街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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リガ動物園訪問二日目 ~ ロメオ、あたかも自分で自らの存在を「消し去った」かのような男

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ロメオ (Leduslācis Romeo/Eisbär Romeo/Romeo the Polar Bear/Белый медведь Ромео)
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一昨日に引き続いて今日もリガ動物園にやってきた。


リガ動物園の正門からホッキョクグマ飼育展示場へ (From the Entrance of Riga Zoo to the Exhibit of Polar Bear), on May.18 2018.
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飼育展示場奥のまるで死角になったような場所に寝ているロメオである。
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ロメオさん、おはようございます! 今日もよろしくお願いいたします。
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奥から前の方に移動してきたロメオ。
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鼻を曲げているのであまり機嫌が良くないようである。
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ロメオはまた眠ってしまった。
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一昨日に彼がいた隣の飼育展示場とはこうして出入りが自由になっている。
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いつの間にかロメオはまた飼育展示場の奥に移動して寝ていた。
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私の存在はちゃんと認識してくれているようである。
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ロメオさん、お元気で!
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このロメオは不思議な男である。リガ動物園が彼の存在を極力目立たないようなものにしようとしてきたことは以前から何回か投稿してきた。しかし当のホッキョクグマであるロメオ自身も自分の存在を来園者の視線からは消し去ろうとしているかのようである。ロメオの行動はリガ動物園の姿勢そのものを具現化しているかのような印象を与える。リガ動物園は総じて言って飼育動物の飼育環境は良いと言える。ところがホッキョクグマだけがかなり見劣りするのである。非常に残念なことである。数年前にこのロメオに欧州の他の動物園が食指を伸ばしたときに彼は移動させてやるのが正しかったと言えそうである。
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このリガ動物園でロメオを見ていると彼の飼育環境はお世辞にも良いとは言えないことは明らかであり、そして惨めな存在であるという印象を見ている者に強く与える。私の見たところ彼の健康状態は悪くはなく、彼はただひたすら毎日を寝て暮らしたいというホッキョクグマに見える。リガ動物園の入り口から最も奥にあるホッキョクグマ飼育展示場に暮らすロメオは、まるで目立たない存在である。そしてやはり彼は「隠者」のように暮らしておりリガ動物園は園内にホッキョクグマ飼育展示場の位置を示す標識が存在していない。ただわずかに園内見取り図には存在しているにすぎないのだ。リガ動物園の姿勢は、まるでロメオに以心伝心で伝わっているかのようである。ロメヲはこうして自らの存在を自分で消し去っているように見える。
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一昨日は5時間、今日は6時間をロメオと過ごしたが彼の行動は本当に少ない。彼に会うためにまたもう一度、このリガ動物園に戻って来る必要があると思っている。それほど彼は私にとっては気になる存在である。
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SONY DSC-RX10M4
Panasonic HC-W870M
(May.18 2018 @ラトヴィア、リガ動物園)

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by polarbearmaniac | 2018-05-19 05:00 | 異国旅日記

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