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街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダとハールチャーナが待つ冬の到来

ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダとハールチャーナが待つ冬の到来_a0151913_1561154.jpg
ウスラーダ (Белая медведица Услада)
Photo(C)Ленинградский зоопарк

ロシア・サンクトペテルブルクのレニングラード動物園で暮らすウスラーダは現在世界の飼育下のホッキョクグマにおける最高峰の偉大なホッキョクグマです。彼女は1987年の11月19日にカザン市動物園で生まれていまから満31歳になったわけです。彼女の母親は先日も言及しました故ディクサ(Дикса 1973 ~ 2006)です。彼女はパートナーであった故メンシコフとの間で生まれた16頭もの子供たちを育て上げた、まさに「偉大なる母」という存在です。レニングラード動物園では12月2日にウスラーダの31歳の誕生会として特別給餌を含むイベントを行うことを発表しています。

地元サンクトペテルブルクのメディアはレニングラード動物園の担当飼育員さんの話を伝えていますが、ウスラーダは担当者ではなくてもレニングラード動物園のスタッフの多くを知っていてその姿を見ると非常によく反応するそうです。ウスラーダについては今までも非常に多くのことを書いてきました。私は実際にウスラーダに何度も会ったことがありますが、彼女は来園者に対しては非常に冷淡なホッキョクグマであるという印象を持っています。それだけではありません、彼女は私を見ると小馬鹿にしたような顔を時々見せるわけです。私にとってのウスラーダは「愛すべきホッキョクグマ」というよりは「尊敬して見上げるホッキョクグマ」であると思っています。彼女に会うのは非常な喜びであり、そして同時に気持ちが緊張する不思議な体験です。こういうタイプのホッキョクグマは日本には全く存在せず、多分欧州にもいないでしょう。彼女が元気でいる限り私は何度も彼女に会いにサンクトペテルブルクに行くでしょう。
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダとハールチャーナが待つ冬の到来_a0151913_245436.jpg
ハールチャーナ (Белая медведица Хаарчаана) 
Photo(C)Ленинградский зоопарк

レニングラード動物園にはもう一頭、ウスラーダの孫にあたるヤクーツク動物園生まれの雌(メス)のハールチャーナが暮らしています。彼女は11月30日に満二歳となります。このハールチャーナがヤクーツク動物園からレニングラード動物園に移動してきてからかれこれ一年になるのですが、彼女は現在でもウスラーダの暮らす飼育展示場と離れた場所にある長屋のような区画に依然として暮らしているようです。ウスラーダの暮らす飼育展示場は改装が行われて整備されウスラーダはそこで暮らしているわけですが、その隣の区画(つまり以前メンシコフが暮らしていた区画)の整備工事が終了すればハールチャーナはそこに移ることになっているものの依然としてレニングラード動物園はその工事の完了を告知していない状態です。非常に不可解な状況だと思います。ここでハールチャーナのヤクーツク動物園における映像、そしてレニングラード動物園に移動してからの映像などをTVニュースを中心に改めて振り返ってみましょう。最初の映像ですが、これはまずヤクーツク動物園におけるハールチャーナと彼女の母親であるコルィマーナの姿が登場しています。その後でコルィマーナが野生孤児として保護された直後の姿が登場しています。その後はハールチャーナの父親であるロモノーソフの姿なども登場しています。



次のニュース映像はハールチャーナがレニングラード動物園に到着した直後の姿です。そしてこのニュース映像ではハールチャーナの父親であるロモノーソフが彼の母親であるウスラーダと一緒にいるシーンが挿入されていますが、実はこのシーンは私が撮影したザバーヴァ(ウスラーダの16番目の子供)とウスラーダの映像が使用されています。私はロモノーソフとウスラーダの映像も公開しているのですが何故それを使用せずにザバーヴァの映像をロモノーソフの姿として使用したのかは疑問です。育児期間中のウスラーダの映像として貴重なものですので私の映像のシーンをニュース映像に部分的に用いるのは差し支えないと思っていますが是非正しく使用してもらいたいところです。



次の映像が上の映像でロモノーソフとウスラーダの姿として用いられている私がアップしたオリジナルの映像です。これはロモノーソフとウスラーダではなくザバーヴァとウスラーダの姿なのです、


うとうとするウスラーダとザバーヴァの母娘 - Uslada is dozing off with Zabava(1), at Leningrad Zoo, in Saint Petersburg. Russia, on Sep.15 2014.

次に今年の5月のTVニュース映像をご紹介しておきます。



ノヴォシビルスク動物園におけるゲルダ、カイ(クラーシン)、シルカ、ロスチクの姿はノヴォシビルスクの地元のファンの方々がしっかりと映像で記録し続けています。ロシアのそれ以外の動物園のホッキョクグマたちの姿を個体名を入れた形で伝えた映像は実は非常に少ないのです。ですから私はロシアに行くとせっせとそういった映像を撮影して現地でアップしてきました。いつの日にか「伝説のアンデルマ」、「伝説のウスラーダ」、「伝説のシモーナ」、「伝説のグーリャ」といった形で貴重な映像となる日が来るだろうと思っているからです。ですから尚のこと、別の個体の映像として使用してほしくはないと思っています。繰り返しますがメディアが私の映像を使用することは、たとえそれが私に無断であっても私は歓迎します(「著作権」などというものはネット上にアップすれは事実上は消滅したも同然であるというのが私の解釈ですから)。ただし個体の取り違えはしないでほしいということです。

(資料)
Город+ (Nov.19 2018 - Белой медведице Усладе исполнился 31 год)
Петербургский дневник (Nov.19 2018 - Медведица Услада из Ленинградского зоопарка отмечает 31-й день рождения)
SAKHALIFE.RU (Oct.24 2018 - Хаарчаана ждет новоселья)
НВК Саха (Oct.23 2018 - Белая медведица Харчаана ждет новый вольер)

(過去関連投稿)
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダが満30歳となる
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園でハールチャーナ到着の日のウスラーダの姿
ロシア・サンクトペテルブルクのレニングラード動物園に到着したハールチャーナの姿
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ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダとハールチャーナの夏の日
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダとハールチャーナの近況
by polarbearmaniac | 2018-11-20 03:00 | Polarbearology

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