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街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア北東部 サハ共和国・ヤクーツク動物園で春の到来を待つコルィマーナとロモノーソフ

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コルィマーナとロモノーソフ Image:ГТРК Ямал

ロシア北東部にあるサハ共和国の首都であるヤクーツクの動物園で暮らす雌(メス)のコルィマーナと雄(オス)のロモノーソフという共に7歳のペアについては今まで何度も投稿してきました。野生孤児としてヤクーツク動物園で保護されたコルィマーナとサンクトペテルブルクのレニングラード動物園でウスラーダから誕生したロモノーソフというペアには2016年11月にハールチャーナという娘が誕生しているわけで、このハールチャーは現在レニングラード動物園で暮らしています。
ロシア北東部 サハ共和国・ヤクーツク動物園で春の到来を待つコルィマーナとロモノーソフ_a0151913_0133376.jpg
Image:ГТРК Ямал

コルィマーナとロモノーソフのペアは今年2019年の繫殖シーズンにおける繁殖の成功に向けてすでに同居を開始していることは先日も投稿しています。この二頭の最近の様子を地元メディアが報じていますのでそのニュース映像を見ておくことにしましょう。この二頭はなかなか相性が良いようです。



さて、私は実は一昨年の2017年によほどこのヤクーツク動物園に行こうと具体的に計画していたわけですがスケジュールその他の事情で断念した経緯があります。ソウルからヤクーツクへの直行便がありましたのでその利用を考えたものの、この路線は比較的欠航が多いという事情もあり、ではハバロフスクから行こうと考えたわけですが、そうこうしているうちに面倒くさくなって断念してしまったというわけです。今年の年末に赤ちゃんが誕生すれば来年はヤクーツク動物園に行くことを再度考えることになるでしょう。
ロシア北東部 サハ共和国・ヤクーツク動物園で春の到来を待つコルィマーナとロモノーソフ_a0151913_1452139.jpg
ヤクーツクのあるサハ共和国、特にコルィマ河(コルィマーナの名前はまさにこれに由来しています)の流れる地域にはスターリン時代には政治犯の強制収容所 (GULAG/ГУЛАГ) がいくつもありましたので可能ならばそういった場所の痕跡も訪ねたいというのが目的でもあります。以下は英語字幕付きのハンガリーのドキュメンタリーで、この地方に存在した強制収容所の跡を訪ねるといった番組です。こういうことをやってみたいわけです。ただし携帯電話の電波などが全く届かない地域に入り込むことになりますので協力者となる誰かロシア人の青年でも雇って案内人にする必要がありますね。



以前に「ロシア極東・オホーツク海岸、マガダン動物園で1938年から飼育されたホッキョクグマのシュトゥルマンの記憶」という投稿を行っていますので、是非それもご参照下さい。実に興味の尽きない地域なのです。それはそれとしてヤクーツク動物園のコルィマーナには今年の年末にはなんとしても出産に成功してほしいものです。

(資料)
ГТРК Ямал (Mar.9 2019 - Якутская парочка белых медведей – Колымана и Ломоносов - вновь обрела семейное счастье)

(過去関連投稿)
ロシア北東部・サハ共和国、ヤクーツク動物園の「国際ホッキョクグマの日」
ロシア北東部・ヤクーツク動物園のコルィマーナとロモノーソフが同居を開始 ~ 再び歩む繁殖への道
ロシア北東部・ヤクーツク動物園のロモノーソフとコルィマーナの夏の日 ~ おもちゃ遊びは心の余裕の証か?
ロシア北東部・ヤクーツク動物園のコルィマーナ、出産ならず ~ 2018年の繫殖シーズンの結果出揃う
ロシア北東部・ヤクーツク動物園の「国際ホッキョクグマの日」~ ロモノーソフとコルィマーナの同居再開
by polarbearmaniac | 2019-03-10 01:00 | Polarbearology

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