人気ブログランキング | 話題のタグを見る


街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

ウランゲリ(Белый медведь Врангель)の憂鬱 ~ ムルマとの微妙な関係

ウランゲリ(Белый медведь Врангель)の憂鬱 ~ ムルマとの微妙な関係_a0151913_2545012.jpg
シモーナと長年パートナーを組んでいるこのウランゲリは野生出身で現在推定24歳である。モスクワ動物園の飼育担当者からは彼のまさに「人間的」な性格について非常に高く評価されているそうである。彼は全く粗暴な姿勢は見せない温和な紳士で、飼育員さんが格子から手を中に入れても全く安全なホッキョクグマだそうである。
ウランゲリ(Белый медведь Врангель)の憂鬱 ~ ムルマとの微妙な関係_a0151913_33590.jpg
シモーナとの相性も抜群で、シモーナが年末に出産を控えていてもモスクワ動物園はシモーナの産室入りの比較的直前までウランゲリと同居させているほどである。私の昨年9月下旬のモスクワ動物園訪問記のなかで「モスクワ動物園が世界に誇るシモーナとウランゲリの名ペアの成功の理由の一端を垣間見る」、及び「ウランゲリ、その優しさ、親しみやすさ、紳士的性格に見る繁殖への道」という二つの投稿をご参照頂きたいのだが、シモーナは出産に向けていわゆる「筋に入った」といった状態であってもウランゲリと同居させているのであり。通常の場合だともう雌は単独で展示しているはずの時期であるが、シモーナのおおらかさやウランゲリの柔和な性格によってなんともいえない素晴らしい雰囲気を醸し出していた。
ウランゲリ(Белый медведь Врангель)の憂鬱 ~ ムルマとの微妙な関係_a0151913_3135537.jpg
ところが今年のウランゲリは今までペアを組んだことのなかったムルマとの間での繁殖を担わされており、今年の春に両者の間で繁殖行為があたかどうかは不明であるが、多分なかったのではないかと考えられる。それは、このウランゲリとムルマとの相性にいささか問題があるように私は見える。ウランゲリは上の写真のようにあまり機嫌がよくなさそうな顔をしている。シモーナとの同居では決して見せなかった顔である。以下の映像でもウランゲリが何かに不満を抱いていて鼻を曲げたりしている様子がわかるはずである。この鼻を曲げるというのはホッキョクグマがあまり機嫌がよくない時に行う仕草だからである。

何かに不満なウランゲリ

ウランゲリ(Белый медведь Врангель)の憂鬱 ~ ムルマとの微妙な関係_a0151913_3212447.jpg
それから、ストレスなのか何なのかはわからないがウランゲリは体のいたるところがかゆいらしく、頻繁に背中やお尻を岩や地面に擦り付けて掻いている。この下の映像の冒頭部分などまさにそういったウランゲリの姿を見ることができる。

体を掻くウランゲリと、ムルマ

ウランゲリ(Белый медведь Врангель)の憂鬱 ~ ムルマとの微妙な関係_a0151913_329496.jpg
いささか不本意な状況におかれているウランゲリである。

Nikon D5500
AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR
Panasonic HC-W870M
(Sep.29 2015 @モスクワ動物園)
by polarbearmaniac | 2015-09-30 05:40 | 異国旅日記

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
飼育・繁殖記録
街角にて
未分類

最新の記事

........and so..
at 2023-03-27 06:00
モスクワ動物園のディクソン(..
at 2023-03-26 03:00
ロシア・ノヴォシビルスク動物..
at 2023-03-25 02:00
ロシア・西シベリア、ボリシェ..
at 2023-03-24 02:00
鹿児島・平川動物公園でライト..
at 2023-03-23 01:00
ロシア・ノヴォシビルスク動物..
at 2023-03-22 03:00
名古屋・東山動植物園でフブキ..
at 2023-03-21 01:00
ロシア・ノヴォシビルスク動物..
at 2023-03-20 02:00
モスクワ動物園のディクソン ..
at 2023-03-18 22:20
ロシア・サンクトペテルブルク..
at 2023-03-18 03:00

以前の記事

2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索