街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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オランダ・レネン、アウヴェハンス動物園の三歳になった双子のアキアクとスラの近況

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アキアクとスラ Photo(C)Ouwehands Dierenpark Rhenen

近年の欧州において非常に重要なホッキョクグマの繁殖基地としての機能を担ってきたオランダ・レネンのアウヴェハンス動物園ですが、雄(オス)のヴィクトルが繁殖からは「引退」という措置をとられてイギリスのヨークシャー野生動物公園に移動してしまい、残った二頭の雌(メス)であるフギースとフリーダムに新しいパートナーが用意されないことから考えて(正確にはフギースのパートナーとして短期間フェリックスが来園しましたが)、これから数年間は繁殖はお休みということになりるかもしれません。現在飼育されているのは24歳の雌(メス)のフギース (Huggies)、彼女の娘である16歳の雌(メス)のフリーダム (Freedom)、そしてフリーダムが2014年11月に産んだ双子である3歳の雄(オス)のアキアク (Akiak)と雌(メス)のスラ (Sura) といった四頭です。フギースは年齢そして彼女の子供たちの頭数から考えてもう繁殖を狙うということはないような気がしますがフリーダムについてはまだあるような気がします。ただしフギースとフリーダムという母娘の子孫が多くなってきたために(前者は7頭、後者は4頭)欧州全体に血統的な偏りを生じさせつつありますので(ほとんどが「ロストック系」です)、果たしてフリーダムに次のパートナーが用意されるかどうかは注目しておきたいとも思います。

さて、アキアクとスラの双子ですが、最近の様子を見ておきましょう。この下の映像は昨年12月のものでこの双子が彼らからみて祖母にあたるフギースに接近している様子です。雄(オス)のアキアクと雌(メス)のスラには体の大きさにかなりの違いが生じています。



ちなみに下の映像は2015年の5月に私が撮影したもので、フリーダムが当時まだ生後半年ほどのアキアクとスラを従えてフギースと接した場面の映像です。上の映像と比較すると隔世の感がありますね。


フギースを警戒するフリーダム親子 - Freedom the polar bear with her twin cubs is alert to Huggies, at Ouwehands Dierenpark, Rhenen, the Netherlands, on May.3 2015.

ここでもう一つ、昨年12月の映像を見ておきましょう。登場しているにはフギース、フリーダム、アキアク、スラの四頭全部です。雪の上で快感を感じているのでしょうか。



私はもうかなり以前にオランダに在住していたことがありますが、冬のオランダは非常に寒いものの雪が積もるということはありませんでした。話は横にそれますが平昌の冬季五輪のスピードスケート女子500mで金メダルを獲得した小平選手はオランダでも修行したそうですが、オランダの放送局のインタビューにオランダ語で答えています。金メダルをとる人は、やはりさすがに違うものだと思いました、



さて、ここでアキアクとスラの双子の最も最近の映像を見てみましょう。とはいっても泳いでいるだけですからたいしたシーンではありません。下をワンクリックして下さい。
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この双子は三歳になったばかりですが性別が違いますので、おそらく雄(オス)のアキアクが年内には他園に移動するだろうと思います。四歳から一応はは繁殖が可能となりますので性別の異なる双子はどうしても別れさせねばならないからです。

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by polarbearmaniac | 2018-02-20 23:45 | Polarbearology

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