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ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の2歳半のクインターナの近況 ~ 春に母親のジョヴァンナと別居

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クインターナ (Quintana) (2018年12月26日撮影 於 ミュンヘン、ヘラブルン動物園)

ドイツ・ミュンヘンのヘラブルン動物園で2016年の11月21日にジョヴァンナお母さんから誕生した雌(メス)のクインターナ (Quintana) はすでに二歳半になっています。私は昨年12月から今年の1月にかけてヘラブルン動物園を三回訪問してジョヴァンナとクインターナの親子に会ってきましたが、その後しばらくこの親子のことについては考えてこなかったわけですが久し振りにその三回の訪問時に行った投稿を読み直してみて、完全にこの親子についての印象を思い出しました。自分で言うのもなんですが、この訪問記はかなりうまく書けているように思います。吹雪の日のあの感触がまた戻ってきました。

さて、その私の訪問時にはクインターナは二歳になったばかりだったのですが非常に調和のとれた温和な親子関係が成立していました、その私の訪問の後のこの親子ですが今年の4月に別飼育となったそうです。今年に入ってからの親子の様子を地元のファンの方の映像を見つつ追っていきましょう。

まず最初のものですがこれは3月19日の映像だそうです。。まだこの親子が同居していた時期のものです。



次は4月下旬のものですがジョヴァンナに発情があったらしく彼女は娘のクインターナを避けるようになったためにヘラブルン動物園では親子を別居させたそうです。そういえば浜松のバフィンも娘のモモを遠ざけるようになたっためにバフィンとモモが別居になったことを思いだします。浜松の場合はバフィンに発情があったのかどうかは不明ですが担当者はこれを予想することは難しかったようで二頭の展示をどうするかを考えた....ということだったと記憶しています。浜松の場合は飼育展示場は一つですがヘラブルン動物園には複数の区画がありますので別居させて同時に展示することは可能なのです。同園はジョヴァンナとクインターナが互いに相手を見ることができるようにしたようです。



次は5月27日の映像です。手前側がジョヴァンナだと思いますが、娘の姿を見ると機嫌が悪くなるのでしょうか。



次は6月下旬のクインターナです。一頭で遊んでいます。



次は上の映像と同じ時期のクインターナの姿です。やはり一頭で遊んでいます。



次はごく最近7月5日の映像のようです。夏の暑さのなかでのクインターナの姿です。



こうしてみるとジョヴァンナとクインターナの別居はかなりの期間をかけて比較的スムーズに進行していったようです。さて、問題の現在12歳のジョヴァンナの新しいパートナーがどの個体になり、そしていつ移動してくるかです。私はオランダのフリースランド・アクア動物園の17歳のフェリックスではないかと予想しています。このフェリックスは繁殖能力に優れているため一度繁殖からは遠ざけられたような形でオランダで飼育されているのですが多分彼は繁殖にカムバックしてくるような気がします。ただしフェリックスとジョヴァンナは遠いとはいえ血縁関係がありますから、そうなるとイギリスのヨークシャー野生動物公園の5歳のニッサンの可能性が浮かび上がって来るでしょう。ニッサンはモスクワ動物園のシモーナの孫にあたるいわゆる「モスクワ血統」です。彼ならばジョヴァンナとは血縁関係がありませんのでパートナーとしては適切でしょう。ただしジョヴァンナとは年齢的に離れているのがやや難点です。仮にニッサンだとすると、こうして「アンデルマ/ウスラーダ系(カザン血統)」が欧州においてますます勢力を拡大していくとことになるわけですから欧州も難しい局面に入ってきているわけです。

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by polarbearmaniac | 2019-07-10 23:55 | Polarbearology

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