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街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

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大阪・天王寺動物園と札幌・円山動物園のそれぞれの四回の訪問を終えた段階で ~ 二組の親子の印象

大阪・天王寺動物園と札幌・円山動物園のそれぞれの四回の訪問を終えた段階で ~ 二組の親子の印象_a0151913_375911.jpg
フローラ(仮称) (2015年3月28日撮影 於 天王寺動物園)
大阪・天王寺動物園と札幌・円山動物園のそれぞれの四回の訪問を終えた段階で ~ 二組の親子の印象_a0151913_3115564.jpg
オクタヴィアン(仮称) (2015年4月5日撮影 於 円山動物園)

大阪のフローラ(仮称)、札幌のオクタヴィアン(仮称)という二頭の赤ちゃんが一般公開されてから、それぞれ四回この二つの動物園を訪問し、その印象を投稿しています(「準備中」のものは全て正式投稿が終了しています)。 これらはそれぞれの日に私が感じたことを率直に記しています。 以下にまとめておきますので御興味のある方はクリックして見て下さい。
大阪・天王寺動物園と札幌・円山動物園のそれぞれの四回の訪問を終えた段階で ~ 二組の親子の印象_a0151913_3141347.jpg
フローラ(仮称) (2015年3月28日撮影 於 天王寺動物園)

*大阪・天王寺動物園
・3月10日訪問(一般公開初日)
・大阪・天王寺動物園のフローラ(仮称)ちゃん、初めまして! ~ 小雪の舞った日に点火されたローソク
・フローラ (Flora - 仮称)の素顔とその性格
・バフィンお母さんの母親像を考える ~ 覆いかぶさる緊張感を突き抜けて見えてくる本質的部分
・3月14日訪問
・バフィン、その「理性型」母親像が見せる「非理性型」としての側面 ~ 未完のドラマの始まり
・フローラ(Flora - 仮称)、その「花と春の女神」 の気儘な土曜日
・3月21日訪問
・バフィンお母さんとフローラ(仮称)ちゃんの春分の日 ~ 昼寝に見る「理性型」と「情愛型」の母親像
・フローラ(Flora - 仮称)、その「花と春の女神」の喪失すること無き純粋な幼少美の世界を近写する
・3月28日訪問
・「花と春の女神」 フローラ(Flora - 仮称)とバフィンお母さんの華やかなる土曜日 ~ 美しきその成長
大阪・天王寺動物園と札幌・円山動物園のそれぞれの四回の訪問を終えた段階で ~ 二組の親子の印象_a0151913_3152962.jpg
オクタヴィアン(仮称) (2015年4月5日撮影 於 円山動物園)

*札幌・円山動物園
・4月1日訪問(一般公開初日)
・ララお母さん、お久し振りです! オクタヴィアン (Octavian - 仮称)君、はじめまして!
・オクタヴィアン(Octavian - 仮称)の性別と性格 ~ 「雄だ」というよりも「雌ではない」と言うべき茫洋さ
・圧倒的な貫録と実力と格の違いを見せつける世界のララ ~ 進化を遂げ頂点へ
・4月2日訪問
空間を完全に支配したララお母さん、そしてオクタヴィアンの木曜日 ~ 円山動物園二日目
・4月4日訪問
・ララお母さんとオクタヴィアン(仮称)の気だるい土曜日 ~ 決して先を急がぬ母親の余裕
・オクタヴィアン(仮称)、その奇妙で不思議な行動様式 ~ 身体と精神の発達速度の不均衡が理由か?
・4月5日訪問
・肌に寒風、心に春風 ~ ララお母さんとオクタヴィアン(仮称)の日曜日
・オクタヴィアン(仮称)、その行動範囲拡大の兆し

大阪・天王寺動物園と札幌・円山動物園のそれぞれの四回の訪問を終えた段階で ~ 二組の親子の印象_a0151913_3305875.jpg
ララ (2015年4月4日撮影 於 円山動物園)
大阪・天王寺動物園と札幌・円山動物園のそれぞれの四回の訪問を終えた段階で ~ 二組の親子の印象_a0151913_3332996.jpg
バフィン(2015年3月14日撮影 於 天王寺動物園)   

全体の印象で強く残るのは、札幌のララお母さんの一段と磨きのかかった圧倒的ともいえる母親像、大阪のバフィンお母さんの全力投球のひたむきさ、札幌のオクタヴィアンのスケールの大きさ、大阪のフローラの可憐さといったところでしょうか。 ララお母さんに関して言えば、おそらく現時点で世界最高の母親像を我々に提示していると思います。 わたしはこれを誇張して言っているわけでは決してありません。 大阪のバフィンの23歳での初育児は感動的です。 彼女は基本的に「理性型」の母親ですが、「関与型」と「非関与型」との間を不安定に行き来している点では経験や技量の欠如を露呈してはいるものの、まるで自分の人生 (Bear's Life) の集大成であることを自覚しているかのような燃焼振りには誰しも胸を打たれるでしょう。 明らかに悲壮感さえ時として感じさせるバフィンは娘のために自分の命を自分で縮めているように感じられます。 その点、札幌のララは力に十分な余裕があるわけで、その安定感は見ている者に幸福感を与えてくれます。、

大阪のフローラは、いわゆるホッキョクグマの赤ちゃんらしい赤ちゃんというか、その可愛らしさと可憐さには頬が緩んできます。 そしてまた、「写真写り」が抜群という赤ちゃんです。 札幌のオクタヴィアンは、何か得体の知れないスケールの大きさを感じさせると同時に、謎の部分が多くあるという感じです。 二頭ともこれからが楽しみな赤ちゃんです。

とりあえず大阪と札幌のそれぞれに四回訪問したところで、最初のまとめとしておきます。

Nikon D5300
シグマ APO 50-500mm f/4.5-6.3 DG OS HSM
(*注 - フローラ、オクタヴィアンというのは勿論、この赤ちゃんたちの正式な名前が決まるまで私が便宜上、勝手につけた仮称である。)

(過去関連投稿)
*ホッキョクグマの母親像
「情愛型」 と 「理性型」、「対象関与型」 と 「対象非関与型」 のそれぞれの母親像の違いを探る
クルミお母さんの母親像を再度考える ~ 「求心性」、「非求心性」の第三の座標軸から見えてくること
クルミ、その特異なる母性へのオマージュ ~ 「母親」 たることを拒絶した、その逆説的母親像への敬意
モスクワ動物園のシモーナ、過去の映像に見るその母親像の 「絶対的」 かつ 「不動」 の存在の安定感
by polarbearmaniac | 2015-04-06 23:55 | Polarbearology

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