
街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum
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ロシア・サハ共和国、ヤクーツク動物園のハールチャーナが間もなく満一歳へ

ロシア北東部サハ共和国のヤクーツク動物園で昨年2016年の11月30日にコルィマーナ (Колымана) お母さんから誕生した雌(メス)のハールチャーナ (Хаарчаана)は間もなく満一歳を迎えようとしています。ヤクーツク動物園は最近のこの親子の様子について簡単に述べていますが、ハールチャーナは急速に体が大きくなって来園者の中にはこの二頭が親子であることを認識できないという人すらいるそうです。コルィマーナお母さんというのはなかなか面倒見の良い母親だそうで娘のハールチャーナにはホッキョクグマとしてのいろいろな行動を身を持って示してきたそうです。一つだけ映像をご紹介しておきましょう。これは9月の映像ではないでしょうか。ワンクリックしていただくと開始画面に飛びます。ちょっとだけ母親に挑みかかってみたという感じのハールチャーナです。

予定ではハールチャーナは今月中にサンクトペテルブルクのレニングラード動物園に移動することになります。そこで待っているのは彼女の祖母にあたるウスラーダというわけです。ロシアの動物園というのはごく最近まで「二年サイクル」の繁殖を行ってきましたが、今回のハールチャーナのサンクトペテルブルクへの移動はハールチャーナの母親であるコルィマーナ、そしてそのパートナーであるロモノーソフのペアに来年のシーズンも繁殖に挑戦させようという「二年サイクル」の繁殖の維持も目的であるわけです。そういった今では過去のものとなってしまったはずの「二年サイクル」の繁殖に疑いを持たないのがレニングラード動物園やノヴォシビルスク動物園の故シロ園長といったわけなのです。しかしそれにしてもこうやってコルィマーナとロモノーソフとの間での繁殖の「量産体制」を確立してしまうとどういうことが起こるでしょうか。野生出身であるコルィマーナの血統的優位性がウスラーダの息子であるロモノーソフ(つまりモスクワのシモーナの弟にあたるわけですが)との組み合わせによってその価値を失ってしまうわけです。コルィマーナが野生孤児としてヤクーツク動物園に保護された時にはモスクワ動物園は全く関与しておらず、つまりモスクワ動物園はロシア国内のホッキョクグマの血統について当時はあまり強く意識していなかっためにレニングラード動物園がロモノーソフをヤクーツク動物園に移動させてコルィマーナのパートナーにすることにモスクワ動物園は強く異議を唱えなかったのだろうと思います。しかしやはり正解はコルィマーナのパートナーはペンザ動物園の野生出身のベルィであるべきだったでしょう。これでしたら野生出身同士のペアとなって理想的だったでしょう。
(資料)
Якутский зоопарк (Новости зоопарка/Oct.30 2017 - Колымана, Ломоносов и Хаарчаана)
ЯСИА (Nov.1 2017 - Белому медвежонку Харчаане через месяц исполнится годик)
SakhaLife.ru (Nov.1 2017 - Белому медвежонку Хаарчаане через месяц исполнится годик)
YakutiaMedia.ru (Nov.1 2017 - Белому медвежонку Хаарчаане, обитательнице зоопарка в Якутии, исполнится годик)
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| 2017-11-02 01:00
| Polarbearology
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