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街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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カナダ・コクレーンの「ホッキョクグマ居住村」の10歳のタイガが亡くなる

カナダ・コクレーンの「ホッキョクグマ居住村」の10歳のタイガが亡くなる_a0151913_3552733.jpg
タイガ Photo(C)Polar Bear Habitat, Cochrane

カナダ・オンタリオ州のコクレーン町、及び同町の「ホッキョクグマ居住村 (Polar Bear Habitat)」そしてケベック水族館が発表したところによりますと、「ホッキョクグマ居住村」で飼育されていた10歳の雌(メス)のホッキョクグマであるタイガが1月21日の朝に死亡したとのことです。その死因については現在調査中とのことです。「ホッキョクグマ居住村」が述べるには、タイガは飼育下のホッキョクグマとして初めて飼育展示場内に出産のための巣穴 (den) を自分で作ったホッキョクグマだったそうで妊娠が期待されてはいたものの最近は自分の作った巣穴から外に出ている時間が多く、結果としては出産に至らなかったそうです。彼女が亡くなってしまった今となっては彼女が作った巣穴を研究することによってホッキョクグマの繁殖についての研究に貢献する遺産を残したと述べられています。スタッフがタイガに対して持った印象としては、好奇心があって精力的であり、スタッフとの交流もできたホッキョクグマだったそうです。

タイガはカナダのサン2009年11月にカナダのサンフェリシアン原生動物園生まれ、その後はケベック水族館で飼育されてきましたが、ケベック水族館でのホッキョクグマ飼育展示場の改造工事のためにパートナーであるエディと共にコクレーンの「ホッキョクグマ居住村」に預けられていた経緯については「カナダ・コクレーンの「ホッキョクグマ居住村」にケベック水族館のエディとタイガが無事到着」という投稿を御参照下さい。彼女は10歳になったばかりであり病気を患っているという情報などは全くありませんでした。「ホッキョクグマ居住村」の責任者であるブラデット氏とスタッフ一同は非常にショックを受けているそうです。この「ホッキョクグマ居住村」はホッキョクグマだけを飼育している施設でありデンマークのスカンジナヴィア野生動物公園に優るとも劣らない優れた飼育環境の施設であるという評価が一般的であり、そこで10歳という若いホッキョクグマが死亡してしまったということに衝撃を受けています。ケベック水族館は「ホッキョクグマ居住村」がタイガに対して素晴らしい飼育を行ってきたことを感謝していますが、しかし同水族館としてはペアのホッキョクグマのうち一頭が亡くなってしまったわけですから頭を痛めていることは間違いないでしょう。

謹んでタイガの死に哀悼の意を表します。

(資料)
TimminsToday (Jan.22 2020 - Polar bear at Cochrane habitat dies)
CBC (Jan.22 2020 - Cochrane's Polar Bear Habitat mourns sudden death of 10-year-old Taiga)
CTV News (Jan.22 2020 - Sudden death at Cochrane's Polar Bear Habitat)
Woodstock Sentinel Review (Jan.22 2020 - Town Council Announces the Sudden Loss of Polar Bear Taiga)

(過去関連投稿)
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(*ケベック水族館関連)
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by polarbearmaniac | 2020-01-24 02:00

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