感じる今日の旭川である。
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Nikon D5200
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR
(Oct.11 2014 @旭川市・旭山動物園)
by polarbearmaniac | 2014-10-11 23:50 | しろくま紀行

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