街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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アウヴェハンス動物園二日目 ~ 三世代同居の問題点

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フリーダムお母さん、二頭の赤ちゃん、今日もよろしくお願いいたします!
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一昨日に引き続いて今日はレネンのアウヴェハンス動物園訪問の二日目である。 動物園の前の道路で見かけたバスだが、こういったバスが走っているのはここと札幌だけだろう。 やはり発想は同じなのである。
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今日もこのフリーダム親子のいる展示場にはフギースの姿がある。 それを気にするフリーダムお母さんである。
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今日はどういうわけだかフギースもフリーダム親子の姿を時々こうして見ている。 このフギースは言うまでもなくフリーダムお母さんの母親である。
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フギースはフリーダム親子に接近しようという感じに見える。
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警戒心を発動させるフリーダムお母さん。
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フギースはさらに接近。
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赤ちゃんたちも怖がってフリーダムお母さんにくっついてしまう。 一見独立心のあるように見える「冒険家ちゃん」さえもこういった場合はやはりフリーダムお母さんに守ってもらおうということなのだ。
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とうとう二頭共、フリーダムお母さんの体の下に入ってしまった。 これ以降については下の動画でご覧いただきたい。 日本では絶対に見ることのできない貴重なシーンだと思う。 飼育下のホッキョクグマの親子のいる展示場に別のホッキョクグマが出現した場合、どのような反応が起きるかということである。 そして今回の場合に出現したのはフリーダムお母さんのさらに母親であるフギースである。 フリーダムはフギースが自分の母親であることは知っているようである。 しかしこうして自分が育児中にその自分の母親が接近してくるという、これは全く稀有のケースのように思われる。

接近するフギースを警戒するフリーダム

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フリーダムお母さんは Chuffing を行って子供たちに警戒を命令し、そして結局はフギースを遠ざけることに成功している。 しかしやはりフリーダムにとってはいかに自分の母親とはいえ、子供たちがまだ幼い現在の時点でフギースが同じ飼育展示場に存在しているという現状は愉快なものではないだろう。 こうした三世代同居は見ている者や飼育サイドの担当者からすれば興味のあることではあるが、当のホッキョクグマ親子にとっては心地よいものではないだろう。 そしてフリーダム親子とフギースは、常に水を挟んで反対側にいるのである。広い展示場を一杯に使用できないという欠点がある。非常に問題なのではないだろうか? そしてフギースも下の映像のように決まった場所を行ったり来たりしていて行動範囲が狭くなっているのである。

歩き回るフギース

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それから、フギースの歩き回っているあたりの場所からはこういったホッキョクグマの写真が見えるのだが、これは気にならないのだろうか?
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やはり偉大なる母であるこのフギースにとっても不本意な状態のように見える。実はこの動物園にはこの展示場の裏にもう一つの展示場があるのである。 だからそこを使ってフリーダム親子とフギースを分けて展示し、時々それを交換すればよいだけの話ではないだろうか。 この状態では三世代同居が意味のあるものには思えない。
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フリーダム親子のお昼寝の時間となった。 そしてフリーダム親子の午後の様子。


午後のフリーダム親子の様子

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飼育環境の素晴らしいこの動物園ではあるが、フリーダムお母さんにとっては悠々と育児を行うにはやはり心配もあるようだ。

Nikon D5300
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR
(2015年5月3日 @オランダ・レネン、アウヴェハンス動物園))
by polarbearmaniac | 2015-05-04 06:00 | 異国旅日記

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