人気ブログランキング | 話題のタグを見る


街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ロシア・イジェフスク動物園の双子の雄の赤ちゃん、シェールィとビェールィの性格と行動の違い

ロシア・イジェフスク動物園の双子の雄の赤ちゃん、シェールィとビェールィの性格と行動の違い_a0151913_0254352.jpg
Photo(C)Григорий Фомин

昨年11月28日にロシア連邦ウドムルト共和国のイジェフスク動物園(現在では公式にはウドムルト動物園 - Зоопарк Удмуртии)でドゥムカお母さんから誕生したものの生後2ヶ月で人工哺育に切り換えられた雄の双子の赤ちゃんであるシェールィ(Серый)とビェールィ(Белый) ですが、同園の飼育担当の方によりますと非常に性格や行動が異なるそうです。シェールィのほうは運動神経が良いらしく力も強いそうで、取っ組み合いでも主導権を握る場合が多いそうです。ビェールィのほうは飼育員さんに甘えたりして快活な性格だそうで、雪の上で転げまわるのを楽しんでいるそうです。ここでこのシェールィとビェールィの広い展示場での最新の映像を見てみましょう。



ホッキョクグマの双子というのは私の経験では性別が同じ双子のほうが見ていておもしろいと感じました。その点で私が欧州で何例か見た性別の異なる双子は何か二頭同士の関係が幾分単調で晦渋な気がしたわけです。同性の双子の場合は純粋に性格の違いが二頭の関係に大きく影響しているわけで、このほうが見ていて興味が湧くという感じです。ノヴォシビルスク動物園のクラーシン(カイ)と日本平動物園のピョートル(ロッシー)はご存じ双子の兄弟ですが、レニングラード動物園時代にはクラーシン(カイ)が積極的で冒険好きな性格でピョートル(ロッシー)は控えめな性格だったそうです。これはなんとなくわかる気がします。ただしイジェフスク動物園のシェールィとビェールィの場合は、今後成長するにつれて変化していくのではないかという気がします。いくつかの今回の双子の映像だけ見た限りでは私の眼にはそれほど性格や行動が大きく異なるようには見えないですね。

さて、ここでこのシェールィとビェールィについて期間限定で以下の映像をご紹介しておきます。なかなか興味深い映像です。



この動物園は正式にはウドムルト動物園(Зоопарк Удмуртии)というのですが地元の方でこういう呼び方をする人はまずいないようです。私が現地に行きましたときも皆さんイジェフスク動物園という呼び方をしていましたし、それが一般的なようです。

(資料)
ИА «УДМУРТИЯ» (Apr.1 2016 - Сотрудники зоопарка в Ижевске учат плавать белых медвежат-близнецов)
Моя Удмуртия (Feb.24 2016 - В Зоопарке посетителям впервые показали белых медвежат)
Я люблю Ижевск (Apr.4 2016 - Белых медвежат в Ижевском зоопарке вывели на прогулку)

(過去関連投稿)
ロシア連邦ウドムルト共和国のイジェフスク動物園でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生!
ロシア連邦・ウドムルト共和国、イジェフスク動物園で誕生の双子の赤ちゃんは順調に成育
ロシア・イジェフスク動物園の双子の赤ちゃんが戸外へ ~ ドゥムカお母さんが病気で人工哺育となる
ロシア連邦・ウドムルト共和国、イジェフスク動物園の双子の雄の赤ちゃんを日本のTV局が取材
ロシア・イジェフスク動物園の双子の雄の赤ちゃん、広いメインの展示場へ ~ 来日の可能性は?
ロシア・イジェフスク動物園の双子の赤ちゃん、シェールィ(Серый)とビェールィ(Белый) の近況
by polarbearmaniac | 2016-04-04 01:00 | Polarbearology

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
飼育・繁殖記録
街角にて
未分類

最新の記事

........and so..
at 2023-03-27 06:00
モスクワ動物園のディクソン(..
at 2023-03-26 03:00
ロシア・ノヴォシビルスク動物..
at 2023-03-25 02:00
ロシア・西シベリア、ボリシェ..
at 2023-03-24 02:00
鹿児島・平川動物公園でライト..
at 2023-03-23 01:00
ロシア・ノヴォシビルスク動物..
at 2023-03-22 03:00
名古屋・東山動植物園でフブキ..
at 2023-03-21 01:00
ロシア・ノヴォシビルスク動物..
at 2023-03-20 02:00
モスクワ動物園のディクソン ..
at 2023-03-18 22:20
ロシア・サンクトペテルブルク..
at 2023-03-18 03:00

以前の記事

2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索