
街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum
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"Polar Bear(s) of the Year (2016)" in Japan

(2015年6月28日撮影 於 大阪・天王寺動物園)

(2016年6月10日撮影 於 大阪・天王寺動物園)
毎年の年末にこのブログでは米国のタイム(TIME)誌にあやかってその年の日本のホッキョクグマ界で最も活躍したり話題になったりした日本のホッキョクグマの “Polar Bear of the Year” in Japan を選んでいます。今年も選んでみたいと思います。今まで私が選んだホッキョクグマは、2009年はララ、2010年はデナリ、2011年はララとアイラの母娘、2012年はクルミ、2013年はミルク、2014年はバフィン、2015年はシルカを選んでいます。
さて、数日前から私は非常に頭を捻ってきたのですが日本において今年2016年に特別の活躍をしたり話題になったりといった一頭のホッキョクグマを選出するのは極めて難しいという結論にならざるを得ません。これが世界のホッキョクグマ界(北米、欧州、ロシア、日本 etc)というところまで拡大しますと今年の "Polar Bear of the Year (2016)" は文句なくアメリカ・コロンバス動物園のナヌークだと思います。これは誰しも異存のない選択でしょう。しかし日本に限定し、それも一頭となると難しいと思います。札幌のリラというのも頭に浮かびましたが、リラは後年に選ぶ機会が必ずありそうにも感じますので今回は外したいと思います。そうなると今年の "Polar Bear of the Year (2016)" の一頭での選択はますます難しくなります。しかし過去に親子二頭をノミネートしたことがありますので、今年も同じように親子ということならば当然該当はあるわけです。それは浜松市動物園のバフィンとモモの親子です。この二頭を今年2016年の “Polar Bear(s) of the Year” in Japan に選びたいと思います。
このバフィンとモモの親子は天王寺動物園で一つしかない展示場をシルカと半日で分け合っていたわけですので大阪で16ヶ月間にわたって公開されてはいたものの実質上はその半分の通常の動物園における親子の8ヶ月間分の公開時間だったと考えてみてもそう間違いではないでしょう。そして今年の6月にバフィンとモモは親子そろって大阪の天王寺動物園から浜松市動物園へと移動したわけです。こうした形で親子そろって他園に移動してというケースは非常に稀ですし、今後の世界のホッキョクグマ界でもおそらくほとんどないケースとなるでしょう。母親であるバフィンは長年にわたって暮らしていた浜松の寝室や飼育展示場をよく覚えていて古巣にもどったような落ち着きを最初から見せていたために、本来は移動によって非常に動揺するはずの娘のモモも非常に早く浜松に慣れ親しむことができるようになったのは本当になによりのことでした。途中でモモが体調を崩した一時期はあったものの、それはおそらく大阪時代との展示時間の違いによって自分の生活の中での運動量やリズムを崩してしまったことから生じたものではないかと考えています。しかし最近はモモの体調不良も聞きませんので、もう完全に生活のリズムを掴んでしまったものと思います。


今後も活躍が期待されるバフィンとモモの親子です。
(過去関連投稿)
"Polar Bear of the Year (2015)" in Japan
バフィンの母親としての軌跡 ~ "So has Baffin been a nursing Polar Bear Mother"
浜松市動物園のモモの不調の原因は何なのか? ~ 展示時間の長さの変化にまだ対応できないためか
by polarbearmaniac
| 2016-12-29 01:00
| Polarbearology
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