
街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum
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デンマーク・スカンジナヴィア野生動物公園でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生! ~ 乳腺刺激薬投与へ
デンマーク・コリン(Kolind) のスカンジナヴィア野生動物公園 (Skandinavisk Dyrepark)で11月23日水曜日の午前2時17分に一頭目、午前6時に二頭目とホッキョクグマの双子の赤ちゃんが誕生しました。産んだのは22歳のイルカお母さんです。フランク・ラルセン園長は「赤ちゃん誕生後の一時間に好ましくないことがいくつか発生したが今は言えない。」と、その詳しい内容については最初の段階では語っていなかったのですが、しばらくしてラルセン園長は下の映像で次のような説明を行っています。その映像におけるラルセン園長の説明によりますと、赤ちゃん誕生補非の昼間は二頭それぞれに対する授乳がうまくいっている音が聞こえたために安心したものの、その日の夜になって事態が悪化したそうです。通常は授乳が終わるとその後しばらくは赤ちゃんたちは安心して眠ってしまうのが通常の場合であるのに、夜になって赤ちゃんたちは眠る時間が非常に短くなり、そして泣き叫ぶようになっしまったそうです。これはつまりイルカお母さんの母乳が出なくなってしまったために赤ちゃんたちは母乳を飲むことができなくなっていることを意味しています。同園は事態を重視して翌日24日木曜日の朝に思い切ってイルカお母さんに麻酔をかけて眠らせ、乳腺に刺激を与えて母乳の出ることを促進する乳腺刺激薬を投与したそうです。やがてイルカお母さんは麻酔から覚醒して赤ちゃんたちに寄り添っているそうですが、投与した薬の効力が出るまでは24時間が必要であり、その間の時間が非常に心配であるということだそうです。以下の映像は必見の映像です。ラルセン園長の説明に合わせて、そのシーンが展開していきます。音声は必ずonにしていただき、全画面表示でご覧下さい。過去のシークーの人工哺育のシーン、今回の一頭目と二頭目の赤ちゃんの出産シーンや産室内での乳腺刺激薬の投与のシーンも登場しています。
確かにイルカお母さんは彼女の最初の出産であったシークーの時には母乳が出なかったためにシークーは人工哺育となったわけです。二度目の出産であったネヌとヌノの双子の時には出産前にこの乳腺刺激薬を与えたためにイルカお母さんはなんとか母乳が出たということがありました。今回はその薬を与えずにイルカお母さんは出産に臨んだわけですが肝心な時に母乳が出なくなってしまったわけで、これは大変な事態です。赤ちゃんたちが心配ではあるものの、ラルセン園長の上の説明は実に素晴らしいと思います。いったい世界の他のどこの動物園で園長さん自身がこうした事態の緊迫した微妙な時期に自分の言葉でファンに状況をきちんと説明できる人がいるでしょうか? 話ぶりにも高い見識が感じられます。やはりデンマークはホッキョクグマ飼育の最先進国なのです。産室内で生まれたばかりの赤ちゃんたちが危機的状況に陥り、そして担当者はそれにどう対処しているかを説明して情報を発信するという姿勢には頭が下がります。
そういったことはともかくとして、イルカお母さんの母乳がなんとか早く再び出てほしいものです。緊迫の状況は続きます。
(*追記)産室内の親子のやや長い映像が公開されていますので追加しておきます。
(資料)
TV 2 | ØSTJYLLAND (Nov.24 2016 - Isbjørnetvillinger er kommet til verden i østjysk dyrepark)
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| 2016-11-25 02:30
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