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街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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アルマトイ動物園へ ~ アリコルさん、はじめまして!

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アリコルさん、はじめまして!!
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アルマトイ動物園(Алматинский зоопарк) にやってきた。


アルマトイ動物園入口からホッキョクグマ飼育展示場へ - Walking from the entrance to the Polar Bear Exhibit at Almaty Zoo, Kazakhstan, on Sep.20 2019.

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ホッキョクグマ飼育展示場である。
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この雄(オス)のアリコル (Алькор) は1989年12月1日に当時ソ連のカリーニングラード動物園で生まれている。母親は故スネジンカであり私は彼女が亡くなる2ヶ月ほど前にスネジンカに会っている。確かにこのアリコルには故スネジンカの面影が残っている。だから非常に感慨深く感じるのである。
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このアリコルの唯一の子供がチェコ・ブルノ動物園の雄(オス)のウムカなのだが大変残念なことにウムカは2018年8月に亡くなっている。しかしその故ウムカの子供たち(つまりアリコルの孫)には私はコメタ(現ロストフ動物園)、ナヌク(現ムィコラーイウ動物園)、ビル(現ゲルゼンキルヘン動物園)に会っている。


芝をかじるアリコル - Alkor the Polar Bear eating grass at Almaty Zoo, Kazakhstan、on Sep.20 2019.

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このアリコルに関しては過去関連投稿を御参照頂ければほとんどの情報を得ることができると思う。彼は長年にわたって狭くて環境の良くない区画で飼育されてきたが昨年になって芝生とプールもある新しい飼育展示場で暮らしている。
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アリコルには室内にも十分なスペースが与えられている。この室内だが、強力な冷房装置が上部に設置されている。その写真を撮影したかったがガラスの反射でそれができなかった。
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勿論、屋外と室内の出入りは自由である。
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アリコルに対しての暑さ対策は十分になされていることが良く理解できた。
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今日も非常に気温が高い。だからアリコルはこうして室内にいることのほうが多いのである。


空調の効いた室内で一休みのアリコル - Alkor the Polar Bear having a rest in air-conditioned room at Almaty zoo, Kazakhstan, on Sep.20 2019.

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このアルマトイ動物園では来園者は動物たちをちゃんと名前で呼ぶ。というのも、このようにそれぞれの動物たちの飼育展示場には名前が大きく紹介されているからである。英語、ロシア語、カザフ語の三つで書かれている。上は英語とロシア語の表示である。これはなかなか素晴らしいと思った。
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飼育展示場の向かい側は全てベンチになっているので座ったままでアリコルの様子を見ることができる。ただし直射日光が当たるので長い時間座っているのは厳しい。
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このアリコルの性格というものは今日一日ではよくわからない。
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いずれにせよ旧ソ連の西の端であるカリーニングラードからはるばる中央アジアのアルマトイにやってきたアリコルは、ある意味では数奇な運命を持ったホッキョクグマなのかもしれない。
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明日またじっくりとアリコルと向き合ってみたい。
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SONY RX10M4
Panasonic HC-VX2M-G
GoPro Hero7 Black
(Sep.20 2019@カザフスタン、アルマトイ動物園)

(過去関連投稿)
カザフスタン・アルマトイ動物園、アリコルの独居の「孤独」
カザフスタン ・ アルマトイ動物園に暮らすアリコルへの朗報 ~ 動物園大改修計画による飼育環境改善へ
カザフスタン・アルマトイ動物園のアリコルの近況 ~ 地元のファンの温かいまなざし
カザフスタン・アルマトイ動物園の「国際ホッキョクグマの日」のアリコルの姿 ~ 氷のケーキのプレゼント
カザフスタン・アルマトイ動物園のアリコルの夏の日 ~ 情報の少ない旧ソ連圏のホッキョクグマたち
カザフスタン・アルマトイ動物園のアリコルが飼育展示場で三匹の猫たちと平和に共存
カザフスタン・アルマトイ動物園、アリコル(Алькор) の「国際ホッキョクグマの日」
デンマークのオールボー動物園が雌のメーリクとヴィクトリアのパートナー候補の雄を世界中に求めて調査中
カザフスタン・アルマトイ動物園がアリコルのパートナー探しを開始 ~ 旧ソ連圏の事情の背景を読む
カザフスタン・アルマトイ動物園のアリコルの近況、そして同園のスキャンダルと背後の「黒い影」
カザフスタン・アルマトイ動物園のアリコル、抜歯治療はX線検査の結果次第とモスクワ動物園主任獣医が診断
カザフスタン・アルマトイ動物園がモスクワ動物園主任獣医の診断に反発 ~ アリコルのX線検査は様子見へ
カザフスタン・アルマトイ動物園のアリコルが病気であることを同園が明らかにする
カザフスタン・アルマトイ動物園のアリコルの近況 ~ 新飼育展示場の建設へ同園の背負う課題
カザフスタン・アルマトイ動物園のアリコルの27歳の誕生会が開催 ~ 動向不明期間が長い旧ソ連圏の個体
カザフスタン・アルマトイ動物園のアリコルの新しい飼育展示場が完成 ~ 27歳で初めて芝のある飼育展示場へ
カザフスタン・アルマトイ動物園のアリコルが28歳となる ~ 故スネジンカ、コメタを想う
カザフスタン・アルマトイ動物園の29歳のアリコルの近況 ~ アルマトイ、上野、徳島を結んだ不思議な関係
カザフスタン・アルマトイ動物園の間もなく30歳になるアリコル、元気な姿を見せる
(*2011年カリーニングラード動物園訪問記、及びスネジンカ関連)
カリーニングラード動物園を訪ねる ~ 老ホッキョクグマの姿を求めて
世界最高齢のホッキョクグマ、間もなく38歳になるスネジンカの姿に感激!
カリーニングラード動物園訪問2日目 ~ スネジンカさん、お元気で! 必ずまたお会いしましょう!
ロシア・カリーニングラード動物園のスネジンカ、その日常の姿(1) ~ 遠征での映像より
ロシア・カリーニングラード動物園のスネジンカ、その日常の姿(2) ~ 遠征での映像より
ロシア・カリーニングラード動物園のスネジンカ、その日常の姿(3) ~ 遠征での映像より
ロシア・カリーニングラード動物園、最高齢のスネジンカ逝く...
ロシア・カリーニングラード動物園で一昨年亡くなった故スネジンカのソ連時代 (1980年) の貴重な映像
by polarbearmaniac | 2019-09-20 23:30 | 異国旅日記

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